21. エイリアンVS. プレデター
面白い!奇跡のVSバトル、フレディジェイソンに続いてこんなもんまで出現するとは夢にも思ってなかったんだけど、面白すぎる!ていうかでも一体どうやって両者を戦わせるのかと疑問に思えば、なんと舞台はピラミッド!というとこでもう◎ 監督独自にピラミッドの存在理由を定義させると同時に、そこにプレデターとエイリアンとの関わりまで見事なまでに巧い事くっつけた。そこら辺が、ただのB級VS作品になるかならないかの違いになったんろうなーと関心できるとこで。そしてそこまでおもろい土壌を完成させたなら、もうあとは両者存分にぶつけ合うのみ!エイリアンは相変わらずワケも分からず殺しまくるどうしようもない存在だし、プレデターはプレデターで、人間では到底かないっこない様な高度文明の集大成をご披露なさいますし。地球上では弱肉強食の頂点に立つ人間様がゴミ同然です。んだったら、エイリアンとプレデターどっちが強いんだい?って期待して観てたんですが、いやーこれは凄い。ストーリーにも関わるからネタバレはできないけどほんとに御両者見事!予想ではプレデターが圧勝だろ?というもんだったんですが、エイリアンも負けてない負けてない!今までに見た事の無い様な両者の本気モードの場面が、どっちにも金星あげたくなるようで笑いが止まんなかった。あえて多少ここで気になったのが、プレデターの方の動きが多少ぎこちないことかな。走ったりするシーンは、妙に人間っぽさがあって惜しかったし、脱出のシーンなんかでも、お得意の瞬間移動は使わんのかい?と突っ込みをいれたい部分もありました。でもまぁそれもひっくるめて面白い!っていうのが本心です。エイリアン、そしてプレデターという超大作を単に戦わせただけでなく、自らのアイデアで本編の魅力を損なうことなく見事に融合させた監督に、感謝だなこりゃー。あといっそのこと 、歴史の教科書なんかでもピラミッドの存在理由はこの作品を元にして訂正すればもっと面白味が湧くのに。ツタンカーメン等の墓だなんて嘘、嘘w 10点(2004-12-19 16:12:43)(良:1票) |
22. デッドコースター
こういった死神という要素のホラーを見た事無かっただけに感動しました。本当なら死を迎える運命の日なのだが、それを避けると死神の手によって強引に死という結末に至らしめられるという話で。その死なせ方というのは半ば強引なものではあるけど、なんかもう描写に圧倒されてそれどころじゃないし、ストーリーも意外にしっかりしてます。それにしてもこの死神による死なせ方がまた残忍なんだよなぁー、単に車に轢かれたり火事で焼死したりとかで終わらせないのが退屈させないところで、ヒドイんだけども非常にウマイ。死ぬか、死ぬか!?と充分ハラハラさせといて、一旦安心させ、直後以外な事で唐突に死なせる。この3段階による見せ方、間の取り方が心臓にショックを与え続ける。ラストまで死に方は大方そのパターンだけど、そうだと分かっていてもビクビクしちゃう。デッドコースターを降りるまでその恐怖を拭い去ることなんてできやしないんだな。 8点(2004-12-18 01:15:49) |
23. ザ・ロック
語るべきことは無い。とにかく面白い。観ていて楽しめる要素を全て詰め込んだような作品。 9点(2004-12-18 00:01:19) |
24. バーサーカー
なんかもうムチャクチャだなー。こういう路線でいけば当たると思ってんのかなあ・・・。とりあえずストーリーが破綻してるってのは観る前からパッケージで大体予想はついてて、いざ観てみると、やっぱりなんっかもうこういうのはお腹いっぱい。とりあえず笑うとけみたいなノリなんでしょうか。いろんな意味で笑えますが、とても楽しめるような作品ではありません。とにかく、今までにあった路線上に便乗してやりたいことをやった、んでしょうな。笑うとけ笑うとけ 2点(2004-12-17 00:35:58) |
