21. パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々
《ネタバレ》 「普段はパッとしない主人公+いい人キャラの引き立て役+賢い女子」が「羽の生えた魔法グッズ」やらを使用して戦い冒険する愛と友情と魔法の物語!って・・まるっきり、ハリポタと同じじゃん。ユマ・サーマンだけがステキでした。 [DVD(字幕)] 4点(2010-07-24 21:27:53) |
22. 海角七号/君想う、国境の南
《ネタバレ》 うーん・・前半は面白かったし、結構、期待感があったものの・・バンドが始動し始めると「ダメか・・?」となり、全てがすべっていった感じがする。結局、手紙と映画も繋がらなかったし・・。ただ、戦争直後の手紙の構造が「男性:日本人・女性:台湾人」であるのに対して現在部分が「男性:台湾人・女性:日本人」と入れ替わっていることに日本のアジアでの絶対的な優位が崩れた現実も感じた。メロドラマ的には「優位な国:男性・下位に置かれる国・女性」という構造で映画の脚本は描かれるものなので。戦前の「満映」の映画が「日本男性と李香蘭が演じる中国女性」とのメロドラマばかりだったことが象徴するように・・。中国人男性と日本人女性とのメロドラマは一本もないはず。 [DVD(字幕)] 3点(2010-07-24 21:22:05) |
23. 休暇
《ネタバレ》 当初は回想と執行の軸がイマイチつかみきれなくて、ようやく結婚式のシーンで同僚が料理を食べられないという印象的な場面で「あぁ、これは金曜日の執行の後の土曜日に行なわれた結婚式なのね・・」と理解できた。死刑についての本は何冊か読んでいるので西島さんの演技は本当にすごいですね。色々、読んで勉強したんだろうな・・。執行シーンの緊張感はすごかったけど、神父さんの役者さんが軽かったのが残念。聖書もあんなに抑揚をつけて読むことはないです。小説じゃないんだから・・ってちょっとイライラしたな。でもいい映画だと思う。妹さんのその後も気になったり・・。 [DVD(邦画)] 7点(2010-06-17 00:28:03) |
24. 告白(2010)
映画館でコーヒーを買ったのに、一口も飲むことができず上映終了となったのは始めてだわ・・。決して気持ちのいい映画ではないけど「哲也は天才」。でも「下妻」が少し懐かしい。松たか子という役者はすごいですね。さすが舞台で鍛え上げてきた役者だと思った。 [映画館(邦画)] 8点(2010-06-10 20:41:17) |
25. ハートブルー
キアヌ・リーブスが若い!かっこいい!でもバカ・・くだらない・・。でもこんなFBI捜査官はクビにしてください。以上。 [DVD(字幕)] 2点(2010-05-17 00:09:13)(笑:1票) |
26. クララ・シューマン/愛の協奏曲
《ネタバレ》 辛口コメントが多いので、どうかなーと思ったけど、そんなに悪くない。史実に忠実な伝記映画だと思う。まずはシューマンが「梅毒で死んだ」ことを、はっきりと病名は出さないのではあるが、病状をはっきり描いたことはよかったと思う。これまではやはり「聖楽・シューマン」という遠慮があったと思う。クララも40代の中年女性として等身大だと思う。天才で大スターとはいえ、シューマンとは大恋愛で結婚し8人もの子どもを次々に出産でこれだけ綺麗なら上出来です。衣装も品があってよかった。40代になって夫が精神病で、子どもが8人もいたら「手に職」があっても人生的にはどん詰まりですからね(クララ本人は「子どもは多くても4人程度で充分だ」と言っている)。それでも夫の曲を延々と弾き続けて、シューマンを「聖楽・シューマン」にしたのはシューマンの死後も続けられた、クララによる「シューマン演奏キャンペーン」の成果ですから、やはりすごい人だと思う。ブラームスも「天使のように美しい青年だった」とシューマン家のお子さん達が証言するよりは、ヤンチャな青年に描かれていますが、一生涯、クララとシューマン家のお子さん達への経済的な支援を続けていった一途さを表現しようとしたのがラストシーンなんだと思う。でもブラームスはこの映画では脇役ですね。主役はやはり、「強い40代女性のクララ」だと思う。ピアノの弾きっぷりも豪快でした。 [DVD(字幕)] 6点(2010-05-16 11:06:26) |
27. カティンの森
