441. 宇宙でいちばんあかるい屋根
《ネタバレ》 個人的には結構好きでしたね、この作品。 主役の清原果耶という子は本作が映画初主演なんだそうですが、これがまた凄く良い演技してたなと思うんです。 彼女の魅力がまず本作一の見どころです。それから屋上のちょっとファンタジックな雰囲気とか、 お部屋から街並みから全体としてとても綺麗な画で描かれていて、それもまた彼女の魅力と相まってよかったです。 ストーリーも、じんとくるものがあり、それでいて爽やかなラブストーリーでもあり、好みの世界観でありました。 [DVD(邦画)] 7点(2021-05-19 16:13:06) |
442. ワンダーウーマン 1984
《ネタバレ》 前作とはだいぶ趣の違う作品でしたが、案外良かったかなと思います。 マックスにしろバーバラにしろ、元から悪人だったわけではないんですよね。 それどころか、誰しもが真の願いなるものを持っていて、それが基本的にどれも悪どい。 みんなの願いが叶うとしっちゃかめっちゃかな世界になっちゃう、 何かを得るには何かを失うのよ、という道理が描かれるわけですが、 単なる勧善懲悪よりは、たまにはこういうのもいいなと思います。 ダイアナにとっての失うものは元カレで、意外にもグッときちゃいました。 そんでマックスが最後に息子と抱き合うシーンも、ベタなのにこれまたグッときちゃった。 アクション映画としては物足りない気もしましたが、ストーリーは悪くなかったです。 [ブルーレイ(字幕)] 7点(2021-05-04 17:31:45) |
443. ビルとテッドの時空旅行 音楽で世界を救え!
《ネタバレ》 いや〜、自由さが半端ない作品でしたね。 音楽における歴史上の人物を一人ずつ集めていく展開が個人的に面白かったです。 あと、殺人ロボットがフリーザ様のコスプレにしか見えないんですけど(笑)、 見終わってハッピーな気持ちになれる優しい良作でありましたね。 [DVD(字幕)] 7点(2021-05-04 14:20:11) |
444. 魔女がいっぱい
《ネタバレ》 さすがはロバート・ゼメキスだなぁと思いました。安定した、王道の面白さを見せてくれます。 アラン・シルヴェストリの音楽も、まさにハリウッド映画の王道の付け方で、ある種の懐かしさまで感じた次第です。 魔女たちは口が裂けていて、手の指は三本で足の指はなく見た目は結構恐ろしいのですが、 それに対してネズミに返信させられた子供達は可愛らしく実に愉快で笑えたりもします。 そういう様々な要素が一体となっていて、新鮮味があって面白かったです。 特にラストでは子供たちは当然人間に戻ると思っていたので、そういういい意味での裏切りもまた楽しかったです。 [ブルーレイ(字幕)] 7点(2021-04-26 15:32:52) |
445. STAND BY ME ドラえもん2
《ネタバレ》 すごくレベル高いなぁと思いましたね。 前作も良かったんですけど、本作もまた良作でありました。 本人同士で喧嘩するのび太くんのダメっぷりに笑ったかと思えば、 結婚式でののび太くんのスピーチにしっかり泣かされる。 それをまたおばあちゃんが見て涙するわけですよ。いや〜グッとくる。 普通のアニメのドラえもんがキッズたちのためのものなら、このCGの方は大人のためのドラえもんですね。 そしてタレントさん達が声優に挑戦してましたが、これもまたみんな上手くてね、 見ていて違和感がなかったのもまた素晴らしかったです。 [ブルーレイ(邦画)] 7点(2021-04-22 16:33:56) |
446. 透明人間(2020)
《ネタバレ》 わりかし良かったかなと思います。 なんの知識もなしに見たのですが、最初はゴースト系の映画かと思っていたら、 実際に透明人間スーツを作って付き纏う科学者という設定で、ありそうでなかったなぁと。 周囲の人から見れば、主人公は単なる頭のおかしい狂人にしか見えないでしょうから そのあたりの孤独さ、もどかしさがひしひしと伝わり主人公に肩入れをしたくなる。 段々とマッド化していく主人公の表情にも注目。 [インターネット(吹替)] 7点(2021-04-20 15:10:54) |
447. きみと、波にのれたら
《ネタバレ》 なかなか良かったです。 二人の仲睦まじさ、ドライブしたりサーフィンしたりといったシーンを始めとして、とてもリアルに描かれてます。 アニメでもちゃんとそこ描くんだ〜って思うシーンもあって、個人的には好感が持てます。 だからこそ、予期せぬ不幸な展開に「まじか、、、」と驚き。 そこからは水の中にだけ現れる彼氏さんというファンタジー展開になるわけですが、 つまるところ残された彼女がこれからどう折り合いをつけるかという話ですね。 そういう、リアルとファンタジーの掛け合わせの妙という作品です。 [ブルーレイ(邦画)] 7点(2021-03-10 16:19:29) |
