21. やじきた道中 てれすこ
一言で言うなら動く落語でしょうか。随所に様々な落語ネタを散りばめつつ人情味溢れる珍道中、そして最後はほろりとさせる。主人公お三方がはまり役で特に勘三郎さんは自分が思う弥次さんのイメージそのままだった…その後、鬼籍に入られたのが大変残念である。台詞回しもテンポ良く最後まで楽しかった。 [地上波(邦画)] 7点(2015-01-29 04:15:19) |
22. 映画 ひみつのアッコちゃん(2012)
外観は制作費をふんだんにかけたであろう豪華な映画作品だが、中身は原作の基本設定だけを借りた稚拙な脚本。まるで変身後のアッコちゃんそのものを見ているようだった。 [地上波(邦画)] 3点(2015-01-20 04:35:21) |
23. あしたのジョー(2010)
ジョーvs力石の試合シーンがこの映画の全てだと思う。公開当時に新聞記事にもなっていたが山Pと伊勢谷の肉体改造はすごく、特に伊勢谷の減量は近年の映画ではなかなか見られない鬼気迫る役作りだった。山Pは主役級の華があるし肉体も相当な努力を積み重ねたのは伺えるが、あいかわらず喜怒哀楽の表現に乏しいのが難点。それから丹下段平、セコンドでの手慣れた所作やサンドバッグに繰り出したパンチのキレはさすが拳闘マニアの香川照之。見慣れてくると不自然は感じなくなってくるものの実写であのメイクは抑えたほうが評価が上がったのではないか。そしてドヤ街の雰囲気も悪くない。場面ごとのダイジェストシーンで見ればすごくいい出来、全体通してみるとどこか不満が残る。なかなか評価の難しい作品だった。 [地上波(邦画)] 4点(2015-01-17 02:49:27) |
24. 映画 ホタルノヒカリ
テレビ初放送ということで録画してたのを見てみたが、TVドラマでも仕事=オンはしっかりやるがオフはダメ女という『干物女』というのが元々のテーマだったはずだが、今回は新婚旅行というオフのみになったためそのオンオフの切り替えがなくなり蛍の奇行とぶちょおとのイタい会話しか残ってない。放送時間の関係で重要なストーリーだけカットされたのだろうか?と思うほど。なんとなく始まってなんとなく終わってしまったため一本の映画作品を見たという充実感もないまま見終わった。 [地上波(邦画)] 3点(2015-01-17 02:19:05)(良:1票) |
25. 劇場版 ATARU‐THE FIRST LOVE & THE LAST KILL‐
TVドラマの延長線色が濃いので未見だと分かりづらそう。ドラマ同様、植田Pが関わってケイゾクやSPECなどの流れを汲む小ネタや特殊効果をふんだんに取り入れた作風になっているが、台詞が聞き取れない部分が多く間の悪さを感じる。主軸となるマドカのやってることはただの中二病の私刑だし、犯行についてもウィルスやハッキングの凄腕設定で辻褄合わせ的な安易な発想はいただけない。作り手の思い入れが感じられず、ダメな邦画の典型みたいになってるのは残念。 [CS・衛星(邦画)] 3点(2014-12-30 23:40:34) |
26. ガッチャマン
《ネタバレ》 評判どおりの駄作。レトロアニメの実写化ってなぜこうもくだらなくなってしまうのか。制作者側が悪いのか、元々大してつまらなかったものを我々が思い出で膨らませすぎているのか。売り出し中の若手役者にコスプレさせてワイヤーとCGでど派手にすりゃOK的な安直さ、過去の片思いを引きずりつつ正義とは何かと思い悩む中二病の主人公たち。というかオリジナルのガッチャマンってあんなストーリーだっけ? [CS・衛星(邦画)] 1点(2014-12-12 23:28:13) |
27. 武士の献立
《ネタバレ》 江戸時代の加賀藩に仕えた台所方とその妻、実在の人物だそうな。中盤から加賀騒動で少々きな臭くなるものの、全体的としてはハートフルで起伏があるので最後まで飽きずに観れた。あえて言うなら主役である春が断り続けていた再婚を決心したシーンや暗殺計画を聞かされて刀を隠すところなど性格や心情をもう少し深く掘り下げて描いてもよかったはず。主役の二人は若さ故にしっくりこない感はあるものの難しい役どころを一所懸命に演じていた。他のかたも言及してるようにラストの曲は全く合っておらず、流れた瞬間に作品の余韻が消えてしまうのが残念。あと近年はナレーションで声だけのお仕事が多かった緒形直人を久々に拝見しました。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2014-10-30 22:58:56) |
