21. ネバー・サレンダー 肉弾烈戦<OV>
《ネタバレ》 前作と同じ主人公なのが良いです。 本題に入るのが早いのも良い。 ストーリーが明快なのも良い。 大手軍事産業の秘密を握った内部告発者をひたすら守る。ただそれだけ。 警備会社に就職したジェイク。初仕事でいきなり仕事仲間全員死亡。オープニング15分でいきなり強襲されて壊滅的打撃を受ける思い切りの良さが良い。 そこから秘密の隠れ家でのバトル。裏切者の発覚。護衛対象の裏切り。警察署内でのバトル。 目まぐるしく戦う場所や置かれる状況がどんどん変化してゆく。このテンポの良さは大事。 主人公のジェイクや護衛対象の女性にはまるで弾が当たりませんが、署内の警官達が次々と犠牲になってゆくので、それなりの緊張感があります。 森に逃げ込んでからがややトーンダウン。 ですが、逃げの一手だった逃亡劇から、攻めに転じることで、ここから反撃のカタルシスを感じることができます。 特に、ランボーシリーズを彷彿とさせる罠がアツい。 ラスボスとのタイマンがしょぼいとか、ヒロインがかわいくないとか、残念なところもあるっちゃあります。 でも、こーゆーわかりやすいアクション映画は大好きです。 [DVD(字幕)] 7点(2024-09-18 05:34:35) |
22. 明日に向かって笑え!
《ネタバレ》 実際にアルゼンチンで2001年?に起こった預金封鎖に関わる物語。 この映画そのものはフィクション。ですが実際に起きた預金封鎖を背景にしているため、実話かと思っちゃうようなリアリティがあります。 実話っぽさは随所に見られます。だまされたと怒り街を出ていく住人。事故死する奥さん。ラストで金を持ち逃げするエルナン。 フィクションであれば、どれも必要のないエピソードばかり。こーゆー負の側面を持たせることで、なんだかリアルな空気感が出ちゃってます。 ただし、そのせいで一応のハッピーエンドを迎えるものの、手放しでは喜べない要因になっているのも確か。 それでもあえて、こーゆー後味の悪いエピソードを放り込むことで、まるで本当にあった話なんじゃないかと思えてきます。 だから映画としては完成度が高いと言えるのかもしれません。 個人的好みから言えば全部不要。 預金封鎖を利用し、善良なる市民から金をだまし取ったマンシーに正義の鉄槌をくだすだけの話で良かった。 怒っていた住人は、フェルミンたちを見直して謝罪する。 エルナンは金の持ち逃げなんかしない。 当然奥さんは死んでいない。 なんの影も落とすことなく、後味さわやかに、もっとすっきりしたかった。 最後にフェルミンが抱いてた赤ん坊は、息子と受付嬢の子供? だとしたらなにより。 あーゆー予期していなかった幸せ演出は良いもんですね。 エンドロール途中か直前におまけ映像ありです。 [DVD(字幕)] 6点(2024-09-10 15:08:07) |
23. ランボー/最後の戦場
《ネタバレ》 ストーリーらしいストーリーはなし。アクションに特化した作品。 前作から20年後に制作された本作。 過激な映像を求める風潮からか、シリーズのなかでもかなりグロいほうだと思います。 よく言えば刺激的。悪く言えば悪趣味。 当然のように四肢切断。子供に銃剣突き刺すシーンなんか見ていられないです。 ミャンマーの軍に対して、悪いイメージを植え付けるという意味では成功しているのかな? でもその方法をひたすら残酷な映像の羅列だけに頼るっていうのは、いささか芸がなさすぎやしませんか? 『2』に出てきた上官のように、『こいつムカつく』と心底思わせるようなキャラをつくってほしい。 せめて救出対象が、『この人たちは絶対に助けたい』って思えるような人物だったらまだ良かったのですが・・・。そこまでの魅力は感じられませんでしたねぇ。 まあ、今作でなんと言っても良かったのはアクションでしょう。 傭兵部隊がみんなとっつかまって、絶体絶命のピンチのときに、スッと背後から現れるスタローンのカッコよさ。ここだけでも見る価値大です。アクション映画を見ていて、久々にテンションのアガる瞬間でしてた。 途中出場とはいえ、傭兵部隊のみなさんも良いお仕事していました。 狙撃のスクールボーイはもちろん、ひげの傭兵や、部隊長のおっさんもなかなかの活躍ぶり。 こーゆー、脇役端役までしっかり見せ場があるのは、一流のアクション映画だと思っています。 [ブルーレイ(字幕)] 7点(2024-09-09 02:52:25) |