《ネタバレ》 最初の避難民が橋の中央で、両方から来た群衆が混ざり合い 「こっから先はソ連がいる!逃げてきたんだ!」「俺たちはナチから逃げてきたんだ!」と混乱するシーンに改めて「ポーランドの悲劇」を実感させられた。 両方から挟み撃ちにされ動物のように追い立てられる。この恐ろしさ。 最期の20分は呆然と見る感じでしたが、歴史的にも意義のある映画です。 ポーランド大統領の追悼集会への出席を強行し専用機が墜落。 ポーランド大統領夫妻を含めたポーランド政府の主要閣僚が亡くなられました。 この映画を観ると、大統領が悪天候でも出席を強行しようとした背景も理解できます。 しかし、60年以上経っても、ポーランドという国に「カティンの森」が亡霊のように悲劇をもたらしている。 さらに大統領を含めた被害者の国葬はアイスランド噴火の影響で、国賓がほとんど列席できない寂しいものだったという・・。 この国の歴史、運命・・。 [DVD(字幕)] 8点(2010-05-08 01:16:27) |
28. アリス・イン・ワンダーランド
《ネタバレ》 ティム・バートンの映画で「アリス」なら、非常に期待感があるわけです。しかし、ティム・バートンもいいオッサンというか初老に差し掛かっていることを感じてしまった。ちょっと寂しいね。「シザーハンズ」「ナイトメァ・ビフォア・クリスマス」の頃のティム・バートンではなくなって来ているかな・・。「別世界で少女が巻き込まれるのは姉妹の争い」って結論も「千と千尋の神隠し」と同じじゃねーの?と突っ込みたくなりました。ん、まぁ、映像は綺麗でしたがね・・。 [映画館(吹替)] 4点(2010-05-06 09:41:48) |
29. のだめカンタービレ最終楽章 後編
ん、まぁ、日本のドラマの映画化としてはいい方なんじゃないですかね?GWの最後に楽しむには良かったです。玉木宏は足が長いなぁ! [映画館(邦画)] 6点(2010-05-06 09:35:48) |
30. 僕はラジオ
《ネタバレ》 「障害のある人を受け入れる」ということが日本とアメリカでは大きく違うなーと感じた。日本なら「差別防止の法律と教育用冊子をつくって配布して」「障害者には手当てを出して」「福祉担当の公務員を増員」が受け入れのカタチ。アメリカでは「法律は無ければないほうがイイ」「変に手当てを出すより周囲からの善意の積み重ね」「公務員を増やすより、社会の中に居場所をつくって皆で見れば?」ということがあるべき姿なんだよね。どっちがいいかは文化・風土・歴史も関係するからジャッジはできないけど(この映画のように幸せな行方をたどるのは珍しいんだろうし)ある意味、うらやましいほど、豊かな文化だ。本当にアメリカらしい映画で、こういう映画は他の国ではありえないと思う。「ピューリタン映画」とでも呼びたくなる自主独立・自治・慈善・コミュニティと家族の物語ですね。 [DVD(吹替)] 6点(2010-05-01 23:26:59)(良:1票) |
31. K-19
《ネタバレ》 ロシア人ばかりの映画なのに、何故か英語という点は・・しょうがないとして・・。「こぇー!」もう、ダメかも・・。原爆モノ・被爆モノは怖すぎる。自分、ダメです。地震や台風、竜巻と違って、人間が作って・人間を原点から破壊しつくすんだもん。怖すぎる。”この世で最も怖い映画が「櫻隊散る」”の私には後半は「吐き気」との闘いでした。自分も電気の恩恵を受けて文明生活しているくせに、どうしようもない奴ですが、本当に怖いです。修理に入った技官達が「美しい若者」であるのも、たまらなく切なくて居たたまれない・・。この監督さんの力量にはまいっちゃいますが・・吐き気が治まらない・・。 [DVD(字幕)] 8点(2010-05-01 00:53:55) |
32. 異人たちとの夏
《ネタバレ》 とてもいい映画だと思うけど・・名取裕子の演じる女は最初から最後までいらないなぁ・・。この頃の邦画ってどんなジャンルの映画でも「艶シーン」が必要な時代だったからこの役があるのかな?名取幽霊ナシで永島が代わりにもっと登場しても良かったと思う。 [映画館(邦画)] 7点(2010-04-23 00:46:29) |
33. エスター
《ネタバレ》 怖いよ~。。登場人物も限られているし、キャラがよく描けているので面白かったです。しかしパパも息子さんもだらしないなー。。 [DVD(字幕)] 6点(2010-04-11 00:15:49) |
34. 真夏のオリオン