28. 超高速!参勤交代
《ネタバレ》 タイトルに偽りなし!題名そのまんま直球勝負なんだけど素直に楽しめた。他の方々がコメントしてるとおり、中盤ですでに公儀隠密の連中と直接対決しちゃってるんで、ラストの大チャンバラは少々長すぎるように感じる。佐々木蔵之介演じるお殿様は庶民的で飄々としつつ居合い術も様になっている。7点と8点どっちにしようか迷ったがポスターのインパクトも入れて8点献上。 [映画館(邦画)] 8点(2014-08-05 04:19:37) |
29. 映画 謎解きはディナーのあとで
舞台が豪華客船なのとちょい役にも知名度のある俳優陣で固めてゴージャス感を出してるけどどこかこぢんまりして安っぽい。ストーリーはわざわざ劇場版にするほどでもなく、特番ドラマで充分と感じた。 [CS・衛星(邦画)] 3点(2014-07-04 20:34:58) |
30. 不連続殺人事件
《ネタバレ》 原作未読。まずキャラが濃いんだか薄いんだかわからないような登場人物が多すぎて相関関係を把握しきれない。ハダカにジャケットで強烈なキャラを発揮してる内田裕也。その一方で主役であるはずの小坂一也演じる素人探偵は最後まで印象薄い。なぜか太陽に吠えろばりのニックネーム刑事たち。この人誰だっけ?と考えてる間に8人も殺されてた。物語に起伏がなく最後に謎解きされても説得力がないので殺された理由が希薄なまま死んでいった7人の登場人物たちが憐れ。 [CS・衛星(邦画)] 3点(2014-06-15 03:51:07) |
31. WOOD JOB! ~神去なあなあ日常~
《ネタバレ》 原作既読。三浦しをんの原作が面白かったので劇場に足を運びました。うーん…他の方がコメントしてるように面白いんだけど何か物足りず、イマイチ感情移入できない。元カノご一行様が山に遊びに来たくだりや子供の神隠しのエピなんて主人公の成長を描く絶好のエピソードだと思うんだが、どうも生かし切れてないように感じた。主人公が林業と向き合っていく過程をもう少し深く掘り下げたら評価は変わってたかもしれない。 [映画館(邦画)] 6点(2014-05-19 20:30:19) |
32. ペンギン夫婦の作りかた
《ネタバレ》 物語の主人公となった辺銀愛理さんご夫婦の原作『石垣島ラー油と、おいしいペンギンごはん 』をもとにした映画ですから内容はほぼ事実なのでしょうが、石垣島移住も旦那の帰化申請も石垣島ラー油も当事者にとっては人生を変える一大事だけど、視てる側を惹きつけるほどの大きなエピソードではないかな。なんだか内容の薄い映画でした。 [地上波(邦画)] 4点(2014-02-19 12:39:10) |
33. ニキータ
《ネタバレ》 過去にも見たけど最近、テレビ放送していたのでもう一度見てみました。ヤク中のアバズレを何から何まで教育し直して暗殺者に仕立てるのはいくら政府とはいえコストかかりすぎだし、あんなに苦悩しながらの暗殺計画じゃ失敗するリスクも高いだろう。そのわりに劇中では超一流の暗殺者扱いでなんだか不自然。暗殺者劇としても主人公の心情を描く物語としてもなんだかどっちつかずで中途半端。あと取って付けたようなジャン・レノの登場は必要だったのか?リュック・ベッソン作品のネームバリューはでかいけど期待していたほど面白くなかった。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2014-01-08 23:48:42) |
34. 戦国自衛隊1549