448. 幸せへのまわり道(2019)
《ネタバレ》 なかなか良かったと思います。 アメリカ人ではない自分にとってフレッド・ロジャースさんのことはほとんど存じ上げないのですが、 それでもちゃんと楽しめたし感動もしました。 彼の人となりを深く掘り下げていくような内容ではないんですけど、 それでも夫人が少しだけ語っていた、主人は実は短期なのよって言うのが印象深くて。 最初から聖人のような人なのではなく、短期な自分を意識的にコントロールしていって身につけたものなんだって そう言うさりげないところに人の奥深さが垣間見れて良かったなって。 そして人間にとっては「赦す」と言うものが一番難しい行為なのではないかと思うのですが、 それが主題になってるから誰しもが共感できるのではないかと思います。 人形劇の世界に主人公が入り込むちょっとシュールな展開も面白かった。 [ブルーレイ(字幕)] 7点(2021-02-23 18:08:33) |
449. 七年目の浮気
《ネタバレ》 本作を見て、マリリン・モンローって本当にチャーミングな女性だったんだなぁと再認識致しました。 この全身真っ白のドレスが実に印象的。マリリンといえばやはり有名なのは地下鉄からの風でスカートがふわ〜てなるシーンですよね。 今見ればそんな刺激的でもなんでもありませんが当時の殿方はドキドキしたんだろうなぁと思いました。 リチャードが、不安からくる妄想を繰り広げるんですが、それがいちいち面白い。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2021-01-25 19:18:29) |
450. 引っ越し大名!
《ネタバレ》 今の転勤のようなことが江戸時代もあったんですねぇ。それでいてお城の引っ越しですから規模が半端ない。 賛否あるでしょうが、そういう史実をこんなふうにコメディ風に仕立て上げたのは素晴らしいと思います。 歌ってみたり、ユニコーンの曲がエンディングであったりと全体として軽いノリなんですが、 切腹命じられたり戦があったりと本当は厳しい時代であったと思います。 そういうのを重くせず軽く見せるところに苦心が見て取れます。 星野源 、高橋一生共によかったですし、高畑充希はこの手のキャラがすっかり板についてますね。 好みのシーンは、大事なものなら全て書き記すこと出来るだろう言ってお宝を没収するシーンと、 元武士さんたちの手で美しく耕された農地のシーンかな。 [ブルーレイ(邦画)] 7点(2020-12-26 16:05:40)(良:1票) |
451. 映画ドラえもん のび太の新恐竜
《ネタバレ》 なかなか良かったんじゃないかなと思います。 なんか勝手にリメイクかなと思ってたので、「あれ、ピー助じゃないの?」なんて 思ったんですが、実はオリジナルストーリーでありました。 んでその新しい恐竜であるキューとミューが実に可愛らしいんですよね。 そんでのび太くんとキューがシンクロしていきまして、お互いに頑張るっていうね。 友情を見せられまして、やればできるんだぜ、みたいな教訓を、視聴する子供達に教えていく内容です。 自分が子供に帰った感覚で見るとですね、これは良い出来栄えだろうなと素直に思いました。 [DVD(邦画)] 7点(2020-12-17 19:53:51) |
452. ラストレター(2020)
《ネタバレ》 良かったです。ファンタジックで、ロマンチックで、爽やか。 いつもの如くこの空気感や映像美、カメラの動きや撮り方など一目で岩井俊二の映画だなぁってわかる。 彼のこの作家性に唸らされますねぇ。 みんないい演技してたと思うけど、特に森七菜さんがすごい巧かったなと思います。とてもナチュラル。 鑑賞中ずっと学生時代のことを思い起こしてしまって、自分はあまりいい青春を過ごしてないと思ってましたが、 そういうほろ苦さこそまさに青春というものなんだなと痛感しました。 [ブルーレイ(邦画)] 7点(2020-11-04 16:07:40) |
453. ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語
《ネタバレ》 若草物語といえばこれまで何度も映画化されてきた有名な小説。 人に知られているお話をまたどんなふうに映像化するのかしらと思い観てみましたが、 現代を代表する女優達が総集結しているだけあり実に見応えありました。 特にシアーシャ・ローナンが素晴らしい。 才を持つ自立した女性として生きたいという気持ちと恋心や寂しさの狭間で揺れ動く感情をうまく演じておられました。 そして気鋭の若手監督さんということで、古典で型にハマりがちなこの題材を 良くも悪くもフレッシュにこしらえております。 全体として軽快なテンポで話が前後する構成。個人的にはもう少し緩急や分かり易さも 欲しいかなと思いましたが、これもまた一つのチャレンジなのかなと好意的に考えました。 [ブルーレイ(字幕)] 7点(2020-10-19 08:17:46) |
