21. 28週後...
前作は自分の見たゾンビ映画では最高の出来の作品だったので、今回は期待して鑑賞しました。一回見た感じではこの作品はアタリではないかと思った。このシリーズの魅力は人間の闇の部分を浮き彫りにした所にあると思う。ただ前作ではエンディングの爽やかさがあったのだが、今回は容赦のない描き方になっているとこが違う所。グロい描写やホラーの緊迫感などゾンビ映画のお約束も十分に楽しめたが、一番印象に残ったのはマニュアル重視で普通の人間を皆殺しにすることと、軍人が子供を逃がすと言う行動が正義とはかけ離れたその後の破滅をもたらすと言う相反している所の巧さ。どちらも正しいけど正しくない、その場に立った人間の言い分があり妙に納得させられてしまった。個人的には前作と今作どちらも捨てがたい出来で同じ点数を付けさせてもらいました。次回作も出るらしいので多分見るんだろうな~ ただ、映画館で見る勇気ないんでDVDで(笑) [DVD(字幕)] 7点(2008-12-18 17:08:45) |
22. ハイド・アンド・シーク/暗闇のかくれんぼ
《ネタバレ》 とにかくこの映画の脚本は使い古された内容ばかりで面白みがない。天才子役のダコタとあの天下のデニーロが共演したとしてもこの脚本では良さを殺すようなもの。特に早い段階でチャーリーの正体に気づいてしまえば退屈でしかないだろう。個人的にデニーロはこう言う映画に出るべきじゃないと思う。 [地上波(字幕)] 4点(2008-11-24 02:48:21) |
23. ワンス・アンド・フォーエバー
《ネタバレ》 アメリカで夫の帰りを待つ家族など、戦場以外の心境を描いている所が他の戦争映画とは大きく違うところだと思った。特に死亡届けを配るシーンは死を受け入れる家族の苦悩がよくわかるし、その後の生還したシーンを引き立てていると思う。アメリカ寄りに話は進行するがベトナム側にもスポットを当てていることは評価できると思う、それぞれの指揮官の生き様であったり、部下を守ろうと言う使命感が伝わってきて他の映画とはまた少し変わった視点から見ることができた。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2008-11-24 01:12:51) |
24. どですかでん
《ネタバレ》 初の黒澤監督のカラー作品と言うことで楽しみにしていたんですが、これが黒澤監督の映画かと疑いたくなるような予想外の映画で正直ビックリしてしまった。たしかにそれまでのモノクロ映画とは一味も二味も違う味付け、ある意味黒澤監督の映画で一番印象に残った映画になったと思う。冒頭のお経のシーンからしてビックリだが、まぁこれでもかと変人のオンパレードで途中まで何が伝えたいのかサッパリわからなくて、少し見るのがきつくなった。それでも映画が終わって振り返ってみると、以外に印象に残るシーンが多いことに気づいた。特に妄想に耽る親とその子供、傍から見るといかにも上手くいってなさそうな夫婦、神の様に人々に接するおじさん、すべて違う話だけれどそれぞれの話に面白さがあり自分好みのシーンを見つける楽しさはあると思った。また、せっかくのカラーの美しさを逆手に取るかのように朽ち果てた世界を映像にしたところは芸術的とも言えるのかもしれない。七人の侍、椿三十郎、天国と地獄などの名作とは違い評価されにくい部類の映画なのは見れば一目同然だが、奇抜な美的センスと個性的なキャラクターは一度見る価値はあるのかもしれない。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2008-11-20 16:51:24) |
25. メルキアデス・エストラーダの3度の埋葬
