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21.  フォックスキャッチャー
ある意味でスポーツ映画ですが、いわゆるスポ根ものとは真逆。物語はあまりにも淡々と進行します。面白いかと言われれば素直には頷けないし、衝撃の結末にもただただ驚くばかりで、納得感はありません。 しかし、全編に貫かれたピンと張り詰めた緊張感と恐怖感は見もの。ふつう圧倒的な上下関係やパワハラを描くとなると、怒鳴ったり暴力を使ったり、陰謀で貶めたりして屈服させることが多いと思います。その点、スティーヴ・カレルは終始一貫冷静・無表情で、声を荒げることもありません。天井に向けて銃を一発撃つ程度です。それでいて、画面に登場するたびにヒヤッとさせられる。逆らったら大変な目に遭うぞと予感させられる。これが役者としての存在感なのか、それとも演出の妙なのかはわかりませんが、なかなか珍しい感覚を味わわせてもらいました。 ついでに言うと、いつもの明るく饒舌なスティーヴ・カレルを見たくなります。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2024-07-14 01:46:52)
22.  やさしい女 《ネタバレ》 
ドストエフスキー原作(未読)ということで期待したのですが、すいません私には意味不明でした。年齢差のある夫婦が倦怠期を迎え、なんとなく関係が冷めきってヨメが自殺する、その顛末を淡々と追っているだけという感じ。だいたいかの文豪の作品にしては、主人公(ダンナ)がスマートすぎるんじゃないかと。ヨメが「スカ引いた!」と思うほど下劣で嫌らしいダンナだったとしたら、もう少し同情なり共感なりできたと思うのですが。まあドミニク・サンダのクールビューティな感じをずっと拝めたことが、収穫といえば収穫でしょう。
[CS・衛星(字幕)] 4点(2024-07-10 02:34:20)
23.  RED/レッド(2010)
なーんにも考えずに見れる痛快アクション映画ということで。しかしブルース・ウィリスは当時まだ50歳代。隠居には早すぎるんじゃないかと。年金なんか貰ってないで、世のため人のためにもう少し働きましょうよと。かの国の大統領選なんて80歳代の戦いですからねえ。 しかしこういう映画に出てくるマルコヴィッチの行っちゃってる感、無敵感はなかなか見応えがあります。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2024-06-30 20:12:52)
24.  デイ・アフター・トゥモロー 《ネタバレ》 
今さらながら初見。自然の脅威に対する人間や文明の無力感が伝わってきます。しかし、氷河期ってこんなに急速かつ極端に訪れて、なおかつ急速に緩和していくものなんですかねぇ。それに時流に乗るように人為的なものだと決めつけていましたが、だとしたら太古の時代から周期的に訪れていた氷河期の説明がつかないんじゃないでしょうかねぇ。まあ映画的には急速かつ人為的でなければお話にならないわけですが。 それはともかく、専門家として対処の陣頭指揮を執るべき主人公が、その職務を放り出し、仲間を犠牲にしてまで息子に会いに行くってどうよと。しかも会ったところで救える手立てはないはずだし。まあ「何よりファミリーが大事」なアメリカ映画によくあるパターンですが、もし主人公が高倉健や三船敏郎だったら、絶対こんな行動はとらないだろうという気がします。どちらがいいという話ではありませんが。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2024-06-26 23:19:44)
25.  空中庭園 《ネタバレ》 
終始一貫して不穏な空気が流れていますが、結局のところ何も起きません。要は些細なサイコサスペンスということで。しかしつまらないわけでもなく、世の中の一部を切り取ってデフォルメした感じ。「思い込み」というフレーズは陳腐に思いましたが、「学芸会」はなかなか秀逸。家庭もそうですが、職場やその他の人間関係も、お互いにわかっていながら白々しく〝演技〟している部分が少なからずあるんじゃないかと。おかげで世の中は円滑に回っているわけで、そう思うとけっこう捨てたもんじゃないなという気がしてきます。
[CS・衛星(邦画)] 5点(2024-06-23 23:46:04)
26.  ザ・ファン 《ネタバレ》 
