21. 美の祭典
《ネタバレ》 どうしてもスポーツを競技として見てしまうため、肉体美の鑑賞は二の次になってしまう。従って個人だろうが団体だろうが、より完成度の高い現代競技の方が手に汗握るに決まっている。ではなぜこの映画は今なお存在するのか。穿って観たからかもしれないが、純粋なアスリートの精神を政治的に利用したに過ぎないと見做さざるをえない。鑑賞後に複雑な気持ちにされられた作品。 [DVD(字幕)] 1点(2022-10-19 22:35:09) |
22. 民族の祭典
《ネタバレ》 骨董品を愛でる様な技能は持ち合わせていないため、ただただアスリートの演武を観ていた。 時々映るヒトラーの穏やかな表情が印象的だった。 [DVD(字幕)] 1点(2022-10-19 22:24:22) |
23. 意志の勝利
《ネタバレ》 残虐行為や戦闘シーンは一切ないのだが、その後の歴史を知る我々には単なる政党演説が狂気に見えてしまい、凍てつく。 ウクライナ侵攻したプーチンを重ねようと観たのだけれど、ヒトラーの演出には遠く及ばない。 「博士の異常な愛情」でシニカルに笑って、気を紛らわせるとするかな。 [DVD(字幕)] 6点(2022-10-16 14:56:19) |
24. 友だちのうちはどこ?
《ネタバレ》 多様性についてかまびすしい時代になったが、この映画の大人たちの振る舞いもそのまま受け入れるべきなのだろうか?子供たちの純朴さや無垢な姿よりも、生きる時代を受け入れざるを得ないその人生に無力感を感じる。あぁ、日本人に生まれて良かった。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2022-10-04 23:52:55) |
25. 復讐は俺に任せろ
《ネタバレ》 邦題は作り過ぎ。「怒りの熱波」で十分では?ラング作品らしく締まった展開だったが、復讐できたのは愛人デビーの一撃あってこそだったし、そもそも復讐後の爽快感が今一つ感じられない。”俺に任せろ”になっておらず、本当にどうでもいいが邦題が気になる。 [DVD(字幕)] 5点(2022-09-29 23:24:16) |
26. 悪魔の往く町
《ネタバレ》 女精神科医との終盤一騎打ち、”サイレンの音は聞こえない”シーンには見事に混乱させられた。それが詐欺だと納得できたのは、映画最後のセリフ。狼男になった主人公も悪夢の一部かと引きずってしまった。前半もう少し内容濃ければ高得点になる。 [DVD(字幕)] 7点(2022-09-24 22:06:20) |
27. 裸の町(1948)
撮影が素晴らしく、特に高低差を利用したカットは今でも十分画面に引き込まれる。惜しむらくはストーリー、他の優れた刑事モノと比べると数段劣る。 [DVD(字幕)] 6点(2022-09-23 12:41:12) |
28. らせん階段(1945)
《ネタバレ》 らせん階段を行ったり来たりしながら物語はテンポよく進む。雷の光と蠟燭の揺らぎがコントラストになって見事。最後に銃弾がらせん階段を一直線に突き抜け悪事が裁かれる。構成は素晴らしいがホラーに徹するわけでなく、そうであれば登場人物の心理的描写がワンフレーズで説明されるだけでは物足りない。 [DVD(字幕)] 5点(2022-09-19 20:26:36)(良:1票) |
29. 天使の顔(1953)
《ネタバレ》 ロバート・ミッチャムが二人の女性の間を揺れ動く様が雑、結局はジーン・シモンズの狂気を楽しむだけとなり残念。途中出てくる日本人夫婦が微笑ましくも、その時代を感じさせ余韻が残る。 [DVD(字幕)] 5点(2022-09-17 20:16:40) |
30. 無謀な瞬間
《ネタバレ》 最後まで真実はわからない。悪人は死ぬが、無邪気または嘘をつく善人は救われる。それが善なのかは問われることなく、後味悪く幕が閉じる。主演の二人は上手だった。 [DVD(字幕)] 4点(2022-09-10 21:52:26) |
31. 罠(1949)
《ネタバレ》 どうしても感情移入できなかった、ボクサーにも妻にも。撮影と脚本は切れ味あり。 [DVD(字幕)] 5点(2022-09-03 21:49:47) |
32. サクリファイス
高邁なことはわからないけど、生きる希望を心から感じる傑作。 [DVD(字幕)] 10点(2022-09-01 23:11:33) |