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21.  さらばラバウル 《ネタバレ》 
本多猪四郎監督と言うと怪獣映画の監督として有名であり、どうしても怪獣映画の監督というイメージしかないだろうけどこのような怪獣など出てこなくてもきちんとした人間ドラマを撮れる監督であることが本作を見ると改めて解る。鬼隊長である若林大尉演じる池部良が普段は鬼だが美しく若き女性(岡田茉莉子)の前では他では見せない優しさを見せる。そんな二人の前で死に対する怖さ、思いの全てを語る三國連太郎演じる片瀬大尉の凄まじい演技が繰り出す悲しみ、二人の前で敵軍の玉に当たり死んで行く悲しさ、戦争の残酷さとそんな状況での男達の苦しみと女性の悲しさを共に描いて見せるこの映画、それはオープニングで多くの男達の前で踊る一人の女性(根岸明美)にしても生きる為の手段としての踊りのように感じられるし、色んな意味で深く悲しい人間ドラマとして忘れられない映画になりそうだ。 
[DVD(邦画)] 8点(2013-06-01 14:51:19)(良:1票)
22.  チャップリンのニューヨークの王様
チャップリンにとっては自分を追放したアメリカに対する怒りの気持ち、やるせない気持ちを全面に出しただけでそれまでの他のチャップリン映画とは別物として考えて見るべきである。これがこの映画を見る場合の見方だと私は思ってます。要するにチャップリン映画本来の優しさがこの映画にはない。では全くの駄作かて言うとそうとも思えない。それなりに楽しめはするし、だから6点なのだけれど、何度も言うようにチャップリン映画らしい映画ではない。チャップリン映画最後の名作は誰が何と言おうとライムライトで決まりである。チャップリン映画を一本も見たことのない方にこの映画を最初に見る事を私は薦めません。何故ならこれを見て、なんだ。チャップリンて大したことないじゃん!なんて言われるのが嫌だからである。  
[CS・衛星(字幕)] 6点(2012-11-08 22:11:05)(良:1票)
23.  禁断の惑星 《ネタバレ》 
いやあ、確かに「禁断の惑星」だ!地球上ではあんな短いスカートで男の嘘に騙され、キスされたり、抱きつかれたりする場面なんてそうは考えられない。ミニスカ姿で馬鹿な男どもの要求?いや、欲求と言う方が正しいかもしれない?この惑星ではキスすることが習慣であるとばかり騙されて男達とキスするアン・フランシス演じる若い美女、それを見て、何だか良いなあ!怖いけどあんなミニスカ姿の美女とキスできたり、抱き合っても文句の1つも言われないのなら一度ぐらいは行ってみたい。なんてお馬鹿な妄想を描きたてられる。男が男らしくある為の教育的な映画という見方も間違ってない?いや、それは絶対にお前がおかしいという答えが返ってきそうで怖い。怖いと言えばとにかくこの映画不気味です。音楽が物凄く恐い。恐怖という意味で考えればイドの怪物もその登場シーンの見せ方の不気味さ、恐さ、SF映画としてもホラー映画としても見られる映画になっている。それにしてもやっぱり羨ましい。この映画というよりこの惑星の男達はスケベの固まりである。そんなスケベだらけの男と女、更にロボット、怪物、映像的には古臭いけど、昨今のCGだけが売りのような大作にはない人間ドラマ的なものと手作り感によって感じられる映画製作というものの有り方についても考えさせられる。
[DVD(字幕)] 8点(2012-02-28 21:36:23)(良:2票)
24.  モンキー・ビジネス
これはもう明らかにアイデアの面白さ、馬鹿馬鹿しさ楽しむ。そして、マリリン・モンローの可愛さを見る為のような映画という気がしてならない。ケイリー・グラントの馬鹿ぷりとジンジャー・ロジャースのはじけっぷりも悪くない。はっきり言って中身のある内容じゃないし、ある意味、大馬鹿映画として許そうという心意気で楽しむ映画である。あのチンパンジーの演技も見所である。それにしてもここでのマリリン・モンローはやっぱり馬鹿ぽいけれど演技というよりはマリリン・モンローそのもののような感じがしてならない。「お熱いのがお好き」のマリリン・モンローはもう別格として、その次に可愛く見える。