一野球ファンとして、ロバート・デ・ニーロの気持ちもわからなくはありません。ただしそれはあくまでも前半までの話。ベニチオ・デル・トロに対する実力行使のあたりから、いよいよヤバい奴の本領を発揮されて、共感どころではなくなります。そこから先はホラーというかコメディというか。結局、スター選手に何を求めていたのか、よくわからないまま大団円を迎えてしまいました。 それにしても、この作品のみならず「アンタッチャブル」や「ヒート」や「ケープ・フィアー」等々、悪役のロバート・デ・ニーロには底なしの恐ろしさを感じます。顔色一つ変えず、むしろ微笑しながら人を殺してしまうような。これが役者の存在感というものでしょうか。 ついでに言えば、チンピラ役が定番と思っていたジョン・レグイザモが、意外とインテリ役も似合うことに驚き。
[CS・衛星(吹替)] 6点(2024-06-04 02:38:04)
27.  華の乱
要するに与謝野晶子の半生記ということで。いかにも深作監督らしい騒々しいシーンもときどきありましたが、全体的には地味。有島武郎との逢瀬もなんだか中途半端で、あまり燃え上がっているようには見えません。結局、波多野秋子に全部持っていかれるわけで。むしろ与謝野鉄幹の出奔や帰還のほうがよほど真に迫っていました。 それはひとえに、吉永小百合の演技の幅の狭さにあるように思います。この方が汚れ役や背徳な役を演じても、どうにも嘘くさいのです。途中で成田三樹夫の「女はすべて人形だ」みたいなセリフがありましたが、吉永小百合こそ日本映画界の人形だったんじゃないかなと。 それはともかく、最終盤の松田優作と成田三樹夫が絡むシーンは、ストーリーとは関係なく感慨深いものがあります。つくづく、いいコンビだったなあと在りし日を思い出しました。
[CS・衛星(邦画)] 5点(2024-06-03 01:33:08)
28.  天国の日々
すいませんただただ退屈でした。景色は美しいけれど、物語としてはひと昔前の昼ドラレベル。いや昼ドラのほうがもっと複雑でドロドロで興味をつないでくれたように思います。 しかも淡々と、きわめて少ないセリフとナレーションで、ほとんど抑揚なく進行するだけ。リチャード・ギアも策士なのか粗暴なのか単に無神経なのかキャラが定まっていないし、サム・シェパードも超イケメンながら農場主として優秀なのか単なるお人好しなのか判別できず。いずれにしても魅力的には見えません。いっそ人間ではなくイナゴを主役にしてくれたほうが、ヒッチコック映画のように楽しめたかも。
[CS・衛星(字幕)] 2点(2024-05-27 23:03:40)
29.  鬼畜
噂には聞いていましたが、たしかに見ているとだんだん辛くなります。岩下志麻とか緒形拳とかも、さぞかし演じていて辛かったんじゃないかと思います。 特に中盤以降、緒形拳は〝解決〟に向けてある意味で一直線に突っ走るわけですが、他に方法があったんじゃないかと誰もが思うところでしょう。クソマジメな言い方をすると、経済的貧困もさることながら、知識の貧困・情報の貧困も悲劇を招くということで。前者はどうしようもない部分がありますが、後者なら自助があれば共助・公助で救われるはず。そうオトシマエをつけることが、この陰惨な物語を自分なりに浄化する唯一の手段かなと。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2024-05-24 23:18:01)
30.  追いつめられて(1987) 《ネタバレ》 
よくある内輪揉めのサスペンスものかと思っていたら、意外に面白い。中盤以降の次から次へのハラハラは、けっこう見ものです。それで最後に壮大なオチ。おそらく主人公を懸命に応援していたであろう全米の観客は見事に裏切られるわけで。いったいどんな反応だったのか、ちょっと見てみたかった気がします。 それにしても、序盤の艦船上での水兵救出劇は何だったのか。これも計画の一部だったとしたら、ちょっと出来過ぎですね。
[インターネット(字幕)] 7点(2024-05-20 02:51:36)
31.  フォードvsフェラーリ 《ネタバレ》 
史実はほぼ知りませんが、このテーマで面白くないはずはなく、その期待を裏切りません。とにもかくにもクリスチャン・ベールがすばらしい。いかにも世渡りが下手そうで、しかしクルマに関する知識や技術は天才的という奇人変人ぶりを、まったく嘘くさくなく演じていたように思います。奥さんの乱暴な運転にビビる姿もまた一興。 他の方も指摘されていますが、これは「フォード対フェラーリ」というより、「大企業対下請け」という感じ。大企業のどんな理不尽な要求も、下請けは結局従わざるを得ないんだよなぁと、その観点から共感された方も多いのではないでしょうか。日本でも巷間取りざたされる自動車業界の話だけに、なおさらリアルです。 そんな理不尽さに苦慮する下請けマット・デイモンをさんざん見せられた挙げ句、最後の最後に奇人変人クリスチャン・ベールによる「減速」があるわけで。このシーンにはかなりグッと来ました。我を通して圧勝してもカッコよかったと思いますが、我を抑えて仲間の苦慮に報いる姿は感動的ですらあります。
