381. クワイエット・プレイス 破られた沈黙
《ネタバレ》 これで終わり?って終わり方でした。 確かにアボット姉弟は親父がいなくなって勇敢で逞しくなった。 消化不良な感じはあるが、無音の恐怖の世界観は十分で続編があれば架橋作品としてより評価できそう。 あと、クリーチャーに進化なかったですね。 てっきり親ボスとか出てくるとか期待しちゃいましたが変化なく。 前作でも述べましたが、聴覚が異様に発達しているだけで、知性は皆無。 捕食はしていない。音が鳴る場所で闇雲に狩るだけ。このクリーチャーが侵略者なのか、宇宙人が離した猟犬なのか、目的は何か… 謎は深まるばかりだが、ネタバレしてしまうとこのシリーズの魅力を大きく削ぎ落すことになりそう。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2022-06-09 09:06:49) |
382. リミットレス
《ネタバレ》 クーパーとデニーロの千両役者目当てで観ました。 意外にテンポが良くハイな視聴覚にただのドラッグムービーと違う設定も面白い。 薬で脳の100%状態を保ちインプット~アウトプットが超高速回転で可能。 ハイリスクスーパーハイリターンのNZT-48。 金の具現化は無限大。夢のような薬だ。当然、副作用があるから物語が面白くなる。 エンディングはどっちも描けたとおもうが、これで良かったんじゃないかな。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2022-05-23 18:32:39) |
383. アドリフト 41日間の漂流
《ネタバレ》 「エベレスト」の監督。 さすがの大自然描写のプロ。山も海も普段は美しいが時には容赦なく猛威を振るう。 それがまた実話ベースときたもんだ。 他の遭難映画に比べれば、痛々しさは控えめ。 まだクルーザーだった分、備品や最低限の水・食料は確保されていたようだ。 過酷なサバイバルと婚約者のとの幸せの時間が行ったり来たりな展開で飽きなかった。 短い時間で凝縮されたラブストーリー。 きっと彼が陸地まで風となって運んだのだろうと思えてしまった。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2022-05-22 23:01:11) |
384. パンダ・コパンダ
知る人ぞ知るパンダコパンダ。 逆立ちのミミコとパンダ親子。宮崎駿原点、時系列は逆だがハイジとトトロのような仕草や愛苦しさ。 良い映画だが、子供向きまたはファミリーで見ることをおススメしたい。 ジブリの創設前とはいえ以外に知名度低いんですよね~ 今も昔もパンダブームは不変。変わらないんです、そこは。リメイクも有りかと。 [ビデオ(邦画)] 6点(2022-05-15 19:24:27) |
385. ハッピー・デス・デイ 2U
前作でも述べましたが怖くないです。 パッケージとこれだけギャップあるのも珍しいでしょう。 コメディたっぷりであらゆる死方のレパートリーはなんとも笑えました。 一連のデジャヴはこういうカラクリがあったのね。 SISSYというSF要素も絡んできたアナザーストーリー。 ホラーにコメディに青春モノにSFとメリーゴーランドのようだが、全体的にユニークです。 前作で好評だった人は続編2Uもたまらんでしょう。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2022-05-13 13:11:19) |
386. ハッピー・デス・デイ
《ネタバレ》 ホラーじゃない。 コメディ要素強くて怖くないです。 楽しみ方はタイムループで繰り返して殺されることによって成長すること。 ちょっとね、ツリーの性格。今どきの女子大っぽいけど、人を見下すことから 人を見直すことができるようになった。 ちょっと単調で、ビックリするような結末は無いけど、2Uとセットで鑑賞を薦める。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2022-05-12 17:20:16) |
387. ライド・ライク・ア・ガール
《ネタバレ》 男女雇用にアドバンテージがある時代、ハンディを乗り越える女性騎手の物語。 逆境を力に、なにくそ根性、ハングリー精神、努力は裏切らないなどなど。そんな古臭い言葉がこれだけ似合う女性はいるだろうか。 よくある内容ではあるが爽快感がある。 全豪の名誉、メルボルンカップ。 そのタイトル(栄光)に相応しい努力と家族愛でした。 [試写会(字幕)] 6点(2022-04-21 15:25:14) |
