441. バック・トゥ・ザ・フューチャー
《ネタバレ》 「バック・トゥ・ザ・フューチャー2」で30年後の未来として描かれていた2015年がついに来てしまいましたね。この節目の年を記念し、1作目を見直してみたら、新たな発見がありました。 以前はマーティや30年前のマーティの両親と年齢が近かったので、彼らに感情移入して見ていました。そして、のび太くんのようなパパが、30年経ってもジャイアンのようなビフにコケにされ続けていたのに、たったひとつの出来事を自信に、生まれ変わるサクセス・ストーリーとして見ていました。 そして中年になった今、見直すと、私はドクに感情移入していました。1955年には、ロクでもない発明しかできず、友だちもいず、変人だと思われていて、自分でも自分の可能性が信じられなかったドク。ところが、30年後の未来からやってきたマーティが、ドクが未来に大発明をすることを教えてくれ、そして何より、親子以上に年の離れたマーティがドクを友人として愛し、テロリストに殺されるドクの将来を心から心配してくれたので、ドクは自信を取り戻し、その後の30年にわたって研究を続けることができたのです。 このように、この映画は若者が見ても中年が見ても楽しめます。さらに30年後の老年になったらどんな感想を持つでしょうか。 話は変わって、ドクを演じたクリストファー・ロイドさんが8月21日に来日するそうですが、今、76歳だそうです。ということは、30年前の映画の中ではおじいさんのように見えて、46歳だったのですね。 8歳の息子いわく「この人たち(マーティとドク)どういう関係?」「友達だよ」「友達? ただの友達?」そう言われてみると、すごく不思議。年が離れているのに、固い友情と信頼関係で結ばれ、同年代の友人以上に気が合っている。過去(1955年)ではなく、現代(1985年ごろ)で二人が会ったとき(ドクがタイムマシンを発明することをマーティが知らなかったときに)、どういうきっかけでつきあいが始まったのだろうと思いました。 [CS・衛星(字幕)] 10点(2003-08-04 17:33:20) |
442. ブラジルから来た少年
20年くらい前に民放で放送されたのを見たのが最初でしたが、クローン技術という言葉も知らなかった当時、この技術の利用の仕方によってはこんな恐ろしいことになるのかと衝撃を受けました。ビデオに録ってあったので何度も繰り返して見ましたが、民放の放送はカットがあるので、ノーカット版が見たいと思い、十数年前にレンタルLD(古い!)だったかNHKの放送だったかで見直しました。それで民放の放送で途中カットされていたシーンをたしかに見ることはできたのですが、民放の放送ではあった肝心のラストシーンが無かったのです。そのシーンはほんの数分で終わるのですが、それがあるとないとではこの映画の伝えるメッセージが180度違ってしまうとも言える重要なシーンなのです。2とおりのバージョンがあるのか、いまだに不明です。原作を原書で読んで調べようとしたのですが挫折してしまいました。どなたかご存じでしたら教えてください。 9点(2003-08-04 17:25:05) |
443. A.I.
すんごくめいる映画です。 3点(2003-08-02 21:25:09) |
444. デッドゾーン
《ネタバレ》 無駄なシーンが一つもなく、最後まで引き込まれる作品。哀しい主人公をウォーケンが好演。結局主人公は最後まで報われませんが、息を引き取る寸前に、元恋人から「I love you.」と言ってもらえたことで救われたのでは? と思わなければやりきれない切ない映画です。 9点(2003-08-02 21:19:14) |
445. カプリコン・1
《ネタバレ》 予備知識なしで見て、最初はB級かと思いましたが傑作でした。録画して、何回見たか数えきれないくらい見ました。私が一番印象に残ったのは、飛行士のジェームズ・ブローリンが追手から逃げているときに、突然現れた飛行機からエリオット・グールドが手招きしているのを見て、首を前後に振って追手と飛行機を見比べて、飛行機のほうに走るシーンです。ブローリンは飛行機の上の男が何者か知らないし、怪しい飛行機から怪しい男が手招きしているのですから、信用していいかまったくわからない。そんな状況で、とっさの判断で自分の命を怪しい飛行機に賭けた、そのときの心理的葛藤はいかばかりか、と考えると胸が熱くなります。 [地上波(吹替)] 9点(2003-08-01 21:25:36) |
446. ハイランダー/悪魔の戦士
《ネタバレ》 大好きです。何回見ても飽きません。不老不死であるがために愛する者たちに先立たれていく悲しさを演じたクリストファー・ランバートが最高です。彼の妻が死んだシーンで流れるQueenのWho Wants to Live Foreverが効いてます。Queenのフレディ・マーキュリーが早死にしてしまったことを考えると、別の意味でも悲しくなります。ショーン・コネリーもいい味出してます。それなのに、ハイランダー2とハイランダー3は、いったいどうしてあんな駄作に...。 8点(2003-07-30 17:49:38) |
