21. サユリ
原作未読。押切蓮介は割と好きだけど全作読んでいる程のファンでもないんで。 一方の白石監督はモキュメンタリー風の作品を得意とする人なんでどんなもんか不安はあった。 が、これはベストマッチと言って良いほどの出来となった。 本作はホラー的な怖さは皆無に近いが、エンタメとして充分楽しめる作品であった。 それにしてもバールって一般人が手にする最強の武器だよなぁ。。。 [映画館(邦画)] 7点(2024-08-23 17:36:11) |
22. ツイスターズ
「ツイスター」の続編のようで続編ではないです。全くの新作。 ザ・王道と言うような王道の展開だが、退屈せずに最後まで楽しめた。頭空っぽで見れる娯楽映画です。 結局のところ竜巻を前に人間は逃げるしかできんのだが、そんな簡単に竜巻が消えたらいいね。 [映画館(字幕)] 6点(2024-08-02 16:26:19) |
23. デッドプール&ウルヴァリン
《ネタバレ》 「ローガン」の時に「もうウルヴァリンはこれで終了」とあれほど言ってたのに何故翻意した?ヒュー・ジャックマンよ。 「あれほど言ったのに・・・」とポルナレフのごとく慟哭を吐きながら見に行ったが、その結果がコレですか? マーベルのマルチバースは全て失敗と言う本作自体がマルチバースと言う自己矛盾。 もちろん心を動かされたシーンが全くない訳ではない。ローガンがチャールズへの思いを語るシーンはグッと来た。 が、それも終盤までにはすっかり覚めた。 こんなマルチバースは見たくなかったが結論です。後は好きにして下さい。 [映画館(字幕)] 4点(2024-07-30 20:19:58) |
24. あのコはだぁれ?
《ネタバレ》 相変わらず突っ込みどころの多い清水崇ホラー。 冒頭の教室のシーンでも「いや5人の補習に6人おったら一眼でおかしいと分かるやろ。プリント渡してるんじゃねーよ」となった。 その後も前半はストーリーが散漫で非常に見にくく「こりゃ今回もハズレだな」と思った。 が後半は少し面白くなった。かろうじて話がつながった感じだ。染谷将太のおかげかな? 本作の出来によっては清水崇を劇場で見るのは終了かなと思ってたが、かくしてモラトリアム継続となりました。 [映画館(邦画)] 5点(2024-07-20 09:05:19) |
25. FALL/フォール
《ネタバレ》 サブスクで妻と鑑賞。私と妻が同じ物を見るのは非常に珍しい。 見た第一印象はどちらも「まぁまぁかな」だった。これも珍しい。大概意見は合わない。 高さ感は文句なく素晴らしかった。 登る途中で何度も挫けそうになる場面は「いや無理だろ。降りろよ」と思った。 で登頂に成功して降り始めた途端にハシゴが崩壊する。ここがピークだった。 以後は何となく変な脱出劇になる。 こんな命のかかった場面で妄想とか普通見る物だろうか? そこが一番納得が得られなかった。 だから見た直後の印象が下がったんだと思う。 5点か6点か迷ったが、少なくとも前半は見入ったんで6点にします。 [インターネット(吹替)] 6点(2024-07-11 09:23:27) |
26. 三茶のポルターガイスト
《ネタバレ》 角由紀子って「ケンコバの絶対に観ないほうがいいテレビ」を見ても完全にイっちゃている人と言う印象だけど、本作のポルターガイスト現象や人の手の映像は非常に、非常にヤラセくさい。専門家の検証とやらももっとまともなのを呼べよと言う感じだ。 総じてテレビのバラエティレベルを超えてなかった。やってることはほぼコックリさんだけだし。ガッカリ感だけが残った。 [インターネット(邦画)] 4点(2024-07-09 09:33:01) |
27. 温泉シャーク
サメは軟体動物(正確には軟骨魚類と呼ぶらしい)で化石は歯しか残らない、と言うのは初めて知った。 長らくサメ映画を見ておきながらこんな当たり前の事も知らない自分を恥いった。 映画自体はクラウドファンディングで資金を集めて作られた自主映画です。 従ってCGや特撮の出来は推して図るべしで編集も全くの素人です。 が、ストーリーはトンデモサメ映画としては意外なまでにしっかりしていた。 また映像のショボさに反して音楽やラストの歌は本格的である。(本格的と言うのもナンだが。。。) 総じて「見て損はしていない」レベルには仕上がっていたと思う。 熱海市(映画では熱海への風評被害を恐れて暑海市にしたそうだが)の宣伝にかけるマニアの熱意に敬意を表して6点で。 [映画館(邦画)] 6点(2024-07-08 09:14:58) |