454. ジュディ 虹の彼方に
《ネタバレ》 いくつか印象的なシーンはありますね。 ゲイのカップルの家にお邪魔して交流するシーン、とても良かったです。 一般的な歌手さんでもあんな風にファンと交流することってあるのかな、と思ったり。 そして公衆電話で子供に電話をかけるシーン。彼女の孤独さがとても伝わってきて胸に染みました。 ラストの虹の彼方にで観衆が歌うシーンはグッときたなぁ。 いや率直にいうと、全体的に何か今一つな印象も否めないんですが、 決して悪い作品ではなかったと思います。7点献上。 [ブルーレイ(字幕)] 7点(2020-10-16 16:07:01) |
455. 架空OL日記
《ネタバレ》 ドラマ観てないし予備知識もないのですが楽しめました。 ちゃんと笑える上に、普通は聞いてて嫌になる人の陰口も面白くする稀有な作品ですね(笑)。 それにOL達のささやかな世界観が実に小気味良かったです。 あと、みんな演技がすごくナチュラル。OLの更衣室にお邪魔してるような感覚があってグッドでした。 [DVD(邦画)] 7点(2020-10-13 12:09:28) |
456. 見えない目撃者(2019)
《ネタバレ》 オリジナルや中国リメイクの方は見てませんが、やはり何度もリメイクをしたくなるような 秀逸なフォーマットだなと思いました。 主人公の人無敵すぎ〜警察無能すぎ〜ってのはその通りなんですが、まぁ娯楽作品なので多目にみます。 主人公は盲目ということで、犯人から逃走するシーンは一層手に汗握る感覚がありました。 刑事さんたちが殺されちゃったのは悲しかったですね。グロて好きなシーンもなかなかリアルで良くできてました。 [インターネット(邦画)] 7点(2020-09-29 15:54:40) |
457. 1917 命をかけた伝令
《ネタバレ》 ものすごく技巧的な映画でした。 全編ワンカット風の作品ということで鑑賞してみましたが、本当にどうやって撮ったのかなと思うシーンばかり。 よく見てると、ここでカット割ってるんだなというポイントが見受けられるのですが、 それにしてもそもそもなんのカメラで撮ってるんだろうとか、 ドローンみたいなので撮ってるのかなとか、そういうシチュエーションはやはり気になります。 演じている方々も、長いセリフ覚えてミスできないし大変だっただろうなとか余計な心配してしまいました(笑)。 ただ技巧的に凝ったハードに対してストーリーの方はそこまで心揺さぶられるものではありませんでした。 [ブルーレイ(字幕)] 7点(2020-09-06 08:32:52) |
458. ガールズ・ステップ
《ネタバレ》 なかなか良かったですね。 同じクラスの中で、友達をとるか部活をとるかみたいな葛藤とか、仲間外れにされたくないとか、 すごく共感できるんですよね。あぁ学生時代ってこういうのあったよなぁって。 ダンス教えてる先生もまた似たような過去があって、どんな人もみんなそういうのあったんだよ、みたいな 流れがとても良かったと思います。 不良少女の子やガリ勉の子などキャラも立っていて、演技もそれなりに良かった。 そしてラストのダンスシーンも巧かった。人としてもダンスも、しっかりと成長を感じさせる作品でした。 [インターネット(邦画)] 7点(2020-08-20 19:01:48) |
459. いぬやしき
《ネタバレ》 想像していたよりも良く出来ていて面白かったです。 ストーリー自体はヒーローものによくあるパターンで目新しさはないのですが、 主人公が木梨憲武扮する初老の男性というのが今までになく、ノリさんのキャラも相まってハマり役でした。 悪役である獅子神も、実に不幸続きなもんで彼の気持ちに肩入れしたくもなります。 CGの出来栄えもこれまでの邦画のレベルを超えていて丁寧に作られておりました。 [インターネット(邦画)] 7点(2020-08-17 14:47:40) |
460. ペット・セメタリー(2019)
《ネタバレ》 30年ぶりのリメイクということで拝見いたしました。 つめが甘いと感じるショットもあるにはあるんですが、ストーリーとしてはやはりさすがだなぁと。 ホラー映画は個人的には理解不能な展開に辟易することも多いのですが、 ペットセメタリーは超常的な話でありながらもすんなりと受け入れることができます。 それはやっぱり、人々のトラウマや罪の意識や願いといったものがストーリーと上手くマッチしてるからでしょう。 ラストは驚きと怖さを感じました。 [DVD(字幕)] 7点(2020-07-31 22:49:48) |