388. ブラック・スワン
《ネタバレ》 暗くて息苦しくて厳しい世界で重圧に藻掻くニナが精神崩壊していく… 重苦しさから、悲観気分を持ちそうになるがそれでもナタリー・ポートマンの演技で払拭できる。 特に黒鳥の力強い舞、作り上げたガリガリの繊細な体はもはや芸術である。 ホラー的要素と美術要素が見事融合した力強い作品。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2022-04-12 17:54:37) |
389. ALWAYS 三丁目の夕日‘64
連続で3部作見ましたが、決して内容は劣っているわけではないのだが見慣れてくるのでグッとくるシーンも減少。 淳之介が天才過ぎる。医師菊地の無料診療はやや強引だろうか。ノンフィクションだが設定が段々と現実離れに。 リアルさを求めているわけではないので、昭和下町ノスタルジー、下町人情については十分というほどお腹いっぱい。 「感動もの」の見せつけは賛否あるかもしれないが、嫌みが無い作品だと思う。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2022-03-29 18:47:29) |
390. ALWAYS 続・三丁目の夕日
見所のひとつにVFX技術の完成度。 前作に引き続き、昭和34年をリアルに再現。東京タワーはもちろんこと、国鉄やら港区界隈やらは忠実。 あとは下町人情で前作を踏まえて続きを展開。王道ど真ん中ですが、たまにはこういうのもいい。 今作も夕日が映えました。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2022-03-28 00:24:28) |
391. ALWAYS 三丁目の夕日
東京タワー建設を情景に高度成長が始まろうとする東京。 生きた時代ではないが、昭和の良さとデジタルにとらわれない人間同士の近所付き合いが温かい。 べたなドラマではあるが、昭和が薄れてきた今でこそ文化や人情に価値がある映画。こち亀と双璧していいと思います。 特に日本のお母さんを演じた薬師丸ひろ子と堀北真希の津軽弁はツボでした。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2022-03-27 23:58:23) |
392. 風をつかまえた少年
アフリカの最貧国のひとつマラウイ。 ん?マラウイってどこ? ありました。広大なアフリカ大陸で日本より国土が小さい国。 大干ばつで飢饉が襲う。飢えにより、心も貧しくなっていく村人たち。やがて家族も引き裂かれていく。 少年は貧困で学費を払えず通学を断念するが、独学で風力発電をおもいつく。 前半はどっしりと貧しさの過酷さをクローズアップし、いつになったら風をつかまえるんだ?ともおもったが 逆境の中、家族を助けたいという少年の思いはたくましく最後は爽快であった。 派手さは無いが、教育の大切さを実感した映画でした。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2022-03-21 23:58:18) |
393. アフターマス
《ネタバレ》 故意でないにしろ直接的原因をつくった者も被害者もどん底に苦しんだ。 法で問うことができなければ、精神的な解放は無く保険屋からの金銭示談のみ。いたたまれない苦痛である。 本作では描かれていないがテッサの法的責任を問いたい。彼女は結局どうなったんだろう…? ところでメルニックはシュワちゃんでなくてはならなかったのか?アクションを期待してしまう。 別の配役であればよりシリアスになると思います。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2022-03-13 23:22:06) |
394. クワイエット・プレイス
《ネタバレ》 音を出せない世界ってどんなの。声が出せない、笑えない、日常生活に気を遣う。ストレスの極みだろう。 想像力を働かせた未知の世界観と舞台が農場ってのは嫌いじゃない。 ただこの怪物、聴覚がいかに優れようと知能低そうだし、盲目では地球が支配されるイメージが無いんだけど。 細かいところは削ぎ落せば十分、娯楽の楽しめる域。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2022-03-06 23:50:45) |
