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コメント数 811
性別 男性
自己紹介 今年は映画見れてないです。

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401.  ガーフィールド 《ネタバレ》 
涙腺の締まりが弱くなったのかちょっとだけ泣ける。 ファミリー向けの動物コメディーです。感動の味付けはバッチシですよ。 だから家族で見てください。  これは犬好きか猫好きによって評価が変わるかもしれません。 つまりキャットVSドッグ(そんな映画あったかしら?)+ネズミみたいな感じです。 でも実際には動物VSハゲみたいな内容になってます。 主役の猫は憎ったらしいですが憎めないキャラです。 ほんと可愛くないですね。でも愉快なアメリカ風の明るいノリで楽しいです。 でも“CGの猫”と“本物の犬”だったら本物の犬の方が可愛いに決まってます。 だから本物の猫からCGの猫にトランスフォームするようにすればもっと可愛かったと思いますけど。あ、でも原作は知らないんで、あんまそういうこと言わない方がいいですね。 猫の名前は忘れましたが仮にガーちゃんとしておきましょう。 ラザニアが好きな変わった猫なのですが、猫には味の濃い食べ物は体によくありません。あまり与えないでください。 飼い主は猫の餌を食べるという変わったプレイを見せます。 ガーちゃんが気の毒な場面があるんです。 新しいペットの犬が家にやってきたときに、ついつい新しい方のペットだけを可愛がってしまうという、そこら辺は飼い主さんがちょっと無神経だと思いますよ。 またガーちゃんは仲間達にも誤解されてなお孤独な状況でしたが、 その後はまるで上手く話が進み、万事OKみたいな感じです。 動物ってちょっと寂しそうな表情を見せると可愛く感じたりします。 犬(名が出てこない)が迷子になって歩き疲れて、誰かの家の前で体を休める。 そのときの寂しそうな表情が可哀想で寂しそうで、なんだか愛おしいです(”可愛い”の語源は”かわいそう”である)。 動物病院には美人獣医さんもいるみたいですが、 恋愛も良かったんじゃないですか。ハッピーエンドにはちょうどいい演出です。 あの糞ったれハゲ野郎は笑顔を常に表に見せてるだけに、裏で動物を利用し虐待もいとわないという感じだったので嫌な野郎です。 ハッピーエンドにありながらガーちゃんは最後まで性格悪いですが、それを崩さないところがまた良いんじゃないですか。 内容は普通といった印象ですが、しっかりと楽しめると思います。
[DVD(吹替)] 6点(2011-10-28 00:53:41)
402.  デイ・アフター・トゥモロー 《ネタバレ》 
面白かったけど、凍りつく場面があんなパニック映画のようにやってくるのだろうか?  狼アクションはいらなかったのではないのか?  そんなに変化が急なものだろうか?  日本が中国っぽい・・・あんなサラリーマンはいない。  などの疑問も残りますが、エンターテイメントとして見れば  なかなか良くできているのではないでしょうか。  ヒロインもなかなか美人です。(仮レビュー)
[DVD(吹替)] 6点(2011-10-19 23:58:32)
403.  悪魔の棲む家(1979) 《ネタバレ》 
この作品は「エクソシスト」「オーメン」「シャイニング」等のA級ホラーと同等に語られるべき重要な作品なのです。 しかし、有名にわりには良作として語られることはほとんどありません。 確かに映画としての面白みに欠けるのかもしれません。 この作品がまったく「つまらない」筈なのに「オーメン」等のホラー映画と同じく一級作品として位置づけられ、超ヒットを記録して、ホラー好きな誰もがタイトルを聞いたことがある程に超有名作品となってしまったところを評価したい!と思います。 そもそもホラー映画には「魔力」みたいなものがあると思います。 それが強いと評価されるみたいです。 あるいは邪悪な「存在感」ともいえそうです。 それが強力なほどホラー映画として良い。といえると思います。 逆にそういったものが無いとすぐに忘れ去られます。 「悪魔のいけにえ」「エクソシスト」には堂々の邪悪な存在感がある。 「シャイニング」「オーメン」等は、映画としての出来も非常に素晴らしいので映画史で堂々の存在感を放っている、のだと思います。 しかしこの「悪魔の棲む家」は、映画としては面白くもないし、大したモンスターが出てくる訳でもない地味というハンディを背負いながらも、ここまで有名で堂々の存在感を放っている大御所というのは、やはりそれだけの根強い魔力のようなものを秘めているのでしょうか。 つまらないのに有名になって世界興収第5位にまでなってしまうのには、何か理由があるとするならば、その部分を評価したいと思う(当時の全米がオカルト好きに染まっていただけ?)。 何も無いところに煙が立たないように、何もない作品に「有名」だとか「高収入」だとかは起こらないからです。 この作品は実話らしくて、もしかしたらそれを意識すれば少しは面白くなるかもしれません。 あと「実体」の無いものに家族が怯えているところが良いのかもしれません。 これは実際に起こった霊現象を一番忠実に映画化した作品といえるでしょう。 あと、そこら辺のB級ホラーには無い「リアル」「不安」「本気度」「重厚感」のようなものは感じられました。  そうです。無理やり誉めているんですよ。どうですか?この捻じ曲げられかた。 いや、僕はDVDを所有している程にこの作品を気に入っています。 実態のつかめない邪悪さ、その狂暴さは評価できる。  