24. ジャンゴ 繋がれざる者
《ネタバレ》 監督はタランティーノでしたか。どうりで、残酷な描写が多いわけだ。 そして無駄なシーンも多い。正直ちょっとだれるところもあります。 とくにマスクをかぶるかぶらないのやりとりに、あんな尺を使うなんて。タランティーノ以外に許されませんww。 この単純なストーリーなら2時間以内に収めてほしいものです。 尺が長かった割に、ジャンゴの奥さんヒルダの出番は終盤だけ。ヒルダの人物の描き方が足りないように思います。 ジャンゴとシュルツの旅と同時進行で、時折ヒルダの現在の状況も教えてくれたら、もっと感情移入できたかもしれないです。 復讐劇や救出劇なら、ヒロインの魅力ってとても大事だと思うんですけど、その魅力がいささか足りなかったように感じます。 基本わかりやすいストーリーなんですが、終盤の流れだけなぜあんなめんどくさいことになったのか、いまいちよくわからなかったです。ディカプリオ演じるカルビンは、結構話が通じそうな相手に見えましたけど。普通に売買交渉できそうでしたけど? あれ?気づいたら不満を書き連ねている(^_^;) 今更ですが、面白い映画でした。 ジャンゴがメキメキと銃の腕を上達させていくのは爽快。ジャンゴとシュルツに信頼関係が築かれていくのも心地よい。 そしてアクションではなんといっても早撃ちが最高。そのスピード感はトップクラス。 映画全体をもう少し尺を削ってコンパクトにまとめてくれたら、より高評価になったかも。 あ、この人ここで退場になっちゃうの?っていう意外性は、タランティーノならではですね~。 [ブルーレイ(字幕)] 7点(2024-08-29 23:43:23) |
25. ランボー3/怒りのアフガン
《ネタバレ》 『1』に比べるとドラマ性はないし、『2』にはエンタメで遠く及ばない。 単体で見るとそれほど悪くはない気もしますが。 どうしてもシリーズものとして見てしまうと・・・。前作と比べられてしまうのは宿命ですから。 特に『2』が『1』よりはるかにスケールもアクションもパワーアップしていたものですから、『3』には当然それ以上を求めてしまうものです。 敵の大将もイマイチワル不足。悪役としての華も毒も全然足りません。 なにせ冷戦中、ソ連とアメリカは敵対していたわけですから、トラウトマン大佐が捕まって尋問を受けるのは致し方ないことでしょう。相手に憎たらしさが足りなければ、そこからカタルシスも得られないのです。 最後まで見ると、何かメッセージ性みたいなのをこの映画にもたせていたみたいですが、ちょっと感じられなかったかなぁ・・・。 ランボーシリーズならではのウリがほぼなくなり、ありふれたアクション映画に成り下がってしまった感じです。 [ビデオ(字幕)] 5点(2024-08-26 04:22:34) |
26. 15時17分、パリ行き
