21. キック・アス ジャスティス・フォーエバー
《ネタバレ》 前半まではなんとなく続編として楽しめましたが、ロシアのマッチョビキニ女が出てきたあたりから全然笑えない。 前作は、成り行き上戦闘シーンがあってその描写がヒットガールの見た目と相反する残虐さがインパクトとなって、ある意味ブラックユーモア的な楽しませ方につながってたと思いますが、今作はロシア女登場以降、残虐さばかりが目について、全然楽しめなかった。 ロシア女つえーwwぐらいの感じで見れるぐらいまで徹底したキャラ立てやユーモアさがあっても良かったと思うが、いかんせん唐突すぎて、全く別映画を見ているような感覚に陥った。 前作は人を選んでおすすめ出来るが、今作は無理。 [DVD(字幕)] 3点(2016-01-03 18:41:20) |
22. キングスマン
《ネタバレ》 イギリス的な古くて良い感じとスパイっぽさが上手く融合した、お洒落な(感じの)アクション映画。 要所要所で都合の良い展開が続きますが、テンポよく楽しめた。 見どころはスタイリッシュ?な殺陣シーンで、CGとカメラワークが多用されていて、流れの見事さに感心。 殺し方は酷いが、流血は最低限に抑えられてるので、割とあっさり見れる。 このアクションシーンを受け入れれるかどうかで、評価が大きく分かれるので、万人が楽しめる映画ではない。 スパイ物又はキック・アスの監督作品のどちらかきっかけで興味が湧いたら楽しめる可能性大。 どちらにも興味なく見始めたらなかなか強烈な残酷お下劣映画に見える可能性あり。 深さはないのでひたすら軽い気持ちで楽しむのが正解です。 M:I,007に続くシリーズものに成り上がるには、ここが売りというもう一つ何か掴みになる要素が必要だったかなと思う。 続編に期待したいが、生き残ったメンバーでは個性、ネームバリューに欠けてシリーズ化は無理かも。 [ブルーレイ(字幕)] 8点(2016-01-03 17:33:38) |
23. パシフィック・リム
《ネタバレ》 映画館3D吹替での鑑賞。 いまどき怪獣?ないわーと思いつつも、やっぱり見たくて行ってきました。 怪獣やべぇ、つええ、でけぇ、反則! 昭和時代の怪獣と言うイメージより、モンスターハンターに出てくるモンスターのイメージです。 ロボットも変にツルテカしてなくて、つぎはぎ感と無骨なデザインが良かったです。怪獣に勝てそうだけど負けそうな気もする絶妙なデザインがいいですね。 怪獣VSロボットと言う時点で、設定云々に物言うのは野暮なので、そこら辺は考えずに素直に楽しめました。 ちょっと後悔したのは、初3Dだったので、そちらの違和感を感じたのが残念でした。 動きが早く切り替わりが激しいシーンがあるのに3Dが相まってわしゃわしゃして見づらいシーンがあったり、薄暗い中での戦闘が結構ある上に眼鏡のため明度が落ちて更に見辛く感じるなど。 途中2Dが良かったかなと思ったり。ただ3Dならではの迫力もあるので、2Dor3Dは難しい選択ですね。 菊池さんはキャラ設定というか脚本が微妙な感じ。屈強なのか優しいのか、両方なんでしょうけど、その中でどっちつかずの演技になってたように感じました。 愛菜ちゃんは良かったですね。最初出てきたシーンでは鳥肌たちました。 吹き替えは個人的に三ツ矢さんだけ違和感ありました。張り切り過ぎ感半端ない。 最後に・・・内容が内容だけに興味ない人には薦めづらいです。無理に彼女とか誘ったらドン引きされそうな・・・ ただ、怪獣とかロボットと聞いて、ピクッと反応してしまう人は一度見てもいいかなと。 深く考えずに怪獣VSロボットの設定を楽しむ映画だと思います。 [映画館(吹替)] 7点(2013-08-15 12:51:29)(良:1票) |
24. ショーシャンクの空に
《ネタバレ》 普段あんまり抱かない部分の感情が揺さぶられた。 ヒューマンドラマのつもりで見ていたので、そういう展開になる?と、すっかり騙された。 色んな世代の人に見て欲しいけど、唯一ちょっとだけホモセクシャル的な表現の部分があるので子供には薦めにくい。 モーガン・フリーマンが出てると、映画の格というか質がちょっと上がる感じがしますね。渋い。 暗い刑務所での映像が続く中で、最後の青が眩しいぐらい生えて良かったです。 [DVD(字幕)] 8点(2012-04-05 19:18:15) |
25. ナイト&デイ
《ネタバレ》 何にも考えずに楽しむための映画。 トム・クルーズもキャメロン・ディアスもちょっとお年を召した感じが否めませんが、キャスト的にはバッチリ合ってます。 涼しい顔して嫌味なくアクションをこなすこのストーリのキャラは、トムクルーズ以外考えられません。 カーチェイスシーン等がいかにもCGって感じで、迫力さより雑さが目立つ感じがしましたが、まぁ楽しめました。 彼女なんかと気楽に見るにはお勧めの一本かも。 [ブルーレイ(字幕)] 7点(2012-04-05 18:55:13) |
26. ゆりかごを揺らす手
《ネタバレ》 2度目の鑑賞でしたが、中盤から声も出ないぐらい見入ってしまった。ペイトンが、ちょっとした手口で相手を精神的にどんどん追い詰めていく様は、怖いのと同時に感心しました。もうやめてあげて、勘弁して下さいって感じ。パーかと思ってたらグーでいくところに女性の隠れた強さを感じました。面白かった。 [DVD(字幕)] 8点(2012-03-31 03:37:25) |
