21. 羊の木
人殺しに対する偏見が凄い。 まともな人殺しが1人も出て来ない。 みんなクセが強い。 何を描きたかったのかよくわからない薄っぺらい作品だったけど、優香のエロさだけが妙に印象に残った。 [インターネット(邦画)] 4点(2024-09-09 17:10:01) |
22. 海獣の子供
《ネタバレ》 映像が素晴らしい。 特に背景が凄い。 最近は実際の景色をトレースしただけの写真みたいな背景の作品が多いけど、本作の背景は丁寧に描き込まれていて味わい深い。 ただ残念なことに内容がつまんない。 背景の丁寧さとは対照的には、物語は抽象的で何を描きたいのか伝わって来ない。 海洋生物について何か訴えたいことでもあるのかと思って見てたら、宇宙を語り出したので呆れた。 延々とセリフで説明し続ける宗教みたいな作品でした。 [インターネット(邦画)] 3点(2024-09-09 14:41:13) |
23. 犬王
《ネタバレ》 犬王がどんな人物だったのか興味はあったけど、犬王の人物像を描いた作品ではなかった。 ただ斬新なミュージカル映像が作りたかっただけで、題材が犬王である必要はなかったのかも。 当時の歴史的背景は多少描かれていたけど、犬王に関しては謎のままで、ほぼ踊り狂っていただけ。 見終わって犬王という人物は歴史上には存在しなかった架空の人物のように思えた。 歴史物の作品として、それは少し残念なことかも知れない。 [インターネット(邦画)] 4点(2024-09-07 11:46:27) |
24. 夏へのトンネル、さよならの出口
《ネタバレ》 もしかしたら、この作品はホラーじゃないか? もしホラーだとしたら、僕が望まない絶望が待ち受けてそうで怖かった。 死んだ人を蘇らせようとしたら、とんでもない代償を支払うことになるのはこの世の摂理。 どうかラブストーリーであって欲しいと願いながら見ていたので、終盤の展開にはホッとした。 塔野が花城ではなく妹を選んだということは失恋なんだろうけど、8年間ずっと想い続けてたのが切ない。 メールを送る度に悲しい想い出が蘇ってたはずで、そんなに気軽に送信できなかったのかも知れない。 そして、届かないはずのメールが届いたのは、あのメールが塔野にとって失ったものだったからだろう。 塔野が自ら戻ってメールしたことでやっと成就したわけだけど、花城目線で8年分の感動があったように思う。 あと、キスシーンは感動的だったけど、イチャイチャする前にトンネルを出た方がいいんじゃないかと心配になった。 10秒で6時間半なのに延長料金5年分も支払って何をしてたのか、とても気になります。 失った青春を取り戻していたんでしょうか。 [インターネット(邦画)] 8点(2024-09-06 18:12:39) |
25. 空の青さを知る人よ
《ネタバレ》 この物語にガンダーラを選択したセンスは素晴らしい。 たぶんガンダーラは東京のことなんだろうけど、そう思って聴くと切ないね。 作品の中で描かれている恋模様も切なかったけど、それぞれに気持ちを伝えられたのは良かった。 タイムスリップしたら自分とは会っちゃいけないという固定観念があったので、終盤の展開は衝撃的。 売れなかった設定のデビュー曲を慎之介が歌うと確かにイマイチだったけど、あいみょんが歌うとめっちゃ良い曲に聞こえる。 なんでもありのファンタジー演出のせいで感動とかは無かったけど、曲のおかげで終盤は盛り上がったように思う。 ラストで演奏シーンがあるのかと期待してたけど、流石に演歌で締め括る勇気はなかったようで、ちょっと残念でした。 [インターネット(邦画)] 6点(2024-09-06 15:10:53) |
26. BLUE GIANT
昔はスポ根の名作が多かったけど、最近はスポーツじゃなく音楽がテーマの作品が増えたように思う。 ミュージック根性ものみたいな感じでしょうか。 根性論なんて古臭いかも知れないけど、スポーツでも音楽でも気持ちの強さは大切なはず。 JAZZという馴染みのないジャンルを描いた作品だったけど、熱い想いが心に突き刺さった。 スポ根なら試合に勝ったりすることで凄さを伝えられるけど、音楽に勝ち負けは無い。 だから、演奏する曲にどれだけ説得力を持たせられるかが大切だと思う。 JAZZの知識のない僕のような素人ですら涙が溢れて仕方なかったので、その点に関しては満点だと思った。 3人それぞれにキャラが立っていて、苦悩や努力の積み重ねが感動的な演奏に繋がっていたんだろうな。 上京する前にもそれぞれの物語がありそうだったけど、その辺りは詳しく描かれていなくて残念。 2時間で纏める為にカットされた部分があったとしたらモッタイナイ。 ストーリー展開が駆け足の印象でトントン拍子に進み過ぎのようにも感じた。 もう少し時間を掛けて上手くなっていく過程とか描いて欲しかったかな。 JAZZバージョンのあしたのためにその1みたいなのをもっと見たかった。 たぶんこの3人の中でいちばんの天才は玉田で、成長力が凄過ぎる。 サッカーやってたのでキックが強いとか、特殊能力みたいなのがあるのかと思ったけど、全然違った。 あの店の凄さはよくわかってないけど、大学で音楽を始めた人が立てる舞台ではないはず。 それでも、ラストの演奏は本当に凄かったので、必死に練習して頑張ったんだなと思ったら泣けてきた。 [インターネット(邦画)] 9点(2024-09-04 00:38:10) |
