21. インサイド・マン
《ネタバレ》 この手の映画は、どうしても犯人側に肩入れしてしまう。どんでん返しで犯人が捕まるというパターンも嫌いではないが、この映画のように、犯人が大金を手に入れておしまい、という逆どんでん返しも悪くない。 犯人グループに悪意をいだかせず、どこか一本筋を持っている敵役を作りだしたのが成功している。といっても、グループのリーダーだけだけどね。 [DVD(吹替)] 7点(2012-07-07 09:16:39) |
22. ザ・シークレット・サービス
《ネタバレ》 この手の映画、主人公に感情移入できないと、どうしても悪役の方を応援してしまう。(ダイハードしかり) で、マルコビッチに肩入れ。あとちょっとで成功したのに…、なんて思ってしまう。 それほど、イーストウッドがもうひとつであるのに対し、マルコビッチの悪役ぶりが光る映画。 でも、ストーリーがよく思い出せないのはイマイチの脚本のせいだろうか…。 [地上波(吹替)] 5点(2012-07-07 08:43:47) |
23. マルコヴィッチの穴
よくまあこんな物語考えだしたなァ…という印象。 ブラックコメディでもなし、SFでもない。どうジャンルづけて良いのか不可思議な映画。 ラストも、この映画全体を通して流れる空虚感が集大成されていて良かった。 [DVD(吹替)] 7点(2012-07-07 08:16:57) |
24. スパイダーマン3
《ネタバレ》 皆さん、おっしゃっている通り、敵が多すぎて(それに伴う薄っぺらな人間描写もあって)ストーリにもついていけない。 とにかく中途半端ですね。漫画が原作だから、マンガとしてみればいいのかなァ…。 [地上波(吹替)] 4点(2012-06-30 18:25:49) |
25. 風の谷のナウシカ
《ネタバレ》 これは仕方のない事なのだろうけど、すべてに中途半端。ナウシカの壮大な世界観を描くには、2時間という枠は狭すぎるのだろう。 とにかく欲求不満の残る作品。映像的には素晴らしいのだけれど。(特に巨神兵の描写は迫力の一言) [映画館(邦画)] 6点(2012-05-11 08:28:56) |
26. シャイニング(1980)
《ネタバレ》 正直言って、キューブリックの作品としては残念でした。ホラーとしてはあまり怖くないし、脚本が雑ですね。このころからキューブリックも腕が落ちてますね。 [映画館(吹替)] 5点(2012-05-09 13:43:17) |
27. バリー・リンドン
《ネタバレ》 これ、「時計仕掛けのオレンジ」のスタッフが勢ぞろいですね。演出もそっくりだし。それはともかく、時間を忘れて見入ってしまいました。淡々とした演出なんですが、キューブリックマジックですね。なんといっても「今となっては、みんなあの世」というラストのナレーションが最高。字幕を担当した方の才覚が光ってます。 [映画館(吹替)] 8点(2012-05-09 09:07:43) |
28. 2001年宇宙の旅
《ネタバレ》 この作品、初見のときは、やはりおおかたの方が語っておられる通り、ラストシーンがさっぱりわけがわかりませんでした。 しかし、原作を読むと、これがすんなり理解できるんです。あの“モノリス”は、進化を促進するものなんですよね。ただ、映画では、ラストのスペースチャイルドが、人類の進化型であることが描かれていないので、ちょっとその辺が難解すぎる結末になってます。その辺が残念。 ただ、ボーマンとハルの攻防はすごいですね。さすがキューブリックです。そこに1点プラス。 [映画館(吹替)] 7点(2012-05-09 09:00:33) |
29. 天空の城ラピュタ
《ネタバレ》 某氏も語っておられる通り、これは名作「未来少年コナン」と比較すると、どうしても物足りなさを感じてしまう。特に最後に呪文のような言葉を発すると、城が壊れてしまうというくだりは安易そのもの。もうちょっと工夫ができなかったものか。天才宮崎駿氏をしても、やはり限界があったのか。 ただ、ジブリの中では、一番出来が良いのは異論のないところ。惜しい作品ではある。 [地上波(邦画)] 7点(2012-05-09 08:26:44)(良:1票) |
30. ポセイドン・アドベンチャー(1972)
