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コメント数 258
性別 男性

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21.  街の灯(1931)
セリフが無くても、顔と動きに想像を付け加えるだけで全てが伝わる。ジーンとくるストーリーも、完璧なボクシングシーンも素晴らしいですが、やはりこの作品を名作たらしめているのはラストの娘の表情。あれこそ女性であり、人間だと思う。
10点(2004-03-03 01:52:23)
22.  道(1954)
名作と呼ばれる作品は、「馬鹿と素人は置いてくよ」っていう難解なものではという先入観を持ちながら見ました。結果、見事に裏切られました。これほど感情に響く映画は初めて。今まで見なかったのがもったいなかったと、ザンパノ並に後悔。あまりに哀しく、切な過ぎるがもう一度見たい。
10点(2004-02-21 03:10:04)(良:1票)
23.  アニー・ホール 《ネタバレ》 
冒頭ですでにやられてしまった。面白い。過去や妄想と話し、観客に語りかけ、本音を字幕で伝える。映画でやってみたいこと全部詰め込んだんじゃないだろうか。傷心のアルビーには、クモが出たってだけで夜中の3時に呼びつけるような女とは別れて正解だよ、と慰めてあげたい。
10点(2004-02-16 23:12:37)
24.  大脱走
男気溢れる傑作。めちゃくちゃかっこいい。長さもそんなに気にならなかった。ヘンドリーとコリンの男の友情にジンと来ました。たった一点つっこむとしたら、収容所の兵隊たちが、目をそらすための大騒ぎにひっかかり過ぎじゃないかと。どうでもいいんですけど。
10点(2004-02-13 02:14:46)
25.  アマデウス ディレクターズカット
史実モノは苦手だなーと思いつつも、見始めたら時間を忘れた。そしてモーツァルトが大好きになった。昔は、モーツァルトが共同墓地に葬られたのは才能が評価されなかったのだろう、と思っていたのですが、どうやら社会性や処世術の無さが問題だったようで。サリエリはモーツァルトを意識しすぎるあまり自分を見失ってしまったようだけど、彼は彼、私は私と割り切ることができていたら、モーツァルトには無い人望という財産が自分にはある、と気づけたかもしれない。勿体無い。
10点(2004-02-12 17:45:13)
26.  アメリカン・ビューティー
主人公が変わっていく映画といえば、大抵は幸せをつかむためとか自分らしく生きるとか前向きであることが多い。しかしこの映画はさっぱり前向きではなく、怒りを抱えた後ろ向きな精神から半ば開き直り気味に変わっていく。そこが断然素晴らしい。自分も怒りの感情はしっかり自覚し、たまには表に出そうと思った。
10点(2004-02-07 03:21:30)(良:1票)
27.  バッファロー'66
何度も繰り返し見ている、お気に入りの映画です。ビリーのイラ立ち、孤独、寂しさ、繊細さ等が圧倒的なリアリティで共鳴してくる。この作品の中に、人生を語るうえで必要な要素がほぼ揃っていると言っていい。
10点(2004-02-03 02:45:04)(良:1票)
28.  カッコーの巣の上で
見ているうちに、精神病棟の患者がおかしいのか、一般社会がおかしいのか分からなくなった。この作品に出てくる患者たちは、情緒が不安定で社会性に欠ける人々。だがとても素直な人たちとも言える。自我や思考を捨てて周りに迎合して生きる人間が正常で、感情に嘘をつけない素直で純粋で少し弱い人が狂人なのか。そんなことをずっと考えながら見てしまった。
10点(2004-02-03 02:25:46)
29.  ライフ・イズ・ビューティフル
素晴らしい作品。テーマは反戦ではなく、意思だと思う。戦争及び収容所を取り上げたのは、絶望的な状況というものを表現するための材料かなと解釈した。戦争が絡むからと言ってあまり大局的に考えずに、一人の男の生き様を描いた作品として素直に泣きたい。