《ネタバレ》 大した道具もないまま、たった2年で油田掘って精製して発電設備まで作ってコンピューターまで稼働させてしまうその驚異的技術力には恐るべきものがあります。さすが我が国が誇る自衛隊。きっと弾薬や車両整備の消耗品までも現地で作り出してしまったのでしょう。一言で言うと何から何まで都合主義の積み上げで出来ている作品であります。とはいえ、タイムスリップものは大好物なので大甘で評価してしまいます。ポテチでも食いながらコタツに寝っ転がって見るぶんにはなかなか楽しめる作品でした。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2014-01-08 04:12:52) |
35. マイアミ・バイス
《ネタバレ》 結局、内通者は誰だったのか?イエロは中間マネージャーだからラスボスを捕まえると豪語して命令まで背いたのに結局ラスボスに逃げられてるし。一言で言うとマイアミ・バイスのコンビ設定を借りただけのよくある普通の刑事アクション映画かな。スタイリッシュでも軽快でもない今作品にはマイアミ・バイスらしさは一切ない。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2013-12-13 21:12:38)(良:1票) |
36. ウルトラヴァイオレット(2006)
超越ロボット軍のバイオレット戦闘!ストーリーを含めた映画として評価したら3点か4点なんだけど、実はこれバイオハザードの新作プロモで、気合い入れすぎてうっかりアクションを丸ごとダイジェストした予告映像なのではないだろうか…と思いながら見てたらなんだか最後まで楽しめてしまったので5点献上。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2013-12-13 04:13:16) |
37. ボルベール/帰郷
公開当初、ペネロペの放尿シーンが話題になりましたね。作品を通して感じるのは、女は強し、といったところか。素晴らしい作品だと思うし監督の評価が高いのも頷けるけれど…どうしても自分には面白いとは思えなかった。 [CS・衛星(吹替)] 4点(2013-12-12 21:05:25) |
38. 最強のふたり
もちろん被介護側の性格や経済的余裕などいろんな条件があった上でのことなんだろうが、介護における対等ってこういう関係のことなんだろうなと思わされる。ドリスのどぎつい冗談にフィリップが激怒するんじゃないかとちょっとハラハラする部分もあったり、無神経にずかずか踏み込んでるように見えて実は適度な心遣いを感じられるのはやはりドリスの生まれ持っての才能なのだろう。そして、これまで多くの介護者を見てきたフィリップは面接の時にそれを見抜いたのかもしれない。同情と思いやりは似て非なるもの。離れすぎず近すぎず二人の距離感が素晴らしい。そして、これが創作話ではなく実話を基にしているということに驚かされた。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2013-12-11 22:10:46)(良:1票) |
39. ロボット
日本が携帯電話のガラパゴス化ならインドは映画を独自進化させガラパゴス化したボリウッド映画。あらゆるジャンルを全部詰め込んでCGも出し惜しみせずに使えるだけ使った超大作エンターテインメント。わかりやすいので余計なことを考えずに楽しめる。ただし、ひたすら長い!長すぎ三時間弱。ちょくちょく挟んでくる歌とダンスのシーンはほぼフルコーラス。せめて二時間弱ぐらいに編集したほうがよかったのでは。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2013-12-11 00:59:48) |
40. 映画版 マメシバ一郎 フーテンの芝二郎
今回は一郎でも二郎でもなく志賀さんが大フィーチャーだった。それはいいとして、TVドラマはそこそこ面白いのに映画化されるとイマイチになってしまうのは何故だろう。前作の幼獣マメシバも同じような印象だったのを思い出した。このストーリーなら通常の30分ドラマ2話分でも充分だと思う。 [CS・衛星(邦画)] 4点(2013-12-05 01:19:35) |