[DVD(字幕)] 7点(2011-08-23 01:01:46)
404.  デス・クローン 《ネタバレ》 
あまりもチープな映像に3点!っていう・・・ そんな超C級糞スラッシャー映画でした。 ビッチなバカ女がオッパイ丸出しシーンがイタ過ぎ! あんなオッパイの見せ方をしたり、お墓にゴミを捨てたり、なんてバチ当たりな女なんだ! B級ホラーに出てくる女ってやつは!どいつもこいつも! 笑えるほどチープな半面、ちょっと不気味ですけどね。。。 というのも生霊めいた感じっていうか、生々しいっていうか、、、 だって女性がストーカーのように執拗に追ってきて、しかも死なないなんて怖いですよ。 死なないしつこさは、ストーカーの一方的なしつこさのようです。 特にこの女性殺人鬼は不気味で不気味で、、、 それが笑顔でチェンソーやら刃物やら振り回して追ってきたり、暗闇から急に現れたり、 それが生理的に超不気味で、しかもそれが沢山いて死なないんです! 恐ろしぇ~っ!恐ろシェット!寒気が走りますよ。 あの不気味な笑顔の奥に狂気やら殺意が潜んでいるというのが怖いです。 しかもそれが迫ってきますからね。 グロ描写もなかなか力が入っており、ヒェ~っ!という感じでした。 車の下に女性殺人鬼の顔があって、それと目が会った瞬間なんて、一瞬ゾクッと寒気が走りましたよ。 都市伝説が元ということで、そういう生霊の因縁や恨みのようなものが作品に表れていると思います。 それに、ちょっとだけ日本のホラーからの影響も感じられるかもしれません。もしかしたら。 貞子や富江、呪怨のような怨霊を感じました。 それと最後にチェーンソー持って研究所に現れる復活した女性なんてお岩さんみたいな感じでした。 (←信憑性なし) まぁ、それでも低予算の超C級作品ですよ。 映像とか、物語のテンポとか、全然大した事はないんです。 僕はジャケを見たときに、殺人鬼がどんどんクローンのように増え続けて、しかも不死身という、ウィルスのように「増殖する恐怖」みたいなものだと期待して借りたんですが、なんだか見事に裏切られました。もっと近未来の研究所が舞台のサイバー・ホラーだと思ったら、全然違いました。 どこかの仕様だと3Dメガネ(赤青メガネ?)がついていて3Dのように飛び出て見れるらしいですが、 そんな工夫以前に映像の質をあげろ!といった印象です。 なんなんでしょう?映像がチープで物語のテンポも悪いですが、結構最後まで見れちゃいますね。
[DVD(字幕)] 3点(2011-08-16 00:11:50)
405.  地球が静止する日 《ネタバレ》 
やっと見ましたよ。でも結局は「過去の名作の名を借りてオリジナル作品を作っちゃおう!」的な感じが好きになれません。オリジナルのメッセージをほとんど実践してないのに、リメイクを作っちゃってお金儲けだけはちゃっかりとして、、、とは言い過ぎですけどね。ただオリジナル版に敬意をはらっているのかが疑問です。 時代も変われば表現も変える必要も出て来るとは思うのですが、、、こんなにもアレンジするなら、全く新しいオリジナル作品で勝負すればよかったと思うのですが、、、オリジナル版に対する「アンサー」的な意図もあると思うので難しいです。 レトロなオリジナル版の内容をほとんど忘れてしまってますが、 ただこの現代版はレトロ版と比べると少し殺伐としているというか、変な緊張感が張り詰めています。突き刺さるような敵意のようなものが辛いです。 ピリピリして嫌な雰囲気なんです。 現代版のクラトゥも好きにはなれません。親しみやすさが一切ないです。 それにこの現代版はどこか攻撃的な方法をとっているところがどうかと思います。 確かにオリジナル版は攻撃的な要素の少なさがエンタテイメントとして物足りないのですが、説得力はあるのです。そのときに動力を止めるのもパフォーマンスとしてアリだと思います。 しかしこの現代版では実力行使をしてしまったので知性には欠けると思います。 虫はすべてを喰らい尽くしますが、「静止」ではなく「消滅」でしょう?そもそも「地球を守る」なのに「地球が静止する日」なんてタイトルがおかしいと思えてきます。 この作品では人間には攻撃的な面ともう一つの側面があるということが分かりやすく伝わってきました。二つの異なる文明が交わるときには、「友好的」なんて言葉は相手を見下しているのかもしれないです。その「友好的」という言葉の裏には「相手を呑み込む」そんな牙のようなものがありそうです。 クラトゥは遥か遠くから来て、「人間は変れる」なんていって帰ってしまうところにリアリティはなかったと思います。 ただこの作品のブルーとグレーの色合いが好きです。まるでブルーレイの到来を意図していたかのようです。考えすぎですが。 、、、ん?ペプシマンさんですか?