447. ショーシャンクの空に
10点はこの映画のためにある。これまで見た中で最高の映画。あと何年映画を見れば、この映画と同じ10点をつけられる作品に出会えるだろう、と思える傑作。 10点(2003-07-30 17:23:53) |
448. ベートーベン4
《ネタバレ》 第1~3作と同様、セントバーナード犬のベートーベンが騒動を巻き起こすが最後にはすべて丸く収まり、飼い主一家がハッピーになる、というお決まりのストーリー。私はこのシリーズが大好きなのでとても楽しめますが、ワンパターンが嫌な人にはお勧めできません。害のないストーリーなので、お子さんもOK。1~3作を見ていた方がよいとは思いますが、この作品だけ見ても楽しめます。前3作に比べると、ベートーベンの巻き起こす騒動がちょっと物足りないのが残念。 6点(2003-07-30 16:29:26) |
449. ミュージック・オブ・ハート
メリル・ストリープのはまり役。これが実話である点がすごい。私はこの話を前から知っていましたが、それでも感動しました。素直に感動できる人に強くお勧めします。 7点(2003-07-22 14:43:37) |
450. パルプ・フィクション
私には合いませんでした。評価が高い人と低い人と真っ二つに分かれているようですね。きっと私に理解できない魅力があるのでしょう。 3点(2003-07-08 18:20:37) |
451. ジョー・ブラックをよろしく
よくある恋愛ものの映画では、「どうしてこの2人が恋におちるの?」「この事件が終わったら共通の話題がなくなって別れちゃうんじゃない?」という疑問を持つことが多いのですが、この映画では、人を愛するということがどういうことかが真摯に追求されていました。秀作だと思います。 7点(2003-07-07 17:18:03) |
452. アラバマ物語
しみじみとした素晴らしい映画。英語の勉強のために読んだ原作に感動して見ましたが、原作の素晴らしさを見事に生かしていました。私は「ローマの休日」を見てグレゴリー・ペックの演技が大嫌いになったのですが、この映画を見て、その評価が180度変わりました。文句なしです。ペックはほかにも「紳士協定」と「ブラジルから来た少年」が最高に面白いと思います。 9点(2003-07-05 19:23:10) |
453. アザーズ
《ネタバレ》 シックスセンスでもラストが読めず、この映画も読めなかったのが悔しい。結末は悲しいのですが、ニコール・キッドマンが、死んでいる自覚がなかったときはいつも神経をピリピリさせていたのに、死んでいるとわかると、あらゆる心配から解き放たれて、"生き生き"して見えたのが不思議な味わいを添えていました。 8点(2003-07-05 19:11:46) |
454. 千と千尋の神隠し
《ネタバレ》 なぜあんなに評価が高いのか、どこが面白いのか、理解不能。(2点) (後日修正)前回2点をつけましたが、見直してみて修正です。わけがわからないと思ったのは相変わらずですが、あの独特の世界観がすごいなと思いました。ただ、食事しながら見てると、ちょっと気持ちの悪い箇所もあるので注意。 最初に見たときに思ったのですが、ハクってかっこよくて、前に千尋と会ったことがある→いったい本当は何者なんだろう、と期待をふくらませておいて、え~~正体はこれなのお?? 二度目に見たときは、この映画のストーリーとかシーンとか、すっかり忘れていたのですが、ハクの正体だけ覚えていました。よっぽど印象が強かったんでしょう。今度は最初からハクの正体を知っていたので、がっかりすることはありませんでしたが、あまりにも棒読みのこの声優は何者? と思ったが、きっとまた会えるよと約束して千尋と別れたのに、その後が描かれないのはどゆこと?と思いました。 [DVD(邦画)] 6点(2003-06-29 13:25:47) |
455. ムーラン・ルージュ(2001)
私には合いませんでした。最初の数分を見て、もうやめようと思いました。結局最後まで見たのですが、やっぱり見なければよかったと思いました。ストーリーが無理すぎ。選曲がおかしい。シリアスなのかコミカルなのかどっちかにしてほしい。なぜあの二人が引かれ合うのかまったく不明。もし自分がこの映画の出演俳優だったら、恥ずかしくて恥ずかしくて、自分がこの映画に出ていることを誰にも知られたくない。世界中のDVD屋やビデオ屋にいって、店頭に並んでいる商品を破壊してまわりたい。そんな気持ちになる映画でした。 1点(2003-06-29 13:04:13) |