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プロフィール
コメント数 25
性別 男性
自己紹介 頑張りは持続できない。
持続性がなければ私ではいられない。

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21.  ボーン・スプレマシー
「ボーンスプレマシー」はとても瞬発力があり、スピーディーでクールな映画だ。 ボーンの動きは反射的であり一切の無駄がなく一瞬で相手の急所を刺すように殴り蹴り倒す。 彼の脳の思考回路がそのままの映像のカッティングになっているかのように本能的に次から次へととてつもない速さで切り替わるカットはとても躍動的だ。 乱暴に見えるカメラのブレも手持ちカメラを直感的に操作しているためだろう、とても臨場感があり緊迫感を感じる。 音楽も的確に心情に合わせており、特に緊張感の高まるシーンでしっかり映像に音楽が追随し映画を盛り上げているのが素晴らしい。 ラストのカーチェイスシーンはまさに上記で述べた事の集大成。5分間のカーチェイスでカットの数は300以上。これは平均一秒間に1カット以上の計算である。もはや観るのではなく感じろの境地。他の映画のカーチェイスをヌルく感じさせる次世代の演出である。  ―――私はこの映画を劇場で優に十回以上は観た。ラストのカーチェイスに至っては三十回近くは観賞したマニアである。 のちにDVDソフトが販売され、それを購入し自宅で観て愕然とした。 それなりのシステムで再生してはいるが劇場クオリティには到底及ばず映画全体がとてもチープに見えてショックを受けたものだ。 周知の事だが映画は劇場で再生されるのを前提に制作している。なのでその作品の意図や本質を理解するには、映画館で観賞(体感)するのが自然である。どのメディアで映画を楽しむかは個人の自由だが、作品のクオリティを意識するという事は作り手側は当然だが受け手側も考える必要が私はあると思う。  【追記】HD-DVD版「ボーンスプレマシー」を視聴した。 映像もサウンドも劇場クオリティーに大きく近づいているのに深く感動した。
[映画館(字幕)] 10点(2007-11-03 01:36:30)
22.  トランスフォーマー
こういう映画を観ると私は思う。  映画に限らずどんなことにも「能動的か受動的」かと。  例えば、子供はガラクタで様々な世界へ旅立てるイマジネーションを持つ。 自らの働きかけでガラクタが宇宙の果てに飛び出し魔法を放ち言葉を話す能動の生物だ。  そして歳をとると、人は受け身に回りやすい。 自らで思考を放棄し貪るように外からの刺激を待つ受動の生物だ。  しかし自らの望むモノを得たいのなら自身の働き掛け無しには成立しない。 感動している時の人はとても能動的な筈だ。   ―――最後に。 映画で使われるCGは、お金と技術さえあれば簡単に作りだせると考える人がいるがそうではない。よく考えてみて欲しい。無から生み出しそれを有あるモノに見せる、もしくは有あるモノに組み込みそして調和させている事を。これは無限の可能性を秘めた高度なクリエイトだ。だから本作のCGロボットの一挙一動見るだけで私は感嘆のため息が出るのである。
[映画館(字幕)] 10点(2007-08-08 03:25:58)
23.  王立宇宙軍 オネアミスの翼
王立宇宙軍は映像と音楽の調和がとても素晴らしい作品。 名作と呼ばれる映画は実写を含め映像と音楽が匠に交わり、 その相乗効果は作り手の思惑を超えたある種の奇蹟を生む。 王立宇宙軍のストーリーや演出、ビジュアルやメッセージ性は大人が見ても十分堪えうるレベルで、世界観は異世界と実世界の狭間に在るようでとてもリアリティを感じる。 まさに名作だ。
[DVD(邦画)] 10点(2007-07-28 12:55:01)
24.  CASSHERN
映画は芸術である。CASSHERNを観て再認識した。作品全体にオリジナリティーが溢れ、新しい刺激に満ち溢れている。映像、カッティング(編集)、音楽の使い方、どれも独自の世界観を創り、とくに或るルールに伴って表れる幾何学模様は神からの啓示であるかなような錯覚を生む。 ・・しかし・・・なぜ、劇場版とDVD版のBGMの使い方が違うんだ?私は劇場版のほうが好きだった・・・
[映画館(邦画)] 10点(2006-12-29 16:20:52)
25.  シン・レッド・ライン
詩的な台詞、神秘性を感じされる自然の情景、全ては愛から生まれるというメッセージ性がとてもストレートに表現されている作品。ウィット二等兵とウェルシュ曹長の絆はとても深く、戦争という影の中で光を放っていた。
[DVD(字幕)] 10点(2006-12-23 12:06:17)
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