[地上波(吹替)] 4点(2011-05-28 13:18:30)
406.  ロボット・モンスター 《ネタバレ》 
糞過ぎる!糞過ぎるぞ!ゴリラの着ぐるみと潜水帽を被ったショボショボ宇宙人、、、支離滅裂なストーリー展開、、、画面がビカビカ点滅する不快な演出、、、不明なシャボン玉、、、アホなほど平和な結婚式、、、とくに意味不明な爬虫類同士の対戦、、、手元にある資料によれば、監督のフィル・タッカーという人は最低映画の帝王であるエド・ウッド監督の助監督を務めていたらしいがその事実を恥と思い、未だに認めていないという。恥じるとは失礼ではありませんか、タッカーさん!アンタも相当のもんですゼ!緊張感の無さとマヌケな感じがこの作品の良いところかもしれない。ある意味で癒し系のヒーリングムービー(でもイライラする人は多いと思う)。隙だらけで突っ込みどころが満載。宇宙人が地球人の女性に欲情してしまうというハチャメチャさはSF映画の枠を超えました。理屈抜きでも最低映画特有の雰囲気に満ち満ちた本作は超マニアなZ級映画ファンにしか薦めない。最低映画の中でもかなり有名な作品と書いてあるが、見る価値一切無し!の消灯映画。再生3分で人生オワタ気分に包まれるフューネラル・シネマ。珍品としての史料価値しかない・・・
[DVD(字幕)] 1点(2011-05-26 23:46:40)(笑:1票)
407.  50回目のファースト・キス(2004) 《ネタバレ》 
とっても面白くて楽しい映画でした。すごく深刻で重い病気をテーマにしていると思うのですが、とても前向きな感じなんですね。とても扱いづらい題材だと思います。 それでもこんなに明るく描く。病気と向き合っていないワケではないと思う。 ちゃんと病気の深刻な部分を取り上げて、その病気に振り回される周りの人たちの苦労や大変さなど、暗くなってしまいがちなところもユニークに描く。そしてささやかな優しさが作品の中に満ちる。彼女がみんなに支えられている感じが良い。こういう深刻な障害に対してこの描かれ方が良くないとすれば、「じゃあどうすればよいのでしょうか?」と尋ねたくなる。 父親は毎日が誕生日のフリって、精神的にかなりキツイと思う。 しかしそれにしても女性が美人だ。笑顔が素敵だ。そして男の頭が卵形にしか見えなくなっていた。他の愉快な仲間達も、現実ならばあんなに惨めで滑稽なキャラで周りを喜ばせてくれる奴なんていない。でも奴らは欠点を前面に出すことによって作品の雰囲気が明るくなっているのかなと思います。そしてこの作品から思い浮かぶキーワードの一つが「人間は誰にでも欠点があり、それを補い合ってゆく」だと思った。動物を使った演出はあまり好きじゃないけど、それにしても感動できたので良かったです。ちょっとエロゲーみたいな感じもしましたが。 
[DVD(吹替)] 7点(2011-05-26 03:34:23)
408.  コーヒー&シガレッツ 《ネタバレ》 
専門学校の頃に先輩が超面白いって薦めてくれたのを思い出してレンタルして見てみた。 ごく普通のどこにでもありそうな日常風景。ただコーヒー飲んでタバコ吸って話しているだけなのに、なんでこんなに楽しいんでしょう? ただの日常の風景でもそこには物語がある。 コーヒーとタバコ、テーブル、それに話し相手がいればそこには物語りが生まれる。 その人物に思い入れはないが、どんどん彼らに引き込まれてゆく。 人物像が、思いもよらない関係が、徐々に(コーヒーとタバコによって?)暴かれてゆくところが面白いと思った。 人間一人一人に物語や秘密があるみたいだ。 ただのささやかな物語みたいで、感じがいい。 それになんかお洒落な感じがして、とてもいい。 あえてモノクロみたいなところがいい。 白黒のチェックのテーブル柄もあったし、そういやコーヒーとシガレッツって白黒だなとか思った。 「間」が面白かったり、変だったりして好きだ。 「リラックス・ムービー」って書いてあったけど、 コーヒーやタバコをやるような感覚で見ろってことか。 リラックス一服映画。 、、、ちょっとだけ緊張感ただようようなところありましたけれどね。 
[DVD(字幕)] 8点(2011-05-20 01:42:54)