戦争映画というより、「人間ドラマ」として観るべき映画と思う。既に日本の敗戦は確定的と覚悟もある中での出撃「同じ艦で生き抜いて1年と10ヶ月」。同僚の性格も上司の性格も把握できている。回天は東大や京大出身の「日本の最高のエリート学徒」で編成された人たち。日本が敗戦後、立ちなおる為には絶対に必要な「もったいない逸材」であるのも、潜水艦乗りなら誰でも知っていることだっただろうしね。CGはちょっと安っぽいし、陸地での玉木さんの海軍制服がブカブカなのはもったいないけど、「回天」という非人道的兵器を問う映画としては、観る側に考えさせる余地もあり独自のスタンスを感じた。小説で言ったら「行間を読め」みたいな映画。単純なドキューン!バッキューン!の戦争映画を求めて観る映画ではない。 [DVD(邦画)] 7点(2010-03-30 19:03:45) |
35. ニュームーン/トワイライト・サーガ
《ネタバレ》 3角関係の一方は「究極のS・吸血鬼」一方は「究極のM・ワンワン」・・・(笑。平和に暮らすならご主人に従順なワンワンだよね。吸血鬼じゃ、全部を吸い取られてシワシワになりそうだもん。でもこの吸血鬼はちょっとMっぽいから悩むね(笑。しかしこのベラちゃん、「いきものがかり」ならぬ「ばけものがかり」ですね。今後の想定外の展開を期待しています。 [DVD(字幕)] 5点(2010-03-27 21:07:16) |
36. イントゥ・ザ・ワイルド
《ネタバレ》 彼の考え方が揺れていることも隠さず表現しているところが素晴らしいと思う。「人との出会いよりいいものを神は用意している」と感じたり、「喜びを誰かと共有することが幸せなんだ」と感じたり、完成された(堅くなった年寄り的な)思想家とは違う不安定さが共感できる。最後のクレジットに「主人公のご家族の全面的な協力で映画が完成できた」というメッセージが出たが、ご家族も家族の暗部を描くことを承諾したんだ・・息子の人生を、自分たちの都合や社会的立場で都合よく脚色しないんだ・・と、家族の姿勢にも感動した。 [DVD(字幕)] 8点(2010-03-17 22:54:44) |
37. ウルトラミラクルラブストーリー
《ネタバレ》 まず、DVDが字幕を選べるようになっていて良かった。津軽弁に馴染みがないので正直、助かりました。農薬をかけると「人(社会)に好まれる野菜」になる。社会の中で上手くいかない(たぶん、ADHDか自閉症?)の青年が農薬を浴びて「人(社会)に好まれる青年」になる。でも本来、持つ生命力を失い無機質になり心臓が止まる、でも一見すると「元気あるいは新鮮な野菜(人)」に見える。役に立つには食ってもらうしかない。ファンタジーであり現実でもあるかんじですね。松山くんは上手いですね。農協でパンフレット類をばら撒いてしまうところとか、本当に上手いと思った。 [DVD(邦画)] 6点(2010-02-21 00:04:49) |
38. ブラジルから来た少年
《ネタバレ》 派手さにはやや欠けるものの、おもしろいサスペンスでした。本当にキャストが豪華ですね。堪能できます。実際のメンゲレがいたブラジルの村で「金髪・青い目の双子」が不自然に多く産まれたミステリーは知っていたので、こういう流れとは気付かなかったなぁ。まったく別ものとして観るべきですね。でも面白かった。 [DVD(字幕)] 7点(2010-02-17 20:41:49) |
39. アマルフィ 女神の報酬
ひど・・い・・。つまらない・・。確かに景色は綺麗だけど・・。全部が陳腐!脚本が酷いからか、役者も酷くヘタに見えてウンザリ。天海は子どもが誘拐されても「フルメイク」ですか?せめてスッピンに見える顔立ちの女優を選ぶべきですねぇ・・。ミスキャスト。ひどい、ほーんと酷い。 [DVD(邦画)] 1点(2010-02-15 00:07:41) |
40. 愛のむきだし
《ネタバレ》 ヨーコが聖書を一節を言うコトロ、あそこだけでも見る価値あるなぁと思う。あの部分は(古い言い方ですが・・)ROCKだね・キリスト!しかし、長いし、家族に見ているところを見られると超恥ずかしい部分も多く、4時間自宅視聴は疲れた。ちょっと気になったのがカトリックの信者を描いているのに「クリスチャン」というトコロ。私の知っているカトリックの信者さんたちは「クリスチャン」と呼ばれると真顔で「カトリックあるいは信者と呼べ」と訂正を求めてきます。「クリスチャン」ってプロテスタントの人のことなので、カトリックからすると「異教徒」だから、「クリスチャン」呼ばわりされると困るんだそうな。そういう経験が何度かあるので、台本に最初からひっかりまくって、気になりまくってしまった。細かいようだけど、主題の一つに宗教を置いたらこのあたり、正確にやって欲しかったな。 [DVD(邦画)] 6点(2010-02-12 21:51:24) |