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プロフィール
コメント数 3430
性別 男性
自己紹介 監督別鑑賞作品数

成瀨巳喜男 69
溝口健二 34
川島雄三 42
小津安二郎 37
豊田四郎 19
石井岳龍 18
矢崎仁司 12
西川美和 8
山下敦弘 18
今泉力哉 24
フェデリコ・フェリーニ 24
ミケランジェロ・アントニオーニ 16
ピエル・パオロ・パゾリーニ 16
ルキノ・ヴィスコンティ 18
ロベルト・ロッセリーニ 15
ジャン=リュック・ゴダール 38
フランソワ・トリュフォー 24
ルイ・マル 17
ジャン・ルノワール 19
ジャック・ベッケル 14
ジャン=ピエール・メルヴィル 11
ロベール・ブレッソン 12
イングマール・ベルイマン 28
アルフレッド・ヒッチコック 56
ジム・ジャームッシュ 16
ホウ・シャオシェン 19
ウォン・カーウァイ 14
ジャ・ジャンクー 9

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21.  天国はまだ遠い 《ネタバレ》 
前知識なしで見たので、途中で頭の中が一瞬混乱したよ。 いやーびっくりしたね。 こんなぶっ飛んだ話とは。  でもこれも奥が深いね。 最初、玄理は霊感とか信じないタイプと言ってたでしょ。 それが最後は感極まって男と抱き合う始末。 でもこれって、死に別れた会いたかった姉が今まさに目の前に生き返ったと感じたからこそ抱き合った訳で、人間、本当にまた会いたい人が憑依すると言われたら実際信じちゃうんだよ?という事を言いたいのではないだろうか。  かく言うわたしも霊感だとかイタコだとか信じてないタイプなんだけど、なんだかその考えが揺らいでしまった。  (どうでもいいはなし) この男は玄理と熱い抱擁を出来た訳で、実に役得だなぁと嫉妬した。憑依した女性を熱演した甲斐があって良かったねぇ、クソッタレ。 この頃の玄理はアラサーにも関わらずまだ幼さが残っていて、後年の『偶然と想像』の時の完全無欠な美人な彼女とはまた別の魅力がある。
[映画館(邦画)] 7点(2024-11-29 19:18:31)
22.  永遠に君を愛す 《ネタバレ》 
本作での河井青葉はやっぱり綺麗だった。 『偶然と想像』での疲れ切った主婦役がよく似合う河井青葉は河井青葉なんかじゃないよ! やはり彼女はこうでなくっちゃ!  結婚式の当日になって新婦の不貞の事実、そしてそれを実は新郎が知っていたという事実が発覚、結婚式は取り止めになるのか?!というお話。 結論、でもお互い愛し合ってます結婚します!ってオチなんだけど、なかなか深いなぁと思う。  だってそんな事実が発覚したら普通に考えれば結婚なんかしない事になりそうなもんだけど、相手を本当に愛していて一生を共にしたいとお互いが考えているからこそ結婚する決心をした訳であって、真の愛とはこれなんだと感じた次第。  そう考えると相手の浮気を知ったくらいで結婚をやめたり、離婚をしたりするのって、しょせんは本当に相手を愛していたわけではないのだということになる。 永遠に君を愛すとはそういうことなんだと。  (わたしと濱口竜介の共通点?) 濱口竜介監督が今までに主演に起用した女優のうち、河井青葉、玄理、唐田えりか、いずれもわたしが大好きな女優ばかりだ。 わたしと濱口竜介の女性の好みは相当に似通っているかもしれない。
[映画館(邦画)] 6点(2024-11-29 18:40:06)
23.  アンダーカレント 《ネタバレ》 
真木よう子の悲しい過去、友人をさらっていった男から脅されたから事件について知らないと嘘をついた。 子どもだから怖いだろうし仕方のないことだが、本人からしたら深い心の傷だろう。 とてもよく理解できる心情ではあるが暗い過去すぎて見ていて気持ちが滅入ってしまう。 この事件が関係者をいかに長い期間苦しめるのかを知らしめるという点において、本作は成功しているし社会的な意義もあるだろう。 だけど真木よう子の暗い過去を背負った表情が見ていてしんどい。 つまりこの作品を見ているとしんどいんだ。 自分のことさえ分からないのだから、他人のことなんて分からない。 確かにそうなんだけど、それを言ったら身も蓋もないよ。 井浦新が黙って去ろうとしたけどバスに乗るのは思いとどまって、銭湯に戻って何事も無かったかのように薪を焚べてるシーンとかは好きだけどね。 全体的に冗長で暗い。