409.  クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦 《ネタバレ》 
ふと、この作品を思い出した。 このアニメ作品を初めて見たのは高校生の頃だろうか。 泣いた。そして淡い気持ち。おそらくこの「アッパレ!戦国大合戦」は純愛映画史上の大傑作である。 ただ、しっくり来ない感じもある。そのしっくり来ない感じは少しだけ「カリオストロの城」と似ている感じかもしれない。 僕は「クレヨンしんちゃん」の大ファンであり、この「アッパレ!戦国大合戦」も大好きなのである。しかし僕も心のどこかで「しんちゃんじゃなくても良かったのでは?」説が僅かに浮上してしまうからだ。 この映画の「美しい純愛」は心象風景に美しく残るのであるが、しんちゃんの存在は少しそれとは異質に思えてしまう。 又兵衛としんのすけの友情は良かったですが。 それに、クレヨンしんちゃん映画を求めた場合、クレヨンしんちゃん要素が低い。 クレヨンしんちゃんアニメに求めるものとは少し違う気がする。 この作品の「クレヨンしんちゃんではない部分」が高評価されている点が自分としてはしっくり来ない。 それに、純愛映画として素晴らしい傑作なのに、もっと多くの大人に見てもらいたいのに、この「クレヨンしんちゃん」というタイトルとキャラクターが年配の映画ファンを遠ざけてしまっているようで勿体ない。 しかし、しんちゃんシリーズでなければ、この様な神がかり的な傑作にはならなかったような気もする。 クレヨンしんちゃんと純愛映画がうまく両立できていないわけでもないようだ。 あ、そうそう、本当は助からなかったはずの又兵衛が少しだけ命をもらった感じがとても良かったです。それこそがしんちゃんの存在意味かもしれません。 まあ、しんちゃんが出てこないリメイク作品はあまり価値がないようです。  これほど美しい純愛物語を僕は知りません。
[DVD(邦画)] 8点(2011-05-18 01:33:31)
410.  ストーカー(1979) 《ネタバレ》 
タルコフスキーのストーカー。久々に見ました。 タルコフスキーの映画の映像に宿る美しさの正体とはなんだろう? それは未だにわからない。 それとは別に、 タルコフスキーは人の孤独を突きつけるような気がした(しかし孤独は美しい哲学だ)。 男は孤独であると、それを思い知らされる。 囚人の気分になる男は、 日常という牢獄に苦しみ、哲学を求め、夢やロマンを求め、冒険を求め、そういう何かを(家庭の外に?)求める男の姿を描いています。 しかし「死」というものが凄く間近にあってチラつきます。 この作品の不思議な空間の中では、「死」が非常に近くにあって危険で、一歩間違えると危うい異次元のような感じが好きです。 また、そういう危ない場所に挑む男達が好きです。 映画の中の言葉にありましたように、人生は僅かな楽しみ以外には、苦しみか空しさの選択しかありません。なんだかそんなこと考えちゃいました。 ゾーンという空間は女性を受け付けないみたいですね。おもしろいです。 自然が美しく、植物の美しさが好きです。水も火も美しいです。 タルコフスキーの映画はなんでズッコケる人が続出するのか分かりません。 タルコフスキーの映画は舞台芸術を見ているかのようです。 役者の台詞が、観客に向けて訴えているみたいです。静かな演説のようでもあります。 タルコフスキーの表現者としての表現の仕方が好きです。表現しかしていないみたいです。 観客に伝えるのが、まるでなにかの運動のようです。 最後でコップが動いてこちら側に向かってくるのは(その意図は分かりませんが)、少女の念がまるで観客にまで迫ってくるようで、リングのテレビから貞子が出現する恐怖の伝え方みたいです。 タルコフスキーの訴えんとするメッセージをまるで彼が少女の瞳に込め、その少女の眼力とコップの動きで迫ってくるような迫力が、観客への念の伝動みたいです。 コップが落ちたときに、ハッとしてそのメッセージを受け取ったような錯覚を受けました。 知識に関係なくタルコフスキーのスピリットを多少なりとも受け取ることが出来ると思います(タルコフスキーは知識として伝えようとしているのではなく、効果で伝えようとしているからです)。 「利益を目的とするとヤマアラシのようになります」と話す場面では、 演技の域を超えていたと思います。 演技の域を超えた瞬間に映像に命が宿るのだと思いました。 
