441. ダークスカイズ
《ネタバレ》 最初にいきなりクラークの引用が入る。この時点で犯人が宇宙人である事は暗示されるが、これはきっと真相を知って怒り出す人がいるんじゃなかろうかと気を回した結果だろうと好意的に解釈します。その後の展開はナイトシャラマンに未知との遭遇を足したかのようで何とも古風。古風すぎて何で今ごろこんな作品を?と疑問は尽きないのでした。グレイズねぇ。うんうん、確かにグレイズだね。何百万光年も離れたところから子供にイタズラしに来て何しとんねんお前らとしか言いようがないです。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2015-05-01 16:36:36) |
442. サイレント・ハウス
《ネタバレ》 全編ワンカット風撮影だが、やった意義が良くわからない。表を走るシーンではカメラブレブレ、ピント外しまくり、これわざとじゃないよね?ストーリーもありきたりの展開だが主役の女の子だけは良かった。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2015-05-01 16:22:33) |
443. テストN
《ネタバレ》 これは爆弾級。とにかくファックファックうるさ過ぎ。登場人物にまともなのがいないんで見るのが苦痛。WOWOW、良くこんなのをチョイスしたよ。 [CS・衛星(字幕)] 1点(2015-05-01 16:08:44) |
444. ハウンター
《ネタバレ》 これはなかなか難しい・・・。最初は前衛芸術かと思った。でも主役のアビゲイルちゃんはなかなかよろしい。最初はちょっと反抗期然としてたが、中盤以降がぜん家族を守るために立ち上がる。犯人の目的も動機もはっきりしないが、最後に犠牲者が一致団結して犯人を倒してめでたしめでたし。ホラーのようでいてホラーっぽさの全くない格調高い作品でした。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2015-04-30 16:25:15) |
445. シアター・ナイトメア
《ネタバレ》 着想は結構面白いと思った。長年映画館で映写技師をやっていた男が、昨今のホラー映画の下らなさに腹を立てて「最後に自分がもっとマシなのを撮ってやる」とばかりに深夜の観客がバカップル1組みの時に自分のシナリオに沿って映画を撮ろうとする。彼の昨今のホラーに対する苛立ちも何となく理解できるが、バカップルの男が見事に彼のシナリオ通りに動いてくれるんで「ご都合主義」の一語が頭に浮かんで仕方がない。ラストもそれはないだろうと言う展開でイライラが解消されずに終わります。もうひとひねりないと観客は満足しないよ、例えばあの彼氏が意外とホラーに精通してて最後に逆に映写技師を引っ掛けるとかね。残念賞でした。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2015-04-30 15:03:26) |
446. シー・トレマーズ
《ネタバレ》 このパチもん臭全開のタイトルからして全く期待できないけど、見始めてすぐ監督にブライアン・ユズナの文字が。あのB級ホラーのユズナ?これはくだらなそうと思ったが冒頭からB級っぽさ100%全開。低予算なんで怪物もなかなか姿を見せません。見せた姿もショボショボのサソリもどき。これに借金抱えた男と、学術的な名声が無いとヤバイ女がからんでグチャグチャなストーリーが展開されます。これはよほどの好事家以外は見始めて5分で思い切り後悔ですね。何しろ私でも後悔したくらいなんで。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2015-04-30 14:44:42) |
447. 寄生獣 完結編
《ネタバレ》 本後編には避けることが出来ないビッグイベントが4つもある。 1.田宮良子(田村玲子)の最期 2.市庁舎の攻防戦(市長の最期) ⒊.後藤との対決 4.浦上との対決 それぞれまともにこなしていたら3時間あっても入りきらない。そこでさまざまな工夫を凝らして尺を短くする必要がある。その結果、山崎監督は1と2を同時進行させ、そのまま間髪を容れず3に突入と言う手法を取った。尺は短くなったが、さまざまな不都合や理屈に合わない展開が生まれた。最大の不都合は新一と里美の⚪︎⚪︎のシーンだろう。「えっ?ここでそれやる?いくらなんでも唐突すぎない?」と思った人も多かったと思うが、そうするしかなかったのだ。このシーンも特に原作ファンからすると待望?のシーンなんで外せなかった。結果として珍妙な挿入となった。最後の浦上との対決シーンも、何で言い争っているのか良く分からないシーンとなった。ここでも里美が新一とミギーの関係を知ってしまっている(あそこで新一と会ったら必然的にそうなる)ので、ここでの浦上の真意(あんたうまく隠してるつもりだろうけどバレバレだよ。あんたも化け物の仲間だろう?)が伝わらない。争点がはっきりしないまま対決はあっさり終わり、観客は「えっ?これで終わりィ?」と驚きつつのエンディングとなる。一番の不満な点は後藤が全く真価を発揮しないまま終わったこと。あの原作の市庁舎での大暴れをどうやって映像化したのかと思ったら、完璧にカットとは驚いたね、これは。結果としてまともに描けたイベントは1だけであった。以上、原作ファンの過分にバイアスの入った感想でした。 [映画館(邦画)] 4点(2015-04-25 17:10:11) |
