Menu
 > レビュワー
 > Beretta さん
Berettaさんのレビューページ[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 195
性別 男性
自己紹介 誤読御免

表示切替メニュー
レビュー関連 レビュー表示
レビュー表示(評価分)
その他レビュー表示
その他投稿関連 名セリフ・名シーン・小ネタ表示
キャスト・スタッフ名言表示
あらすじ・プロフィール表示
統計関連 製作国別レビュー統計
年代別レビュー統計
好みチェック 好みが近いレビュワー一覧
好みが近いレビュワーより抜粋したお勧め作品一覧
要望関連 作品新規登録 / 変更 要望表示
人物新規登録 / 変更 要望表示
(登録済)作品新規登録表示
(登録済)人物新規登録表示
予約データ 表示
評価順12345678910
投稿日付順12345678910
変更日付順12345678910
>> カレンダー表示
>> 通常表示
21.  遥かなる山の呼び声
高倉、倍賞、山田の黄金プロット炸裂。 ラストシーンに向かってきれいに敷かれたレールの上をひたすら走る電車道ストーリー。 でもラスト、重苦しい空気から一変、ずっと閉め切っていた窓を一気に開けたような、荒地に沸いた泉のような、一瞬にして物語に血肉を巡らす巧みな演出には、ベタと分かってスイッチを押されてしまいました。 健さんの役は冒頭のアプローチからして相当姑息で不気味な男なんだけど、なぜかそう思わせない説得力があります。 吉岡君もこの頃が一番上手かった。 『幸福の黄色いハンカチ』と表裏一体の作品。 西部劇のようなテイストも違和感が無く、特に道東の雄大な景色は絶品。 人間関係がドロドロしないところも見やすくて好い。
[DVD(邦画)] 8点(2006-05-23 14:44:55)
22.  オープン・ウォーター
怖ェーーッ!!! 結末の賛否はともかく、あの進退窮まった状況下で、首から下で何が起っているのか分からない恐怖、怒りの持って行き場も無く、ただ流されていくだけのナマ殺しの恐怖、もう耐えられませんでした。 ボートのスタッフに「何か気づきそうなドラマティックな役者」がキャスティングされてないのも絶望的。 途中で挿入された穏やかなリゾート地の映像との対比が、現場の悲壮感を浮き彫りにして印象的でした。 終始水中で奮闘した主演の二人に拍手。 この恐怖は尋常じゃないです。
[DVD(吹替)] 7点(2006-05-17 17:16:46)
23.  シャイニング(1980) 《ネタバレ》 
冒頭の俯瞰のシーンで描いた外界との絶望的な隔たりが、逃れようの無い切迫感となって全てのシーンに恐怖の陰影を落としていて、そのうえ始めからどこと無く異様で心底頼れない親父が加速度的に狂気に染まってゆき、一緒にいるのがか弱き妻と少年だけとなれば、設備の整った豪華美麗な高原ホテルも完璧なホラーの舞台と化す。 頼るべき人が狂気に染まってゆく恐怖。  背筋も凍る「コワキレイ」な映像は言うまでも無く素晴らしかったです。 恐怖を演出する音楽が少し耳障りだったかも。
[DVD(字幕)] 8点(2006-05-03 02:17:53)
24.  ホステージ
ブルース・ウィリスはもっと追い詰められてボロボロになったところからタフなエキスが体から染み出して見せ場が始まるのに、エキスが出る前に終わっちゃいましたね。 ハイテクハウスやDVDでもう少し面白く出来たと思うんですが、いろんな要素が詰まっている割に全体的には淡白な印象でした。
[DVD(字幕)] 6点(2006-05-02 20:02:20)
25.  ハイド・アンド・シーク/暗闇のかくれんぼ
犯人に全く気付きませんでした。(滝汗) 「チャーリーが誰か」を言えないエミリーの気持ちが痛かった。 観終わってしまえば「ナンダまたこれか。」ということですが、デ・ニーロとダコタ・ファニングの演技力で緊張感は保っていました。 犯人分かってから結末までがかなり雑。 脇のキャストもやや薄かった。 2人の演技を見る作品。
[DVD(字幕)] 6点(2006-04-22 02:12:05)