[DVD(字幕)] 7点(2012-02-19 21:33:57)
25.  裸で御免なさい
「裸でごめんなさい」って何を言うか?こんなにも若くて健康的で可愛くてナイスバディのブリジット・バルドーなら許す。いや、もう男なら誰だって許すでしょ。これで許さないようでは男じゃないと言いたい。とにかくそのぐらい本当にブリジット・バルドーが最高です。もうストーリーなんてどうでも良いとさえ思えてしまうぐらいである。待てよ?ストーリーだってそんなに悪くはないぞ。むしろ良いではないか!だってブレジット・バルドーがストリップショーに出るんだぞ!そこまでの流れも良い感じである。そして、やはりブリジット・バルドーが良いのである。ブリジット・バルドーの健康的な肉体美、それを観て楽しむ。それでけっこうじゃないか!どうしても観たくて仕方なく、近所のレンタル屋にはないし、我慢出来ずにDVD買ってまで観た。観る動機が凄く不純であるので「スケベでごめんなさい」と謝りたい気持ちです。それでも観たことに後悔などしません。むしろ観て良かった。
[DVD(字幕)] 8点(2012-01-20 22:46:06)
26.  わんわん物語(1955)
犬好きの人にとってはこの映画の中の犬の可愛さは異常なほど可愛く感じられる映画ではないだろうか?トランプとレディの可愛いこと。特にレディの何たる可愛さ。この映画を観ると犬が欲しくなる。
[DVD(字幕)] 8点(2011-12-26 22:19:32)
27.  雪の女王(1957) 《ネタバレ》 
ゲルダのカイへの一途さ、愛の深さ、強さがよく伝わってくる。見ているだけで何とかしてやりたくなります。ゲルダが出逢う山賊やらその娘やら老婆に沢山の動物、何だかディズニーのアニメを意識しているようにも感じられる。アメリカに対するソ連の意識、ソ連映画にだってアメリカに負けない凄い作品があるんだぞというようなものが感じられる。「カイは離さない」と力強い台詞を吐くゲルダの前に立ちはだかろうとして解ける雪の王女と冷たくされていたカイが氷を離す瞬間の映像などこの作品はアニメであるからこその美しい映像の世界によって描かれていると言っていいぐらい本当に映像が美しい。おそらく今ならどの場面もCGで描こうとするだろうけど、この映画はCGでは表現出来ない人の気持ち、優しさというものをきちんと描いている。確かに迫力のある映像では現代の映画には勝てないが、中身では完全に勝っている。古い作品だからって侮れない。むしろ、何でもかんでもCGに頼ろうとする昨今の映像作家、監督にこの作品を観て何かを感じ取って欲しい。
[DVD(字幕)] 8点(2011-12-12 21:34:13)
28.  ハーヴェイ 《ネタバレ》 
人は大きくなる(歳を取ると)に連れて、物事に対して疑ってみたり、信用しなくなったりとそういうものをこの映画では大人になっても子供の気持ち、純粋に物事をとらえよう、例え他の人には見えなくても自分には見えるんだという主人公の姿がそれを物語っている。自分と同じように大きなうさぎのハーヴェイを見せることなく想像させてくれるという映画ならではの想像する力をこの映画を観ていると感じさせられる。ジェームズ・スチュウートの純粋さ、そんな気持ちを考えずに精神的におかしくなっていると医者に見せようとする姉、それでも絶対に自分の気持ちというものを正直に表そうとする主人公、ジェームズ・スチュワートの演技というよりもまるで人柄そのもののような表情から滲み出る人間的魅力で楽しませてくる映画だ。
[DVD(字幕)] 8点(2011-09-18 11:33:40)
29.  原爆の子 《ネタバレ》 
