401. 屍人荘の殺人
《ネタバレ》 なんの予備知識もなく、タイトルから推理サスペンスものだなと思って観てみたら 序盤から人が次々ゾンビ化していくので面食らいました。え、まさかのザンビもの!? そしてゾンビに囲まれた洋館の中で普通に推理が行われていくシュールさに驚きました。 なかなかこういうのはなかったですねぇ。 タッチとしてはコメディ的なんだけど、だからといってそんな笑えるわけでもなく、 犯人さんの動機とかみてると意外と重かったり。 ゾンビ物としてハラハラできるわけでもなく、推理で強いカタルシスを感じるわけでなく、 とにかくいろんな要素を詰め込みながらも全ての要素が中途半端に感じました。 浜辺美波さんは美人ですが、滑舌が少々気になりました。 [ブルーレイ(邦画)] 5点(2020-09-06 08:17:57) |
402. 囚われた国家
《ネタバレ》 「猿の惑星:創世記」の監督ということで期待して観たのですが、 う〜んどうなんでしょう、雰囲気的にはヨーロッパあたりのSF映画という印象です。 ウニ人間?みたいな生命体のヴィジュアルは独特で良いのですが、そもそも地球外生命体の出番はあまりありません。 アクションも控えめで、ある種の社会派SFですね。 圧倒的な存在である地球外生命体に支配された人類は、逆にそれを受け入れちゃって 穏やかに暮らしてるみたいな世界は果たして幸せなのだろうか? そういう観点の作品はありそうでなかったようにも思うのでその点は良いのですが、 如何せん地味だしとっつきにくい内容です。 最後の最後にそういうことかとわかるのですが、それまでのストーリーを引っ張っていく力が弱いように感じました。 [DVD(字幕)] 5点(2020-08-29 10:37:47) |
403. 犬鳴村
《ネタバレ》 良くも悪くも、非常に泥臭い作りの映画でしたね。 悪く言えば、偉いチープだな手作り感満載だなという印象なんですが、 スタイリッシュ系ホラーが多い中で一種のアンチテーゼでやっているのかな?とも思ったり。 怖さを感じさせるシーンもいつくかありましたが、それよりもストーリーが?な点が多くて 首を傾げながら鑑賞しておりました。 生者と死者を同列に描くのは独特で、まぁ本当に見えてる人にはそんな感じなのかもしれませんが、 映画としてはなかなか面食らいましたね。 [DVD(邦画)] 5点(2020-08-27 19:08:25) |
404. 九月の恋と出会うまで
《ネタバレ》 エアコンの穴から声が聞こえてくるシュールな展開に最初はなんじゃこりゃと思ったのですが、 そのシュールさも受け入れてしまえば後は爽やかな恋愛映画でした。 部屋のインテリアもなんだかオシャレでそういうのも全体の雰囲気を作り出してましたね。 この二人は夫婦になってもずっと敬語でお話ししてそうなカップルだなと思いました。 [インターネット(邦画)] 6点(2020-08-27 18:31:59) |
405. ヲタクに恋は難しい
《ネタバレ》 う〜ん、なんとも微妙な映画でした。 多分普通の人が見ればオタ用語が理解できないし、そのオタ用語も若干古いように思いました。 小ネタひとつひとつもそこまで面白いようにも思えず、ただただ全体的にユルい世界が続いていきます。 特にミュージカル風のシーンがどれもチープで、これ意味があるのかなと疑問を感じながら観ておりました。 [ブルーレイ(邦画)] 4点(2020-08-25 15:05:52) |
406. 青夏 きみに恋した30日
《ネタバレ》 近くの男の子より、私はこういう憧れの出会いがあるんだ〜とか、 別れを言うのが辛いから言わずに帰っちゃうところとか、すごく青春っぽくて良いなと思いました。 それと、日本の田舎の夏の風景というのはいいものですね。 [インターネット(邦画)] 6点(2020-08-25 14:54:19) |
407. あさひなぐ
《ネタバレ》 乃木坂の皆さんですから美女ばかりで観ている分には良いのですが、 内容的にはそれほどでもなかったかなぁというのが正直なところ。 特に、ストーリーとしての葛藤が全体として弱いですよね。 そして何より、肝心の試合のシーンがイマイチ魅力的でないのです。 もうちょっと魅せる演出をして欲しかったなぁと思います。 [インターネット(邦画)] 5点(2020-08-20 19:04:55) |