[インターネット(邦画)] 6点(2024-11-29 15:56:41)
24.  人生はわれらのもの 《ネタバレ》 
見る前の前提知識としてフランスにおける共産党とは何なのか、何と対立していて何と同胞なのか、ファシストとは何かについてくらいは知ってないと訳のわからないまま終わってしまうプロパガンダ映画である。 戦争や政治思想に関する歴史的映像を見たという感覚であり、面白いとかつらまないとかの尺度では測れない内容である。
[インターネット(字幕)] 5点(2024-11-26 20:29:26)
25.  映画『からかい上手の高木さん』 《ネタバレ》 
これは『耳をすませば』を超える耳すま症候群な映画だ。 特に永野芽郁ファンが見たら間違いなく重症な耳すま症候群になるだろうね。  浴衣姿の永野芽郁が隣りに座っていて一緒に花火を見るとか、どんだけ幸せなんだよ! と元気なくツッコミながら見ていた、口をへの字に曲げて指をくわえて( ⋅́ ̯⋅̀ )ショボーン
[インターネット(邦画)] 8点(2024-11-24 22:30:19)
26.  ハッピーアワー 《ネタバレ》 
映画館で317分を初体験。 内容は良かったが317分は相当に堪える。 マジでキツイ。 エンドロールが流れた時の安堵感ったらない。  濱口竜介監督はどうも美人を不幸に、美人以外の人を幸せにしたいらしい。 これは他の濱口作品でも感じた。 美人になんかされたのかな?  女性4人が主人公の映画であるが、それを取り巻く男性陣がどいつもこいつも不快な野郎ばかり。 これはわざとなのかな? だからこそ女性が際立つみたいな。  仕事優先で家のことを全て妻に任せていた夫。 妻に浮気されるも謝ってもらえず。 ただこの夫はモラハラ気味だから浮気されて仕方ないのかも。 妻に対して稼ぐ力が無いだの言ってはならないね、絶対に。  かわいい作家(これがほんとマジでかわいい)に好きと告白されて浮き足だったロン毛ヒゲ男。 交通事故に遭って妻にざまあみろと言われるが、これは当然だね、同意。  謎のワークショップが開催される。 テーマは「重心」。 これがやたらに胡散臭いが、何気に内容が面白かった。  群像劇っぽい内容だが、一つ一つの話にケリをつけたのは凄い。 これだけ風呂敷を広げてよく収拾をつけたものだ。  さて317分は必要だったのか? これ案外、重要な問題。 それは実際に見てご判断を。 317分の映画を見たという体験は、あなたの人生において必ずや貴重なものになるであろうから。  (映画の内容とは関係のない個人的メモ) 下高井戸シネマにて鑑賞。 場内は満員。 下高井戸シネマには何度か来ているが満員になったのは初めて。 客層は何故だか爺さんが一人もいない(おっさんは大量に居たが)。 婆さんは数人いた。 本作の鑑賞料金は3000円でシニア割引などの割引は一切ないとのこと。 通常この映画館ではシニア割引適用で一本1000円で見ることができる。 なので本作は老人の財布に優しくないのだが、爺さんがいないのは果たして金額の高さが理由なのだろうか? それとも爺さんは濱口竜介に興味が無いのか? 謎である。
[映画館(邦画)] 8点(2024-11-23 22:45:42)
27.  PASSION(2008) 《ネタバレ》 
評判が良いだけに期待して見に行ったが自分にはいまいち合わず。 全体的に会話が理屈っぽいんだよなぁ。 会話を聞いていて楽しいどころか疲れてくるというか。  男女がちょっとしたことで関係を持ったりキスをしたりするが、結局は元さやに戻る。 これってどうなんだろうなぁ、別れる時はすっきり別れると思うけどね。 あまり男女数人のグループでつるんだ経験が無いので分からないんだけどね。  本作でも占部房子が生理的に合わず。 彼女が参加した3人の言葉遊びのゲーム、これが見ていて色んな意味でしんどい。
[映画館(邦画)] 6点(2024-11-22 18:43:11)
28.  逆光の頃 《ネタバレ》 
高杉真宙と葵わかなが外見的に好みでなかっただけでなく、ストーリーも面白くなかった。 川で水浸しになって戯れるシーンとか雨の中喧嘩するシーンとか、映画でよく見かけるシーン過ぎて目新しさがない。 京都の風景だけは良かった。