《ネタバレ》 いや、ほんとそれ。素人の観光旅行を延々と見せられてもって感じです。 その1つ1つが何か意味をもつわけでもなく。 人物を掘り下げるでもなく。 いったい何の時間なのか聞きたい・・・。 幼少期の映像や、軍に入隊するまでの映像、そして入隊してからの映像は良かったと思います。 逆に言えば、人物の掘り下げはここまでで十分だったのではないかと。 旅先で見知らぬ女性と知り合って、『お、ラブロマンスでも始まるのか?』と思ってニヤニヤしていたら、特に何もなし。 ・・・・じゃあいったい何のために出てきたの~? 全く予備知識なしで見たものですから、ご本人さまたち出演だとはつゆ知らず。 鑑賞後こちらのレビューを見て、『えー、そうなんだー、すごいなー。思い切ったなー。』と思いはしたものの、だからといってその試みが映画の面白さに直結しているわけでもありません。 リアルを追及しちゃった結果かもしれませんが、退屈だと思った瞬間があるのは間違いないです。 やはり映画を見るつもりで見てんだから、多少の脚色はしてくれないと~。 主人公たちの成長物語としても物足りないです~。 [ブルーレイ(字幕)] 5点(2024-08-16 02:09:30)(良:1票) |
27. ネバー・サレンダー 肉弾無双<OV>
《ネタバレ》 前作よりかは良かったです。 戦場帰りの主人公が、仕事をしていない妹に説教し、バーでチンピラを制圧してみんなから疎まれる話。 前半は。 後半になると、義賊のようなテロリストが、妹とその彼氏を拉致。 で、兄の面目躍如という感じで、兄が孤軍奮闘頑張る話なのでありました。 とても王道。ヒネリはなし。どんでん返しもなし。安心して見ていられるサスペンスアクション。 前作よりアクションがきびきびしているように感じられて、それだけで結構満足。 主人公も硬派で良いカンジ。 それにテロリストたちも個性が感じられて悪くなかった。 特に反発心のあるやつと、組織のリーダーが良い味出していたと思います。 テロリストの背景を描いたのも、今作に限って言えば良かったのかもしれません。 テロリストのリーダーは暴走する資本主義の被害者。 序盤の銀行強盗で、お金を燃やしちゃうシーンはなかなかのインパクトがあります。 個人的には徹底的に悪い奴をぶちのめす映画が好きなんですけどね。 これはこれで良かったかなと。 まあ、B級映画なのでツッコミどころはわんさかありますが、そーゆーところに目をつぶって楽しむのが大事なんだと思います。 [DVD(字幕)] 6点(2024-07-29 02:56:16) |
28. ネバー・サレンダー 肉弾突撃<OV>
《ネタバレ》 オープニングの狙撃エピソードが一番良かったなぁ。 普通のありふれたアクション映画が見たかったので、それはそれで良かったのですが。 戦地での任務→妻とバカンス→突然のテロリストの襲撃 ありふれた巻き込まれ型サスペンスアクション。 こーゆーのが見たかった。シンプルで良いですね。 で、妻を救うべく、なぜか単身テロリストに戦いを挑むわけですが・・・ 何やら政府やら軍やら傭兵やらがわらわら出てきて、後半になるにつれて話のテンポが悪くなっていませんか? そしてやっとアクションが始まったと思ったら・・・なんかスピード感が足りない。 パワーも足りない。緊張感は皆無。 いろんなアクション映画見てきちゃったせいで、なんだかこの映画のアクションはすごく物足りないです。 突然の無駄なアップや見づらい画はなんなの? いや、まあそれでも主人公が強ければ良いんだけどさ~。 主人公の強さも凄く微妙なんですよね~。強いのか弱いのかよくわからん感じです。 アクションならではのカタルシスや緊張感を感じられず残念です。 そんなに期待していたわけではないんですが。低く設定した期待値にも届かない代物でした。 [DVD(字幕)] 4点(2024-07-26 14:25:52) |
29. 死霊のはらわた(2013)