原爆が落とされた広島、そんな広島で生まれ、広島で育った新藤兼人監督だからこそ余計に戦争というものの辛さ、あの時代の子供達の健気さ、そういうものがひしひしと伝わってきます。子供達に対する石川先生の「みなさん、お休み中はうんと遊んで勉強して丈夫な子供になってください」という台詞に込められた力強いメッセージの中に生きる希望というものが見えてくる。この映画の中の子供達を観ていると今の子供達は子供らしさというものに欠けてしまっているような気がしてならない。子供が子供らしく外で元気に遊んでいるというようなものは最近はあまり見かけない。この映画の中の子供のようにもっともっと外で遊んでこそ子供なのだと思う。新藤兼人監督による現代の人達、大人と子供達全てに対して人間は希望を捨ててはならない。未来を生きようとする全ての人達へのメッセージ的な映画という意味でこの映画の持つ存在価値の高さは観るに値する。そして、二度とあんな原爆による被害というものがあってはならない。そういう監督の熱い思いが伝わる映画です。
[CS・衛星(邦画)] 8点(2011-08-16 22:07:20)(良:2票)
30.  狂った果実(1956)
なるほど、「狂った果実」とはこれまたタイトルの付け方が上手い。何だか全体に暗さが残るために観ていても面白いというようなものはない。ただ人は津川雅彦の選んだ行動を起しかねない。そういうものをギラギラした映像と俳優陣の演技で見せる映画として評価はしたい。正直、この映画における石原裕次郎はさほどかっこ良いとは感じなかった。北原三枝がまぶしいほどセクシーなのが作品全体を観れる映画にしているようで、それにしてもここでも津川雅彦ってスケベだと思った。ラストの津川雅彦の表情を見て、この映画の津川雅彦の演じた役柄なんて若き頃の「太陽がいっぱい」の頃のアラン・ドロンにぴったりのような感じがする。あと、石原裕次郎に北原三枝、何か足りない。そうだよ。石原裕次郎と来れば芦川いづみがいないのが残念。だけど、この内容には芦川いづみに似合う役はないような気もするし。
[DVD(邦画)] 6点(2011-08-15 17:49:16)
31.  ピーター・パン(1953)
最近、また昔、子供の頃に観ては楽しんだディズニーのアニメ、それも最近のではなくて、昔の作品を見直したりしている。勿論、この「ピーターパン」もそんな中の1本であるが、今、観てもやはり楽しめる。そして、やっぱり大好きな作品であることに変わりはない。ピーターパンとフック船長のやりとりも面白いけど、フック船長とワニとのやりとりは本当に笑えて仕方なく、何度観ても全く飽きることがない。ところでこの映画、山田洋次監督はもしかして?大好きなのかな?と思ってしまいます。タイガーリリーってあの名前は渥美清演じる寅さんと浅丘ルリ子演じる松岡リリーを想像してしまう。もしかしたらこの映画の中のタイガーリリーから頂いたのでは?違うかな?それはそうと、とにかく私はこの映画を観るといつまでも子供の頃の純粋な気持ちというものを大人になっても持ち続けていくことがどれほど素晴らしいことか教えられる気がします。
[DVD(吹替)] 9点(2011-04-19 21:22:11)(良:2票)
32.  花嫁の父 《ネタバレ》 
まずは何と言っても花嫁となるエリザベス・テイラーのとてもこの当時、まだ十代だとは思えないほどの美しさに驚かされる。そんな娘の心配ばかりしている父親の奮闘振り、娘の結婚相手が思っていた男ではなかったり、演説シーンでの可笑しさ、みんないなくなってしまった後の慌て方、夢に魘されている場面も恐いんだけど妙に可笑しかったりする。娘を思う父親の有り方、何しろ娘がここまで美しいエリザベス・テイラーだ!そりゃあ、落ち着いてはいられないのもよく解る。親子の絆を味わい深く描いている映画として評価して良いし、良きハリウッド映画にある品の良さを感じさせる作りにも共感出来る。それにしても本当にエリザベス・テイラーは美しい。美しさと上品さを兼ね備えている女優の代表!そして、守ってあげたくなる女優の代表でもある。これもまた間違いなくエリザベス・テイラーの代表作だと思います。
[DVD(字幕)] 8点(2011-04-09 14:09:46)
33.  ジャイアンツ
