401. 赤い殺意(1964)
《ネタバレ》 今村昌平監督の映画はいまひとつ入り込めないのですが、やはり女性の強さしたたかさを描かせたらすごいなあと思いました。春川ますみが、ちょっとボケているけど大地にしっかり足をつけているよな、いい味を出しています。それにしても印象的だったのは春川ますみの旦那の愛人役の女性が、春川ますみの浮気現場を押さえようと執念で追いかけ続けるシーン。電車が止まるような吹雪の中を追い続けるのは無理がありすぎだけどすごい・・というかコメディのようで笑ってしまった。漫画的です。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2006-06-09 07:42:12) |
402. 夜になるまえに
《ネタバレ》 アレナスの小説を読んでジョン・アービング的な部分があったので映画を見たいと思っていた。小説はキューバ革命の縮図だけど、映画はキューバ革命の歴史と人民の歴史そのものだった。小説には生々しい同性愛描写が描かれていて、かなり引いてしまったけど、映画ではわりと少なかったので見ていてホッとした。またジョニーデップやショーンペンが出ているのを知らずに見たので、サプライズ的な面白さもあったけど、中でも少しだけどナイワニムリが出ていたのが嬉しかった。ちょい役でも印象が強い女優だなと改めて感心。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2006-06-09 07:24:48) |
403. ロード・トゥ・パーディション
《ネタバレ》 しばらくしたら、どんな映画だったか忘れてしまいそうなストーリーでした。復讐ものはありがちですが、うまく作ると痛みが伝わってくるものです。でもこの映画はダメでした。ここ数年のトム・ハンクスの映画は、どれもつまらないもばかりで残念です。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2006-06-02 16:00:34)(良:1票) |
404. 惑星「犬」。
《ネタバレ》 この映画や「リロ&スティッチ」など、友達のいない子供と動物のからみものに激しくシンクロしてしまいます。面白いキャラのお母さんをもう少し表面に出せばいいのにと思いました。言葉をしゃべる実写動物ものはあまり好きではないのですが、「キャッツ&ドッグス」「ベイブ」同様に楽しかったです。少し甘いですが7点。 [試写会(字幕)] 7点(2006-05-10 05:51:49) |
405. ターミナル
《ネタバレ》 キャスティングミスだと思う。英語を話せない主人公をトム・ハンクスが上手に演技しているなあと思った時点でダメ。英語を話せない役を演じているじゃないと思ってしまいます。「ギルバート・クレイブ」のディカプリオや、「靴に恋して」のモニカ・セルベラみたいに、映画公開当時に、もしかしてこの役者さん本物?と思わせるようなキャスティング(それほど大有名でもない俳優)を使うべきでした。スピルバーグの映画は子供主役のもの以外はストーリーの展開が苦手なものが多いです。都合よく英語を理解したり理解できなくなったりするのも変です。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2006-04-30 23:34:10)(良:1票) |
406. アウトサイダー(1983)
《ネタバレ》 まったくと言っていいほど入り込めなかった。ロミオとジュリエット、ウエストサイド物語を例に出すまでもなく、対立する不良グループと敵側にかわいい女の子。不良だけど本当はみんないいやつで火事場で子供を助けて、その時の火傷で死んでいく少年。ここは感傷的な気持ちになるシーンだろうなあと思ってみていた。少年が死ぬ前に「いつまでも黄金でいろ」って、死ぬ前に言う言葉でしょうか。ベタベタでジョークみたいに思えます。特殊な色合いの映像とスティービーワンダーの曲は良かったです。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2006-04-26 00:07:21) |
407. GOAL! ゴール!
《ネタバレ》 王道を行くサクセストーリーですが、きちんと障害もあり、挫折もあり面白かったです。ラストは予想通りで納得です。サッカーシーンも楽しく。脇役のおばあさんやスカウトの人などもいきいきと描かれています。 [試写会(字幕)] 6点(2006-04-26 00:00:13) |
408. スーパーサイズ・ミー
《ネタバレ》 ジャンクフードと砂糖漬けの栗を食べながら1.5リットルの炭酸飲料を手元において見ていました。色々なデータがたくさん散りばめられていて面白かったです。ヒューストンやテキサス州に太めの人が多いことなど色々と分かりやすく雑学として楽しかったのですが、ラストは空恐ろしいものを感じました。そう言えばジャンクフードを食べ続けたあとは身体がだるいとか思いながらも、映画を見終るころには大量のジャンクフードも炭酸飲料も空になっていました。命が縮むのはわかっているけどジャンクフードを食べるのを止めるのは簡単ではないし、メーカーの責任でもないと思うので身につまされる映画でした。ストレスとジャンクフードの連鎖を断ち切らないと思いながらジャンクフードに手が伸びる人は涙なしでは見ていられ無いと思います。日本で初めて銀座にマックの1号店が出来たときはマックに行くのは胸躍るイベントでした。その後、今に至るまで週に1度はマックや、他のバーガーを食べています。そのせいか平均体重が常に5キロ前後オーバーしています。この映画を見終ってハンバーガーやエビフィレオが食べたくなった自分がすごく悲しいです。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2006-04-21 19:28:26) |
409. ハメット
ハードボイルドの香りが好きです。「マルタの鷹」「さらば愛しき人よ」同様、雰囲気はいいのですがハードボイルド小説のファンの目で見るとハードボイルド感が物足りないので合格点止まりです。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2006-04-21 19:19:28) |
410. 戦場のアリア
