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プロフィール
コメント数 161
性別 男性
自己紹介 格闘系要素が映画の中に入ってたら、評価甘め。
1980年代後半~1990年代にかけて金曜ロードショー / ゴールデン洋画劇場
/ 日曜洋画劇場に影響を受けた世代でございます。
映画解説者がたくさんいたあの時代は、TVで映画を見ても本当に楽しめた。
昔ブログなどに載っけたレビューを時間のあるときにコピペ。

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21.  わたしを離さないで 《ネタバレ》 
ストーリー自体は変に過剰な演出がないため映画自体の持ち味を壊すことはない。台詞やその意図もけっこう重みがあった、しかしながらそこまで。クローン(?)が主役のくせに技術の進んだ近未来の描写が全くない、そして臓器移植を受ける側の人間像が全く出てこないため客観的考察ができない。  ユアン・マクレガー主演のアイランドの方が話の展開も舞台背景も適切だったように思える。題名から逃避行のような抵抗を連想してしまったので評価がちょっと低め。
[DVD(字幕)] 2点(2012-01-03 18:07:07)
22.  東京ゴッドファーザーズ 《ネタバレ》 
今敏監督の作品はこれが初めてで、ただのヒューマンストーリーだろうと先入観を持ってみたのだが、思いのほかオチが用意されており展開が良かった。  形の違う陰を背負った三人、何度も起こる偶然、台詞回しなど全て王道であるがそれが良い。笑える部分を適度に盛り込んであるところも軽快さも魅力のひとつ。 46歳で亡くなられた今敏監督が残された公開遺書を拝読して納得できた。人が物扱いされる今の世の中で、人情と仕事に情熱を持つ今敏監督の元に生まれて必然の作品だったのかもしれない。
[DVD(邦画)] 8点(2011-12-25 20:25:26)
23.  アンストッパブル(2010) 《ネタバレ》 
中盤まで徐々に主役二人の身の上話をさせ陰を持たせていることにより感情移入ができた点、同僚の中にも協力者がいるも会社の上司が悪人であるという明確な構図、見せ場が何段階かありハッピーエンドで終わる。これらにより非常に痛快な映画に仕上がっている。最初にスピード1を見たときのような緊張感を久々に味わえた。 存在感のある名優デンゼル・ワシントンと事実を基にした効果でプラス1点。
[DVD(字幕)] 7点(2011-12-25 15:41:24)
24.  闇の列車、光の旅 《ネタバレ》 
セタスを初めとしたアンダーグラウンド集団の巣窟であり、警察や軍も体を成していないメキシコ。ファーストフードネイションなどにも見られたメキシコの持つ陰を題材にした映画。ギャングの描き方がカッコよすぎてゲンナリ。 もっとダーティに描くことによりギャング達に憎しみの感情を持てたし、主役二人のバックボーンもあまり語られることはなかったため、もっと感情移入できるようにしてほしかった。テーマが重いんだからもっと泥臭くて良かったと思う。 アメリカに行き着くまでにひたすら失い、悲しみを背負い続けるヒロインが真の主役と言ってもいいのかもしれない。
[DVD(字幕)] 6点(2011-12-25 15:33:39)
25.  さよなら子供たち 《ネタバレ》 
終盤まで起伏が全くないので好き嫌いが分かれる作品だが、ドキュメンタリーとしてみれば過剰な演出がないと言えるが、個人的には客観的に感情移入できる描写がなかったたのが惜しい。 同じ子供からの視点で描いた『イノセントボイス~12歳の戦場~』と違い、日常を中心に見せている。最後の最後に監督の実体験を基にしたトラウマとも言うべきナレーションが印象に残る。結局のところ、最後のシーンにおける状況や大人から子供への台詞がタイトルの全てである。
[DVD(字幕)] 5点(2011-12-25 15:06:06)
26.  ニュー・シネマ・パラダイス/3時間完全オリジナル版 《ネタバレ》 