395. 工作 黒金星(ブラック・ヴィーナス)と呼ばれた男
《ネタバレ》 北の核開発の実態を把握するため潜伏。ここから政治事情が絡み潜伏先の北を軍事誘導するという展開。 重厚なストーリーに緊迫感高まる命がけの諜報戦。 驚きは金正日だな。他では見られない(と思う)攻めた描写だ。 恐怖もダイレクトだし、今でも行われているであろう政治事情や裏取引は容易に想像してしまう。ただネット評判程ほどではないというところが本音。いい作品だけど、実話ベースなので当然だが派手さが無い。突き刺さるスリル感もやや足らなかった。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2022-02-14 12:14:18) |
396. スモーク(1995)
ブルックリンの人々の日常が煙以上に色濃く奥行きがある。 得意なジャンルではないし、見方によっては退屈で説得力に欠けた。ただ、ラストシーン含めて人間の嘘と本当にぬくもりを感じる映画は多くは無い。その点は秀逸。 特にハーヴェイ・カイテルの演技は後を引く。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2022-02-13 16:13:43) |
397. ナイト・オン・ザ・プラネット
雰囲気は好きです。 夜のタクシーって人気が少なくて異人種との出会いがあって特別な時間と空間だと思うんです。 そんな場所で交差する人間ドラマの縮図。味があってロードムービーの醍醐味が味わえる作品。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2022-02-08 23:18:04) |
398. アルマゲドン(1998)
《ネタバレ》 1998年「ディープインパクト」と双璧の隕石パニック映画。 アルマゲドンは縁が無くて20年経過。ようやく観ました。 前者は映画館で見てるんですよね、なぜこちらを見なかったか。立て続けの隕石モノはお腹いっぱいだったからだろう。 さて、本作の評価低すぎますね。このサイトだけじゃない? ブルースウィリスが牽引してこの豪華キャストだと当時は話題尽きなかったと思う。 このレビュー数が物語っている。 興行は成功だったんでしょうが、科学的な視点でみるとだいぶチープさを露呈してしまってる。思い出したのが特撮映画のゴジラが昔、宇宙に行ってしまった話。隕石の重力とか、掘削作業とか、脱出シーンとか、そのレベルだった。 リアルさにおいてはディープインパクトと比較すると大敗でしょうね。 エアロスミスは素晴らしいし、若きブルースウィリスもかっこいい。2000前後に流行ったパニック映画の一つだと思うので単純に楽しめる映画。それでいいと思う。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2022-01-27 19:01:27) |
399. ビリーブ 未来への大逆転
《ネタバレ》 ルース・ベイダー・ギンズバーグが如何に優秀で感情的だけど難題に立ち向かう強さは良く描かれている。 またフェリシティ・ジョーンズの演技は絶妙だ。 だが、如何せん男女平等問題は他の裁判モノに比べるとお地味な印象だ。 もちろん現実はもっと地味だろう。心を震わすドラマ性はこの作品には薄い。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2022-01-26 21:38:19) |
400. 十三人の刺客(2010)
《ネタバレ》 役所や伊原、山田に好きな役者が揃っていたので期待しすぎちゃいました。 全体の構図として明石藩主松平斉韶暗殺を目論む新左衛門たち。 暴君・稲垣の強烈な悪役と達磨女はなかなかのインパクトで武士の魂を燃やすには十分な動機でしょう。 ここまではよかったんだが… 終盤は残念が二つ。 一つは岸部の下ネタカットインは謎。伊勢谷の野生児キャラも必要だったか疑問。 二つは決闘に期待したかったが200人と13人の対決では緊迫感が無くもみくちゃ過ぎて侍の命の重みが無い。 娯楽としては十分楽しめたものの過去の名作時代劇には肩を並べることができない力不足を感じた。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2022-01-15 23:57:51) |