4441. ブルース・ブラザース
一本のネタをどこまでも引っ張る発想、これでもかというくらいの体力勝負。これってドリフの笑いだったのですね。それも、どちらかといえば、コメディ・ユニットに特化する前、まさにミュージシャンズ・バンドだった頃の。そう思って見てみると、大笑いするというよりは、何かしんみりしてしまいます。むしろ子供に見せた方が、素直に大笑いするでしょうし、情操教育上も良いでしょう。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2003-12-22 02:52:01) |
4442. ブルース・オールマイティ
悪くない出来なのですが、使い古されたネタなのですから、着地部分などはもっとひねりがほしかったところです。台詞がしつこいのも気になりました。 4点(2003-12-21 22:08:35) |
4443. レインメーカー
素材としては面白いが、途中から、やっていることが普通の法廷ものと同じなので、あえて人物をこのように設定した意味がない。法廷描写に時間をかけすぎない方が良かったのでは?サイドストーリーのラブロマンスも、ありきたりで中途半端です。そして実は一番問題なのがラストで、これは何の解決にもなっていないでしょう。 5点(2003-12-21 02:41:23) |
4444. すべては愛のために(2003)
《ネタバレ》 3か所のそれぞれの話に関連性や対比が薄く、まるでオムニバスを見ているような感覚になる。もっとまずいのは、肝心の難民援助とラブロマンスの関連性が不明確であり、まるで難民の問題はネタでしかないかのようにみえることである。難民援助の描写自体はそこそこよくできていたと思うので、どこか1つに集中して掘り下げた方がよかったのでは? [映画館(字幕)] 4点(2003-12-20 23:41:50) |
4445. パーフェクト・サークル
この作品の舞台は、どこか遠くの「戦場」などではありません。ごく普通の一般市民の日常生活の中を、平気で銃弾が飛び交っているのです。幾多の軍隊もの戦争映画など、裸足で逃げ出すほどの緊迫感に満ちています。ただし、主人公の死の幻想云々という設定は、不要だったと思います。 [地上波(字幕)] 7点(2003-12-20 01:59:26) |
4446. TAXi2
中身がしょぼい上に笑えもしないという、どうしようもない作品です。 2点(2003-12-19 23:08:33) |
4447. ファイアーライト
映像や音楽も一体となって、主人公の心理を的確に表現していた前半は素晴らしかったです。後半もそれなりに良かったのですが、代理母としての葛藤や苦悩がほとんどなくなっていて、単なる恋愛ドラマになっていたのが残念でした。 [地上波(吹替)] 6点(2003-12-19 00:57:41) |
4448. タップス
単純明快というか、純真無垢というか、とにかく、この何も考えてない視点はある意味で凄い。どこから見ても「こんな施設、とっとと廃止しろよ」としか思えないのだが、制作者側はこれを真面目に作ったのかどうかだけが気になる。 1点(2003-12-17 02:48:57) |
4449. グリーンフィンガーズ
《ネタバレ》 色とりどりの花々が表現する状態そのままに、刑務所もののくせして異様にハッピーな作品。大抵、こういうときは、粗暴なだけで仲間に加わらない同房の囚人がいたり、意地悪なお偉方から妨害が入ったり、ハプニングが起きて完成が超困難になったりするものですが、そんな障壁が少なくとも画面上はほとんどありません。多少起こったとしても、あっという間に解決されます。そんなわけで、見ていて前向きな明るい気持ちにはなれるのですが、囚人たちの勉強の過程、目覚めの過程はもっときっちり描写すべきだったと思うし、見る側の理解度を恐れずに専門用語・概念もがんがんちりばめるべきだったと思います。 [DVD(字幕)] 6点(2003-12-16 21:55:32)(良:1票) |
4450. 青春の輝き
《ネタバレ》 前半は、アメフット・恋・友情と、きちんとツボを押さえた青春ドラマで、何となく期待していたのですが、途中から、話がどんどん暗くなってきて・・・。ラストなんかは、ほとんど意図的に後味を悪くした感じですね。それはそれでいいのですが、ユダヤ云々をここまで強調するのなら、単にアメフットをやる高校生の描写だけではなくて、全体の背景にもきちんと踏み込むべきです。 5点(2003-12-15 01:51:47) |
4451. エアフォース・ワン
《ネタバレ》 以前見たときは、脳天気な大統領礼賛ぶりに嫌悪感しか覚えなかったのですが、改めて見てみると、心が広くなってその辺は許せます。次々に課題を提示して飽きさせない手法もなかなかです(携帯の使い方みたいな頭脳戦は、もっと見たかった気がしますが)。ただ、この作品で何が一番まずいかといって、あの妻と娘の存在です。何かにつけて「家族が!」みたいにその存在自体がハリソンの足を引っ張って、物語の上でも戦術の上でも何も機能していない。せっかく専門用語や各種機器が駆使されて緊張感が高まっても、あの妻と娘が画面に登場するたびに流れが遮断されます。あの娘には、オールドマンと対峙した際には、「父の大義のためなら、私の命など何も惜しくはありませぬ!さあ、まず私の命を取りなさい!」くらいは言ってほしいところでした。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2003-12-14 23:41:43) |
4452. ダイヤルMを廻せ!