10点(2004-02-03 02:18:03)(良:1票)
30.  タクシードライバー(1976)
孤独で悶々とした毎日を過ごし、「こんなはずじゃない」「何かをやりたい」と一人考え込む男の心がズドンと響く。男なら誰でも一度は通過する心理だと思う。彼にとって、少女の幸福は初めからどうでもよかったのかもしれない。欲しかったのはきっかけだけ。爆発後の彼の顔のいかに爽やかなことか。
10点(2004-01-24 02:42:05)
31.  フルメタル・ジャケット
戦場の真の恐ろしさは、死への恐怖でも人を殺すことへの恐怖でもなく、人を殺すことに慣れてしまうことなのだ、と理解した。
10点(2004-01-22 01:03:38)
32.  10ミニッツ・オールダー 人生のメビウス
人生とか10分とかいうテーマはさほど関係なく、10分という制限で監督たちが好きな映画を撮ったという感じの短編集。ビクトル・エリスの肩スカシのテクニックやチェン・カイコーの素朴かつ幻想的な映像にうならされた。一つ気になったのはヴィム・ヴェンダース監督の作品。主人公に独り言で事情を説明させるという荒業はちょっと卑怯じゃないかと。話そのものは良いだけに異常に気になった。見方としては、全話通じて何かを読み取るというよりは、一話一話を楽しんで見ることをおすすめします。
9点(2005-01-22 17:11:13)
33.  ガープの世界 《ネタバレ》 
ありそうで無い話が次々に起こる不思議な物語。途中から忘れそうになってしまうけど、あの母親は間違いなく精神的に病んでいる。そんな病人が時代のヒロインとして祭り上げられることがもう病んだ社会への皮肉になっていると思う。ガープの嫁も「見つかったらやめる」という自分勝手な理由で浮気し続け、ばれてとんでもないことになったら「傷ついているのは自分だけだと思ってるの?」と開き直る。これも病気。意表をつかれたラストまで全編通じて伝わったことは、「女性とは性別ではなく、病名である」ということだった。
9点(2004-12-15 19:31:20)
34.  シュレック
主人公はたまたま怪物という分かりやすいコンプレックスを持っていたけれど、これは何か心に劣等感を抱えていて、自信を持てず素直になれずどんどんひねくれて孤立してしまう、世に山ほどいる男たちの象徴ではないか。しかし勇気を持って一歩踏み出すと、相手の女性も一人の人間として悩みや苦しみを持っていることが分かる。それは踏み出さなければ永久に分からなかったことであり、親友がいなければできなかったことでもある。女性を喜ばせるための男性型ロボットしか出てこない商品としてのインチキラブストーリーが無価値に見える、真っ当なラブストーリー。現実に自信と勇気を持って好きな女性にアタックしたら両思いになれるかどうかは、また別の話だが。
9点(2004-11-28 00:24:05)
35.  おばあちゃんの家
小さい頃、この作品の子供のようなガキだった私にとっては、他人事とは思えない話でした。異なるのは、おばあさんがこんなに優しく穏やかな人では無かったこと。だから少しうらやましく思ってしまいました。おばあさんと孫の交流もさることながら、田舎の人々と都会の人々とのギャップや、いかにも自分のことで精一杯というダメ女と、ほったらかしにされて金や物だけ与えられて育った孤独なひねた子供、という現代に見られる病巣のようなものも垣間見えました。頭がスッキリしてしまうほど泣きましたが、ただ泣かすだけの映画ではないです。ちなみにメイキングではおばあちゃんがごく普通にしゃべっていて、拍子抜けして笑ってしまいました。
9点(2004-11-20 03:25:35)
36.  風と共に去りぬ 《ネタバレ》 