28. ツイスター
《ネタバレ》 牛が「ンモ〜」と鳴きながら目の前をスローモーションのように舞っている。 このシーンだけの映画です。このシーンだけで6点! 今度の続編もこれを超えるシーンは無いだろうと思いつつ見ます。 [映画館(字幕)] 6点(2024-06-30 09:41:07) |
29. クワイエット・プレイス DAY 1
これはヒドイ。思い切り時間を無駄にしました。 元々このシリーズとは相性があまり良くなかったが、本作に来てとことんダメになった感じ。 「前作をニューヨークでやったら」と言うシチュエーションムービーだろうと思ったが新しい要素は皆無でした。 前作以下の得点と言う事で3点で。 [映画館(字幕)] 3点(2024-06-29 16:35:30) |
30. ザ・ウォッチャーズ
結論から言っちゃうとそんなに面白くはなかったです。 「この結末、あなたの予想は絶対外れる」とか言ってたけど、そんなどんでん返しは特にありません。 シャマランの娘だからってそう言う盛った宣伝はよろしくない。 ただ、見るに耐えない駄作でもないです。作りは丁寧で緊張感も良く持続していた。 お話には無理がありすぎるけど、それなりに見入ってました。 まぁ監督デビュー作だし充分な出来ではないでしょうか。 [映画館(字幕)] 6点(2024-06-21 22:56:34)(良:1票) |
31. マッドマックス:フュリオサ
《ネタバレ》 これは評価の難しい作品だなぁ。ジョージ・ミラーの葛藤も手に取るように分かる。 世紀末を先取りしたようなこの時代にパッパラパーの勧善懲悪など撮ってられるかと言う思いと、いや映画を見ている間だけでもスカッとさせたいと言う思いが。 悩み抜いた挙句のこの作品であればその思いは受け止めざるを得ない。 かくしてフュリオサの復讐劇はなんともすっきりしない結末を迎えることとなった。 宿敵ディメンタスは母を殺したことすら全く覚えておらず、無論後悔も謝罪もない。それどころか「撃つなら後ろからがいい。いつ撃たれるか分からないドキドキ感がある」と言う始末。挙げ句の果てに「お前は俺に似ている」とまで言われればフュリオサが顔を真っ赤にして怒るのも無理はない。 成就感ゼロの復讐劇が終わって、これからフュリオサは何を心の糧に生きていくのかと言えば、捕らえられた女達を逃がそうとする訳だが、これも前作の通り結局戻ってくる事となる。 この虚無感は間違いなくマッドマックスの世界ですね。悩みましたが7点を献上します。 [映画館(字幕)] 7点(2024-06-17 08:39:19) |
32. ナイトスイム(2024)
《ネタバレ》 これはつまらないです。失敗作。 「水への恐怖を映画化したい」とか語っていたが、水が怖いと言うのと水が化け物と言うのは全く別物だと思う。 それと最後は自分を犠牲にして家族を守るというオチは非常に嫌なので評価は低いです。 [映画館(字幕)] 4点(2024-06-14 08:24:37) |
33. ディレイルド 脱線
これは凄い珍品ですね。 何が凄いってこれだけ詰め込んでなんでたったの80分なんだってこと。 3時間の超大作の駄作を見せられたくらい疲れて「えっ?80分しか経ってないの?」と言う衝撃。 80分でも時間を無駄にしたくないと言う人にはお勧めしません。 こう言うダメ映画を愛好する人には「一見の価値あり」とだけ言っておきます。 [インターネット(吹替)] 3点(2024-05-22 09:19:40) |
34. エンバー 失われた光の物語
とにかくシアーシャ・ローナンが可愛いんで、それだけで充分満足です。 お話や舞台設定はまるでギリアムの世界のようでした。 充分鑑賞に耐える作品だと思います。 [インターネット(字幕)] 7点(2024-05-22 08:58:14) |
35. 猿の惑星/キングダム
《ネタバレ》 見た素直な感想は「案外面白いじゃん」だった。 まだ続くのかこのシリーズはと言う印象だが、今度のは完全な新作で前のシリーズを全く未見でも問題ない。 今度の主役は若いノアと言うキャラクターだが、相変わらず表情も豊かで人間性?にあふれている。 自分に付きまとう謎の人間の少女メイを助けることになったが、彼女を通してプロキシマス・シーザーの言う「人間は信用ならん」と言う 言葉の意味を実感させられる事となる。 予告編は全く違いますね。あれはミスリードだ。本作は人間の恐ろしさや狡猾さが主体的に描かれている。 まだまだ猿の時代は訪れそうにない。次作も楽しみになった。 [映画館(字幕)] 8点(2024-05-14 22:11:41) |