「ジャイアンツ」?テキサスなのに「ジャイアンツ」?テキサスなら「レンジャース」だろ!と突っ込み入れたくなる。けど見て納得です。この場合の「ジャイアンツ」とは「ドラえもん」に出てくるジャイアンのようなかっこ良さ、心の大きさ=ジャイアンツ(何故ならロック・ハドソンとジェームズ・ディーンの二人の男のことを言うのである。ジャイアントが二人でジャイアンツなのだろう!)間違っても日本のどこかの球団のアホオーナー、アホ社長ではない。日本が今、ひとつになろうとして協力しようとしている時に問題発言ばかり起こす。こいつらではない。私はこの映画、タイトルからして見ないでいた。毛嫌いしていた。とにかく昔から日本のジャイアンツ(読売)が大嫌いである。ただ一文字「ツ」の字があるだけでジャイアン(剛田武)は好きでもジャイアンツなんか大嫌いである。だから今までずっとどんなに良い。良い映画だ言われても見ないでいたが、エリザベス・テイラーの訃報を聞き、借りてきた。テキサスという壮大なる舞台、日本のジャイアンツとは全く違う温かさを感じさせる映画であり、確かに長いけど見応え十分のドラマになっている。これも偏に主演のロック・ハドソンとそんなロック・ハドソンが一目惚れするのも解る良い女の象徴、エリザベス・テイラーの美しさ、ジェームズ・ディーンのエリザベス・テイラーへの愛を語る時のあの目付き、色んな意味で心に残る映画として、またこれが遺作となってしまったジェームズ・ディーン、もっと長く生きていればエリザベス・テイラーともまだまだ共演していかもしれないのにと思うと泣けてくる。今頃、天国で二人はどんな会話をしているのだろうか?まあ、色々書いたみたけど間違いなくエリサベス・テイラーとジェームズ・ディーンの代表作であることは間違いない。
[DVD(字幕)] 8点(2011-03-27 21:39:57)(良:1票)
34.  ふしぎの国のアリス(1951)
これは意外でした。ふしぎの国のアリスって結構、恐い映画なんですね。アリスと出会う色んな動物たち、中でもあの毛虫は恐い。だってさ、身長七センチのむけし、実際に観たら不気味な形ですよ。七センチったかなり大きいよね。話としてはそこはそれでもディズニーらしくてミュージカル仕立てで楽しませてくれる。個人的には最後もしっくりこないものの、素晴らしい音楽とふしぎの国のふしぎな世界観が楽しめる映画として評価したいし、そういう意味からしての7点ぐらいは付けても良いのかなと思っての点数です。
[DVD(吹替)] 7点(2011-03-16 23:03:21)
35.  誇り高き男
えっ?放浪紳士チャーリーさん一人だけですか!失礼します。これはあのかっこ良い音楽、口笛え、どこかで何度か聞き覚えがあるけれど、この映画の主題歌だったんですね。これはとにかくあのかっこ良い音楽は一度、聞いたら絶対に耳に残って離れなくなります。かっこ良いのは何も音楽だけではない。西部劇らしいかっこ良く、男臭い男のオーラぷんぷん漂わせる男達の、タイトル通りの誇りを持った男の西部劇として、面白く観ることが出来た。渋い男の演技とそこに関わってくる女との駆け引きなど見応え十分です。それにしてもこの映画、あまり知られてないのか?有名じゃないのかな?西部劇が好きな人だったら間違いなく楽しめると思うのに、それだけにこういう映画こそ全国のレンタル屋さんに並べて欲しい。そういう映画は何もこの映画だけに限ったことではないけど。誰の眼にも止まらずにいる傑作、秀作映画がこの世にはかなり存在するように感じるのは私だけではないと思います。
[ビデオ(字幕)] 8点(2011-02-21 21:50:11)(良:2票)
36.  眠れる森の美女(1959)
えっ?16歳って嘘でしょて言いたくなるほどヒロインが本当に大人のようである。そんなヒロインの歌う曲、美しいメロディ、三人の妖精たちの掃除の場面やら色んな場面もディズニーらしい楽しさで見せてくれる。魔女の姿の恐さも印象的だし、ただヒロインが他のヒロインほど目立ってないような気がしなくもない。安心して見てられる所はディズニーの素晴らしさを感じさせるので大人も子供も男も女も誰でも楽しめる作品になっている。それにしてもあの魔女が見ている間、ずっと明石家さんまに見えてきてしまうのは私だけかな?オレたちひょうきん族の明石家さんまのブラックデビルのモデルはきっとこの映画の魔女に違いないと私は思ってる。
[DVD(吹替)] 7点(2011-01-30 18:15:39)
37.  シンデレラ(1950) 《ネタバレ》 