《ネタバレ》 やさしい時間を見せることで戦争の悲惨さや愚かさ、加えて宗教批判も描き出していました。ラストに人々のその後うんぬんの説明がなかったので、いっそう戦争の愚かさを考えてしまいました。微笑ましいシーンが多くて試写会でも笑い声が多く聞かれましたが、イブだけの安らぎとわかっているので、笑いの後に来る日を考えると笑うことが出来ませんでした。クリスマスイブだからと戦争を休むことが出来るのなら毎日クリスマスイブにしてしまえばいいのにと思ってしまいます。 [試写会(字幕)] 7点(2006-04-17 21:22:16) |
411. 8mm
《ネタバレ》 。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2006-04-12 21:46:11) |
412. サウスパーク/無修正映画版
《ネタバレ》 TVでずっと見ていたので映画を期待してDVDを購入しました。TVでも面白いときと今ひとつの時の差が大きいけれど、こちらは今ひとつでした。関係ないけどフセインをパロにして大丈夫なのかなと心配してしまいました。テレンス&フィリップが面白いので甘い得点です。 [DVD(字幕)] 7点(2006-04-12 21:42:37) |
413. スポンジ・ボブ/スクエアパンツ
《ネタバレ》 映画がはじまってしばらくは、ここは本来受ける場所なんだろうか?笑わす場所なんだろうか?と固まってしまいました。硬直がとけたのはネプチューンの輝くハゲのシーンと、スポンジボムの目をうるうるするシーンあたりから。徹底しておばかアニメです。サウスパークから狂気をぬいて、別の毒を含ませた感じです。試写会で隣に座っていた人の「知的障害者がいっぱい出てくるマンガだね」と話しているのが聞こえましたが、酩酊状態のスポンジボムはあきれかえりながらも笑えます。この映画を見て怒る人もいるかもしれない。 [試写会(字幕)] 7点(2006-04-12 21:37:34) |
414. プロデューサーズ(2005)
《ネタバレ》 「僕のハンカチ~」というシーンで、あれどこかで見たようなと思っていたら、メル・ブルックス自身が60年代に映画化しているもののリメイクなんですね。ネイサン・レインとマシュー・ブロデリックのコンビのバカさわぎに乗り切れませんでした。「スポンジ・ボブ」くらい徹底してバカやっていればあきれても楽しめたのに・・。ストーリーも音楽も響いて来ませんでした。 [試写会(字幕)] 4点(2006-04-12 21:29:45) |
415. 歓楽通り
《ネタバレ》 パトリス・ルコントの映画と相性が悪いみたいです。この映画も好きになれませんでした。大島弓子の漫画で主人公を太った女の子に変えたようなシチュエーションのものがあって 案外好きなのですが、ルコントの方は入り込めません。気のいい娼婦達が大金をカンパしてくれるあたり、こういうストーリーは勘弁して欲しいって感じでした。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2006-03-27 03:22:26) |
416. マルメロの陽光
だいぶ前に見て感銘を受けてDVDを買いました。少ない音楽が印象的で、少しの光の動きが感動的な映画です。サントラのCDも買ってしまいました。得点はからいかも知れないですが7点。なんとなく7点あたりが居心地良さそうな映画です。 [DVD(字幕)] 7点(2006-03-27 03:11:06) |
417. 網走番外地(1965)
やっと見ることができました。今までどこがいいかわからなかったけど、健さんがダサかわいくて素敵です。寒いから抱き合って暖まろうと迫られてキスされそうになるところ笑えます。ところところにはいる健さんの挿入歌も真面目でおかしく感じました。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2006-03-27 03:01:26) |
418. 日曜日が待ち遠しい!
《ネタバレ》 楽しかったです。ファニー・アルダンが少女探偵ナンシー・ドルーのように生き生きしていました。ストーリーはあらら・・って感じですが、車をスタートさせようとして後ろをぶつけたり、こっそり(どうどうと?)服かた鍵をかすめ取ったり、殺された死んだ奥さんが運ばれている最終に目がちらっと動いていたり、意図的かどうかはわからないけど些細なシーンで好きなところが多かったですぅ。うちのボスってすごいんですぅ。あたしびっくりしちゃいましたぁ。みたいな楽しさがありました。ジャン・ルイ・トランティニャンもファニー・アルダンも素敵です。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2006-03-27 02:51:41) |
419. 十二人の怒れる男(1957)
話運びは、それなりに面白いし当時は新鮮だったろうなあと思います。今回初めて見た目で言うとストーリーも映像は一本調子で話運びも粗が多い気がします。こういう映画は見る人に容疑者が白か黒かを最後までわからないように進める方が面白いと思います。これだと本当は白なのに黒の判決をされた容疑者をヘンリー・フォンダが正義のために白にするというだけの映画です。ただ暑いエアコンのない部屋の豪雨でのうだる感じがとても良かったです。当時、なぜこの映画がオスカーで、ノミネートすらほとんどされなかったということが話題になっていましたが、オスカーを取るほどの映画でもないと思います。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2006-03-27 02:48:44) |
420. 海を飛ぶ夢
《ネタバレ》 死にたいけど苦しみたくはないというのは自殺を試みたことのある人ならば最低限(最大)の望みです。いま練炭での自殺が増えているのは苦しまずに逝けるからです。この主人公も同じく苦しまずに死にたがっていますが、死にたくないという気持ちが残っているので自殺に踏み切れないのだと思います(たとえ四肢が不自由でも言葉がしゃべれて首は動くので自殺できないわけではありません)。自殺が必ずしも悪いとは思えないのに、なぜ主人公が自殺するのをを長引かせていたのか考えながらみていました。もしかしたら家族や身近な人たちにわかってもらいたいからかなとか・・。他の人に頼んで自殺幇助してもらおうとするのは何故だろうとか色々考えました。生きていることが苦しかったから世の中に対して多かれ少なかれ恨んでいるんだろうな、私の頭ではそれくらいしか考えられませんでした。こういう映画はあまり好きではないです。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2006-03-25 06:32:06) |