27. カプリコン・1
《ネタバレ》 火星への有人飛行に飛び立った宇宙飛行士、が実は・・・。設定は非常に面白いです。しかし、とんでもない状況に置かれている宇宙飛行士が結構淡々としていたり、隠蔽しようとしている側の手口が甘かったりと、リアリティーに欠けあまり緊張感が伝わってこなかった。 あらすじを知っていると、それ以上の驚きがあまり無いため、中盤以降の展開が冗長的に感じます。ラストもいろんな意味でいい所で終わってます。ここで終わるか!というのが一番驚いたところでした。 [DVD(字幕)] 6点(2012-03-31 02:51:54) |
28. ダークナイト(2008)
磨き考え抜かれた脚本、それを体現する俳優陣、圧倒的な映像に纏め上げた監督。 決して万人に受ける映画ではない(と思う)し、軽々しく他人に面白いから見て!と言える映画でもない。 笑うところは一切ないし、話も重い、ひたすらバットマンVSジョーカーの互いの信念に基づく対決?ゲーム?が描かれる。 初めて映画館で見たときは、ひどく疲れると同時に、言いようの無い映画というものの凄さを感じた。 今までに見た映画では得たことの無い感覚。上手く表現出来ないが、何かしら見た人を魅了する力がある映画だと思う。 それにしても「ジョーカー」・・・戯者、道化師、最後の切札、役柄に合った素晴らしい名前です。 [映画館(字幕)] 10点(2010-01-08 01:16:42)(良:1票) |
29. 容疑者Xの献身
《ネタバレ》 TVシリーズ→TV版X→小説版Xを経てのレビューです。 偽富樫を警察が富樫と誤断した背景・裏付けの描写が弱く、言いたいことは分かるけど、どうも釈然としない。 石神の緻密な計画には、いくつかの偶然があって、初めて成立したトリックという感が否めない。 偽富樫が扇屋に入ったときはフロントに「外出中」の張り紙がしてあり、顔を見ておらず富樫と偽富樫の区別がつかなかったとか・・・ とはいえ素直に見れば非常に良くできたストーリー。 堤真一、松雪泰子の演技が素晴らしかった。 ダンカンはちょっとイメージが違った。私の中では板尾創路に決定。 万が一に備え、ストーカーを演じ、自分だけ捕まる計画までしていた石神の気持ちがやりきれない。 石神がこの計画を成立させるためには、靖子に対してもストーカー的恐怖心を与えたまま、捕まれば良かった。 けど、石神は茶封筒の形で自分の気持・愛情と言う要素を組み込んでしまった、人生で最初で最後のラブレターのつもりだったのかもしれない、伝えられずにはいられなかったのだろう。 おそらくこの茶封筒が無ければ、たとえ湯川に真実を知らされようとも、靖子が自首することはなかったのではないだろうか。 結局、花岡親子の幸せな生活を想像しながら、刑務所で好きな数学と向き合って後世を過ごす、最悪だけど石神が望んでいた結末にはならなかった。 原作では、靖子の子供の自殺未遂まで描かれている。献身的愛の代償は、あまりにも悲しく切ない。 [地上波(邦画)] 8点(2010-01-06 12:40:53) |
30. スター・トレック(2009)
《ネタバレ》 これは自分のツボにぴったりハマった。 あまりに面白かったので家族に強制上映会。 映画のクライマックス部分のようなオープニングに始まって、その勢いのまま、一気にエンディングまで映画の世界に引き込まれた。 展開の上手さと緊張と緩和のバランスが絶妙で、見終わったあとの高揚感が心地よい。 劇中何度か鳥肌も立って完全にしてやられた感じ。 CGのクオリティーも秀逸で、嘘くささを感じさないリアリティのある世界が描かれていて素晴らしかった。 久々にSFものでエンタテイメント性たっぷりの満足いく作品に出会えた。 [DVD(字幕)] 10点(2009-12-22 21:14:05) |
31. トランスフォーマー/リベンジ
《ネタバレ》 野菜だけで作ったフルコースをたっぷり150分食べさせられた感じ。 最初の2,3品まではまぁ美味しく頂いたのだけど、作り手側が時間配分と材料の配分を間違えたのか、そこからメインディッシュが延々と続きそれも同時に何品もテーブルに並べるものだから、どこをどう味わっていいのか結局最後まで分からなかった。 全体を通して盛り上がりの付け所や、緩急がなく、次の展開への期待等もないまま進むストーリー構成に疑問が残る。見る方の事は考えていないのかな? ロボット達も今作では数えきれないぐらい多種多様なものを見せてはくれるが、キャラや個性を立てるには至らず、どれも中途半端。 ゾイド、グレムリン、ターミネーターを思わせるロボットの登場や展開には、適当すぎてもう閉口。 他のロボットも初見のモノが多いせいで、どこがどうなってるのか分からなかったり、ぐちゃぐちゃした塊にしか見えないものも多く、凄いのだろうけど、圧倒的な映像としては伝わってこなかった。 もう見たくないと言うような肉料理の連続を期待してただけに残念。 [DVD(字幕)] 4点(2009-12-20 11:24:18) |