とにかくハラハラさせ、時にほっとさせ、時に泣かせる。良い映画じゃないんですかー? [映画館(邦画)] 8点(2012-05-05 08:09:27) |
31. コラテラル
《ネタバレ》 悪役のトムはそれなりにいい味を出していると思う。彼の生き方、彼の死に方に、無常観を持たせているのも良い。娯楽作?として納得できる作品だった。 [DVD(吹替)] 7点(2012-05-05 07:57:06) |
32. エイリアン2
《ネタバレ》 第一作目のファンとしては不満があるものの、これはこれでよくできた映画。削るところのない、上質アクション映画なのだけど、最後の方で、マザーと対峙したリプリーが、卵に銃口を向けると、マザーの指示で、“警備兵”的なエイリアンが、引っ込むところは興ざめした。エイリアン同士が、あんな形でコミュニケーションを取ってるなんて…。 [地上波(吹替)] 7点(2012-05-05 07:21:14) |
33. ライオン・キング(1994)
ん~、なんというか、ストーリーが浅すぎて、登場人物の誰にも感情移入できない。 [地上波(吹替)] 3点(2012-05-03 09:57:02) |
34. 十二人の怒れる男(1957)
《ネタバレ》 すばらしい、の一言です。決して陪審員制度に対する批判でもなく、これだけの硬い内容をエンターティメントとして完成させた監督の手腕に脱帽。 特に最後まで有罪を叫ぶ陪審員の背景に息子との確執が隠れていた、という落ちも最高です。 この年、「戦場に架ける橋」が、あったがためにアカデミー作品賞を取れなかったのは残念。こっちの方が、作品賞にふさわしいと思うのですが…。 [地上波(字幕)] 10点(2012-05-03 08:37:15) |
35. ハッピーフライト(2008)
《ネタバレ》 皆さん言っているように、飛行機を飛ばすのにこれだけの人がかかわっているのが分かって面白い。単に説明に終わって無いところが、やはりこの監督のうまいところ。 娯楽映画としては良質で、満足できました。 [映画館(邦画)] 7点(2012-01-20 16:44:21) |
36. インベージョン
《ネタバレ》 サスペンスと言う割には、ハラハラしないのはなぜだろう。主人公の行動に焦点を絞り過ぎて、感染の恐ろしさが余り描かれていないのでは。キッドマン主演でなければ、途中で放り投げたかも。 [インターネット(字幕)] 4点(2012-01-20 15:19:42) |
37. 英国王のスピーチ
《ネタバレ》 よくできた映画だ。だけど、それだけ、とも言える。 演出が抑え気味なのは好感が持てるが、なんといってもラストの見事なスピーチにいたるまでの過程をもっと詳しく描いてほしかった。 『Shall We Dance』は、その辺が巧みな演出やエピソードで埋められていたので、見終わった後のスカッと感がある。 その辺がこの映画に無いのは、なぜだろう。 事実の映画化ということで、派手な演出ができなかったところにあるのかもしれない。 ある意味で、残念な映画。 [DVD(字幕)] 7点(2011-12-11 22:58:17)(良:1票) |
38. ノウイング
《ネタバレ》 なんだかなァ。前半は面白いんだけど、途中、中だるみがあって、そこで眠くなる。ラストは、どう捉えていいものか…、ああ、そうなんですか、ハイ、分かりました的なエンディングで、感動も無ければ興奮も無い。CGのすばらしさに1点加えました。 [ブルーレイ(吹替)] 4点(2011-03-24 09:52:30) |
39. 第9地区
面白い発想の映画。ただ、ちょっと暴力的すぎるかな。まあ、この手の映画であれば仕方がないか。 ラストは、とても切なくて、ちょっと「マルコビッチの穴」のラストを思い出した。 とにかく面白く見ました。 [DVD(吹替)] 8点(2011-03-01 13:57:48) |
40. シャッター アイランド
多くの視聴者と違って、ラストのオチは全く予想外だった。 だからと言って、この映画が面白かったかといえば、どうだかなァ…。 ただ、結局完治しなかった、というエンディングは良かったと思う。 あれで、なんとか作品として、まとまったという感じ。 以上。 [DVD(吹替)] 6点(2011-02-28 19:05:12) |