448. BEFORE DAWN ビフォア・ドーン
《ネタバレ》 本作は東京・渋谷と大阪・梅田で開催されたゾンビオリンピックのイギリスからの出展作品です。本家王道はコメディに走ることなく超シリアス作品を出してきた。イギリス・ヨークシャー地方の片田舎を舞台に、美しい田園風景の中で繰り広げられる惨劇。本作のゾンビは全身から血を流し、物凄いスピードで走ります。こんなのに追いかけられたらたまったものではない。そこに訳あり夫婦がバカンスでやってきて妻が噛まれて感染。夫は妻を治そうとするが・・・まぁ悲劇的な展開しかないですね。何とも陰鬱なラストでした。映画の出来そのものは悪くはないです。が、見る人は選びますね。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2015-04-19 13:26:02) |
449. セッション
《ネタバレ》 このフレッチャーと言う男、この映画で決して「厳しい男だが愛情あっての事で実は立派な指導者」として描かれているわけではない。もしそうならクライマックスのあの展開はあり得ない。むしろ正真正銘のクソ男として描かれている。そして音楽の世界で超一流を目指すのであればこのような理不尽な地獄を味あわなければならん事もあると訴えている。観客がラストで感動するのは彼の演奏が凄かった事もそうだが、何よりも彼がフレッチャーの鼻を明かした事に爽快感を感じるからなのだと強く思った。繰り返すがフレッチャーは人としてあり得ない事をやっている。それが劇中のアンドリューのセリフ「一線を越えた」に表現されていると思います。 [映画館(字幕)] 7点(2015-04-18 15:45:14) |
450. バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)
思ったよりは楽しめる内容でした。ハリウッドの映画俳優だって舞台に再起をかけて(命をかけて)やってるんだ、分かったか?このクソ演劇評論家め!と言う気迫だけは見て取れた。悪い映画ではないし、アカデミー賞選考委員に評価されそうな映画だと言うのも分かるが、一般の映画人としては「これがアカデミー賞?ないわぁ」でいいんじゃないでしょうか。 [映画館(字幕)] 6点(2015-04-18 15:10:36) |
451. カイト/KITE
《ネタバレ》 この散漫な脚本は監督が途中で変わったことが影響したんだろうか?あまりにも中身がなさすぎる。両親を殺した人身売買組織に復讐する女の子。狙うはボスだが、中盤現れるボスの小者臭がハンパでない。絶対黒幕おるやろと思ったらあまりにもありきたりの展開。アクションも血が飛び散るばかりでカタルシスは皆無。本作の宣伝で「タランティーノも絶賛」とか、やたら無関係な名前を持ち出すのはひょっとして中身がないから?と思ったが案の定でした。 [映画館(字幕)] 3点(2015-04-12 14:26:50) |
452. ソロモンの偽証 後篇・裁判
《ネタバレ》 これは失敗だ。完全なる尻すぼみ。前編を見た人の99%は大出君は犯人ではないと思ったはず。つまり校内裁判を開く意味はない。と言う事はみんなの予想を外す意外な展開が待ち受けているはずと思った。なのにこの展開はある意味一番あり得る結果でしかない。裁判で展開されるのはベタベタなヒューマンドラマばかり。これは大出君でなくても怒るよ。何のためにこんな裁判開いたんだって。神原君、大出君の無実を晴らすんならまず警察に行きなさい。主人公の藤野涼子もきっとなんらかの形で事件に関与してるんだろう、それが刑事である父親の「真相を知ったらお前が傷つく」と言う言葉につながっているはず、と思ったのにそれも見事な肩透かしでした。いくらなんでも宮部みゆきともあろうミステリーの大家がこんな話を書くんだろうか?何か重要な部分が抜け落ちているのでは?と思うが、真相を知るためには原作を読むしかない。でもミステリーで原作を後追いで読むのは結構しんどいんだよね。力作を期待させる前編だったんだけど、それだけに落胆も大きかったです。 [映画館(邦画)] 4点(2015-04-11 21:31:21) |
453. エグザム:ファイナルアンサー
《ネタバレ》 私、「エグザム」の本家の映画を見ずして続編のようにうたっている本作を見ました。実のところ映画自体は何の関係もなさそうですね。それでも冒頭の意味がわからず「前作を見てからの方が良かったか?」と思ったけど、実際関係はなかったようです。あの冒頭のシーンは何だったのだろう?今以て意味不明です。映画自体はそれなりに見れました。全く期待せずに見れば特に不満はないです。小道具として与えられた携帯電話が脱出に向けて役に立つこともなく終わったのが一番の不満な点でしょうか。マルコム・マクドウェルの雇い主はベテランらしく安定した演技でした。でも一人抜きんじて評価している人がいるのなら、最終試験をパスしてその人を採ればいいだけなのに。ラストが何ともしまらなかった。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2015-04-07 22:08:32) |
454. アンデッド・ウェディング 半ゾンビ人間とそのフィアンセ