《ネタバレ》 オリジナルよりホラー色強め。スプラッタ要素強め。 エリックがめっちゃ生命力強くて笑ってしまいます。 眼鏡をかけて色白で、ザ・インドアって感じなのに、粘る粘る。切られ、刺され、撃たれ、それでも頑張るエリックさん。 まあ元はと言えばエリックがいらんことするから、封印されていたものが解放されちゃったわけで、自業自得ですからね。 他の人たちは全員とばっちり。ご愁傷さまです。 ミアがジャンキーという設定は、序盤うまく効いていましたね。 みんなが口をそろえて『それは幻覚だよ。』って取り合わない。 唯一異変に気付いているミアを、誰も信じない状況にうまいこともっていってます。 で、大雨、川の増水、気付いたら逃げ道がないっていうお約束のパターン。 そうそう、ホラーとアクションはお約束でいいんですよ。 中盤以降はスプラッタにふりきってやりたい放題。 自分で顔を切り刻んだり、釘を撃ちこんだり、腕を切断したり。 そんなスプラッタ満載なんですが、あまりにぶっ飛んだ描写が多すぎて、逆に痛みや怖さは感じさせませんでしたね。 唯一狭いところに逃げ込んだミアに、壁の向こう側からナイフで切ってくるシーンはちょっとリアルで痛そうでした。 それにしても、まっさきに悪魔にとりつかれたミアが、まさかの生き埋め、まさかの浄化で、最後の生き残りになるのは意外だったかも・・・。面白かったです。 [ブルーレイ(字幕)] 7点(2024-07-20 03:09:34) |
30. ランボー/怒りの脱出
《ネタバレ》 1作目に比べると、わかりやすくエンターテイメントにふりきった内容に。 1作目とは異なり、ランボーは完全に戦場のヒーローとなっています。 今作では相手を殺すことになんの躊躇もありません。 更にはヒロインも登場。男くさい物語に、ささやかながら彩りを添えてくれます。 ヒロインが敵軍の凶弾に倒れ、ランボーの逆鱗にふれてしまうわかりやすいストーリー。 わかりやすいからこそ、盛り上がりやすく、これは昔の映画の良いところだなぁと思います。 ド派手なCGや凝りまくった演出に頼らなくても、十分に面白いアクション映画ができていた良い時代です。 私は戦争反対派です。ですが戦争になってしまった以上は、どちらが良いも悪いもないと思っています。戦争に正義はありません。お互い祖国のために戦っているのです。 ですので、一方的にベトナム側が悪いように描かれるのはいかがなものかと。 それよりも、はっきり悪なのは、味方の司令官でしょう。 自らの保身のために、捕虜もランボーも見殺しに。なんてやつだ ランボーたちを助けようとするトラウトマン大佐を銃で脅すゲスぶり。 このクズ司令官と、その司令官の腰ぎんちゃく2人、たいした罰もなく映画が終わっちゃったのはとても残念。 こいつら3人がひどい目にあうのを、期待していたのに~ [DVD(字幕)] 8点(2024-07-18 01:59:51)(良:1票) |
31. シャークネード5 ワールド・タイフーン<TVM>
《ネタバレ》 もうだめだ、このシリーズは… ここまできたら最後まで見ようかと思ったけれど… ラスト・チェーンソーはもう見ない。断念する。 だってクソつまんねーんだもん…。 とりあえずシャークネードの中で生きつづけるギル、あんたすげーよ。 もはやなんでもアリだよ。 そんなアンタに1点だけやるよ… [DVD(字幕)] 1点(2024-07-14 21:29:56) |
32. グリーンブック
《ネタバレ》 当時の人種差別の実態を、きっと誇張することなく描いているであろう作品。 富も名声も手に入れたピアニストでさえ差別の対象だったというのが興味深いです。 行く先々で歓迎されながらも、トイレは別、控室は物置、演奏するホテルのレストランすら入店拒否とは、当時の差別意識がいかに根深いものだったかがよくわかります。 この映画は、伝記的かつ教科書的な側面を持ちながらも、ちゃんとエンターテイメントとして楽しませてくれます。 何がすごいって、大きな山場はそんなにないのに、なぜか『感動』『カタルシス』『多幸感』を感じられちゃうことです。 黒人だけれど教養、富、名声を手に入れているドクター・シャーリー。 教養も富も名声もないけれど、温かい家族がいる白人のトニー。 最初は相反する二人が、いつの間にかお互いのことを信頼し始め、足りないところを補い合う関係性がとても良かった。 警官から理不尽に逮捕され、バーに行けばからまれるシャーリー。