あの黒くて如何にも性格の悪そうな猫と他のネズミたちの攻防の面白さに加えて音楽の素晴らしさ、安心して見ていられるし、子供が観ても楽しめる。大人も楽しめるそんな作品になっている。ここらがディズニーの凄さである。シンデレラの邪魔ばかりするあのクソ婆とその二人の娘には腹が立って仕方ないが、それでも面白いし、カボチャの馬車、馬車に必要なのはの後のネズミには笑ってしまいます。なんでやねん?と突っ込み入れてしまうのは私だけでないはずです。どんな悪事にも負けずに頑張るシンデレラが可哀想であり、また意地らしくて良い。ところであのクソ婆から産まれてきた二人の姉妹、やっぱり親に似て、性格のブスさが顔によく現れている。シンデレラが幸せになれて良かったし、ざまあみろ!クソ婆、クソ姉妹と思いました。
[DVD(吹替)] 8点(2011-01-26 20:50:53)
38.  白鯨
何が何でも白鯨を倒してみせるぞ!という執念をグレゴリー・ペックの演技から感じられる。クライマックスの鯨との闘いのシーンは凄い迫力を感じさせる。物を獲ることへの執念深さをこの映画から教えてもらった気がする。諦めてはならない。諦めたらそこで全ては終わりであるということをこの映画は教えてくれる。ストーリー自体は特別に面白いとは感じないけど、映像の迫力(この迫力はCGなんかでは出せない。)と勝負に対する拘りの凄さ、色んなことを考えさせられる作品として見応えありの映画としての評価という意味を込めて7点付けたいと思います。
[DVD(字幕)] 7点(2011-01-22 19:47:48)
39.  ピカソ-天才の秘密 《ネタバレ》 
何?ピカソの映画だと?ただ絵を書いてるだけだろ!と思うかもしれないけど凄いぞ!一瞬足りとも眼が離せない。絵が一つ一つ違って見えてくるその画き方も凄いし、出来上がったかと思ったらその絵がこれまた別の形として現れてくるあたりの凄さ、面白さ、ピカソが描いている所を裏から撮影しているカメラワークの巧みさ、色んな意味で何だか凄い作品を見てしまったような錯覚に陥る。ただ絵を書いているだけなのに何故これほどスリリングなんだ?恐るべし!クルーゾー監督!この監督、全くと言って良いほどハズレがない。しかもどの作品も傑作ばかりだ。これまた凄いドキュメンタリー映画を見てしまった。
[DVD(字幕)] 9点(2011-01-12 22:37:10)
40.  白蛇伝 《ネタバレ》 
日本で初の天然カラーアニメとなる本作!これは凄い。普通、アニメと言うと出てくる人物、動物など皆、違う人が声を担当している。中には一人で二役てのもあるけど、このアニメは一人二役所ではない。ピーター・セラーズもびっくりの男の声は全て森繁久彌、女の声は全て宮城まり子とたった二人で全ての声をこなしている。たった二人の声だけで一本のアニメ映画を完成させている。何と言う凄さ!凄いのは何も声だけではない。今から五十年近くも前の作品なのに、古さを全く感じさせない。昔、子供の頃に観て楽しかった「まんが日本昔話」のような世界観、懐かしくて、だけど、とても新鮮!若い男女の恋物語、底に絡んでくる大勢の動物達のキャラクターも面白くて可愛い。タイトルにある白蛇になってしまっている愛すべき男を助け出そうとする女の優しさ、強力しあう動物達、妖怪だろうが、人間だろうが、動物だろうが、皆、優しい愛情に包まれている。何とも心温まる優しい映画である。このアニメ、間違いなく手塚治虫や藤子不二雄、宮崎駿、いやいや、日本中のアニメ作家、漫画化に大きく影響を与えている。漫画が日本文化であるように、アニメも日本の文化の象徴!絵が動くということの面白さをそれまでは黒白でしか表現できなかったものをカラーという初の試みで見せてくれている。いや、魅せてくれている。このアニメ映画の成功があったからこそ今の日本のアニメがあると言って良いだろう!とにかく素晴らしいアニメの傑作です。それにしても森繁久彌の声はいつ聞いても良いなあ!声だけで直ぐに森繁久彌と解る。俳優としても勿論だけど声優としても素晴らしい。日本映画は本当に惜しい人を失ったと思う。
[DVD(吹替)] 9点(2011-01-08 21:58:36)
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