《ネタバレ》 まさかこんな話に展開するとは思っても見ませんでしたが、トータルで考えると悪くない出来かな。ただ、いくら親友の頼みでもあれはやりすぎでしょ、少なくとも共感は出来ない話でした。時間軸を変えたことは個人的に正解だと思った、話が話なだけにそのままだと退屈してたと思う(混乱した人はさらに詰まらなくなるが)。一番よく分からなかったのがメルキアデスの嘘、ピートも彼の誠実さゆえの行動のはず、何で家族や架空の村の名前を話をしたのかサッパリ意味が分からなかった、村らしきものはあったけど、スッキリしない。救いはマイクを許したとこかな、ピートが最後にただの異常者で終わらないでよかった。内容はたいしたことはないが国境を越えるシーンの景色がなかなかよかったので+1 [CS・衛星(字幕)] 6点(2008-10-21 21:49:44) |
26. キサラギ
《ネタバレ》 脚本が素晴らしい!はじめはアイドルオタクの話で少し後先が不安になったが、それが作戦のうちだったかのように時間が経つにつれてどんどん面白くなっていく。しかも自分が普通だったら嫌いになるようなお笑いものをちょくちょく入れているのにそのオフザケがまたいい味になっている。最後の最後まで犯人の予想がつかないようになってるのもいいし、個性豊かな役者が揃っているのも見どころの一つ。細かいことを言うとストーカーと間違えられた時点で父親と言わないのはおかしいだとか、いくらなんでも洗剤と油ぐらい間違えないだろうとか引っかかるところはあったのだが、派手なCGとか予算では海外には絶対勝てない日本映画だからこそ脚本の巧さや日本独自の文化や、俳優の個性で勝つしかないわけで、そう言う意味ではそれを上手く具現化させた作品だと思った。 [DVD(邦画)] 8点(2008-10-08 18:10:04) |
27. プラクティカル・マジック
《ネタバレ》 ニコール・キッドマンとサンドラ・ブロックの二大女優のコラボに期待してましたが、まぁこんなもんかなと言う内容でした。軽いノリが持ち味の映画なんだとは思ったんですが、二人の良さがあまり出ていなかった。ファンタジー?サスペンス?と言うにはあまりにも微妙だし、警官との恋愛に発展するところも無理すぎる。最後は魔女と言うよりは悪魔払いの話になってるし。ふたりの美貌は認めますが、ストーリーに魅力がないと厳しい。 [地上波(吹替)] 4点(2008-10-08 17:09:36) |
28. ダークサマー
《ネタバレ》 初めは実は二重人格で主人公が犯人って感じかと少し疑ってたんで。正統派のサスペンスを見たって感じで少し嬉しかった。新しさは無いけどサスペンスの基本要素は詰め込まれてる感じ。とは言っても基本も基本すぎて特に目立つ所もないし、話が読めるのはマイナスでした。自分なんかゴルフ場の下りでここに死体ても埋まってんのか?って薄々気づいてしまったし。ラストサマーとかスクリームとか絶叫するような映画が好きな人には退屈な映画でしょうね。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2008-09-09 02:34:23) |
29. 蜘蛛巣城
《ネタバレ》 仕方ないかもしれないが所々で台詞が聞き取りにくい場面があり、これだけはマイナス点でした(字幕が欲しかった)。ただ、黒澤監督のダイナミックな映像はモノクロ映像と言うことを忘れさせるような迫力で。森を駆け回る馬のシーン一つにしたって撮り方が上手く素晴らしいし、富士山に実際に組んだと言う蜘蛛巣城、無数の矢が飛んでくるラストにしたってCGでは決して出せない本物にこだわった黒澤監督ならでは。特に無数に降り注ぐ矢のシーンでは至近距離から矢を射っていたと言うし、今では決して実現しないことでしょう(それを引き受けた三船さんも凄いが)。しかし、この時代にシェークスピアの「マクベス」をアレンジするという大胆な試みをやったことも凄いが、それを見事に日本のおとぎ話のように作りかえたのも凄い。やはり時代を超えても残る映画を数多く撮っている黒澤監督ってやっぱり凄いなと改めて感じさせられる作品でした。 [CS・衛星(邦画)] 8点(2008-09-03 01:15:05) |
30. トスカーナの休日