36. SINGULA
《ネタバレ》 AIによるディベートと言う題材に興味は引かれたが堤幸彦監督だし不安はあった。 結果は残念ながらやはり全く面白くなかった。 舞台劇が原作だが、舞台向けの素材をただ映画化しても面白いはずがない。 1人15役だけが新しいが合成である事は明らかだし、それぞれキャラと声色が違うだけだ。 クライマックスで1人が涙を流して「おい、泣いてるぞ」と騒ぎになるが、これは泣く機能が最初からあったのか? これならT2でシュワちゃんが「泣く意味が分かった。泣く事は出来ないがね」と言う方が余程リアリティがある。 眠たいディベートが続くだけの退屈な映画でした。 [映画館(邦画)] 4点(2024-05-14 20:20:34) |
37. フューチャー・ウォーズ
《ネタバレ》 おフランスの低予算SF映画。邦題はウォーズと付いているが戦争映画ではありません。 原発が爆発し破滅した未来から過去をいじくって変えようとするヒッピー軍団と、歴史の改変を許さない時空警察の争いを描く。 冒頭の原発爆発シーンからして「えっ?これひょっとしてコメディ?」と言う展開だが、ストーリーの骨格は基本シリアス。 この辺のバランスは取れてるかと言えば正直取れてないと思う。 この作品の中心にいるのはヒッピー軍団でも時空警察でもなく、原発の契約をしようとする政府系役人の父親と環境保護活動に執心する娘だ。 娘は父親に反発していると言うより構って欲しくて環境保護活動に入ったと言った方が良い。 父親をヒッピー達が殺そうとすると「パパを殺さないで。パパは変われる」と必死で守ろうとする。 この二人が離れ離れになるラストはちょっと切ないが、見応えはそれなりにあった。甘めで7点。 [映画館(字幕)] 7点(2024-05-14 08:59:37) |
38. 鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎
絵柄で避けていたが、この度サブスクにて鑑賞。 美少女猫娘を始め絵柄はやはり気に入らないが、ストーリーは水木しげるを良く理解したスタッフが作ったと見えて案外良く出来ていた。 エンディングの曲が昭和鬼太郎のエンディングのオーケストラ版なのが良いですね。 全般的には満足できる出来でした。劇場に行けば良かったとちょっと後悔した。 [インターネット(邦画)] 7点(2024-05-08 07:52:56) |
39. ゴジラ×コング 新たなる帝国
《ネタバレ》 本作もくだらない人間ドラマは最小に抑えてあり、序盤はスピーディな展開で「なかなか良いな」と思った。 が、肝心の敵がなかなか現れず中盤以降は眠たい展開が続く。やっと現れた敵も「えっ?こんなにショボいの?」と言うようなショボい敵で興醒めだった。 結局のところ、モスラの仲介でゴジラとコングが共闘し敵をぶちのめす「三大怪獣地球最大の決戦」でした。 ストーリーのショボさは昭和ゴジラの末期並みですね。 前回並の出来ですが、カタルシスを感じるようなシーンは特になかったので6点と言うところで。 [映画館(字幕)] 6点(2024-05-07 17:05:07) |
40. キラー・ナマケモノ
《ネタバレ》 キャッチコピーは「殺しはナ・マ・ケ・ない」。この手の映画はキャッチコピーだけは凝るよね。 中身はしょうもない・・・どころではなかった。凄まじいまでにくだらない。 過去のホラー映画のくだらない要素を凝縮して、あ・え・て・超くだらない映画を作った。それが本作です。 まぁナマケモノが人を殺すって時点で高尚な映画になどなるわけがない。 この映画のナマケモノはどんどん賢くなり、人語は解すわ、薬は盛るわ、車は運転するわ、スマホは操作してSNSに投稿するわ、もうやりたい放題である。 「くだらないにも限度があるぞ」と言う批判を「くだらなくて悪いか?」と強引に黙らせた。 くだらないと分かってから見るクライマックスは意外にイケている。 6点にしようかと思ったが、冷静に評価すればやはり3点ですね。 [映画館(字幕)] 3点(2024-04-26 14:50:38)(良:1票) |