26.  ロボッツ
ぜいたくな話だが、ロボットが動きすぎだと思う。CGが進歩して画面の情報量が増えるのは結構だが、パンフォーカスで背景まで細かく動かれたら目が疲れてしまう。好みの問題もあるが、その辺のさじ加減も大事だなと思った。
[DVD(吹替)] 4点(2006-04-21 17:44:52)
27.  クライシス・オブ・アメリカ
メリルの怪演はさすがの迫力。他の役者も皆良かった。しかし、ストーリーの焦点がややボケ気味で印象が薄かった。
[DVD(字幕)] 6点(2006-04-19 15:50:51)
28.  デッドコースター
つぎ絶対この人死ぬ、ほら、ほら、死ぬ、死ぬって、えっ?、オイオイオイ、おうわっ!、グシャッ、ウッソー!、オエーッ!!!。で全てをくくれる定番型ホラーの新種。 所詮画面の向こうの絵空事、血しぶきや肉片に悲鳴を上げながら楽しんだモンの勝ち。 見終わって全く何も残らない薄さも良かった。
[DVD(吹替)] 5点(2006-03-16 16:31:15)(良:1票)
29.  銀河鉄道999 《ネタバレ》 
少年はある日、「何かを手に入れるためには二度と戻れない旅に出なくてはいけない」ことを知る。 常に誰かに見守られている事を感じながら、強い意志で旅に出る。 そして旅の経験を通して何かに気付き、あらため、自分の進むべき道を見出し、ちからづよく歩き始める。 常に周りから助けられてばかりいた少年が、決断と行動を経ていつしか愛すべきものを助けるという存在になる。 少年の成長と、その通過儀礼が象徴的によく表わされたストーリーだと思う。 各駅停車で行く、旅の過程が大事なこの作品だが、2時間余りで結果を急いだためTV版と比べて旅の風情が少しかけているが、それでも心に深く残る部分はあるし、久し振りに観ても、胸に込み上げて来る物はあった。 少年が見てはじめて価値がある、少年による少年のための映画、先の見えてる褪めた大人が見てもあまり意味は無い。
[DVD(邦画)] 7点(2006-03-08 19:54:31)(良:1票)
30.  切腹
これは凄い。 2時間10分身じろぎもせずに見入ってしまった。 ただならぬ緊張感を伴った始まりからして何かあるなと思っていたが、想像を絶する切腹のシーンには愕然とした。 心情的な善玉悪玉の色分けはあるものの、何ともしがたいグレーゾーンで激しく渡り合う展開に手に汗握った。 「武家の家老」と「食い詰め浪人」という上と下の位置関係をものともせぬ、津雲(仲代)の腹の座りようと眼力には終始圧倒された。 不敵な高笑いをする津雲の背後から、ゆらゆらと立ち上る怪気炎がいまにも見えそうな凄い演技だった。 少しずつ津雲の魂胆が明らかになる脚本も微にいり細にいり素晴らしく、含蓄のあるセリフが多く思わずメモを取ってしまった。 懐に手を入れ不敵な高笑いの根拠が示されるシーンでは、目の覚めるようなどんでん返しが用意されていて、娯楽映画としての痛快さも格別だ。 武家屋敷の奥行きと陰影のある構図の美しさも特筆に値するだろう。 脇を固める侍達の堂に入った立ち振る舞いを見ても、この作品の完成度の高さを見て取ることはできる。 井伊家の面々も築いてきた威信を笠に着て、面目と引き換えに失った痛手は大きいはずだ。 それでもなお上辺を取り繕って保身に走る家老(三國)の過労した眼差しは、これはこれで心底非難されるものでもないような気もする。 「一体誰が悪いのか・・」深い命題が余韻を残します。 「今日は他人の身でも明日は我が身。」というセリフが身に沁みる。 「誇り」と「見栄」、どちらを守るにしても後ずさりした者の負け。 穏やかにすごせる明日のために、誰もが肩の力を抜けずに戦っているのだ。
[DVD(字幕)] 10点(2006-03-03 14:01:46)
31.  ファイナル・デスティネーション 《ネタバレ》 
人の「運命」はあらかじめ決められていて、それに逆らって生き永らうと「運命」が辻褄を合わせるためにあからさまに殺しに来る、という設定がすでにコメディー。 あとは、誰がどの順番でどうやって殺されるかを従来のホラー映画の方法に則って見せているだけ。 なかなか思った通りにならず、額に汗して意固地になってる「運命」様っていう存在も想像すると笑えるが、意味が分からないしそれが狙いではないでしょう。 前半の質の高い緊張感が、後半では別物になってしまった。 冒頭の事故シーンだけは圧巻でした。