25. 黒の怨
ジーパーズクリーパーズみたいな飛び回る婆さん幽霊は結構見応えあったんですが、なんていうか、外国の幽霊って日本のホラーの様な、タメがないんだよなぁ。急にワーっと出てこりゃ驚くだろってな魂胆が少し引っかかります。ホントに婆さん幽霊自体は良い線行ってたんだから、もうちょっとそのオリジナルらしい見せ方というか、そういうのが欲しかった。やっぱり、序盤に乳歯がどうのこうの言ってたり、婆さんの過去とかいろいろ説明してたんだから、もうちょっとそれを膨らますことできたでしょうに。その辺りが、婆さん幽霊の容姿だけで恐怖を押し通そうと甘んじた監督の失敗なんだろうな。まあ30前の若監督、この失敗作を煮詰めて、次にはもっとおもろい作品、作れるんでないかい? 5点(2004-12-14 23:47:31) |
26. コラテラル
見応え無いなー・・・。まずトムクルーズがどう見ても殺し屋という雰囲気じゃない、普通のリーマンと言った感じです。その時点でもうこれは終わったようなもんです。冷酷な殺し屋という役柄だというのに狡猾さ残忍さはもちろんのこと、緊張感ですら微塵も見えないんだよなぁ。加えて、所々マヌケな面が目立って一体何がしたいのか分かりません。中盤以降は、タクシー運ちゃんの単なるゲイストーカーなんではねえか?という疑問にまで駆られてしまうほどのキャラで。と、トムクルーズ否定ばかりですが、ストーリーもチャチなもんです。見せ場無し、ストーリー展開謎、ラスト破綻という感動すら覚えるような三拍子。劇場で本気で眠くなったのは自分としてはなかなか珍しいことだけど、これだけ長所が見当たらない作品も珍しい。まぁこれはトム肯定の人だけ楽しむ作品といったところでしょうか・・・こういう類の作品は一生観たくないな 1点(2004-12-14 19:41:50) |
27. ワイルドグリズリー<TVM>
グリズリーからなんも進歩してないなー。鮫モノとか他の動物ものなんかは結構リアルな線行ってるのは観てるんだけど、熊ってのは案外中途半端な材料なのかも。そういえば昔、マガジンでキムンカムイって漫画があったんだけど、おもしろかったんだよな~。熊の怖さが見事に出てて、読んでるだけでもゾクゾクした。あれを映画化してはどうかなーなんて思った事もあるけど、やっぱり熊の映像化は難しいんだろうか・・・。とりあえずこの作品の感想に戻すと、緊張感もクソもないです。ぬいぐるみの一匹舞台ということで。 3点(2004-12-14 00:00:22)(笑:1票) |
28. クライモリ(2003)
こういう作品見ていると、どうも13金や悪魔のいけにえを思い出してしまうんだけど、まぁパクリすぎず遠すぎずといった感じで。そこそこでした。ちょっと良かったと思うのは、殺人鬼が3人襲ってくるってとこかな。武器も3種3様で、なんだかロードオブザリングのあの3人衆を彷彿とさせるような感じで少し笑えましたが。にしてもこの3人、鬼の様に強い!人間とは思えない、てか絶対人間じゃないです。なんなんだろね、これ。まあそこが怖いっていうのもあるんだろけど、矛盾点をいろいろ考えちゃっ てシラけた場面もある。大体こんな広い森でそんな簡単に居場所がバレる訳がないかと。まぁ怖けりゃアリなのかね? 5点(2004-12-13 21:27:48) |
29. ファム・ファタール(2002)
なんか冒頭のシーンを観てた限りではもっとマシな展開になるかと思ってたんですが、これはおもしろくないなー!というのが本音です。というかストーリーのたるさに実際ウトウトしながら夢見心地で見てたからイマイチ意味がよくわからなかった部分もあるんだけど。それでも、あのラストは、え?ですな。ただでさえアレなのに、夢でした、なんて逆に価値下がっちゃうぞ・・・でもまぁ、こっちも夢見心地だった訳だからオアイコかな。 3点(2004-12-10 23:14:11) |
30. 激突!<TVM>