《ネタバレ》 本作は東京・渋谷と大阪・梅田で開催されたゾンビオリンピックの出展作品です。出展作品の中ではもっとも面白かった。チープな演出と特撮ですが、それがコメディの雰囲気をよく盛り上げてます。ゾンビの血を吸った蚊はアンデッドとなりなんど叩いても死なない。しつこく刺し続け、刺された主人公もアンデッドと化す。が、半ゾンビとなり人間の感情を持ったまま、人間の脳ミソに執着し続ける。そのことを暗示する夢のシーンが最高の出来でした。フィアンセと小姑(妹)の確執も主人公をめぐる争いに一興を与え、最後まで飽きることなく見ることが出来ました。エンドクレジットの結婚式の写真集も大変良く出来てます。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2015-04-07 21:52:34) |
455. ジュピター
《ネタバレ》 ビジュアル期待でIMAX3Dで見ましたが率直にお金の無駄遣いでした。主人公は貧しい家に生まれて日々トイレ掃除にあけくれる毎日。いつか私も・・・と思ってたかどうかはわからんが、ある日「あなたは宇宙を支配する王族の正当な後継者でした」と使いがやってくる、ってあまりにベタ過ぎる展開。その後も王族同士の遺産相続争いに巻き込まれるだけ、えっ?これが最新のVFX使ってやるような話とあっけに取られた。唯一面白かったのは中盤の宇宙のお役所巡りのシーンかな。そこは何となくギリアムっぽいビジュアルだなと思った。最後は地球の育ての親の下に戻って「トイレ掃除も楽しいな」と前向きになる。メデタシメデタシでした。 [映画館(字幕)] 4点(2015-04-04 20:57:48) |
456. ゾンビ・クエスト
《ネタバレ》 本作は東京・渋谷と大阪・梅田で開催されたゾンビオリンピックの出展作品です。出展作品の中では残念ながら最も出来が悪かったです。オランダの作品ということでどんな出来か楽しみだったけど、緑色のネバネバでゾンビになると言うシチュエーションも意味不明で、しかもそれを活かすシーンもなく、単なるヘッポコ軍団のゾンビ退治映画でした。仮にもオリンピックに出すんならもうちょっと工夫しようよ。もちろん作った側にはそんな意図はなかったろうけど。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2015-04-01 00:28:14) |
457. ダーク・タイド
《ネタバレ》 単純な鮫のパニック映画じゃないらしいと言うのは聞いてましたが、じゃどんな映画かと聞かれると、もちろん学術映画でもなし、ヒューマンドラマにしては最後のハル・ベリーの大ご乱心はあり得ないだろうと言う事で、何ともとらえどころのない、海洋冒険物?ですかね?これは。ラストで相当な減点です。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2015-03-29 23:31:34) |
458. ウォーム・ボディーズ
《ネタバレ》 まぁアリッちゃアリなんですけど、個人的にはゾンビで恋愛と言うのは好みには合わなかったです。ちょっと展開も甘いなぁ。恋人を殺して食ったのは彼なんで、そのことを知った彼女から復讐されて殺されるのかと思ってました。何故人間に戻れたのかも納得の行く説明はなかったし何となく気分で流されてる感じがして今ひとつ乗れなかったです。最後、彼の名前はロミオと名付けるのではと思ったがさすがにそこまではなかったですね。映画の出来そのものは悪くはなかったので6点は付けていいと思います。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2015-03-29 23:21:44) |
459. ATM
《ネタバレ》 これ、リミットと同じ人の脚本ですよね。リミットは自分には合わないと感じたけど、これは合う合わない以前に失敗ですね。欧州のATMのシステムはよく知らないが、いくらなんでも緊急電話の一つぐらいは付いているでしょう?あんな消防のホースか?と言うような長いホースが出てきたり、あんなに水たまるはずもないし、あのビデオで彼が犯人なんて誤解するはずもないし、話に無理ありすぎでした。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2015-03-29 23:11:30) |
460. アフターショック
《ネタバレ》 これはかなりエグい。しかしお話の構成としてはなかなか良くできています。地震が起きるまでが結構長いが各キャラの性格や人間性が過不足なく描かれて、後の地震発生後に誰が生き残るのか興味がわいてくる。この前半部分で受けたのは男の一人がギター出して歌うシーン。あの堅物ねーちゃんも苦笑するくらいのひどい歌だが、あれで親近感も一気に高まった。地震後すぐに掃除のおばちゃんが堅物ねーちゃんを助けてくれたりして人間関係もうまくさばけている。が、その後の地獄絵図は良くも悪くもイーライ・ロスだった。情け容赦なくみんな死ぬ死ぬ。それもたっぷり苦しんだあげくに。これは見る方もダメージでかいです。ディザスター映画としてはいささか悪趣味、と言うか、この映画はホラー映画と言った方がいいです。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2015-03-28 22:48:54)(良:1票) |