なぜなら彼の肌は黒いから。かと言って、育ちの違いのせいか身なりのせいか、黒人の輪にも入れないシャーリー。雨の中車を降り、『白人でも黒人でも男ですらない私はどうしたらいい』と訴えるシャーリーの言葉が胸をうちます。 そんなシャーリーにとって、トニーは初めて自分を孤独から救ってくれた存在なのかもしれないですね。 終盤、シャーリーが黒人たちのバーで演奏するシーンや、トニーの家にやってきたシーン。 ずっと孤独だったシャーリーが、ついに世界に自分の居場所を見つけ始めたところで幕を閉じます。 なに、この幸せな余韻。名作です。 [ブルーレイ(字幕)] 9点(2024-07-14 03:00:09)(良:4票) |
33. シャークネード4<TVM>
《ネタバレ》 うおお、超つまんねー。 見るのが苦痛になってきた・・・。 前作を反省して、多少マシになったことを期待していましたが・・・悪化しとるがなww ここまで見ると、1作目は名作だったんじゃないかと思えてくる・・・。 ただ、オープニングのスターウォーズ、エイプリルのライトセーバー、『フォースと共に』って言っちゃったよ! しまいにはラスト、足ジェットで飛んでいくエイプリル・・・ ずっと我慢していたのに、とうとう笑っちゃったよ・・・。 [DVD(字幕)] 2点(2024-07-09 14:33:06) |
34. シャークネード エクストリーム・ミッション<TVM>
《ネタバレ》 3作目にして悪ふざけに拍車がかかり、目もあてられない状態に。 B級バカ映画と開き直るならそれもまた良しですが・・・。 なんか1流映画の真似事するんですよね~。制作サイドの変なプライドが見え隠れしちゃってる気が・・・。 気持ちは1流、仕事は3流。 コメディは全スベリしているし、シリアスなシーンはまるでピエロです。 骨子の部分は真面目なストーリーでいきたいのかなぁ・・・。 でもそれにしてはストーリーのつなぎ方が雑でいい加減すぎる。結果シリアスなパートは映画のテンポを落とすだけの不純物にしかなっていないです。 宇宙はやりすぎ。意味わからん。冷める。 そしてバカのひとつおぼえのサメダイブ。 サメと一緒に大気圏に突入。 サメのお腹からパラシュート。 ついでに言うなら、妻を食べたサメは別のサメでサメ違い。 妻がサメの腹の中から自力で出てくるのは、100歩ゆずって大目に見るとしよう。 ・・・・サメの腹ン中で子供産んでるやーん。そんなばかなー。 じゃあせめてお母さん、下はすっぽんぽんで出てきてくれないかなぁ。 もうほんと、何なのコレ。 いったい何を見せられているの・・・。 [DVD(字幕)] 3点(2024-07-08 01:25:16) |
35. ランボー
《ネタバレ》 ムキムキマッチョな戦闘の達人が、無双する話かと思っていました。 なんだかちょっとかわいそうな帰還兵の話でしたね~。 ランボーってこんな話だったんだ~。 田舎の保安官が、なぜここまでランボーを目の敵にするのか全く理解できませんでした。 この保安官たちが山狩りをして、逆にランボーに返り討ちにあっちゃうまでが、この映画のピークだったかなぁ・・・。 森での攻防は、いつの間にかランボー視点から保安官グループ視点に切り替わっているのが見事。 この自然な切り替わりが非常に巧く、追い詰められる獲物の緊張感を感じます。 その後は軍隊まで出てきて、ランボー1人じゃどうしようもないでしょっていう事態に。 坑道を脱出するまでが長くて、テンポの良かった前半に比べると若干ダレます。 後半、街に戻ってきて逆襲を始めるランボー。 ガソリンスタンドやお店や電気などのインフラを破壊しまくるランボー。 まあ、自分の命がかかっているので、致し方ないとは思いますが、街の人たちに責任はないので何とも複雑な気分に・・・。 で、そんな犠牲を払いながらも、保安官をやりこめる流れは見事。それなりに溜飲を下げることができます。 ところが、そこからラストまでの流れは、保安官たちの理不尽な仕打ちが世に出ることなくランボー1人が悪者にされたかのような後味の悪い結末。もやもやとした不快感。すっきりしないです~。 [DVD(字幕)] 7点(2024-07-07 20:38:07) |