[ビデオ(吹替)] 5点(2006-03-03 02:14:15)(良:1票)
32.  HINOKIO ヒノキオ
脚本があまりよくない印象。 ひきこもりの少年とロボットという設定を生かして人間の本質を深く炙り出す事に重点を置かずに、さっさと表面的な展開に逃げてしまったのは残念。 ロボットの合成は自然で見事と言うしかないが、合成と同じくらい物語にも神経を使ってほしかった。
[DVD(字幕)] 4点(2006-02-23 10:42:01)
33.  モンスター(2003)
 どんなモンスターもページをめくれば人間的な部分や、化け物になった理由があるのは良く分かる。 そのあたりは哀れみの視点でよく描かれていた。 しかしモンスターの容姿行動がこと細かく描写された、観客の好奇心を満たす本作品を前にして、眼をつぶり耳をふさぎ怒りと悲しみにに暮れる人達が実際に居て、晴れることの無い無念を胸に、このあからさまなメロドラマをどう受け止めているのかがとても気になった。 世の中の歪みを全て引き受けてしまった主人公の破れかぶれな復讐劇と捉えればおさまりも良いが、鑑賞後に何か釈然としないものが残った。
[DVD(字幕)] 7点(2006-02-23 10:35:14)
34.  バタフライ・エフェクト/劇場公開版 《ネタバレ》 
前半の展開に感情移入して主人公とともに深く悲しみ涙しましたが、涙の乾く間もなく不思議な魔法の介入ですべて無かった事になってて、「なんだョ生きてるじゃん。」と口走ってしまった。 生きててがっくりさせるドラマってどうなんだろ。 しかも何度でもリセット可能で、にっちもさっちもいかなくなった挙句の果てに、出会わなかったことにしてこれでいいのだってそりゃないでしょ。 人生はテレビゲームじゃないんだから。 悲しみは悲しみとして自分の力で乗り越えましょうよ、観てるこっちもその準備は充分出来ていたのに・・・。 前半の切実で重いドラマと後半のSF的展開の相性があまり良くなかった気がした。 でも役者は皆良かったし、映像的にも引き込む力はあった。
[DVD(吹替)] 6点(2006-02-22 15:54:53)
35.  ハウルの動く城
「ハウルの動く城」という題名と「動く城」の前代未聞のデザインを初めて目にしたときの衝撃とワクワク感は忘れられません。 絶妙にキャラ立ちした「城」が「動く」ことによって宮崎マジックはどんな冒険譚を魅せてくれるんだろうと期待に胸が膨らんだものです。 しかし本編を見て愕然、「動く城」って内容に何も掛かって無いじゃん。 デザインだけが突出した客寄せパンダの扱いだったんですか・・。 あげくの果てに生煮えの支離滅裂な難解ラブストーリーを見させられて、ガックリ疲れきりました。 巨匠の作ったものだけに「何かある」と思って一生懸命見ちゃうんです。 それに、見れば、皆さんの言っているようなテーマも浮かび上がってきます。 でもその中に、初めてポスターを目にしたときの高揚感を超えるものは何一つ無かった、って言うのが率直な所です。
[DVD(字幕)] 5点(2006-01-15 18:54:51)(良:1票)
36.  アイランド(2005)
CGよりも実写にこだわっただけに、重量感のあるアクションシーンはかなりの迫力で、見応えがあった。 主人公達の置かれた絶望的な境遇設定がそのまま作品の深みや奥行きになっているので、ストーリー的なボリューム感を抱えたまま余計なことを考えずに2人の顛末をハラハラしながら見守ることが出来た。 追跡者の黒人の男もなかなか存在感があってよかった。 ただ、ラスト「何がどうなってそうなったのか」がドサクサの中であっさり流された感じがして良く分からなかった。 見せたいアクション全て見せちゃったからフォロースルーはかなり淡白。 でも満腹になったからダラダラするよりは丁度良いかも。 メッセージ性もあり、なかなか面白かった。