名前はよく知っていたが、この映画を味わったのはサントラとともに最近が初めて。この映画は青春グラフィティと、後にそれを懐かしんだりしたときに誰もが一度は経験するであろう、胸が締め付けられるような想いがテーマ。  近年の作品と比較して派手な描写はないものの、一つ一つの台詞に重みがあり伏線の答えが出る場面も深く噛み締めることができる。そして下町の映画館が人々のコミュニケーションの場であった時代、シネマコンプレックスなどしか知らない自分にとっては羨ましい場所である。村の人々が新旧のシネマパラダイスに集い笑ったり涙する様を見て『いいなぁ、自分もあの中で映画を見てみたかったな』とさえ思わせる。映画好きの人こそ一度は見るべき映画でこの映画の目指す方向がわからなかった人は、色んなことを経験して何年か後にもう一度見れば、故郷へ帰ってきたトトのように何か見つけられるかもしれない。  序盤、シネマパラダイスから締め出された客達のために、向かい側の白い建物をスクリーン代わりにして映画を写すシーンは映画史上に残る名シーンのひとつであり、言葉にしても伝えきれないほど胸を打たれた。 そして最後にアルフレードがトトに残した映画のラブシーンをつなぎあわせたフィルムは、トトを映画の道へと歩ませエレナとトトの恋路を結果的に潰してしまったアルフレードの贖罪が込められているのかもしれないし、エレナとの恋に破れて気持ちの行き場がなくなった新天地を目指すトトにアルフレードが送りたかったエールを形にしたものかもしれないと感じ、涙が出た。 映画にライフワークを見出した男が自分と同じ道を選んだ男に宛てて言葉ではなく敢えて映画を通じたメッセージ、粋じゃあないですか。
[DVD(字幕)] 10点(2011-12-20 21:54:04)
27.  ブラック・スワン 《ネタバレ》 
展開そのものは使い古されているため、どんでん返しなどを期待する映画ではない。ダークナイトのヒース・レジャーや名優ドナルド・サザーランドの演技のように、ナタリー・ポートマンの存在そのものを味わう作品と言うべき映画。 スターウォーズの頃などはアイドル的な存在にも見えたが彼女だが本作ではそこから脱却し、人間の焦りや美しさが合わせ持つ狂気や冷酷さを我々に魅せる。カメラワークなども鬼気迫るものがあり、ポートマンのファンならずとも見ておいて損はない。誰もが 聴いたことがあるであろうチャイコフスキーの白鳥の湖が、ラストシーンではより神々しく聞こえた。
[DVD(字幕)] 9点(2011-12-18 21:37:25)
28.  アイアンマン2 《ネタバレ》 
前作の王道的な熱い展開がほとんど見当たらず、かといってバットマンビギンズやダークナイトといった世界観のような深みもない。ヒーローものとしては続編が失敗したタイトルのひとつになってしまったかもしれない。 さらには本作におけるアンチヒーロー役の脅威がないに等しい。冒頭と終盤のみだけが見所で、途中はというと国防省とかライバル会社とかアンチヒーローとか色々ゴチャゴチャし過ぎてまとまりがなかった。
[DVD(字幕)] 4点(2011-07-05 22:55:12)
29.  アイアンマン
アメコミを実写化した映画お約束の熱い展開もけっこうあるし、全体を通しても変に人物相関図もゴチャゴチャさせていないためわかりやすい。 展開を変に深読みする必要もなく、劇中のCGやアクションなどをゆるりと楽しめる映画。
[DVD(字幕)] 6点(2011-07-05 22:53:23)
30.  ゾンビランド 《ネタバレ》 
劇中に出てくる生き残るための鉄則はゾンビ映画を見てる側が思っていることを作る側が皮肉ってセルフパロディにした内容だった。それは素直に面白かった。 ただ登場人物に固有のポリシーがあっても、生存者を見つける / 新天地を求める / 避難所を確保して立てこもるといった共通の最終目的がないため、物足りなさが残る。 内容とは関係ないがビルを見たのはGバスターズ2以来で、無茶苦茶歳食ってたのには驚いた。
[DVD(字幕)] 4点(2011-07-05 22:50:02)
31.  特攻野郎Aチーム THE MOVIE
旧作を知っていたため食わず嫌いだったが、思いのほか良かった。 大抵のリメイクはオリジナルを越えられずにゲンナリする。だがこれは旧作からの素晴らしい素材を引継ぎ、調理の仕方こそ違えど1つの完成形態として成り立っている。
[DVD(字幕)] 7点(2011-07-05 22:47:31)
32.  スパイダーマン3 《ネタバレ》 
ヒマだったから見たんだけど、ここまでMJのビッチ具合が続くといい加減グーで殴りたくなる。もっといい女探せよと。 ベンのオジさん死亡の真相を今更ねじ込むのも強引だし、全体的に短編集を継ぎはぎで一本化した感じ。結局、サンドマンも消化不良のままフェードアウトするし、何がやりたかったのか意味不明。
[地上波(吹替)] 3点(2011-07-03 18:57:38)(良:1票)
33.  スパイダーマン2
やはりトビー・マグワイアが実年齢より物凄い若々しいことと、MJのビッチ具合は健在。1よりはいいんじゃないかなと思うけど、テレビ放映やってて暇なら見ても・・・くらい。
