21. NEXT-ネクスト-
《ネタバレ》 主人公が分身したり銃弾を躱したりするシーンはそこそこ面白かった。しかし、設定の根幹「2分先までの予知」のルールを簡単に破ってはダメでしょう。 制限がある中でどう上手く立ち回るかが、この手の映画の面白みだと思うのですよ。特殊能力を何のリスクもなくパワーアップさせるのは、漫画的に悪手に思える。 ルール破りの元凶であるリズを掘り下げる気がないなら、そもそも“この映画”に運命の女性という設定が必要だったか?かなり疑問です。 続編は“まず”ないだろうのアクション映画の夢オチには、連載打ち切りオチ「俺たちの戦いはこれからだ!」に匹敵するくらいの絶望感がありました。 あと、ニコラス・ケイジの演じた根暗主人公には、見終わった後の倦怠感を数倍に跳ね上げるだけの魔力があった。すごく、どんより…… [DVD(字幕)] 4点(2010-12-14 18:20:22) |
22. ターミネーター4
《ネタバレ》 前作までの主人公中心にした物語とは違い、今作では別行動をとっている主要人物(3人)それぞれの視点で物語が進行していくので、誰かに感情移入をするということもなく、ずっと俯瞰視点のままで観ていたので、映画の印象はどうしても薄いです。 新シリーズらしい世界観の広がりを感じたけど、続編というより外伝っぽい映画だったように思います。 しかし、ジョン・コナーはいつになったら救世主として覚醒するのだろうか?いつも救われる側ですよね。 [DVD(字幕)] 5点(2010-12-13 18:26:41)(良:1票) |
23. 13日の金曜日(2009)
《ネタバレ》 リメイク1作目ですが、旧作シリーズの1作目と2作目を序盤でサクッと片付けてしまいます。 最近のホラー系の映画の中では“グロ”はずいぶん控えめなので、スプラッターが苦手だという人でも恐らく大丈夫じゃないかな。 映画は相変わらずツッコミどころ満載でしたが、この作品(シリーズ)にツッコむのは野暮だと思いますね。 続編への臭いプンプンの〆方は「13日の金曜日」らしくて良かったです。 [DVD(字幕)] 5点(2010-06-23 23:07:20) |
24. ナンバー23
《ネタバレ》 妄想に取り憑かれ“る”男の話を期待してたんだけど、妄想に取り憑かれ“た”男の話だった…… タイトル通り全編「23エニグマ」は出てくるが、それが大筋に絡んでくることがほとんどなく、オカルトチックな演出にも生かされてると思えなかった。 主人公が取り憑かれた妄想を「23エニグマ」以外に設定しても、この作品のオチは恐らく成立したと思う。 [DVD(字幕)] 4点(2010-06-16 20:13:16) |
25. ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破
《ネタバレ》 涙溢れた。 旧シリーズのストレス、あのドンヨリ鬱屈した心情が一気に晴れた気分……こういう感情をカタルシスって言うんだよね。 「ヘタレ主人公だからこそいいんだろ」なんて“厨二病”全快でうそぶいてた頃が懐かしいです。 カヲルの願いどおり幸せなシンジで物語を〆てほしい。 [DVD(邦画)] 9点(2010-05-29 23:34:44) |
26. フライトプラン
ジョディ・フォスタは、こんな穴だらけの酷い脚本のどこに惚れ込んだのだろうか? [DVD(字幕)] 2点(2010-05-21 22:07:37) |
27. 呪怨2 (2003)
《ネタバレ》 それなりに緊張感があるのは“おばけ”が「出るぞ~出るぞ~」という前ふりだけ、そこから先はつまらないギャグを見ているようです。 白塗り“おばけ”は本当にチープです。全員が助からないことを観客は悟っているのだから、おばけが登場するシーンくらいは怖がらせてほしかった。 しかし、伽椰子の傍若無人っぷりには苦笑するしかない。助かるかもという希望があるからこそ、後の絶望感が映えると思うのだけど…… Jホラー定番の“あの”オチも酷いと思う。定番でもいいけど、もうちょっと捻っってほしい。 まあ、それでも、あまたのJホラー群の中ではマシな部類です。 [DVD(字幕)] 4点(2010-03-09 14:58:18) |
28. オープン・ウォーター2
《ネタバレ》 ダン氏のうっかりというかミスというか、マヌケっぷり連発に“終始”苦笑しっぱなしの映画だった。 それが映画の趣旨だと理解したつもりでいたが、あの意味の判らんオチだけはマジでイラッとした(-1点)。 整合性も取らず二つのラストを繋げた意図はなにか?制作者を小一時間問い詰めたい。 しかし、予告でサメサメ煽っといて本編にはサメがぜんぜん出てこないのって詐欺じゃ…… [DVD(字幕)] 4点(2010-02-10 21:33:34) |
29. シークレット ウインドウ
《ネタバレ》 多重人格ってオチには飽き飽きだ。 ジョニー・デップにサスペンスもので“あんな役”をやらせた時点で、もうネタバレしてる。 [DVD(字幕)] 3点(2009-11-27 22:27:33) |