[インターネット(字幕)] 8点(2024-05-18 23:50:23)
32.  新・喜びも悲しみも幾歳月 《ネタバレ》 
見事に善良で没個性な市民しか出てこないし、見事に何も起こりません。いろいろめでたい場面はあって「喜び」は表現されましたが、「悲しみ」はほぼ皆無。これ以上ないほど順風満帆な一家の半生記でした。せいぜい「転勤族はつらいよ」という感じでしょうか。見る側はどこに注目すればよかったのか、謎です。
[CS・衛星(邦画)] 3点(2024-05-15 00:09:47)
33.  ファーストラヴ(2021) 《ネタバレ》 
妙に重たいです。親子関係で問題を抱えている人は、世の中に多数いるでしょう。それをテーマにするのはいいですが、この作品の場合、主要登場人物4人のうち3人が似たような問題を抱えています。世間一般に比べて濃すぎませんかね。味噌汁が出てくると思ったら、味噌そのものが出てきた感じ。それに中盤以降は、場面が変わってもやたらメソメソ泣いてばかり。味噌に塩をすり込む感じというか。いやもうええてと、見ているこちらが冷めてきます。 一方で、けっこう世間の耳目を集めそうな事件でありながら、心理士も弁護士も若い若い。優秀という設定なんでしょうが、何かフワフワしているというか、もっと重石になるような「大人」が加わっているのが一般的なんじゃないかと思います。そんなことを言い出したら物語の世界観が崩れてしまうかもしれませんが。まあ総括すれば、味噌汁を塩入り味噌で代用するような「深刻なおままごと」の域を出ていないということで。 ただ、芳根京子の狂気には目を見張るものがありました。
[CS・衛星(邦画)] 4点(2024-05-11 20:48:50)
34.  ケイン号の叛乱 《ネタバレ》 
まったく知りませんでしたが、これは傑作。古~い映画ながら、古さを感じません。組織のリーダーと部下はどうあるべきかという、普遍的な問題を真正面から描いているからでしょう。ダンディーさのカケラもないハンフリー・ボガートが見もの。 最初は「田沼恋しき」みたいな話かと思っていたら、それどころかリーダーの精神状態が怪しいとのこと。部下としてはたまったものではありません。まして軍隊のように上意下達が大原則で、文字どおり命がけの仕事の場合、判断の誤りは生死に直結します。さあどうするか、そのあたりのエピソードの積み上げ方、緊張感の煽り方が見事でした。軍隊ほどではないにせよ、他人事とは思えずに見入ってしまった人も多いのではないでしょうか。 終盤の軍法会議では、保身から淡々と裏切る仲間なども出てきて実にリアル。こういうヤツいるよなと、何人かの顔が即座に思い浮かぶ人もいたはず。 で最終的に一件落着かと思いきや、最後の弁護士によるちゃぶ台返しのような説教でハッとさせられます。我々が享受している平和だの安全保障だのというのは、精神を病んでしまうほど厳しい場面をいくつもくぐり抜けてきた軍人の献身や犠牲の上に成り立っているのではないかと。それを揶揄したり断罪したりするとは何事かと。この作品の結論は海軍礼賛にあるようですが、まんまとそれに乗りまして、一貫してとんでもない上司にしか見えなかったハンフリー・ボガートに、最後は両手を合わせたくなりました。
[CS・衛星(字幕)] 9点(2024-05-10 01:13:51)
35.  犯罪都市(2017)
終始一貫、暴力に次ぐ暴力。子供にも老人にも女性にも容赦なし。あからさまにグロいシーンもあり。だからこそマ・ドンソクの圧倒的な強さと妙な明るさが際立ちます。しかも、悪役が情状酌量の余地ゼロなのもいい。コテンパンにやっつけてもらいたいという願望が叶う瞬間のカタルシスたるや、なかなか凄まじいものがあります。いろんな「社長」が登場して少々混乱しますが、そこはご愛嬌。要するに人間の本能的な闘争心が刺激され、なーんにも考えずに楽しめるということで。
[インターネット(字幕)] 7点(2024-05-07 06:22:41)
36.  ピアノ・レッスン
無知と言われればそれまでですが、そもそもなぜスコットランドからはるばるニュージーランドへ嫁がされたのかがよくわからず。本人が望んだものではないことは、嫁ぎ先のダンナにけっして心も体も開かないことから明らかです。一方のダンナにとっても条件のいい嫁ではないはず。半ば強制的に押し付けられたような感じで、しかもさんざんひどい目に遭わされながら離縁・送還することもできない様子。いったいどんな力が働いているのか。家か、国家か、宗教か、それとも何らかの契約関係か。19世紀ヨーロッパの諸事情など知らないので、結局終始このあたりでモヤモヤしてしまいました。 で、ハーヴェイ・カイテルは芸術などカケラも解しそうにないエロおやじなのに、いつの間にか惹かれていくヒロインの心境も今ひとつよくわからない。女性の性の解放ということかもしれませんが、今日なら立場を利用したセクハラ案件でしかありません。まあ愛と犯罪は紙一重ということで。 もう一つ面倒くさいことを言うと、さんざん潮に晒された簡易ピアノが、あれほどきれいな音を出すはずはなく。あの有名なテーマ曲を、嗄れて音程がズレまくった音で聴いてみたかったかなという気も少々します。