[地上波(吹替)] 5点(2011-07-03 18:55:34)
34.  スパイダーマン(2002)
トビー・マグワイアが実年齢より物凄い若々しく見えることに圧倒された。酷評されているようにヒロインが特に美人なわけでもないし、ビッチ具合な性格も相まってベンに感情移入もできない。見所はCGのみ。
[地上波(吹替)] 3点(2011-07-03 18:54:07)
35.  ロミオ&ジュリエット 《ネタバレ》 
この侮辱具合には、シェイクスピアも怒り狂って墓の中から飛び起きるぞ。 台詞が思いっきりナルシストなのとシナリオ構成そのもの、舞台が現代なのに時代錯誤で逆にそれらが足を引っ張っている。レグイザモは悪くない個性的な演技を見せた、ディカプリオとデインズが若くて初々しい、見所はこれだけ。 結局の所、彼らのイメージクリップと割り切っても満足できるくらいの人向けのレベル。
[地上波(吹替)] 2点(2011-07-03 18:48:31)
36.  アイ,ロボット 《ネタバレ》 
原作の書籍は未見。サニーとウィルのやりとりとサスペンスを含んだ終盤までの展開は良かったと思う。デモリションマンのサンドラ・ブロックみたいに、未来世界に懐古マニアがいたりするのもお約束。ただ結末が有り触れたスカイネット的な・・・みたいなことはいかがなものか。 日曜洋画劇場で見たら、時間上しかたのないとはいえラストシーンのカットと当時のCG技術の粗にけっこうゲンナリしたため、テレビ版はここから-2点。
[DVD(字幕)] 6点(2011-06-27 19:50:08)
37.  サイバー・ソルジャー
邦題が面白そうだったため深夜放映してたこれを録画してみたら、やっぱりC級だったってオチ。どこかで見たことのあるシチュエーションばかりの連続で、シナリオの流れも意外性がない。あと低予算のせいか派手さが全くなく、アクション映画なのに主人公が銃を撃ちまくらない、なんじゃこれ?簡単に言うと『デグレードされたユニソル初代+他の何か』。
[地上波(吹替)] 2点(2011-06-27 19:29:40)
38.  地球が静止する日 《ネタバレ》 
おい、どうせ滅ぼすなら役に立たない日本与党を先にやっちゃってください。リメイク版宇宙戦争と同じテイストだったが出来はそれ未満で、人類とか地球とか壮大なテーマを持ち出すもシチュエーションは実に局地的で小規模。 劇中で人類を再評価するだけの描写は見当たらないのに、宇宙からの使者がいとも簡単に方針を変えすぎで、こじ付けの強引なシナリオにウンザリした。キアヌ・リーブス起用により一過性の話題性はあったが、はっきり言って彼にオファーをするには失礼過ぎる駄作。
[地上波(吹替)] 3点(2011-05-28 14:45:21)
39.  ダークナイト(2008) 《ネタバレ》 
前作が好きなら見ても損したとは思わないはず。やはり、過去作のジョーカーに負けない別の狂気を演じきったヒース・レジャーが作品の評価点を上げたといっても過言ではない。脇役やBGMも前作と同様に存在感抜群で、これで盛り上がらないわけがない。これで終焉かと思わせるシーンが何度かあるが、そこから二転三転するシナリオも意外性があり良かったと思う。今作のレイチェルはケイティ・ホームズから入れ替わりとなったが、ハムナプトラの3作目での「こんなのエヴリンじゃねぇ」という違和感はあまりない。 スパイダーマンにしろこれにしろ、どうして最近のハリウッド映画ヒロイン像の特徴は、二股思想を持ったりするビッチなのかが理解に苦しむ。その尻軽具合はもはや、戦国時代に活躍した足軽鉄砲隊も真っ青である。
[DVD(字幕)] 8点(2011-05-14 19:41:23)
40.  バットマン ビギンズ 《ネタバレ》 
アメコミ特有の子供のヒーローというより心理的な葛藤や迷いといった描写が強い、大人向けのバットマンと言うべきかも知れない。過去作みたいに確立された無敵のヒーローがしょっぱなから登場するわけではなく、失敗したりピンチになったりと色々と試行錯誤する姿に人間らしさが垣間見えて良い。 ただ、影の同盟の下で修行をするシーンが薄かったり、影の同盟メンバーが中二病っぽい思想を持ってるのが少しお粗末だった。どうせなら単純に何かの権力を目的とした方がまだしっくりくる。 また脇を固めるキャストとハンス・ジマーの音楽の効果が、本作と次作の成功を支えたと言っても過言ではない。
[DVD(字幕)] 8点(2011-05-14 19:21:39)(良:1票)
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