36. ブラックアダム
《ネタバレ》 ひさしぶりに『ザ・アメコミ映画』を見た気がします。 ブラック・アダムはもちろん、ドクター・フェイト、ホークマン、アトム・スマッシャー、サイクロン、みんなキャラがたちまくり。 『シャザム』でジャスティスリーグのパチモンみたいな『ジャスティスソサエティ』という組織がちらっと出てきましたが、ちゃんとした機関だったww。 ただ、スーパーマンみたいな突出したヒーローというのは不在のようで。 ここにブラックアダムが加われば、ジャスティスリーグとも張り合える組織になりそうです。 脇役好きとしては、アトム・スマッシャーやサイクロンのようなヒーローまでまんべんなく活躍するチーム戦は大好きです。 アメコミ映画でストーリーにつっこむのは野暮かもしれませんが・・・ ブラックアダムをウォラーに引き渡すくだりは要らなかった気が・・・ 普通にブラックアダムを仲間に迎え入れるじゃだめだったんですかねぇ・・・? 結局サバックが復活して、すぐにブラックアダムの力が必要になったわけだし。 最初からブラックアダムをチームに入れていれば、ドクター・フェイトも死なずに済んだ気がするのですよ。 ドクター・フェイトもドクター・フェイトで、未来を見通す力があるのに、肝心のサバック復活の未来は視えんのか・・・。 とても良いキャラしていただけに、彼がいなくなるのはとても残念です。 この散り方じゃあ続編に出てくるのも無理だろうなぁ・・・。 さて、DC作品もだいぶいろんなヒーロー出てきましたから、ここいらでジャスティスリーグ第2弾、開幕してほしいものです。 できたら、ジャスティスソサエティ、スーサイド・スクワッドも参戦して、ヒーロー祭りやってほしい! [ブルーレイ(字幕)] 8点(2024-07-01 14:35:51) |
37. ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結
《ネタバレ》 こーゆー長尺作品って、最初はもったいぶっていることが多いんですが、本作はいきなり本題に入ります。 このスピード感は好感度大。 まるでメインキャラクターのように大物の風格で登場するサバント。 そして癖の強い新生スーサイド・スクワッド。 前作からおなじみの面子はリック大佐とハーレイ・クイーンと、キャプテン・ブーメラン。 古参も新規も、いったいどんな活躍をするのだろうと、冒頭からワクワクが止まりません。 さあ、敵地に上陸だ。みんなどんな戦い方を見せてくれるんだ?と思ったら、まさかの全滅。そう、まさかですよ。これには度肝を抜かれます。 ひときわインパクトの強いイタチ人間なんておぼれちゃうし。 大物サバントは敵前逃亡。戦いもしません。 もう予測不能の展開です。 ただこれだけの個性をあっという間に強制退場させちゃうのは・・・・なんというかもったいないというか。 脇役好きとしては、彼らの戦う姿や活躍する姿を見てみたかったものです。ちょっとがっかりしちゃったかな・・・。 キャプテン・ブーメランまで死んじゃって・・・。 で、こっから選手交代。本命の新生スーサイド・スクワッド登場。 囮メンバーより人数は少ないものの、個性、能力ともに申し分なし。 特に今作は対人戦がとても多くて、スーサイド・スクワッドのメンバーのバトルセンスが光りまくりです。 ハーレイ・クイーンも本来の魅力をとりもどし、好き勝手やってて最高。ルナ将軍の瞬殺シーンは衝撃。 オープニングの上陸作戦や、ルナ将軍の最期からもわかるように、次に何が起こるかわからない、だれがいつ死ぬかまるで読めないのは、本作の魅力のひとつかもしれません。 [ブルーレイ(字幕)] 7点(2024-06-30 11:53:17)(良:3票) |