30. ハプニング
《ネタバレ》 序盤の集団飛降りの場面、あれが“一番”怖かったです。 印象は、緊張感がかなり薄まった『28日後…』といった印象です。 植物が毒を放つようになった理由を、劇中ずっと、あたまの片隅で探しながら鑑賞してましたが、最後までそれらしい理由を見つける事ができないまま、エンディングを迎えてしまいました。 背景に原発が象徴的のように映ってたりするから、もしかしたら環境破壊など、何か人類への警鐘みたいなものを、作品全体のメッセージに入れたかったのかもしれません…… 終盤、あの老婆の孤独や虚勢の描き方は、とても良かったです。 そのあとすぐの、主人公が孤独に恐怖するシーンへ上手く繋がってます。 [DVD(字幕)] 6点(2009-10-15 21:19:43) |
31. 機動戦士ZガンダムIII 星の鼓動は愛
《ネタバレ》 ちなみに、テレビ版に点数に付けるなら8点以上です。 Ζの映画化を、ずっと待ち望んでいた“おっさん”たちを、マジ裏切った劇場3部作だったと思う。 フォウもロザミィも“すでに”亡くなっていたのですね…… しかし……カミーユ覚醒のクライマックスで、フォウは兎も角、ロザミィまでが登場することに、富野御大は違和感を感じなかったのでしょうかね? テレビ版で補完してくれっていうことでしょうか? テレビ版とは違う結末にした理由は、わたしの印象では、3部作では“まとめきれない”という製作者の逃げだったように思えてならない。 精神崩壊しないのは、尺が足りなかったから、つまりフォウやロザミィとの係わりが大きく削られたからでしょう? Ζの映画化は、御大以外にやらせた方が良かったかも…… [DVD(邦画)] 3点(2009-09-28 00:58:43) |
32. TATARI タタリ
《ネタバレ》 ダークキャッスルの第一弾……けっこう好きだった作品なので、思ってた以上に点数が低くて“しょんぼり”ですね。 こういう脱出劇ホラーは大好物です。テンポも良くて、ちょっとした謎解きがあって、最後まで飽きませんでした。 館のたたりなのか?人間の仕業なのか?のネタバレが早すぎたところは、残念でした。見せ場を減らしでも、ラストまで引っぱっるべきだったと、個人的には思います。 あと、ヴァナカット医師は、人の姿のままで追いかけてきたほうが、ずっと怖かったでしょう。あのラスボス登場で、不気味だった雰囲気が一変しちゃいましたから…… [DVD(字幕)] 6点(2009-09-27 23:51:06) |
33. デッド・サイレンス(2007)
《ネタバレ》 父親と義母は初登場時から“怪しい雰囲気”を醸し出しているのに、終盤までほとんど本編に絡んでこないでは、彼らの正体が物語の狂言回しもしくはラスボスだと言っているようなモノです。 オチのアイディア自体は面白いと思うけど、唐突すぎて「ああ、そうなのね」くらいしか印象に残らないのが残念。 しかし、末代まで祟るメアリー・ショウの恨み辛みって何なのか? 何の“ひねりもない”メアリーの過去話を、テンポと時間を犠牲にしてまで本編に入れる必要があったのか? てっきり少年の拉致殺害の冤罪から来る無念さとばかり想像してたので、あの怨念の正体が単に逆恨みだったことは、正直ズコーッでした。 ただのモンスターとして描きたかったのなら、メアリーの過去は冒頭にナレーションを入れるだけで充分だったと思います。 ミステリー要素はほとんどないし、リサの仇討ちに燃える展開もない。 印象に残ったのは「なんか画がキレイだった」くらいで、最初から最後まで退屈な映画でした。 しかし「怖くない」は、ホラー映画としてまずくないですかね? [DVD(字幕)] 4点(2009-02-16 01:26:25) |
34. ランボー/最後の戦場
《ネタバレ》 あっという間の90分でした。もっともっと観ていたかったというのが、正直な感想です。作風は、第一作目に近いという印象でした。 性格も、頑是無い捻くれ者だった1作目の頃のランボーに戻ったように見えるシーンが、幾つかありました。 非暴力主義の「NGO一行」を、ありがちな「世間知らずの理想家・偽善者」として描いていなかったことが、本当に良かったと思います。 (海賊に襲われ)命に関わる危機に瀕して、引き返すという選択(迷い)もあったが、サラたちは決意を曲げなかった。 つまり、死ぬ覚悟があるということです。 軍事政権の人権弾圧を、NGO団体が軍に捕らえられたことを、知った……知ってしまった。 知ってしまったからには命を賭して援助、救援に向かう! ランボーとNGO団体は、考え方がまるで対極である様に見えて、実は行動原理は一緒だったのです。 見て見にふりはできない。とてもシンプルですが「高潔」です。その「高潔」は最後まで失われることはなかった。 何が正義で何が悪かは、所詮は個人の価値観でしかないのですが、ただ劇中の「カレン族虐殺」は誇張では決してない。 ラストバトルで敵兵を殴り殺した、(非暴力主義だった)マイケルがランボーへ手を振るシーン、それに答えずただ哀しく見つめるだけのランボーがすごく印象的でした。 最後に。ランボーの父親が健在だったとは……。 シリーズでは、トラウトマン大佐や軍人仲間をかなり拠り所にしていたように感じたので、てっきり家族はいないと思っていた(笑)。 [DVD(字幕)] 8点(2009-02-13 21:31:45)(良:1票) |