[インターネット(邦画)] 2点(2024-11-22 09:41:09)
29.  ジャン・ルノワールのトニ 《ネタバレ》 
カミセン、トニセンではなく主人公はトニという人。 やたらに喧嘩は強いが、そこまでモテそうにも見えない。 だけど気骨溢れる人間味のある男だ。 愛した女性がカミセン、いやカミさん以外ってのが良くないね。 あのラストは自分を愛してくれたカミセン、いやカミさんを捨てた応報だろうね。 特に同情は出来ないね。
[インターネット(字幕)] 6点(2024-11-20 20:20:12)
30.  グランド・ブダペスト・ホテル 《ネタバレ》 
ウェス・アンダーソンがいかに天才かが分かる作品だった。 彼が原作・脚本・製作そして監督。 彼の世界観、スピード感とリズムが遺憾無く発揮された作品だ。  それだけに凡人のわたしには理解できない部分が多かった。 全体的に忙しなく進行する感じも肌に合わない。 (スキーでの追いかけっこの場面は楽しめた!)  シアーシャ・ローナンがとっても素敵だった。 他、共演陣も実に豪華だ。  映像はとても美しく、エンドロールも凝っていて楽しい。
[インターネット(字幕)] 5点(2024-11-19 09:35:24)
31.  放課後ソーダ日和 -特別版- 《ネタバレ》 
最後は何故だか涙が止まらなかった。 羊文学のエンディング曲『天気予報』を今後どこかで聴いたら、条件反射で涙が出てきそうでヤバい。  高校生3人のかけがえのない青春ももちろん良いし、父娘の話も良い。 そして物語の始めと終わりで穂志もえかが出てくるのも良い。 つまり、この映画の全てが気に入った。 各地のレトロな喫茶店、それぞれのお店の個性的なクリームソーダも見どころ。  主演の森田想の表情がいちいち良い、表情豊か、素敵。 おっちょこちょいで人懐っこいキャラクターも可愛い。  最後に音楽を担当した羊文学について。 元からファンなので、良く感じたのは当たり前なのだが、この映画とコラボしたら更に魅力的に聴こえた。 これぞ音楽と映画の融合、相乗効果というやつか。 この映画に、この音楽あり!
[インターネット(邦画)] 10点(2024-11-17 10:55:14)
32.  偶然と想像 《ネタバレ》 
第1話 魔法(よりもっと不確か) これが一番好き。 玄理が好きなもんで、楽しそうな彼女を拝めるだけで満足。 タクシーの中で元気に話す彼女がとても美しく魅力的だ。 それに加えて内容も面白い。 会話に引き込まれた。 というか男の取り合い勝負で、玄理が古川琴音なんかに負けるはずがない。 勝負にすらならん!8点  第2話 扉は開けたままで エロい話を改まって真面目に語ると、こうもおかしくなるよってヤツ。 そもそも渋川清彦が真面目な教授を演じている時点でギャグみたいなもんだが。 身体の相性ってのは、確かにある… segawa@とすべきところを、その場の佐川急便に関する会話の影響を受けてsagawa@と入力してしまったとか、よく出来た巧いオチだ。7点  第3話 もう一度 河井青葉が大好きだったのだけど、さすがに老けたなぁ…。 日々の暮らしに追われ疲れた主婦役がこうも似合ってしまうとは。 ストーリー的にイマイチ共感できず。 ついでに占部房子は生理的に苦手。5点  (最後に映画とは直接関係のない小話) 好きな羊文学のボーカルがかつて働いていた「下高井戸シネマ」で開催中の濱口竜介特集にて鑑賞したのだが、入口にあるチケット売り場の人垣をかき分けて不審な動きをしている白髪の老人の姿が目に入った。ジャケットの背中には「劇団東京乾電池」の文字が書いてある。ん?!待てよ、ちょいマテヨ。その白髪の老人は柄本明、その人だった。つっかけサンダルでそこら辺から歩いてきたような出立ちだった。もしかして下高井戸住みなのかな。
[映画館(邦画)] 7点(2024-11-16 19:20:30)
33.  ルックバック 《ネタバレ》 
キラキラと流れるような切なくて美しい映画。 音楽がとても印象に残った。  「藤野が暴漢から救ってくれたけど実は背中に凶器が刺さっていた」 この4コマ漫画の存在は何なのか? 悲劇を予知した4コマ漫画なのか? ここがよく理解できず。