[DVD(字幕)] 9点(2011-05-17 23:37:37)(良:1票)
411.  デッドマンズ・プリズン DEAD MAN'S PRISON 《ネタバレ》 
自分は普通のゾンビも好きですが、暴走ゾンビが大好きです。 この作品ではなかなかいい感じにゾンビが暴走しています。 キレた本気っぽさが少しだけあります。 声を張り上げていますが、なかなか本気にキレています。 24週後ほどではなかったかもしれませんが、激しいゾンビがみられます。 監獄内でもっとゾンビさん達が元気に走り回ってくれればいいのですが、そこら辺のスポーティッシュなアクションが伝わってきにくいところが残念です。 そして最初の場面、ショットガンでゾンビを撃退するシーンを見たときには、そのアクション性の高さと迫力からゾンビ映画の傑作だと思ったのですが、、、なんだか下降気味です。 ゾンビが銃で撃たれるシーンはまあ良いのですが、もっとゾンビの撃退シーンを面白く沢山やって欲しかったです。 監獄内のゾンビを一掃する惨殺アクションというか、爽快なゾンビ無双アクションのようなものを期待していたのですが、それには及びませんでした。 それか、もっとブレインデッド風にグチャドロにカオス化すれば良かったのに。 ただ監獄内が凄いことになっているのは少しだけ伝わってきたので良かったです(ショボイですが)。 血が飛び散ったり泡を吹いたりという液体のグロさが秀作です。 好きなシチュエーションですが、結局は他の真似事やっているだけです。 あと、アクションや行動パターンがワンパターンな傾向があります。 そしてアッサリ感もだいぶあります。 暴動っぽい感じが出ていて、なかなかです。 友近っぽい女主人公も途中からセクシーさを少し増して良しです。 
[DVD(吹替)] 4点(2011-05-17 23:10:11)(良:1票)
412.  クリープショー 《ネタバレ》 
運よくレンタル落ちを見つけた(盤面は酷いが)。 それにしても状況がつかみにくい。僕が古い映画に慣れていないのか?それとも字幕が悪いのか?、、、たぶん僕の読解力が悪いだけ。。。  【幕開け】憎たらしい父親は子供の視点での悪そのものだった。父親に憎しみを持たせて、これから一話目に繋ぐのにちょうどいい感じだと思った。 【1話目】父の脅威の生命力に驚嘆!父がケーキを欲しがる絵が面白い。 【2話目】後で裏パッケージを見て、キング主演だと知った。最も好感の持てる俳優だと思っていたが、S・キングはもっとダークで渋い男だと思っていたのに。 【3話目】フォッグみたいで面白いのと、亡霊が不気味だった。 【4話目】ゴリラの顔が面白くて、それよりも悪妻の方が怪物だった。 【5話目】これが本当のホラーだと思った。ゴキちゃんが、、、あの“ゴ”が、、、う、、、ウジャウジャで、背筋が寒くなったのは久しぶりだ。ウジャウジャ症候群以前に自分は“ゴ”が大嫌い。 自分がその状況にいたら確実に死んでいるであろう5話目が最恐の話でした。 部屋の物を動かすのがまた憂鬱になります。 コミックタッチは面白いが、慣れないとちょっと違和感がある。 ただ、本を開いた絵から実写に移り変わるシーンにはちょっとした感動を覚えた。 そして、さすがゾンビ映画の巨匠といわれるジョージ・A・ロメロ監督、、、それぞれの物語でいろんなゾンビを盛り込んだ。 父ゾンビから始まって、草ゾンビ、海の亡霊ゾンビ、ゴリラゾンビ(悪妻ゾンビ?)、ゴキ・ゾンビ、、、 こんな適当なゾンビを定義したらゾンビ・ファンに怒られそうなので、冗談だと思ってください。 キングは人間の負の感情をスピリチュアル風に捉えるのが得意なんだと思っている。 この作品では、「恨み」というキーワードが強く浮かぶ。 スティーブン・キングの描く「負」のスピリチュアルが、ジョージAロメロが手を加えるとこういった腐敗の色を帯びた強烈な「恨み」の形になるのかと勝手に解釈した。 A・ロメロの描く人間関係は腐敗しきっている。腐敗すればそのまま脳も体も腐ってゾンビになり果てるだろう。  「負」の力は連鎖してゆく、とでもいうかのような余韻はスティーブンキングによるものだろうか? あ、別に両者を区別する必要もないのか? 