《ネタバレ》 映画見る前にトスカーナは人の名前かと勘違いしてました(笑) まぁ、それは置いといて。イタリアの景色はとても神秘的で癒された、イタリア料理を囲んで食べたり、話したり、他人でも開放的なイタリア人って暖いファミリーって感じで、いいなーなんて思いました。ただ話ができすぎてるし、よくある話と言われればその通りで、この映画から感じる所はあまりなかったように思います。ただ、不思議とイタリアの街の魅力と淡々と進む話が良いリズムを刻んでいるような、そんな心地よさを感じる映画でした。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2008-09-01 17:19:27) |
31. 世界最速のインディアン
話が上手く作りすぎているのは確かだが、お爺ちゃんの人柄やプロフェッショナル根性に胸が熱くなりました。あんな活発なお爺ちゃんには絶対になれないし、なろうとは思わない。ただ自分の夢を叶えたいと言う底知れない情熱が、周りの人を動かしていく姿は見てて気持ちよかった。「諦めなきゃ何でも出来るってぞ」って言われたような感じで、素直にメッセージに共感できた。なかなか良い映画だと思ったしアンソニーの新たな魅力を見つけた感じです。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2008-08-19 13:06:05) |
32. フラガール
《ネタバレ》 笑いあり、感動あり、あまり深く考えずに気軽に見れる作品。田舎を変えようとする人々の努力が常磐ハワイアンセンターを造ったのにはもちろん感動したんですが、町の人にはかなり深刻な問題で、炭鉱を掘ることでしか食うことが出来ない町の状態や職を失った人には賭けのような状態だったとは全く知りませんでした。踊りをマスターするのも大変な努力だったと思いますが、方言なんかもよく頑張ってるなと感心させられた。やっぱりこの話のメインであるフラダンスには感動。村の威信を賭けて頑張りが実った瞬間であり、フラダンスの娘たちの努力が報われた瞬間でもある。古典的な話ではあるが、頑張ったものが夢を叶える瞬間はやっぱり感動的です。 [地上波(邦画)] 7点(2008-07-29 16:31:30) |
33. リーグ・オブ・レジェンド/時空を超えた戦い
《ネタバレ》 なんかもう、何でもありって感じで。つまらなくもないがメンバー構成に違和感を感じてしまい、あまりこのノリに付いて行けなかった。それぞれの特技がありヒーロー戦隊もののようでワクワクするところもあるにはあるが、所詮は子供向けのファンタジーの域。ストーリーをもう少し考えてほしかった(このメンバーで話を作る時点でもう失敗かもしれないけど)。まぁ、一度見たら二回目は決して見たいとは思わない映画ですな。みなさんが言うように、これがショーン・コネリーの遺作になるとはちょっと悲しすぎますね。 [ビデオ(吹替)] 5点(2008-07-29 16:11:40) |
34. ミリオンズ
《ネタバレ》 空想物語と現実的な話が交互に出る作りに、色彩の鮮やかさアニメーションなどを取り入れてあって遊び心満載な映画と言う感じでした。あと、子供たちの大人の扱い方の巧さに一本と言う感じかな。でも肝心なお金の使い道が聖者とかあれほど言っときながら好き勝手使ってるし、最後で結局良い事しましたってなラストにされてもね~ 絶対に最後に何か思わぬ展開が待ち受けていると思っていたので余計にガッカリした。見ている時はそれなりに楽しめたけど最終的にはあまり何も残らない映画でした。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2008-07-06 23:03:59) |
35. 沈黙の追撃