これは奔放で情熱的な女、スカーレット・オハラのラブ・ストーリーではなく、メラニーという一人の女に内面的に敗北し続けた不幸な女の哀しき半生記だと思う。そもそもスカーレットはアシュレーの事が本当に好きだったわけではない。彼女が愛したのは終始自分自身のみである。土地の男達の関心を独り占めするのが当たり前、という環境でアシュレーだけがメラニーという別の女と結婚するという。自分が相手の気持ちに応えるかはともかくとして、とりあえず男には愛されていたいという素直な欲求をかなえられずにプライドがいたく傷ついたスカーレットは何とかアシュレーを横取りしようとする。が、「性格がちょっと」という逃げ場の無い根源的な理由でメラニーに敗北する。そのメラニーのマリア様のような大らかで優しい性格がこれでもかとばかりにスカーレットを傷つける。スカーレットの行動理由の根っこは全てメラニーへのコンプレックスと言っても過言ではない。ラスト、メラニーが自分に感謝したまま死んでいくことで勝負はメラニーの勝ち逃げに終わる。そこでスカーレットは初めて自分自身の心に気づく。が、気づいた時にはもう遅く、大切なものを全て失ってしまう。そこで無理やりひねりだしたのがタラという土地への愛。夕日を見つめながらタラの地に立つスカーレットは、すでに狂っていたのだろうとしみじみ同情した。4時間が飽きずに見続けられる名作でした。
9点(2004-06-05 01:04:36)(良:1票)
37.  暗黒街の顔役(1932) 《ネタバレ》 
先にアル・パチーノのリメイク版を見ていたのでどうしても比べながら見てしまいましたが、こんなにシンプルでスタイリッシュだったとは。特に冒頭の、口笛吹きつつ銃を構えてボス(当時)を撃ち殺すシーン。影のみの表現。社会正義に満ちた前口上がしらじらしく思えるほどかっこいい。ギャング映画を見る男は、どこかギャングにあこがれる部分を持っている、という男の心理を良く分かっている。この映画を見て「ギャングはいけない」と思う男はいないだろう。むしろ男たちの破滅の美学を感じて憧れてしまいそうだ。ただ、妹への執着やボスの女への横恋慕の部分はリメイク版の方がしっかり描かれていたと思う。
9点(2004-06-05 00:49:33)
38.  ドグラ・マグラ(1988) 《ネタバレ》 
原作は数年前に必死で読み終えたきり触ってもないですが、異常で危険な雰囲気はとても良く出ていたと思う。特に正常と気違いの境界線は考えてみれば曖昧なものだ、という演説はほぼ作品の肝と言ってもいい。原作が狂人の書いた小説を軸にしているとしたら、映画は狂人の見た夢という感じ。軸は決して外してない。よくここまで映画化したものだ。終わり方が予想外に綺麗だった。
9点(2004-06-05 00:15:29)(良:1票)
39.  我が道を往く
これだけ善人ばかりが登場していてもちっとも嫌味でないのは、多分それぞれが自分のやりたいようにやった結果だからだと思う。しかしこの映画のいう「我が道」は、自分のやりたいことをやる、という意味ではなかった。「作曲家になるか、我が道を往くか」というセリフが出てくるように、「我が道」とは神から与えられた使命とかそういう意味であり、信仰に対してとても真面目で誠実な映画でもある。その手の映画は嫌いなのだけど、ビング・クロスビーの浮浪雲のような飄々とした姿に何となく説得させられてしまった。現実をあるがままに受け入れ、良心のままに行動することが「我が道」なのだな、と。作中歌「Going My Way」の、「やがて浮かぶ微笑みを旅の道連れに~」の部分がたまらなくいい。
9点(2004-06-05 00:08:12)(良:2票)
40.  裸のランチ
幻覚を見るジャンキーの映画、ではなくジャンキーが脳内で作った世界を映画化したものだと思う。何でもあり。他人から見れば不条理でも、本人の脳内では一応のルールがありそれにしたがって世界が動いている。それをそのまま肯定した感じ。楽しんでのめりこめた。
9点(2004-05-29 01:16:24)
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