[インターネット(邦画)] 7点(2024-11-15 23:04:34)
34.  さかな 《ネタバレ》 
大好きな羊文学の大好きな曲『ハイウェイ』が主題歌なので鑑賞。 見た動機が不純だったのか何なのか、非常に不満な内容だった。  ストーリーはともかくとしても、演出が安っぽいしキャスティングもよろしくないし映像も凡庸。 場末のスナックに勤める加藤茶の奥さんみたいな女性、高校生姿が酷すぎる!(これ、特にダメージ大!)  監督の力量によってこうまで映画の出来って変わるもんなんだと感心。 ちなみにお目当ての羊文学の曲はエンドロールで流れたが、尻切れトンボで終わり、最後まで残念な展開だった。
[インターネット(邦画)] 3点(2024-11-14 20:31:58)
35.  アデル、ブルーは熱い色 《ネタバレ》 
別れのシーン、展覧会のシーンがとても印象的。 アデルが相手を想う気持ち、心残りな感じがビシビシと伝わってくる、まさに熱演。 本当に好きなんじゃ?っていうくらい寂しそうで、心の入った演技だった、素晴らしいの一言。  (追記) わたしも禁煙したがこの映画を見てまたタバコが吸いたくなった。 タバコが吸いたくなるベストワン映画!
[インターネット(字幕)] 5点(2024-11-14 13:24:41)
36.  芳華-Youth- 《ネタバレ》 
誰しもが輝いていた青春時代として、10代の頃を華々しく描いているんだけど、青春時代が輝いていなかった人も存在するし、そもそも若い頃だけが良かった的な描き方はいかがなものかと思う(わたしが何を言ってるか分からない方は玉袋筋太郎氏著『美しく枯れる。』をぜひ読んでみてください)。  演出も中国映画というよりはアメリカ映画寄りで、CGを乱用した戦場シーンは作り物感が強く臨場感がない。  再会のシーンこそ良かったものの、この映画に期待していた中国映画っぽさはあまり感じられなかった(わたしにとっての中国映画っぽさ=ジャ・ジャンクー作品みたいな映画!)。
[インターネット(字幕)] 5点(2024-11-11 23:46:53)
37.  白い馬(1952) 《ネタバレ》 
湿地帯や干ばつした大地、地平線と水平線などロケーションが印象的。 白黒映画なので他の馬も白く見えるが、主演の白毛は髪の毛がロン毛なので見分けがつく。 この白毛は少年にしか心を許さない。 生きた馬と少年が主演なので、気味の悪い生きた赤い風船よりは本作の方が断然好み。
[インターネット(字幕)] 7点(2024-11-09 15:08:20)(良:1票)
38.  更けるころ 《ネタバレ》 
夏の夜の喫煙所。 そこで偶然居合わせた若い男女の会話。 この時点でシチュエーションとしてはとても良い。  女の方が絶妙に冷たいのもどこかリアル。 特に可愛くも不細工でもないところもリアル。 男の方はさり気なく次の機会に期待してる感が出てるのもリアル。  次、会う機会はあるのかな?ないのかな? いずれにしても、会話は弾んでたとは言い難いので、関係の発展性はないだろうな。 そう考えるとなんだか虚しさも感じるが、一期一会だからこその味わいはあるかもね。
[インターネット(邦画)] 7点(2024-11-07 22:39:57)
39.  写楽 《ネタバレ》 
とんぼが写楽になるまでの前半は溜め息が出るほどつまらなかったが、写楽になってからの後半は少しはマシになった。  衰えきったフランキー堺が印象に残る。 本当に今にも死んでしまいそうなほど病的で、声にも張りがない。 その他キャスティングはまったく魅力なし。  前半が1点、後半が5点、その平均をとって3点といったところか。
[インターネット(邦画)] 3点(2024-11-07 19:56:56)
40.  ムーラン・ルージュ(2001) 《ネタバレ》 
自分が愛した人から愛されることが人生最大の喜び これはその通りだと思う。 この映画を見て、わたしは自身の行為により、その資格を失ったことに気付かされた。 そんな訳で、この映画のコンセプトに賛同はするが、見ていてどうにも辛かった。
[インターネット(字幕)] 5点(2024-11-03 19:47:24)
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