[DVD(字幕)] 7点(2006-01-12 11:42:45)
37.  キング・コング(2005) 《ネタバレ》 
「・・・・なんなんだ、これは。」 これが観終わってからの率直な感想です。 P・ジャクソンやりたい放題の大暴走。 まさに「キング・コング」。 ユー・アー・ザ・チャンピオン。 どちらかと言うとCG肯定派のほうですが、これはカナリの重症です。 まあいいのは島に行き着くまでで、そこから先は何とも凄まじいシーケンスが繰り広げられるわけですが、とてもスペクタクルなどと呼べる代物ではなく、いわば、「鍋に菜ばし突っ込んで引っ掻き回した」ような無意味で品の無い大騒ぎで、必要以上に動き回るカメラアングルもCGの粗をごまかす為のものにしか見えず、演出、脚本、編集までもがカナリ強引でした。 だいたい蟲や恐竜、自然そのものの野生というものをナメ過ぎでしょう。 ・・どう考えてもやり過ぎです。 ニューヨークでキングの手錠がはずれたのを意外な顔して呆然と見上げるJ・ブラックのシーンでは、変な笑いがこみ上げてしまいました。 「大きくて悲しい愛の物語」というきらびやかな衣を纏ってはいるものの、刹那的な好きか嫌いかで評価が分かれる、トイレの震えをこらえながら見た冬の花火のような、ただ々長く派手なだけの作品でした。
[映画館(字幕)] 4点(2005-12-21 09:21:40)(良:1票)
38.  ネバーランド
ジェームズの夫婦関係、子供達との関係、シルヴィアとの微妙な関係、作品と舞台にかける情熱、どれをとっても平熱以下の低体温で、観ていて正直退屈だった。空想シーンの海賊船のまわりの波の描写が面白かった。
[DVD(吹替)] 4点(2005-12-15 14:29:35)
39.  ALWAYS 三丁目の夕日
多くの美談エピソードをこれでもかと詰め込んだわりには、胸焼けさせずにスッキリとまとめた構成はとても巧い。 「美談100%の毛糸」で編みこまれた手編みセーターの肌触りで、奥行きのある街の刺繍もレトロな風合いをぐっと引き立たせた、一見誰もが手にとって着てみたくなるような暖色系ノスタルジーの一品だ。 しかし、着てみて分かる違和感もいくつかはあった。 全体的にセリフが多くてテンポは良いんだけど、そのぶん人物が浮き足立っているように見えて、ちりばめられた感動がそれほど深く感じられなかった。 クリスマスプレゼントのシーンでも、その喜びをセリフで説明してしまっていたが、子供などがホントに嬉しいようなときには、言葉にならずにただただ大喜びする方が自然だろうし、そのほうがより伝わるんじゃないかと思う。 ラストの少年の選択も心情的には分かるが、ながい目で見れば最良の選択とは言いにくいし、展開も紋切り型で雑だった。 もっとしたたかに生きる、良い意味の賢さを押し出しても良かったんじゃないかと思った。 それぞれのエピソードは涙腺のツボをキッチリと捉えているだけに、あとひと押し足りないのが残念だった。 セリフと演出がもう少し練れていれば傑作になっていたんじゃないかと思ったりしたが、この冬を乗り切れるくらいの暖かさはあるし、美談が心に届けばもはや号泣は避けられないくらいのピュアな燃料はしっかりと詰まっていた。
[映画館(字幕)] 6点(2005-12-09 02:20:34)
40.  野獣死すべし(1980/日本)
久しぶりに観ましたがやはり松田優作は凄かった。電車のシーンは有名ですが、別荘で暗い窓に青白い優作の顔だけが浮かび上がった殺人の快楽を説くシーンも強烈に印象に残る彼のベストアクトのひとつに数えたいと思います。バーの長回しのシーンでは優作は椅子の陰になってほとんど映っていないにもかかわらずピリピリとした緊張感を画面に醸し出している存在感は唸るものがあります。内容的にはやや大味ですが、一度は観ても損は無いと思います。
[DVD(字幕)] 7点(2005-11-18 01:59:30)
031.54%
131.54%
242.05%
352.56%
4147.18%
52814.36%
64221.54%
73316.92%
82412.31%
9178.72%
102211.28%

全部

■ ヘルプ
© 1997 JTNEWS