恐ろしい理由によって追い回される映画は数多くあるけど、理由も無く且つ執拗に追い回される映画は今の時代に見ても斬新に映る。初めは、この人は何故トラックに追われているのか?という疑問にかられて、その理由を追い求めている感じで観てたんだけど、どんどんトラックのその執拗さに恐怖感が増してきて結局、やられちゃいました。 いやぁ、ほんともう凄いな。設定的に、理不尽にも見ず知らずのトラックに追い回されるってのはそんなにおもしろいものだとは思えないのに、ここまでの作品に仕上げちゃうのは、やはり天才だ。会話は無い。ストーリーのテンポも別段良くないし、音楽も大して引き立たせるものでもなかった。登場人物だって出て来るのは主人公だけのようなもの。激突は言ってみれば映画とは言い難いほど何も無い世界だ。しかし監督は敢えて作品の中の在るべき材料を全て取り除いた。そして同時にその閑散とした空間に強烈な魔物を放った。エイリアンやゾンビとは比にならないほどの不気味なモンスター、この映画の世界をねじ曲げる程の。これは恐怖だ。なぜならそいつは何も語らない。自分が誰であるのか、追っていた理由、降参の言葉さえも。 10点(2004-12-10 22:52:40) |
31. 遠き落日
野口英世伝等は小さい頃アニメ等で見させられた覚えがある訳ですが。これ、別格です。レビューを見ると映画ではちょっとマイナーなようなので、ゴールデンタイムの2時間ドラマとかでやってもいいかと思います。それだけ惜しいと思える傑作です。他のアニメや本等で見るよりも全然野口英世を感動できます。あと、下の方がおっしゃっていますが三上博史が本当に野口英世に似てきます(笑 まぁそれだけ演技が巧いということもありますが。とにかく予想以上にこみ上げるモノが多々!一見の価値あり!という事で。あ、あと医者のタマゴ、必見よ。 9点(2004-12-08 23:43:06) |
32. N.Y.式ハッピー・セラピー
アメリカのコメディってどんなんだろうと思って、観た。面白い。徹底的に馬鹿をやるスタンスは好きです。そしてジャックニコルソン、こいつは紛れもない狂人だ。俳優をやる為に産まれてきた様な人物と言っても不思議じゃない程の演技者。いや、演技者じゃない、もう変人だ。間違いない。 8点(2004-12-08 23:05:19) |
33. エレファント・マン
イレイザーヘッドといい惨い作品だわー。現代の自分が見てもちょっとこの酷さはピンとこない部分もあって何だか茫然といった感じ。もう全てにおいて人間の厭な部分を全面に出してるから観ていて疲れてくるのよね。それでもエレファントマンの容姿、エレファントマンの不幸な描写にも顔を背けない自分がいるんだ。目をつぶりたい自分と、目を輝かせた自分が、、 8点(2004-12-08 22:41:08) |
34. 郵便配達は二度ベルを鳴らす(1981)
なんなの、このもつれは?こんなドラマを映画で見せられても・・・・分けわかんないっす。 2点(2004-12-06 23:38:21) |
35. オーシャンズ11
普通に娯楽映画として楽しめるわー。前にミニミニ大作戦なんてもんを観た事あるけど、あっちよりいろんな面でパワーアップしたのがこれ、ってな感じだなぁ。とにかく分かりやすくてテンポが良くて音楽良くて、疲れた時にはもってこいの作品。 キャラクターは、もうちょっとアクが強くてもよかったんじゃないか。主人公二人以外ほとんど記憶に残らない様なインスタントキャラってのが残念なところだね。 7点(2004-12-06 22:28:58) |
36. オールド・ボーイ(2003)