[DVD(字幕)] 7点(2011-05-16 23:12:54)(良:1票)
413.  魔法にかけられて 《ネタバレ》 
そういえばずっと前にテレビで見たと思うのでレビューします。 まず、最初のあまりにも現実離れしたアニメ物語は、 これから現実世界とリンクする前の演出だったのだと思いました。 現実の都会であのドレス姿でいたらちょっとヤバ過ぎるでしょう。 普通は三角関係なんていえばもっとドロドロとしそうなんですが、 終わり方と余韻がなかなかいい感じでしたね。 あのディズニーの悪女風の女性も不幸にならずに、 仲間はずれを出さないところがいいですね。 さすがに三角関係がすべてを破壊する現実とはやっぱ違います、ディズニー世界は。 誰もが救われる(脇役さえも輝く)ディズニー世界に僕もいってしまいたい位です。 しかし最も恐ろしい地獄がこの現代社会であるとは、上手いですね。 
[地上波(吹替)] 6点(2011-05-14 17:38:55)(良:1票)
414.  宇宙戦争(2005) 《ネタバレ》 
(ずっと前に書いたレビューより)TVでやるというので、「そういや未見だったな」って思って、ジュースでも片手に見るか、、、。 でも目的といえば、ただのダコたん目当てであった。 ダコタ・ファニング好きなのに「アイアムサム」以外はまだ彼女の主演作を見ていない。 ダコタ目当てだけど、CGを使った、いかにも最近の映像といった感じで、いやでもテンションが上がるし↑↑。 しかし、なんとも面白みのない作品ではあった。 これは昔の「宇宙戦争」を観たときにも、そう思ったけれど。 もっとくる、はずのものがこない、、、それは観る側の原因かもしれないけど、、、  メカとかけっこうカッコイイ。でもそれはもはや最近のハリウッド映画の多くに言えることなんですよね。 CGのカッコ良さはハリウッド映画の武器ではあるのですが、そういった表面ばかりを作り込むと、その奥に隠れたメッセージとかストーリーなどは、伝わりにくくなってしまうこともあると思います。  いかにも「オリジナル版よりもグラフィックあげてきてますよ、カッコイイでしょ?」的なアレですか?、、、 ダコタちゃんにもガッカリしたんですよ。 ちょっと反抗期?みたいな、ワガママッぷりが、、、嫌われている感じが、、、冷たい感じが、、、 うおぉぉぉ!アイアムサムのダコタどうしたぁぁぁぁ~!? あ、でもツンデレ系が好きだったら、丁度いいのか。 それから、あのバカ兄。妹よりも反抗的で父親のことを「アンタ」とか他人行儀、父親の車を勝手に無免許で乗りまわして、父親は仕事にいけないみたいな、そんなん、オレが父親だったら訴えるな。 離婚かぁ、、、うわぁ、、、。 「お前ら!俺の話を聞け~~!!!」って、何度か思う(俺の♪俺の♪俺の♪話を聞けぇぇ~、の歌がよみがえったのはいうまでもない)。 この作品では人間の嫌な部分とか汚い部分をいくらか見るかもしれないです。 オリジナルの方でも印象に残った、物の奪い合いや車の奪い合い(乱闘?)、、、 結構きつい。 生きるためには争わねばならんのね。大切な人のためにも奪うのですね。 オリジナルよりもグロい。けっこうグロい。 バカ兄貴「いってきます!」みたいな、、、ああ、イライラ、、、ダコタん一人になってもうて連れ去られそうになったやないか~い!! でも最後は抱きしめる。それがアメリカの理想の父親像かい。 
[地上波(邦画)] 6点(2011-05-13 00:27:30)
415.  グレーブヤード ゾンビの墓場 《ネタバレ》 
超チープなショボショボB級同人ゾンビホラーですかね。 そのチープさは限りなしです。 ティーンの不良エロバカップル集団は、低級ゾンビホラーのお約束アイテムといっても良さそうです。 そう低級映画に限り、決まって女優はブスばかりが多いんですが(決め付けるのはマズいか、、、)、この作品では一人だけゴス女が可愛かったです。 こんなクソ不良どもですが、「日本語吹き替え版」では実に好青年なのです。 ほんとに自主制作的で、しかしこのチープさがほのぼのして癒されるかのようです。 でもB級作品だけあり、グロ描写は頑張っておりますようで、、、、 吹き出す血の量と、肉片のグチャドロミートソース具合が、ごちそうさまです。 最低映画ファンにはご満足いただけるものかと。自分はその手の映画ではまだ初心者な方でしてなんとも、、、。 ※※この作品を「日本語吹き替え」で見ないのはナンセンスというものでしょう。 こんなに面白い吹き替えは初めてですよ僕は。 とにかく吹き替えする人たちのテンションが凄まじいです(字幕と比較をしてみてください!)