441. 扉を開けて
冒頭の1980年代のお色気御家芸・シャワーシーンや、ファンタジー女子のビキニコスチュームなんかに血道をあげるヒマがあるなら、キャラクターの掘り下げや、「薄い・軽い・なんとなく」という80年代特有の脚本・演出などに、もう少し時代に取り残されない努力をするべきである。 「気がつけば異世界」モノのパイオニアとして評価すれば良いのかしらんが、物語の唐突さに開いた口が塞がらなかった。 「幻夢戦記レダ」で6点も入れている私が、言えた義理ではないのだが。 蛇足ではあるが、すごい気まずいサブキャラの名前を発見。 [DVD(邦画)] 2点(2009-11-13 01:28:44) |
442. Genius Party Beyond
前作に引き続き、好きな映像作家が目白押しな豪華作品集だったのだが、今作は非常に退屈だった。 [DVD(邦画)] 3点(2009-11-09 03:17:07) |
443. 女囚さそり 701号怨み節
一作目の衝撃、二作目の混沌さ、三作目の痛快さからして、四作目はグズグズ。 脚本のテンポ、演出が大人し過ぎて、突っ走れていない。 「さそり・梶芽衣子」の相変わらずの美しさだけで突っ走るには、色々と邪魔が多かったように思える作品。ファンとしては非常に残念なシリーズ最終作品である。 [DVD(邦画)] 4点(2009-11-09 02:36:18) |
444. 必殺!5 黄金の血
冒頭の安っぽい特撮コウモリの登場、金鉱山での虚仮脅し血飛沫、ゲスト仕事人の珍妙さ、女子プロレスラー起用、砂浜に隠された金塊をぶっ飛ばす破壊力抜群の花火などなど、製作についての数多なる突っ込み所。 そういえば「ヤりてぇ」という台詞しか言ってない中村主水、シリーズの屋台骨を支えてきた鍛冶屋・政のあっさり殉職、かんざし一本で大量殺戮のスーパー飾り職人・秀、地獄組みというヒネリのないネーミングとは裏腹に激弱暗殺集団、ふらふらぷるぷるとした夢見がちな予知夢娘役として稀に見る大根役者っぷりを披露した、今をときめく(2009年現在)酒井法子…嗚呼、キリがない突っ込み所の配役・脚本。 なんたる威風堂々とした駄目邦画なのか。 [DVD(邦画)] 1点(2009-11-09 02:28:36) |
445. ブラックサイト
ちょっと、どっち着かずで散漫な印象。サスペンス物として脚本を練るか、猟奇殺人物として意匠を凝らすか。そこらへんをもうちょっとハッキリさせていれば、もう1、2点は平均点が上がったのではないか?設定は悪くないだけに、勿体無い。 しかし、作中の興味本位で悪趣味な殺人サイトを閲覧し、少なからず凶行に加担していた奴等と、この作品をそれなりにワクワクしながら観ていた私。一体どう違うというのか?と、ついつい考えてしまった。 これが製作者の狙いだとしたら、中々見事と言えなくもないかも。 [DVD(字幕)] 6点(2009-11-05 23:50:44)(良:1票) |
446. 必殺4 恨みはらします
真田広之や老中の子倅かぶき者達を始めとするキンキラ衣装には閉口してしまうが、キャスティングや遊びのない脚本などを観るに、これは劇場版必殺シリーズの最高峰といっても、イイんじゃないでしょうか。 リアルタイム本放送世代の私としては、蛇足ながら「影の軍団、必殺シリーズ参戦?」と、感じてしまった。 [DVD(邦画)] 6点(2009-11-05 23:42:18) |
447. エクスタミネーター
先日、本作のVHSの中古品をゲットし、ウン十年振りに鑑賞。 ベトナム帰りの病んだヒーローが、ぶっ飛んだ倫理観を以って悪人たちをバチバチ処刑に処すという、痛快さとグロテスクさがソコソコ面白い。 で、この映画を観ていて気になってしまうのは「あのミンチ機、縛っている鎖の所で壊れちゃうんだろうなぁ」という点。ウン十年前に観たときも、2009年現在も、変わらず懸念してしまう。 [ビデオ(字幕)] 6点(2009-11-05 23:35:08) |
448. 女囚さそり けもの部屋
三作目にして、さそりの凶暴性は、もはや都市伝説の域に。その美しさにとやかく言うつもりは皆無だが、ちょっと怖いよ!下水にガソリンを撒く警察の無茶も、ちょっと怖いな! [DVD(邦画)] 7点(2009-10-30 03:07:20) |
449. 必殺!Ⅲ 裏か表か
仕事人って、普段は衆目の隙間をぬって仕事をこなす暗殺集団な訳ですから、多勢に弱いのは当たり前で。そこが当たり前のように、「必殺」の醍醐味を殺していますね。いくら「必殺」だからって、その大前提を殺してしまうのは如何なものか。 しかし、さすが工藤栄一。主水らがそれなりに渋く、格好良く、痛快。ちょっと文句もつけにくい作品に仕上がっていました。 蛇足ながら気になったのは、晒された「弐」の首の高さ。高過ぎて誰の首か、それじゃ見えないって!一階にいた仕事人たちからは、特に。 [DVD(邦画)] 5点(2009-10-30 02:59:17) |
450. レニ