《ネタバレ》 セガールも今風の複雑な映画にチャレンジしたつもりなんだろうけど、いまいちピンと来なかった。昔の仲間を集めて任務を遂行にあたっている所までは期待が持てたが、それから下がる一方、敵か味方か微妙なマインドコントロールさらた人&その他をセガールがバシバシ制裁してめでたしめでたしってこれでいいのか?話が分かりずらいことに加え強引過ぎる展開、洗脳せれた人は皆殺し、仲間が死んでも気にしないラストの終わり方なんてあまりにも酷すぎる。こんなことなら分かりやすいアクション映画にまとめてくれた方が良かったよ。見終わって沈黙(落胆)すること必至です!! [地上波(吹替)] 3点(2008-07-01 14:04:53) |
36. ランボー
《ネタバレ》 かなり久しぶりに拝見したんですが、いいですね。怪我しても戦い続けるタフさ、これがランボーの美学。戦闘、サバイバルのスペシャリストで野性的で危険な雰囲気のランボーと親友や戦争への怒りで無情感に襲われる弱いランボー、その2面性が凄く魅力的に感じました。反戦争的なテイストを少し感じる作品ですが、続編ではただのアクション映画になってしまった気はします、その辺は残念ですね。ただ、スタローンの作品ではロッキーに並んで忘れられない映画には違いない。 [地上波(吹替)] 7点(2008-07-01 13:41:41) |
37. インディ・ジョーンズ/最後の聖戦
《ネタバレ》 このシリーズでは一番良い出来と言えるんじゃないでしょうか。ハリソン・フォードはもちろんだけど、父親役のショーン・コネリーが良いスパイスになってます。親子の漫才のような駆け引きが楽しかった。そして何と言っても三つの試練。子供の頃にみてワクワクしながら見ていたのを思い出しました。板が周りに同化していたと言うオチが印象に残ってますねあのアイディアは当時は感動しました。子供の頃はこんな冒険に憧れて考古学者になるとか言ってた気がします(笑)冒険活劇の代名詞と言っても良い名作。 [地上波(吹替)] 8点(2008-07-01 13:16:46)(良:1票) |
38. 747 エア・ターゲット
《ネタバレ》 航空機から盗むってのは面白い発想だとは思う、空中で盗みを働く「オーシャンズ11」と言った感じかな。ただ、華麗に盗むと言うわけでも無いしね、何か物足りない話でした。最後のオチもよくある展開だったのもあってこの点数かな。 [地上波(吹替)] 5点(2008-06-18 11:53:00) |
39. タイタニック(1997)
《ネタバレ》 その当時は本当に圧倒されたし、もの凄く印象には残っているんですが。どうも今見るとラブストーリー仕立てにしている所が好きに慣れません。当時の技術では最高のVFXを使っていたであろう船の沈没シーン、グラフィックで作った人など今見ても凄いしジェームス・キャメロンの5年を懸けた努力や情熱はさすがだとは思います。ですが長々と恋愛を描いた前半部分はもう少し短縮できたと思うし、個人的には悲劇を伝えるところをメインにもっと描いてほしかった気がします。やはり歴史に残る事件なので自分にはどうしても中途半端な描きかたに見えてしまいますね。ただこれがヒットした理由は恋愛のシーンがあったからなんだよな~、必ずしもヒット作=良い映画ではないと言うことですね。必死に笛を吹いて助けを呼ぶシーンが印象に残ってます。 [ビデオ(字幕)] 7点(2008-06-11 11:47:31) |
40. ボーン・スプレマシー
《ネタバレ》 物語の全貌が見えてくるのにともなって全体的に暗い印象が残るが、テンポと物語の展開の良さはさすがで実に計算されている映画だと感じた。恋人の急死から始まることによって続編へ興味を借りたて、その後の「ボーン・アルティメイタム」にも違和感なく見事に繋がっていると思います。悪いところを上げるとすると少し手ぶれが気になった所ですね、臨場感が出すための演出でしょうがアクションを目で追えないのはちょっと違和感を感じた。ただ前作のアクションよりも進化していていると感じましたし、個人的には続編ものとしては合格点だと思います。 [DVD(字幕)] 7点(2008-06-10 13:19:34) |