。 最初はそれも気づきませんでしたが、随所に爆笑アレンジを入れてきます。 吹き替えの人たちが、もう自分たちで勝手に話の内容を変えている勢いです。 童貞じゃないのに、声優陣たちによって勝手に童貞キャラにされた男までいます。 とくに墓守の男が現れたときなんかは凄かった! 役者の口が動いていないのに、何も喋っていない筈なのに、 吹き替えの声優が勝手に「アニメキャラ」がどうの「疲れちゃった」「シコシコ」だのをブツブツブツブツ勝手に喋っているので笑えました。 そしてエンドロールでは、ゾンビの演歌(邦楽?)を大合唱! この吹き替えの人たちのテンションの高さはなんなのだ!?おまえら芸人目指すか!? やたら楽しそうです。 (B級ホラー映画って、こういった吹き替え版ものが多いのか?自分は吹き替えで見ることが少ないものでして、、、) 兎に角ステキな吹き替えを見せていただいたので1点プラス。 (いま思い出してみると、ゾンビオブザデッドと同じ声優陣かと、、、) 字幕だと2点、吹き替えだと面白いので4点です。 
[DVD(吹替)] 3点(2011-05-12 23:54:40)
416.  スパニッシュ・ホラー・プロジェクト クリスマス・テイル<TVM> 《ネタバレ》 
子供に襲い来るサンタ・ゾンビ・スラッシャーですか。粋ですなぁ(?)。 それも女サンタなのですが、いろいろな事情があってサンタやってます。 最初はスタンドバイミーやグーニーズのような、子供たちの青春と友情の場面で始まり、 なかなか良い感じじゃないかと思いました。 子供たちの視点で冒険が描かれているのです。 わくわくします。 しかし、穴の中にサンタらしき女性の姿を発見し、徐々に子供たちの純粋な心に闇が芽生え始めます。 出られない穴の中の女サンタは、まるで檻の中の実験動物です。 子供たちの心は無垢である反面、残酷さもはらんでいるようです。 この作品を見て子供が怖くなる人がいるかどうか分かりませんが、子供は怖いです。 子供の言葉は時として残酷に突き刺さりますが、子供は残酷さを隠すことをまだ知らないようです。残酷だという認識がないのでしょう。  このまま女サンタが穴の中で物語は終わるものと思っていました。 しかしそこからがこの物語の本当の恐怖と悲劇の始まりでした。 流石に子供が殺されるという表現はマズイのであろう、過激な場面はありません。 子供たちは、どたばたコメディ風にゾンビを撃退します。 しかし残酷なことに儀式で結んだ契りや怨みの呪いは生きている限り、消えずにつきまとうようです。 、、、、、、 僕はもし殺されるならば、あの憎たらしい(はじめにブードゥーの儀式を行い、穴の中の女サンタに与えようとした食べ物までも意地悪に奪い取り、報酬金までも欲張ろうとした)馬鹿餓鬼ども2人だけで充分だと思うのです。  一番最後でサンタゾンビと対面する少女には、「ミツバチのささやき」のような、少女映画にありそうな神秘すら僅かに感じました。 モンスターにとっても少女は特別な存在なんですね。
[DVD(字幕)] 5点(2011-05-12 23:39:44)
417.  スパニッシュ・ホラー・プロジェクト エル・タロット<TVM> 《ネタバレ》 
恐ろしや~恐ろしや~、、、 知らない間に死体とヤっちゃったホラーです、究極のネタバレですみません。 そんな恐ろしいことはありません。  しかし、魔女の家の雰囲気は素晴らしいです。 自分もあそこに招待されてみたいですもん。居心地良さそう。 非常に甘美的(?)です。 熟女好きや母性愛を求める人などは、その甘い誘惑に浸るのも悪くはないでしょう。 もうそういう人はこの作品を見てヌくしかないっスね。オチを知らない間に、、、あ、もう僕が喋っちゃいましたけどね! 不思議なことに魔女が聖母に見えて、厳格なキリスト教信者の母が魔女に見えることもしばしばあるでしょう。そういった疑惑も意図的に描かれているのでしょう。 ネクロ映画なのに、どこかニューシネマパラダイス的な雰囲気もあったと今になって記憶しています(気のせいでしょうね)。 布に包まれて焼け焦げた魔女を見ると、本当に不謹慎にも、ほたるの墓を思い出してしまいました。ホントすみません。 スペインのホラーではエロスがアメリカのものと比べて上品なようで、B級ホラーとはいえ、バカっぽさも薄いのかもしれません。 
[DVD(字幕)] 5点(2011-05-12 23:17:35)
418.  パラノーマル・アクティビティ 《ネタバレ》 