《ネタバレ》 ひでー話だなー。噂話というのは時として、人はこれ程までの恨みを買う事になるのか・・・この異常なまでの恨みというオチには納得できたようで少し納得できないような部分もあったかと・・。思ってたよりも、話の筋書きはしっかりしてて、ほとんど飽きる事無く鑑賞できたんだけど、内容には終始痛い思いをさせられました。ほんと痛いです。いやー、そこまでやるかぁという設定に、演技、描写、グロイのには慣れていても観ていて顔を背けたくなるようなシーンも多々。まあそれだけ中途半端な作品じゃなかった、という事ですな。ただ、複数のチンピラ相手と格闘する場面は減点対象。武器もった相手にそんな勝てる筈ないし、相手もすぐ折れるような角材ばっか持ってちゃだめ!格闘映画じゃないんだから、そこんとこもリアルにやってもらわんと興醒めするわな。 8点(2004-12-06 16:18:34) |
37. パルプ・フィクション
おもしろいっちゃあおもしろいんだけど、無駄なシーン多すぎ!その無駄なシーンのおかけでボーっと見てたら、何のこっちゃ全然分からなくなるし。幼稚な会話の後には重要な伏線が張ってあるし・・・なんていうちょっと詐欺まがいのストーリー展開なだけに、一回見る限りではストーリーを頭のなかで1本に繋げるのは非常に困難。2回見て、ああなるほどと合点がいくような感じで、実は本当にパルプ状に、難解な感じで入り組んでいる。その辺は良く練ってあって凄いと思うし、登場キャラもかっこいい!且つ迫力もある!見せるところはホントに魅せてくれるので、やっぱりおもしろいっていう感想になっちゃうか、な。ただ、ちょっと間違えれば駄作になってたんだろうな。この見終わった後の空虚なこと! 8点(2004-12-03 20:21:06) |
38. シャイニング(1980)
とにかく親父の怖さに尽きる。俳優の演技力でこんなに圧倒され恐怖感を覚えた作品は類を見ない・・・猛吹雪でホテルに閉じ込められた家族。そのホテルには悪魔が棲みついていて、親父に憑依。徐々に気が狂う親父は家族を皆殺しにしようとする。本来家族を守るはずの存在の者が全く逆の存在になり、且つホテルにいるのはこの一組の家族だけで、助けてくれる人間はいない。なんて設定だけでなかなか怖そうなのに、加えてその親父の狂気ときたらもう凄い。特殊メイクやCG等を超越した圧倒的な形相、インパクト、オーラだけで、見る者を恐怖のどん底へと陥れてしまったんだ。そしてそれはシャイニングという作品の本来の価値観をも超越してしまったのかもしれない。 9点(2004-12-02 23:07:10) |
39. スリーピー・ホロウ
ホラー映画として観ると大しておもしろくはないけど、たまにこういうホラーがあるってのも悪くないのかも。とにかく映像が綺麗というかなんというか。綺麗な絵本の世界をそのまま映画として再現したのかと思わせられるほど、甘美な映像に酔いしれる。その点を考えると点数はもうちょっと高いところなんだけど、中途半端なホラーでは納得できなくなった今は、やはりこんなところで。ストーリーは、もうちょっとだけでいいからホラー色を強めて恐怖感を上げてももよかったと思う。まぁ監督の他の作品を調べた限りでは、そんな意図はあまり考えてないといったところではあるけど。 5点(2004-12-02 20:48:05) |
40. ソウ
見始めで、CUBEの様な不条理感覚のサスペンスかと思って観てたんだけど、だんだんと現状に対する理由が明るみになってきて、かつての羊達の沈黙を彷彿とさせる様な感じに見えました。その入り組んだ設定はなかなか見応えがあったんだけど・・・ちょっと中盤だらけちゃったかな?という印象を受けました。初めの期待感、焦燥感の大きさから考えると、中盤もっとアッと言わせて欲しかったんだけど。欲張りかな。まぁそんでラスト、すげえわー。イマイチ犯人がおかしいなとは思ってたけど、そうやって終わらしたかー、と仰天。こういう終わり方もなかなかイヤなもんだよな。実際見終わった直後は満足感でしかなかったんだけど、後から考えてみると、少し・・?ってな作品です。次回作には大いに期待できる次第で。 8点(2004-12-01 01:25:05) |