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21.  ドクトル・ジバゴ(1965) 《ネタバレ》 
封切り映画館で見て感動し、それからも数回テレビで見るたびに感動し、壮大な映像美と音楽に魅せられ評価はおおむね9点でした。今回コロナ禍の暇つぶしに衛星放送で見ましたが、コロナ禍がそうさせるのか視点が変わり、不倫された正妻がかわいそうになりました。そう考えると、性悪女と特権医師の不倫だという思いが強くなり評価を2点さげました。ドクトルジバゴがドクトルでなかったら単なる平凡で幸せな人生を送っていたでしょう。最後に不倫相手を偶然見かけ追いかけつつ心臓発作で死ぬなんてよく考えりゃお粗末ですよね。それよりも弟に協力してもらい生き別れた妻と子供(パリ在住?)を探すべきだったでしょう。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2021-01-30 10:28:09)
22.  少年時代(1990) 《ネタバレ》 
40数年前に原作を読み感動。富山県出身の藤子不二雄による思い入れたっぷりのマンガも原作に劣らず素晴らしかった。映画館で封切映画を見てさらに感動しその後も数回テレビで鑑賞。見るたびに映画の良さを実感します。昨日久しぶりにCSで見ました。舞台の入善町の立山を仰ぐ農村の風景の中、学校への一本道を学童たちが歩いていく場面にノスタルジーを感じます。入善から泊まりの海岸をタケシが疾走しているのが目に浮かぶようです。子供たちのあどけない姿が二十四の瞳のようにいきいきと描かれており、陽水の歌も効果的で、毎回、視聴後いい映画だったなあと思えるので気前よく10点あげます。
[CS・衛星(邦画)] 10点(2021-01-19 11:07:42)(良:1票)
23.  天国と地獄 《ネタバレ》 
私事で恐縮。50年前雨で高校の野球部の午後の練習がなくなり友人たちと二本立ての映画館に行った。黒い煙幕をあけて入った画面を見た瞬間白黒からカラーに変わり、トランペットが大きく鳴り響き「パパ、きれいな煙が出てるよ」と少年が叫んだ。緊迫した場内の雰囲気で思わず立ちすくんだ。他の客に迷惑にならないようにそっと着席し訳も分からず最後まで映画を見た。そして二本目の椿三十郎を面白く見て、もういちど最初から天国と地獄を見、コロンボのように犯人が分かった状態で映画を堪能した。そして案の定、黒澤のファンになり、映画そのもののとりこになった。爾来50年、映画を趣味として、さまざまな映画を見てきましたが、邦画では天国と地獄を超えるものはないと思います。あの日あの時あの場所でピンクの煙が立ち上る名場面をあんなタイミングで見れたことは、誠に奇跡であり自分にとっては幸せな映画入門であったなあと思うのです。
[映画館(邦画)] 10点(2021-01-17 16:01:53)(良:1票)
24.  エレキの若大将 《ネタバレ》 
古希を迎える小生にとっては、加山は永遠の憧れです。若大将シリーズのストーリーや映画の内容などに、いちいちあらを探すのは滑稽です。映画は、ただただ楽しくあればいいと思います。映画館でお金を払って、楽しい2時間を過ごして、終わって、面白かったなあ、楽しかったなあと、すがすがしい気分になり、明日も頑張ろうと活力が湧いてくれば、それだけで十分だと思います。そういう意味で、若大将シリーズは、森繁の社長シリーズと同じく、私には全て10点満点です。
[DVD(邦画)] 10点(2021-01-17 15:44:06)(良:1票)
25.  砂の器 《ネタバレ》 
50年前小説を読んだ時にはストーリーに何の違和感もなく面白かった。その後映画を何回か見たが毎回面白かった。今回、久しぶりにCS放送で見た。子供が出来た愛人が勝手に流産で死んでくれるなんて世の不倫男性がさぞ喜ぶだろうなあ、その他にも、突っ込みどころ満載だった、が、しかし、それを補って余りあるものが、小説では到底表現できないあの映像美である。それに加え、放浪する父子と音楽があいまって、たんたんと犯罪を解説していく丹波の名演が秀逸である。映画5点+映像美2点+丹波の演技2点=9点です。ちなみに、加賀英良って、えいりょうと呼んでいるがひでおとも読めます。本名のひでお(秀男)からとったんでしょうね。松本清張のきよはるをせいちょうと読ませるように。
[CS・衛星(邦画)] 9点(2021-01-17 15:36:15)
26.  サウンド・オブ・ミュージック 《ネタバレ》 