408. ガールズ・ステップ
《ネタバレ》 なかなか良かったですね。 同じクラスの中で、友達をとるか部活をとるかみたいな葛藤とか、仲間外れにされたくないとか、 すごく共感できるんですよね。あぁ学生時代ってこういうのあったよなぁって。 ダンス教えてる先生もまた似たような過去があって、どんな人もみんなそういうのあったんだよ、みたいな 流れがとても良かったと思います。 不良少女の子やガリ勉の子などキャラも立っていて、演技もそれなりに良かった。 そしてラストのダンスシーンも巧かった。人としてもダンスも、しっかりと成長を感じさせる作品でした。 [インターネット(邦画)] 7点(2020-08-20 19:01:48) |
409. キングダム(2019)
《ネタバレ》 とてもわかりやすいストーリーで、かつスケールの大きいヴィジュアルで見せてくれるので 誰でも楽しめるような娯楽作になっていると思います。 元々がコミックなので、いろいろ言われるようなこともあまり気にしなくて良いのではと思いました。 大沢たかおが演じていたキャラは、強いのに丁寧口調なのでフリーザ様を彷彿とさせ個人的には好きでした(笑)。 [インターネット(邦画)] 6点(2020-08-17 14:52:28) |
410. いぬやしき
《ネタバレ》 想像していたよりも良く出来ていて面白かったです。 ストーリー自体はヒーローものによくあるパターンで目新しさはないのですが、 主人公が木梨憲武扮する初老の男性というのが今までになく、ノリさんのキャラも相まってハマり役でした。 悪役である獅子神も、実に不幸続きなもんで彼の気持ちに肩入れしたくもなります。 CGの出来栄えもこれまでの邦画のレベルを超えていて丁寧に作られておりました。 [インターネット(邦画)] 7点(2020-08-17 14:47:40) |
411. 十二人の死にたい子どもたち
《ネタバレ》 最初は、ある種のバトロワ的な映画なのかなと思っていたのですが、観てみたら推理ものでありました。 ただ推理ものとしては正直それほど面白くはなかったです。 一人の超優秀な子がポンポンと事実を言い当てていくというだけで、巧妙さは感じられない。 ただ、あんなに前向きな終わり方になるとも思っていなかったので、まぁ一応のカタルシスはあったのかな。 [インターネット(邦画)] 6点(2020-08-14 23:18:30) |
412. シンデレラゲーム
《ネタバレ》 内容として、アイドル業の大変さを伝えたかったのかなとは思うのですが、残念ながら面白い作品ではなかったです。 バトルロワイヤル物としては過激さに乏しく、もちろん演技的にもそう褒めれるものではない。 本題のカードバトルが、観ていてもっと面白いものだったらなぁ。 [インターネット(邦画)] 4点(2020-08-14 23:08:52) |
413. キャッツ
《ネタバレ》 最初に予告編見たときは、ケモナー向けミュージカルかと驚きましたが、 見た目の不気味さはこの際どうでも良くて、そもそものお話が面白くなかったです。 個性的な猫たちを紹介していくと言うだけで、ストーリーらしいストーリーが何もない。 なので、どこに気持ちを入れていけば良いのかわからず、最初から最後まで猫人間たちの踊りを傍観するのみでありました。 せっかく映画にするのなら、風景やセットなども映画的な演出でもっと魅せて欲しかったなと思います。 ミュージルの方は見たことなくどう言うものなのかも全く知らないですが、 ミュージカルファンならまた違った見方になるのかな。 「メモリー」はやっぱり名曲だなぁと。その名曲に5点捧げておきます。 [ブルーレイ(字幕)] 5点(2020-08-06 17:18:25) |
414. 男はつらいよ お帰り 寅さん