27. さよならの朝に約束の花をかざろう
《ネタバレ》 長命種の少女が短命種の子供を育てるという設定は面白い。 でも、ストーリー展開がずっと辛気臭い。 もっと幸せな時間を過ごさせてあげても良かったんじゃないだろうか? 不幸せな時間が長過ぎて、登場キャラがずっと泣いてた印象。 でも、もっと哀しい瞬間に涙はとっておくべきだと思うよ。 映像は綺麗だし、世界観も魅力的なだけに残念。 一歩間違えれば名作になってたかも知れないモッタイナイ作品でした。 [インターネット(邦画)] 5点(2024-08-31 15:43:15) |
28. 映画 ゆるキャン△
《ネタバレ》 高校の部活動を描いた作品で卒業後にプロの道に進むというのは定番だけど、野外活動サークルにもプロの道があったんだね。 TVシリーズはずっと楽しい雰囲気だったけど、本作はなんだか寂しい空気が漂っている。 新しいことを始めようとしてるはずなのに祭りの後のように思えてならなかった。 希望に満ち溢れてた高校時代とは違って、社会人になって現実に直面した感じですね。 キャンプって自由なところが良いと思うんだけど、キャンプ場の運営はいろいろと制約があって不自由そう。 この先が大変なんだろうなぁって余計な心配しながら見てしまいました。 見て損したというほどではないけど、期待してたのとはちょっと違った作品だったかな。 [インターネット(邦画)] 6点(2024-08-23 14:50:24) |
29. 劇場版 響け!ユーフォニアム 誓いのフィナーレ
《ネタバレ》 このギスギスした人間模様は北宇治吹奏楽部の伝統だね。 TVシリーズではギスギスを解消するのに2クールも費やしたけど、映画だとテンポが良くて深刻さが薄れたかな。 もう少しじっくり描かれてたら、葉月の落選とかは泣き所だったのかも知れない。 映画としては物足りなさも感じるけど、このユーフォらしい雰囲気は大好きなので甘い点数にしておきます。 [インターネット(邦画)] 6点(2024-08-22 15:24:02) |
30. リズと青い鳥
《ネタバレ》 リズと青い鳥という作品があることは知っていたけど、これがユーフォの続編だとは知らなかったので驚いた。 しかも、総集編で完全にカットされてたみぞれ先輩の話だったので、個人的には歓喜しました。 ユーフォ本編でも個々のキャラの物語はあったけど、スピンオフ作品の主人公として描かれるのは嬉しい。 本作では曲自体の背景が描かれていて、演奏に込められた想いが伝わって来て感動的だった。 久美子の視点だとあんなにもギスギスしてた吹奏楽部がみぞれ先輩の視点だと静かで落ち着いた雰囲気なのが面白い。 ふたりの関係がどうなってしまうのか少し心配だったけど、微笑ましい結末に安心しました。 あと、借りた本の又貸しはダメなのにハッピーアイスクリームは合法なの? 久美子ならきっと納得しないと思うよ。 [インターネット(邦画)] 7点(2024-08-16 07:06:05) |
31. 劇場版 響け!ユーフォニアム 届けたいメロディ
《ネタバレ》 前作がTVシリーズ1期を編集しただけの作品だったのに対して、本作はTVシリーズ2期を大幅に改変した内容になってる。 ストーリーの一部を完全にカットして、時系列の入れ替えも行われている。 冒頭、幼少期のあすか先輩でもう泣きそう。 関西大会は終わってる。 みぞれ先輩も覚醒済み。 久美子とあすか先輩の関係性に重点を置いた構成になっていて、TVシリーズとは違った良さがあった。 全国大会の演奏シーンをカットして結果に一喜一憂するのはどうかと思ってたので、終盤の組み換えも好印象。 TVシリーズ2期13話を全部見る方が良いに決まってるけど、これはこれで悪くない作品に仕上がってると思います。 [インターネット(邦画)] 7点(2024-08-15 23:05:16) |
32. 劇場版 響け!ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部へようこそ