38. フルスロットル(2014)
《ネタバレ》 なんかどこかで見たことあると思ったら、アルティメットのリメイクかぁ。 オリジナルのほうはなんとなくしか覚えてないなぁ。 ポール・ウォーカーのほうは、もちろんすごいんですけど、普通のアクションの域を出てはいない感じ。 リノを演じるダヴィッド・ベルのパルクールが美しすぎて、比べるとどーしても霞んじゃいますね。 前半から中盤までは、テンポも良く、緊張感もあって楽しんで見られました。 でも盛り上がるべき後半のほうは、なぜだか失速気味。 アクション盛りだくさんなんですけどねぇ。格闘アクション好きなんですけどねぇ。 大男とのバトルなんで、なんだかちょっとしつこいとすら感じてしまいました。 トレメインの手下は、序盤でリノの仲間と思われる見張りのひとたちを撃ち殺したり、ヤクを売りさばいたり、やりたい放題。 更には自分の手下すら撃ち殺す冷酷非道のトレメイン。 そんな彼が映画終盤には突然良い人に。 なんだかキャラがブレまくっていませんか?オリジナルもこんなんだったかなぁ・・・? まあでもパルクールを取り入れたスピード感あふれるアクションはとても楽しい。 それだけは間違いないです。 [ブルーレイ(字幕)] 6点(2024-06-30 01:26:20) |
39. シャークネード カテゴリー2<TVM>
《ネタバレ》 前作はまだ真面目にパニック映画を撮ろうという気持ちが見えましたが・・・ 2作目にして早くもわるふざけ路線に~ わるふざけじゃなくて、これ大真面目に撮っているんだとしたら、そっちのほうがよっぽど問題~ 妻のエイプリルはまだまともなほうかと思ったけど、サメに喰われた手に電動ノコつけてどや顔しちゃったよ。 これはもう完全にあっち側の人間ですね~。 タクシー運転手や、スカイ、妹の友人たちがみんな良い人だったのに、あっさり殺られちゃったのが残念でしたね~。 せめて、最後にスカイの死を悲しむシーンくらいは入れてほしかったかな~。 最高だったのはサメ予報。 降サメ量50ミリ。 そっか~。けっこう降りそうですね~。 折り畳み傘はもっていったほうがいいのかな~。 お出かけの際は半そでより長袖のほうがいいのかな~。 そこまで言及してくれたら満点だったのに~。 惜しい! [DVD(字幕)] 5点(2024-06-27 02:32:12) |
40. 大脱出(2013)
《ネタバレ》 なんとなく昔懐かしい雰囲気の作品。 わかりやすい。勧善懲悪。 アーノルド・シュワルツェネッガーの正体が義賊マンハイム。で、CIAの娘の協力者。 シルヴェスター・スタローンは脱獄のプロ。 でも犯罪者ではありません。刑務所の防犯システムの欠陥を指摘するコンサルみたいなお仕事。インテリ~。 だからスタローンにやましいことは何もない。後ろめたいことは何もない。よって全力で応援できます。 シュワちゃんのほうは、良いひとか悪いひとか最初こそわかりません。でもすぐに味方なんだろ~な~って思います。 ・・・そもそもシュワちゃんに裏表あるキャラの演技なんて無理だし・・・。 それでも、何らかの罪を犯したのであれば、そのシュワちゃんの脱獄の手伝いをするのはどうなん?とは思ってしまいましたが、それより自分が脱出することのほうが最優先なので仕方がないですね。 そう、タイトルが脱獄ではなく脱出。 それはもうその通りなわけです。 で、途中まではとても楽しんで見ていたのですが、最後がやはりというかある意味予想通りというか、力技のアクションで押し切っちゃいました。そこはちょっとだけ残念だった気も。 オープニングの脱獄のほうが、よほど『してやったり感』を感じることができました。 カタルシスに欠けるオチ。惜しい。 [ブルーレイ(字幕)] 6点(2024-06-26 15:15:03)(良:1票) |