歌、踊り、愛、笑い、サスペンス、別れ、あらゆる要素がちりばめられ、文字通りのミュージカル映画の金字塔!かれこれ20回近く見ていてセリフもほぼ暗記しているくらいで、未だに私の中でベスト1。文句なしに満点。
[DVD(吹替)] 10点(2021-01-10 10:23:42)(良:1票)
27.  エリン・ブロコビッチ
さえない女がひょんなことから才能を発揮し、困っている人を助けることにより、成功を収めていく。そこに、ユーモアとお色気がちりばめられている。見ていて楽しく見終わったあとはすがすがしい気持ちになります。そりゃ、ケチをつけたい細かいところはいろいろあるでしょが、映画はこうあるべきだと思い満点とします。追記:2021.03.17にCSで再見し、やっぱり面白く満点としたいと思いました。初回のレビューに書き忘れましたが、改めて、弁護士の味のある演技と被害に苦しむ女性の好演が素晴らしいと思いました。
[CS・衛星(字幕)] 10点(2021-01-10 10:14:16)
28.  忠臣蔵(1958) 《ネタバレ》 
コロナ禍のヒマな中でBSでやっていたので久しぶりに視聴しました。60年前の映画なのに画面もきれいでなによりも役者の演技がうまくセリフも実に聞き取りやすい。終盤の見せ場、宿場でかちあうところ、夫人に別れを告げるところ、勝新が兄に別れをつげるところなど、知ってはいるのに、いや知っているからこそ、涙が出て止まりませんでした。
[CS・衛星(邦画)] 10点(2021-01-10 10:06:38)
29.  ゴッドファーザー
5回目の視聴でストーリーを知っているのだが、見始めるとやっぱり面白く食い入るように最後まで見てしまい、II とIIIも見てしまった。およそ50年前にこんな重厚でスケールの大きいマフィア映画が作れたのが凄いです。日本のやくざ映画では仁義なき戦いがNO1だと思いますがスケールが全然違います。
[CS・衛星(字幕)] 10点(2021-01-10 09:57:54)(良:2票)
30.  パラサイト 半地下の家族 《ネタバレ》 
話題作なので期待して見ました。後半、地下の男が出てきたくらいからサスペンス調になってきましたが、結局はめちゃくちゃな展開でした。なぜ、地下男は娘を刺し金持ち主人を刺したのですか?地下に逃げ隠れた父親はモールス信号で息子に何を言いたかったのですか?監督も最後をどういう風にオチをつけようか分からなくなったように思います。こういう展開ならにやにやするくらいの終わり方のほうが良かったと思います。何でこんな映画が高評価されたのか全く理解できませんでした。
[地上波(吹替)] 5点(2021-01-10 09:46:50)
31.  ラスト・ターゲット(2010) 《ネタバレ》 
謎の多い銃の調達屋(その割には殺しがうまい)が謎の多い展開で謎の死を遂げる不思議な映画。冒頭ひっそりと暮らしている主人公を襲ってきたのは誰でそして自ら愛人を射殺したのはなぜ?マチルダのために銃を調整し約束どおり渡したのに、マチルダがその銃で自分を殺しに来るとは。それを主人公は予期しているなんてそんなばかな。銃の照準をずらしたので的が外れてファビオに当たるのかと思えば、なんと暴発したのかよくわからなかったが、マチルダがあっけなく死んで、今度は、頻繁に連絡をとって一見男の友情で結ばれていると思っていたその親分が、後ろから主人公をそっと追いかけて殺しに来て、もっと遠くから撃てばいいのに、近づいて主人公に気づかれ?振り向きざまに撃たれるお粗末さ。必死でファビオの元に駆け付けるが最後は息絶えるが、なんでファビオは先にそこに来ていたのか、車なんかなかったぞと突っ込みました。なによりも金で買った売春婦に一目ぼれし律儀に他の女を指名せず毎回ファビオを指名することで女の歓心を買い(私もキャバクラでよくしたが成功率ゼロでしたぞ)狭い町でデートを繰り返し将来を誓うなんてあまりにも安易でどうかと思いました。ファビオは最後の日も今晩お客と合うと言っていたほど人気があり多くの男の顧客がいるのに、ほとんど人通りのない小さい町でデートしてたら(レストランでも)多くのマラ兄弟に出くわす可能性が大でその辺ひやひやして見てました。ということで消化不良の謎と疑問のせいで6点です(ちなみに小生の最低得点は5点です)。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2020-01-19 17:19:45)(良:1票)
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