大事なところが全部台詞の中で説明されているだけなので、映画としては全然面白くありません。倒叙系のミステリーとしても、これよりもレベルの高い話はたくさんあります。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2003-12-14 18:04:28) |
4453. スパイ・ゲーム(2001)
《ネタバレ》 何とこのタイトルなのに、スパイ・アクションがまったく登場しない。延々と回想が続く。なんだけど、この作品の構造って、最大の敵は北ベトナムでも東ドイツでもレバノンでもなく、身内の組織そのものでした、というところなんでしょうね。よって、頑張ってロケしたであろう現地のどうのこうのよりも、何気ない会議の一風景とかオフィスのちょっとした発言とかの方が、よほどスリリングなのです。その中で、作戦も極めて限定されているのですが(そしてあっという間に追跡されるのですが)、細い糸をたどるようにして何とかしてしまうところが、何とも心地よいのです。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2003-12-14 17:55:51) |
4454. フルメタル・ジャケット
前半の緊迫感は実に良かったのです。個人の背景や特徴はもちろん、本名すら描写の対象にしていないのが素晴らしい(唯一本名で呼ばれる人物は、逆に唯一人間性を保っていたということですね)。が、後半は前半とのつながりがなくて、何が表現したいのか分かりませんでした(あの程度の戦場の描写なら、ほかにもたくさんあります)。 5点(2003-12-13 02:14:22) |
4455. ジングル・オール・ザ・ウェイ
単純アホ話だからだめというわけでは決してないのですが、前半はネタに乏しすぎて単調です。最後も、それなりに格好良く敵を倒した方が逆に面白いでしょう。 4点(2003-12-12 23:06:57) |
4456. 恋人ゲーム
年上の女性に対する少年の初恋ものということでものすごく期待したのですが、これはちょっとひどい。少年がおよそ魅力なしなのも問題だし、脚本も陳腐です。見ていて恥ずかしいシーンの続出です。デミ・ムーアも大変だっただろうな。 2点(2003-12-12 01:32:46) |
4457. トゥルー・カラーズ
基本に忠実で良いです。2人のぶつかり合いだけがテーマなので、もう少し2人の強烈な個性が欲しかったところではありますが。 5点(2003-12-12 00:35:41) |
4458. モブスターズ/青春の群像
前半は登場人物の区別がつかなくてよく分からなかったのですが、後半はテンポもよくてスリリングで良かったです。美術関係もさりげなくいい仕事をしています。 5点(2003-12-09 01:27:58) |
4459. ハワーズ・エンド
「眺めのいい部屋」が駄目だったのでこの作品も期待していなかったのですが、やはり駄目でした。誰が誰とどういう関係なのか、最後までほとんど理解できませんでした。 4点(2003-12-08 01:19:45) |
4460. エリン・ブロコビッチ
素材としての目のつけどころは面白いのですが、この主人公は少しも魅力的に見えません。こんなどの会話でもすぐ怒鳴りだしたり、連絡もなく勝手に飛び回ったりする人とは、一緒に仕事をしたくないです。 5点(2003-12-07 23:16:11) |