21. ミリオンダラー・ベイビー
何か物足りなくカタルシスを獲得できなかったというのが率直な印象。尊厳死を題材にするならそこに至るまでの心の葛藤をもっと緻密に描写する必要があるし、父と娘の愛情劇を題材にするのなら深いバックグラウンドが欲しかった。とはいえ、「生」への執着を断ってまで自己を貫こうとするマギーの姿・生き方には心打たれるものがあった。 [DVD(字幕)] 6点(2006-06-29 13:36:43) |
22. キッド(1921)
言わばチャップリンの出世作。『街の灯』と同様サイレントがこの作品を素晴らしいものへと仕立てている。 笑いと感動が内包された作品であり、チャップリンの映画に対する愛情そして厳しさが詰まった作品。警官に親子だとばれないよう息子を蹴飛ばすシーン、警官を追いかける時のフェイント・・・どれも絶品である。また子役の演技が上手いそして可愛い。1920年代にこれほどまでの映画が作られたいうことにもはや感嘆を禁じえない。 [ビデオ(字幕)] 10点(2006-06-29 13:06:52) |
23. ローマの休日
初々しいオードリーの可愛さと郷愁感漂うローマの街を舞台に繰り広げられるロマンチックでシンプルなストーリーがこの映画を名作たらしめている。この映画におけるオードリーの存在感たるや見事の一言に尽きる。 [ビデオ(字幕)] 9点(2006-06-27 17:03:33) |
24. アラバマ物語
これほどコメントの難しい映画もない。古きよき時代と兄妹の愛情そしてグレゴリーペック演じる父親の優しさによって温かみのある作品になっている。 [DVD(字幕)] 7点(2006-06-25 16:52:28) |
25. サイダーハウス・ルール
いくつものテーマを複合的に孕んでいるため、ホーマーの成長過程や内面変化のプロセスがいまいち伝わりにくかったように感じた。もう少しシンプルに作れたのではないか。それでもこの作品を良質たらしめるのは題材のうまさである。何も知らない一人の青年が、サイダーハウスの「ルール」により「社会」というものを知り、自分のルールは自分で決断することを学ぶのである。子供の笑い顔で終えるラストシーンは特に素晴らしいと感じた。 [DVD(字幕)] 8点(2006-06-25 16:35:33) |
26. ターミネーター2/特別編
ジョンを呼べ。 [DVD(字幕)] 9点(2006-06-24 09:14:05) |
27. ブレイブハート
メルギブソン熱いねー。ブラウン管から彼の熱意がひしひしと伝わってきた。こんな熱い映画は久しぶり。男なら四の五の言わず一度は見るべし。 [DVD(字幕)] 8点(2006-06-24 09:10:06) |
28. ビッグ・フィッシュ
色彩豊かで綺麗なファンタジーであり鑑賞後心が豊かになれるような映画だった。しかし、だから何?といった感覚を拭うことはできず個人的に非常に後味の悪い映画だった。やはり、父親のホラ話・御伽噺に物語が終始し父子間の心のやり取りが希薄だったからだと思う。 [DVD(字幕)] 6点(2006-06-23 21:36:36)(良:1票) |
29. 猟奇的な彼女
メジャーな映画なので一応と思い鑑賞したがラブコメが嫌いな私にとっては苦痛でしかなかった。 [DVD(字幕)] 4点(2006-06-23 13:04:44) |
30. 戦場のメリークリスマス
メリークリスマス、ミスターローレンス! [DVD(字幕)] 6点(2006-06-23 12:53:06) |
31. 座頭市(2003)
たけし強すぎです。 [DVD(字幕)] 6点(2006-06-23 12:50:28) |
32. シティ・オブ・ゴッド
たまにはこういう映画も悪くない。ほとんど無法地帯の「神の街」。南米あたりにはあるんだろうなこういう街が。 [DVD(字幕)] 7点(2006-06-23 12:45:25) |
33. 壬生義士伝
多くの方が思ってるようにラストのシーンが長かったし、聞きとりにくかったところが不満だった。まあ死に瀕している人間がはっきりしゃべれるわけもないのだが…。時代劇映画は主題に「義」を貫徹させているものが多いが、この作品ではそれは意外に浅薄なものだったりする。寧ろ様々な思いに駆られながらも戦うことをやめない一武士の生き様を見たような気がする。 [DVD(字幕)] 6点(2006-06-23 09:06:56)(良:1票) |
34. エリン・ブロコビッチ
そこそこ面白かった。という以外にはコメントの仕様がない。見ているときは楽しいのだがあまり印象に残らないといった感じ。ジュリア・ロバーツのナイスバディには感動した。 [ビデオ(字幕)] 6点(2005-11-28 06:56:34) |
35. たそがれ清兵衛
混沌とする幕末にあってなお自分を失わない清兵衛。藩命といえども自分と同じ境遇いわば世の中の犠牲者である人間を殺めなければならない。眼前に横たわる大きな不条理に対し彼が為し得たのはただそれを受け入れることだけだった。今まで見たどの侍映画以上に侍の精神・真髄を感じられる内容でした。淡々とした物語の中にも人間味に溢れた深みがある良作。 [ビデオ(字幕)] 9点(2005-11-28 06:47:42) |
36. グリーンマイル
こういう脚本の映画は嫌いではない、むしろ好きな部類に入る。しかし、この映画はつまんなかった。感動の押売り的な印象を強く受けた。何より、死刑囚の口からナニが出てきたときはかなり萎えた。 [ビデオ(字幕)] 4点(2005-11-23 02:51:51) |
37. メリーに首ったけ
下ネタ満載の下品な笑いが全く理解できない。 失笑を禁じ得ませんでした。 [ビデオ(字幕)] 1点(2005-11-23 02:48:51) |
38. レインマン
映画の中身自体は格別いいとは思わなかったがダスティン・ホフマンの演技が素晴らしい。彼の演技だけでも十分見る価値のある作品だと思う。 [ビデオ(字幕)] 7点(2005-11-23 02:47:53) |
39. 禁じられた遊び(1952)
子供たちの十字架遊びは禁じられるにもかかわらず大人たちは戦争によって無数の十字架を立てていく。どこまでも子供の目線で描かれたこの作品は戦争の不条理を静かにそして痛切に訴える。まだ何も知らない少女が初めて別れの感情を抱くラストシーン。親の死を知っているのにママと叫ぶ。雑踏の中へ消えていくその姿は将来に対する深い余韻を与えてくれる。 [ビデオ(字幕)] 9点(2005-11-21 01:59:02) |
40. ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ
面白かった。脚本が非常に上手く組み立てられていたので最初から最後まで飽きずに見ることが出来た。 [ビデオ(字幕)] 8点(2005-11-16 14:01:22) |