レニの波乱に満ちた終生を、レニの過去作品を折り挟みつつ、三時間たっぷり堪能できるという盛り沢山な内容に、食傷を覚えるくらいに堪能させられました。 特に、ナチに関する話題になると年齢感じさせない位に目の色を変え激昂するレニの姿が興味深く、観ていて少し痛ましかった。 そして、想像していた通りのレニのこだわりっぷりというかワガママっぷりに、改めて感心させられた。 レニが出演・監督した過去作品、ホント観てみたいなぁ。 [DVD(字幕)] 8点(2009-10-23 05:51:59) |
451. ヘブンズ・ドア(2009)
想像通り、元ネタ・ドイツ版「ノッキング・オン・ヘブンズ・ドア」の面白さに寄りかかり過ぎただけの、縮小再生産映画でした。 キャストやカメラワーク、音楽なんかにはそこそこセンスを感じるものの、どうしてもオリジナル版の良さと比べてしまう。 残念ながら、及第点止まり。 アンジェラ・アキのエンディングも、ちょっと醒める。日本語訳「ヘブンズドア」って… [DVD(邦画)] 5点(2009-10-23 00:37:54) |
452. 点と線
ミステリとしての醍醐味は、清張原作の甲斐あって申し分ない。だが、人間ドラマとしては、すこしお座成り感が。今更ですが、加藤嘉ってホントに良い役者だなぁ。 [DVD(邦画)] 6点(2009-10-23 00:30:11) |
453. 劇場版 空の境界 第四章 伽藍の洞
アクションや語りとしての見せ場を完全に逸していて、何かスッキリしないなぁ。フラストレーションだけが残ります。一作品としては、ちょっと評価しにくい。 ファンからすれば両儀の包帯姿が萌え所なのだろうが、そんな属性を解ない私には、そのサービスは不発している。 [DVD(邦画)] 4点(2009-10-15 01:07:48) |
454. スパイダー パニック!
《ネタバレ》 産業廃棄物で巨大化したクモがアメリカの片田舎を襲う!という、なんのヒネリもない直球勝負の脚本に潔さを感じました。アホくさいくらいに予定調和的な作品なのですが、好印象です。 特に、ギャグとしか思えない「クモの鳴き声」に、何故か微笑ましいセンスを感じました。 蛇足だが、ラストシーンで禁煙してしまう叔母さん。愛煙家の私としてはちょっとした寂しいプチ・エピソード。 [DVD(字幕)] 7点(2009-10-15 00:58:43) |
455. 里見八犬伝(1983)
ダサダサな音楽、オープニングの妙なイラストを始めとする美術・真田広之の黒メッシュを始めとするキンキラ衣装らが、致命的になりかねないくらいにヒドイ。 しかし、それなりに楽しめてしまうのは、デタラメなチャンバラムービーとしての気概と、絢爛な出演陣の熱演の賜物ではないかと思います。 とりあえず薬師丸ひろ子の可愛さを再確認させられました。 ムゲに及第以下の評価にするのも惜しまれる作品ですが、手放しに高評価もできないチャンバラ大作ですね。 [DVD(邦画)] 6点(2009-10-15 00:49:24) |
456. ショーン・オブ・ザ・デッド
愛すべきバカZOMB…もとい、愛すべきバカ「奴ら」映画。 [DVD(字幕)] 8点(2009-10-12 03:13:43) |
457. 俺たちプロボウラー
脚本や演出、人間描写、ギャグの切れなどが、終始に措いてダラダラしていて、雑。 試合シーンもラストシーンも、スカッとせず、何もかもが中途半端すぎる。 主人公たちが大麻でラリっているシーンなどは可笑しかったが、ハッパ決めて車を運転するというのは、チョッといただけないなぁ。 [DVD(字幕)] 3点(2009-10-09 01:11:28) |
458. ホット・ファズ/俺たちスーパーポリスメン!
《ネタバレ》 丁寧さと馬鹿っぽさを併せ持った脚本の見事さと、全速力でダッシュしつつも軽快な演出テンポのよさ、UKロックを主軸においた音楽センス、どれもとっても素晴らしい。 ミステリ、馬鹿ポリスコント、ちょっとした友情劇らを、破綻させず同時に楽しませるという器用な力技に、ただただ感服。 [DVD(字幕)] 9点(2009-10-05 04:10:46)(良:1票) |
459. 必殺! ブラウン館の怪物たち
《ネタバレ》 前作に続いて今作も相当惨いのだが、特に酷いのは劣化しまくった時事ネタと時事キャスティング。昔懐かしい「月曜ドラマランド」の雰囲気で撮ってしまった「必殺」映画と、みた。 1980年代・邦画の黒歴史!バブル期映画の徒花!等と、様々な蔑称するに相応しい頓狂っぷりだが、なんとこの作品松竹90周年作品との事。 [DVD(邦画)] 1点(2009-10-05 04:01:28) |
460. 戦国自衛隊
《ネタバレ》 まったく効果的でない挿入歌とアニメっぽい音楽が非常に邪魔で、この音楽と演出のせいで全体的にイロモノっぽく感じた。あ。音楽は「マクロス」の羽田健太郎か。納得。 フンドシ一丁の千葉×夏八木が「一緒に天下をとらぬか?」と語り合うシーンなんて、もはやイロモノというか…もしかして、それ、熊系ゲイ向けのゴキゲン取りなのかしらっ…?うーむ。残念ながらのノン気である私には、ちょっとそのサービスは不発している。爆笑はしたが。 そして、撮影中に何頭の馬が死んだんだろう?と、非常に気になった。きっと、ロケ弁当は「馬刺し」が振舞われたに違いあるまい。 [DVD(邦画)] 2点(2009-09-28 03:50:54) |