1期13話を103分に超圧縮した総集編。 総集編には大きく分けて2種類あると思っていて、1つはキャラ紹介に重点を置いた作品、もう1つは物語に重点を置いた作品。 本作は後者なので、ストーリーを知りたいだけなら問題のない内容に編集されてると思う。 逆にキャラ紹介は大幅にカットされてるので、それぞれの性格や関係性がどうなってるのかわかり難い。 TVシリーズは複雑な人間模様を丁寧に描いた感動作だったので、作品としての魅力は大幅に失われてるような気がする。 本作で初めて見た人には伝わらないかも知れないけど、再オーディションは涙が溢れて仕方がなかった。 本当に良い作品なので、こんな総集編で消化してしまうのはモッタイナイ。 [インターネット(邦画)] 3点(2024-08-15 21:41:06) |
33. グスコーブドリの伝記(2012)
キャラクターは愛らしくて良かったけど、話がイマイチ。 序盤は飢饉とか深刻な展開だったけど、話が進むにつれてファンタジー色が強まり、現実味が無くなってしまった。 感動的な結末だったのかも知れないけど、心には響かなかった。 [インターネット(邦画)] 3点(2024-07-11 21:32:35) |
34. リーガル・マインド 裏切りの法廷
《ネタバレ》 冤罪事件の弁護と主人公自身の問題が並行して描かれているけど、中途半端な印象が残った。 事件の方はきっちり決着したけど、娘との関係が急に良くなってハッピーエンドは違和感しかない。 こんな終わり方するくらいなら、法廷劇だけ描いてくれた方がスッキリしたかも知れない。 [インターネット(吹替)] 4点(2024-06-13 12:30:43) |
35. アトラクション 制圧
《ネタバレ》 開始15分までは超大作の予感。 異星人との闘いを描いた壮大な作品を想像してたけど、異星人とのラブロマンスを描いた作品だった。 映像が斬新で魅力的なんだけど、話の流れがぎこちない。 何故そうなった?という違和感を生温かく見守る必要がある作品だと思う。 細かいこと気にせず見ることにしたら、意外と面白かった。 [インターネット(吹替)] 6点(2024-06-07 19:59:28) |
36. セインツ -約束の果て-
冤罪ということなら感情移入できなくもないけど、立派な犯罪者なので同情の余地がない。 娘に会いたいという気持ちは理解できるけど、改心したわけでもなく、何の感情も湧かない。 ニュースでも見てるような感覚で淡々と物語が進む。 特に何も残らない薄味の作品でした。 [インターネット(吹替)] 3点(2024-06-05 15:46:29) |
37. JUNK HEAD
狂気に満ちた世界観だけど、登場キャラの優しさに感動しました。 不気味な見た目のキャラがたくさん出てくるけど、なんだか愛らしく感じられるのが不思議。 物語は謎の言語で展開されるけど、もしかしたら字幕が無くても理解できてしまうかも知れない。 次回作は前日譚になるようだけど、続きも気になるので監督には頑張って貰いたいですね。 あと、この作品のいちばんの狂気はエンディングクレジットのような気がする。 [インターネット(字幕)] 8点(2024-05-29 23:46:38) |
38. ひるね姫 ~知らないワタシの物語~
《ネタバレ》 夢の物語がなんでもありなのはいいけど、現実はリアリティを大切にして欲しかった。 起きたら大阪に居たのは自動運転だったとか、切符や弁当も実は手配されてたとかはギリギリありそう。 でも、サイドカーが助けに来るのはやり過ぎ。 死んだお母さんが助けに来たという演出なのかも知れないけど、一気に嘘っぽい話になってしまった。 夢の中で会うくらいにしておいてくれたら、多少は感動できたかも知れないのに残念。 あと、前半で一瞬パンチラがあったので期待感が膨らんだけど、終盤明らかに見えてるはずのシーンで下からのアングルが無かったのも残念。 [インターネット(邦画)] 4点(2024-05-23 21:36:45) |
39. ブルーサーマル
部員が多く、それぞれに何らかの役割がありそうなんだけど、誰が何をしてるのかさっぱりわからない。 名前すらわからないキャラも多くて、よくわからないまま勝手に物事が進んでく感じ。 大会で何を競ってるのかもよくわからないまま全国優勝。 主人公が天才ということだけはよくわかったけど、それで何が面白いのかよくわからない。 もうちょっとグライダー競技の基礎知識みたいなのを教えて欲しかった。 [インターネット(邦画)] 3点(2024-05-21 18:40:58) |
40. BAYONETTA Bloody Fate
作画のクオリティは高いし、世界観も秀逸。 キャラデザもかっこいい。 でも、話がつまんない。 天使と戦うという斬新な設定が活かせてなくて、天使が単なる魔物みたいになってる。 [インターネット(邦画)] 3点(2024-05-20 15:36:10) |