《ネタバレ》 これはもう紛れもない、同窓会映画というやつです。 久しぶりにお会いして、お互い年取ったねぇ、あんなことやこんなことあったねぇ、て言い合う作品。 でもなんだか観ていて本当に感慨深いものがあります。 演者の方達の、若かりし頃と今が交互に出てきて、そういうシーンを見てると、 人の一生というものについて自然と思いを馳せる自分がいます。 そういう考えを巡らせてくれるのも、このシリーズが50年続いたから、 本当に一つの家族の長い時の流れとしてこうやって構成が作れるからですよね。 寅さんが人生論をちょっと語るようなシーンありましたけど、 こうやって見せられるとなかなか深みがあるなと感じます。 ただ余談ですが、ゴクミは演じること自体が久しぶりすぎるからか、あまりにも大根だと感じました。 逆に満男の娘さん役の子はいわゆる昔の邦画に出てくるお嬢さんキャラそのまんまで実に上手かったなと思います。 [ブルーレイ(邦画)] 6点(2020-08-03 19:14:27) |
415. スケアリーストーリーズ 怖い本
《ネタバレ》 ジュブナイルホラーというやつですね。何故だか、不思議と懐かしい気持ちにさせられました。 とは言ってもVFXは最新ですから、映像的には見所あります。 ギレルモ製作というだけあって、襲ってくる化け物たちはどれもモンスターテイスト。 正直怖いというよりは、気色悪いという感じです。 他の方も仰るとおり、メガネのこの熱演は良かったです。 [ブルーレイ(字幕)] 6点(2020-08-03 19:04:14) |
416. ペット・セメタリー(2019)
《ネタバレ》 30年ぶりのリメイクということで拝見いたしました。 つめが甘いと感じるショットもあるにはあるんですが、ストーリーとしてはやはりさすがだなぁと。 ホラー映画は個人的には理解不能な展開に辟易することも多いのですが、 ペットセメタリーは超常的な話でありながらもすんなりと受け入れることができます。 それはやっぱり、人々のトラウマや罪の意識や願いといったものがストーリーと上手くマッチしてるからでしょう。 ラストは驚きと怖さを感じました。 [DVD(字幕)] 7点(2020-07-31 22:49:48) |
417. 映画 賭ケグルイ
《ネタバレ》 う〜ん、私には全く理解不能の作品でした。 設定からして幼稚くさくて、何をくだらんことでこの子たちは必死になってるんだと。 いやその演技にしても、ひたすらオーバー演技の叫びパターン系でどうにも嘘臭く感じてしまうわけです。 ベースのファンの人ならまだしも、初見で楽しめる人ってどれぐらいいるのだろうか、、。 美男美女を眺めるだけの作品でありしまた。 [インターネット(邦画)] 4点(2020-07-21 20:28:12) |
418. 3D彼女 リアルガール
《ネタバレ》 なかなか面白かったです。 時折出てくる二次元アニメと時部屋の融合などの映像が良くできていると感心しました。 主人公は確かにオタですが、中身は超絶イケメンだと思います。 前半から中盤にかけて笑意があって楽しく見れますが、ハロウィンダンス?あたりからのシュールさは少し戸惑いました。 そこからはお涙頂戴展開になるのですが、好意的に考えると三次元彼女だからこそのありがたみを表現してるのかな。 [インターネット(邦画)] 6点(2020-07-18 20:41:00) |
419. 斉木楠雄のΨ難
《ネタバレ》 こういうくだらないの嫌いじゃないです(笑)。 超絶冷静キャラの斉木くんですが、人の心の声が全て聞こえてしまうのならああなるのも無理はないですね。 いろんな変キャラが出てきましたが、一番好きなのはやはり照橋さん。 私のことをこう思ってるんだって妄想がいちいち笑えますし、環奈ちゃんの色々な変顔も堪能できます。 逆にいうと、中二病キャラの彼とかはあんまり面白くなかったです。 面白いネタとそうでないものの落差を感じましたね。それでもおまけで6点をつけておこうと思います。 [インターネット(邦画)] 6点(2020-07-15 18:57:05) |
420. パラサイト 半地下の家族
《ネタバレ》 ポン・ジュノの映画はやはり娯楽作品として非常に完成度高いですね。今回も面白かったです。 根底として韓国の格差社会をテーマにしてるんだろうけど、それをエンターテインメントでしっかり楽しませる手腕が良いです。 普通にみれば荒唐無稽な話なんですけど、役者たちのリアルな演技でそこに現実味を持たせてる。 惨殺シーンで、誰が誰を刺す展開に関しては疑問もあるのですが、それもまたメタファーとしてあるものなのかな。 [ブルーレイ(字幕)] 7点(2020-07-14 16:39:28) |