35. バイオハザードIII
《ネタバレ》 夜空雪風(Tokyo Metro)?考楽火月星(Zatoichi Square)?最初、中国かと思った(笑)。 座頭一広場って駅名もどーかと思うが、ほんの数分で調べられる事なのに、それをしない。 日本のゲームが原作であるのに、だ! このいい加減さこそが、この映画の全てを語っている。 恐らく、製作サイドが一番見せたかったものは『派手なアクションシーン』であって、それ以外は「どーでもいい」のだ。 前作・前々作もそういった雰囲気は醸し出してはいたが、今作はより際だって「それ」を感じた。 例えば、序盤の対ケルベロス(犬ゾンビ)戦。あんなシーン本当に必要だったか? 本編とは全く関係ないシーンに時間を割いてるより、もっとメインのお話を掘り下げよう。 脚本より演出、撮りたい絵のための映画。近年、こんなバカげた映画が多くなってきた。 [DVD(字幕)] 3点(2008-12-25 08:51:57)(良:2票) |
36. クライモリ(2003)
《ネタバレ》 この映画は結構思い入れがあります。 ある情報番組で紹介されて 「おっ、面白そう」 と思ったのが、米公開時の2003年の初夏(だったと思う)。週末興行は、ホラー映画らしく成績10位前後を2週ほど記録。 日本公開をとても楽しみにしていました。しかし…、待てど暮らせど日本公開の報が入ってこない。 タイトルを失念したのが痛かった…。恐らく 「DVDスルーだろ」 と勝手に思い込み、うろ覚えのあらすじを頼りにB級C級作品を10本弱レンタルしまくった……という苦い思い出。 この苦い体験のおかげで、この日本公開日が決まった 『クライモリ』 へ過剰な期待をし過ぎてしまった。 充分面白いホラー映画とは思います。ただ、思ってたより怖くなかった。 あの情報番組で感じた 「おどろおどろしい雰囲気」 が、本編の序盤までしか感じられなかった。 家の探索シーンまではすごく怖かったのに、鬼ごっこから急激に怖くなくなります。 食人鬼たちが姿を見せたのが怖くなくなった原因の一つだと思います。食人鬼の情報は、断片的に小出ししたほうが、与える恐怖がもっと持続したような気がします。 疑問や矛盾は、食人鬼たちの凄まじい機動力くらいかな。逃げてもすぐ見つかります。すごい嗅覚でしょうか? 足手まといな女にイライラさせられるなんて、ホラー映画らしい 「お約束」 もちゃんとあります。 グロは控え目で、目を覆いたくなるような強烈なシーンはありませんのでご安心を。(ヘタレの私が大丈夫でした) 文句ばかり書いていますが、個人的に面白いと思うホラー映画の一つです。 つい最近3度目の観賞をして再確認しました。変な期待さえしなければ、最後まで楽しく観れるホラー映画なはずです。 [DVD(字幕)] 7点(2008-05-25 05:21:40)(良:1票) |
37. 親指さがし
《ネタバレ》 予告に騙されました!ホラーじゃない!これはサスペンス“もどき”ですね。 まず、役者たちの演技が酷い……棒読みかつ、リアリティの欠片もないセリフ回し、間も最悪でした。 演出も不自然なシーンが多すぎる。スコップを投げ捨てるシーンなんて、ただただ唖然です。 もうね「犯人はヤス」なオチでは今どき誰も驚かないって……「またかよ」って呆れられるだけですって…… 普通にホラーやってたほうが“絶対”に良かったと思う。 [DVD(邦画)] 2点(2008-05-18 04:56:44) |
38. アザーズ
《ネタバレ》 シックスセンスの後では、いくら鈍感な私でもアザーズのあらすじと予告だけで、すぐオチが読めました。 オチを読まれることは、ミステリー作品にとって致命傷なんだと改めて思いました。 張り巡らせた伏線や騙しが、役者たちの熱演が、すべて滑稽に見えてしまうからです。 ほんと……公開時期が悪かった…… シックスセンスを観ていなければ、もっと高評価した作品だったでしょう。 [DVD(字幕)] 6点(2008-02-19 20:39:31) |
39. ゴーストライダー
《ネタバレ》 暇つぶし目的で鑑賞です。大して期待はしちゃいませんでしたよ。 しかし、意外や意外!最後まで飽きずに観れてしまいました。(期待していなかった事が功を奏したか!) 贖罪の目(ペナンス・ステア)は地味な必殺技ですが、ゴーストライダー vs ブラックハート軍団は結構楽しめました。 細かいところは気にせず、お気楽な気持ちで観れば、まあ観れる作品ではないかな…と思います。 [DVD(吹替)] 5点(2008-01-19 16:19:02) |