おお!これは!偽ドキュメンタリータッチってやつですか? 思わせぶりホラー!こういったものがまたヒットしてしまいましたね! ヤツ等が日本に来る前に見ておこうと思ったんです。 「ほんとうにあった!呪いのビデオ」みたい!「呪いのビデオ」シリーズはほぼ全て観た自分ですから、こういったホームビデオ視点にはちょっとだけ慣れてしまった感じです。 でもホームビデオで捉えるとちょっと不気味ですよね。変な緊張感があります。 なんか心霊写ってそう!みたいな、、、徐々に怪現象が二人を追いつめてゆきます。 、、、おい男!なぜちゃんと話を聞かない!ビデオカメラいったん止めろや!(ついでに表に出ろや!) 霊能者をバカにしすぎだコノヤロウ。なんで男子ってみんなこういったチャラけた感じのふざけ方やからかい方をするんスカね?、、、、ぉお! 急展開にビビリ、背筋は一瞬寒くなったが、なんだかスベリ気味の後味。 作品の中には現代の怪物が潜んでいるのは認めます。 ですがこの作品は2度目の鑑賞に堪えうるでしょうか? 他人のカップルの盗撮映像を見ている的なところが面白くて、この作品のヒットした理由のひとつかもしれない。 おいおい低予算でうまく儲けたな!、、、いやいや、儲かるのは才能があるからです。 僕が1億円かけて映画を作っても2万円くらいしか儲かんないと思います。 全米中、日本中の若者カップルやホラー好きがちゃんとお金払って見てるんだから(それはみんなが認めてるってことだから)、僕は何もいいません。、、、、、、糞芸ですが。 
[DVD(字幕)] 5点(2011-05-11 00:18:15)
419.  悪魔の墓場 《ネタバレ》 
B級ながらに格式の高い感じがします。 結構 重厚な感じで、重い雰囲気が漂います。 ちょっと調べてみたら、日本で始めてゾンビを知らしめた伝説的な名盤のようで、 こりゃB級なんて安易に行ったらゾンビたちに呪われそうです。 最近のゾンビホラーなんて表現方法が定着したのか、みんながやっている事をまねしてやっている感じですが、 やはり初期のゾンビ映画にはその表現方法をまだ探っている状態なので、 オリジナリティがあり、メッセージ性のようなものがあり、(いろんな意味で)重みがあり、リアリティ(本気度)のようなものがあります。 未知な存在を扱う責任、根底にはそれに対する恐怖心と敬いが確かにあります。 ゾンビとは何ぞや?ということを真面目に問うているのです。 そんなゾンビだから不気味さがあり説得力もあります。  写真に写らないなんてドラキュラみたいですが、幽霊とゾンビの中間のようなところも面白いです。 古い映画なのでレトロでいて、本場のオカルト映画のような雰囲気も感じられ、 ヨーロッパの大自然がまるでタルコフスキー映画のように映えます(違ったらすんません)。 フクロウ(ミミズク?)のいるホテルが素敵でした。 そこはまるで神秘主義的な人の喜びそうな雰囲気が満点です。 ドゥーム・メタルバンドのエレクトリックウィザードの語りが まさかこの作品から使われていたとは驚きでした。  道路を横断するストリーキングを見る限り、アートもこめられているようです。 安易な捉え方ですが、、、ま、自然破壊への警鐘のようなものも感じます。  また音で恐怖を伝えようとしているところも素晴らしく、死臭が漂ってきそうな音像です。 話はあくびが出るほどにスローテンポだけど、込められたものが面白いです。 本当に悪いものを誰も知らない、、、それは恐ろしいことだと思います。 (あ~復刻されたのですね、、、ちょっと高いお金を出してレンタル落ちを買っておいたのに、、、)
[DVD(字幕)] 8点(2011-05-10 23:37:31)
420.  スパニッシュ・ホラー・プロジェクト ベビー・ルーム<TVM> 《ネタバレ》 
スペニッチュ・ホラープロジェクトのこれまた一つです(調子に乗りやがって、、、)。 なんといいますかまさにスパイラル・ホラー! もう交錯しまくりの次元を超えまくりです。 いや、超えまくりというほどには超えていないんですけどね。 ホラー映画で夫婦の仲の良さを見せ付けられれば、やはりその結婚生活は崩壊してゆくのがホラー映画です。 主人公の男性の精神も崩れてゆきます。それが伝わってきます。 その変化は面白いかもしれません。 妻の夫不信になってゆくところも痛いです。 結構普通な作品なんでしょうが、自分は楽しめましたよ~。 これってアレですか?パラノーマルなんちゃらとかいう映画みたいじゃないですか? 監視カメラを使っているところだけ、、、でもあんま覚えていないんですけどね。
[DVD(字幕)] 5点(2011-05-10 23:06:51)
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