[インターネット(字幕)] 5点(2024-05-04 02:09:33)
37.  天国の駅 HEAVEN STATION
吉永小百合と三浦友和の汚れ役が珍しい。とはいえけっしてハマっているわけではなく、ものすごく無理してる感が漂ってきます。どう考えても、吉永小百合に死刑囚役は似合いません。またけっこう〝濡れ場〟が多いわけですが、いかにも「演技してます」という感じ。当然ながら肌の露出も最小限。終盤のほうで「私は人形みたい」「愛が欲しかった」みたいなセリフがありましたが、結局この女優さん自体、幸か不幸かその容姿のため、世間のイメージは清廉で人畜無害な人形として定着している気がします。それを脱却すべく、無理したくなる気持ちもわからなくはありませんが。 ただお話としてはけっこう面白い。津川雅彦と西田敏行のコンビは、家康・秀忠の前哨のように輝いています。丹波哲郎はやはり刑事役がよく似合います。田舎の温泉街の閉鎖的でジメッとした雰囲気も、いかにも日本的。やはり主役2人を適役の役者が演じていたら、もっと没入できたんじゃないかと思うといささか残念です。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2024-05-02 04:44:00)
38.  プリティ・リーグ
よくあるスポ根ものかと思っていたら、さにあらず。なかなか沁みるお話でした。姉妹の情や葛藤や確執を軸にして、トム・ハンクスの豹変(成長)もあり、あの不健康そうなマドンナの韋駄天姿もあり。それに男女差別やルッキズムの問題、夫の帰還を待つ家庭の問題も含みつつ、けっして暗くならないところがいい。 もっと俯瞰して見れば、そもそも戦争にプロの野球選手をごっそり動員するところがすごいし、それでリーグを休止するのではなく、ならば女子にやらせようという発想も、それに応募する女子が大量に発生するところもすごい。アメリカの対外的には「とにかく圧倒的な力を誇示しなければ」という姿勢と、国内向けには「何があろうとエンタメを堅持するぞ」という意地が垣間見れます。こんな国と戦争しても勝てっこないですね。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2024-04-29 22:31:53)
39.  砂の器 《ネタバレ》 
超久しぶりに再見。やはり大傑作だと思います。かつて原作も読みましたが、この作品は小説より映画のほうが圧倒的にクオリティが高いと思います。(小説における和賀は、超音波で殺人を試みるとかいう、超絶奇人変人として描かれていてドン引きした覚えがあります。) たしかに、前半でたまたま加藤剛と同じ列車に乗り合わせるとか、島田陽子が列車から布片を捨てる様子をたまたま乗り合わせた記者が記事にして、それをたまたま読んだ森田健作が鋭すぎる直感を働かせるとか、「たまたま」が過ぎる場面もあります。 しかし秀逸なのはやはり終盤、「宿命」の叙情的な音楽とともに展開する父子の旅の場面でしょう。日本の美しい四季の風景と、その中で見せられる人間の醜さと、文字どおり掃き溜めに鶴のように現れる緒形拳。そして最終盤にトドメのような加藤嘉の嗚咽。もう涙なしには見られません。これらの場面さえあれば、「たまたま」が多くても、ストーリーが少々強引でも許せる感じがします。結局、主役はあくまでも丹波哲郎ですが、終盤にしか登場しない加藤嘉と緒形拳の印象ばかりが残っています。 とは言うものの、和賀はこれだけ父親の愛情と駐在さんの善意を注がれながら、なぜか冷徹で残忍な大人に成長してしまったわけで。物語としては少々納得しにくいかな。あの純朴な少年はどこへ行ったんだと。
[CS・衛星(邦画)] 8点(2024-04-27 03:20:41)
40.  マンハッタン
主人公は放送作家以外に何の仕事もできなさそうなインテリで、しかし自分以上に理屈っぽいインテリには歯が立たず、神経質で、自意識過剰で、ロリコンで、自己中。ついでに言えば醜男でチビでハゲ。醜悪なキャラを煮詰めたような人物ですが、都会的なモノクロ映像と音楽でスタイリッシュに見えてしまう。そのギャップを楽しむとともに、人の印象なんて簡単に操作できるという恐ろしさを体感すれば、もうそれで十分かなと。いやけっこう面白かったですけど。
[インターネット(字幕)] 7点(2024-04-24 23:33:25)
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