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プロフィール
コメント数 583
性別 男性
年齢 50歳
自己紹介 管理人さま、レビュアーのみなさま、いつもお世話になっております。

タケノコと申します。

みなさまのレビューをとても楽しみにしています。
( まるで映画のように、感動し、笑い、ときに泣きます )

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441.  誰も知らない(2004) 《ネタバレ》 
モデルとなった事件とは細部が異なっていると言った意見が多くあるが、私は実際の事件との整合の粗は特に気になりませんでした。是枝監督ご自身も、過去に起きた事件の詳細を伝えることは念頭になく、観た人がこれを教訓としてどうするのか、未来に向けた建設的な視点で本作を撮っているように思います。こういった事件の根絶は難しい。だが、それを目指して先ずは何かできること一つ、である。これを観た人が一人でも多くこのような母親にはなるまいと心に誓ってほしいし、親であるなら子供を今まで以上に大切にしてほしい。前を向いて歩きだすラストから監督のその思いは充分に伝わり、救いのない話の中に一筋の光明を見た気がします。
[DVD(邦画)] 8点(2014-12-05 21:06:02)(良:1票)
442.  紙の月 《ネタバレ》 
今日はボジョレーの解禁日。劇中のバカップルよろしくワインでもあおりながら、素晴らしき映画に乾杯!・・と景気よくいきたいところですが、残念ながら横領犯梅澤という女に人として何一つ共感できなかったので低評価になります。そもそも、問題の少女が横領犯に変貌していく成長過程が一切描かれていないので、我々には彼女がただの不愉快な悪女にしか映りません。無駄なラブシーンを少々省いてでも彼女の成長過程を描いて、境遇によって成るべくして成った女として、もう少し彼女に人間味を持たせてほしかった。ご都合主義な展開も多い。例えば、ランチの精算でカードが切れずに膨大な借金が発覚する場面。すぐ横には天敵がいる。これはいくら何でもタイミングがよすぎる。それ以前に、800円くらい最初から現金で払えばよろしい。それともカード依存症はいちいち現金を使うことすら忘れるのか。とにかく後味がよくなかったので、明日は口直しに「ペーパー・ムーン」でも観てスカッとすることにします。
[映画館(邦画)] 4点(2014-11-21 01:29:48)(良:1票)
443.  みなさん、さようなら(2012) 《ネタバレ》 
主人公の不可解な行動。その背景には悲しい過去があり、それが次第に明らかになっていく。小説や映画などでは定番で、よく見かけるストーリー構成だと思います。いったいどんな悲しい過去が?この構成だと、この謎こそが映画のメインディッシュであると思うので、たった数カットの回想シーンで唐突に暴露をしたのでは、せっかくのメインディッシュがもったいないなと感じました。登場人物たちの語りや状況で少しずつ謎が明らかになる、といった手段でも面白かったと思います。残念ながら悲しい出来事はこの世の中絶え間ないが、主人公の"不可解な行動"によって救われた人もいたわけである。一つの不幸が生んだ一つの幸せ。悲しい出来事でもそこから始まる何かがある、この映画ってそれが言いかったのではないかと思います。
[DVD(邦画)] 6点(2014-11-06 22:25:33)
444.  最高の人生の見つけ方(2007)
キャスティングの面白さという意味では、実生活でも大金持ちの二人に、映画でもゴージャスな旅をさせては一つも面白くありません。彼らの実生活をこれ見よがしに見せつけられているようで、これは余命宣告された二人の生涯最後の旅です、と言われても残念ながらほとんど感情移入ができませんでした。そして内容以前に、このセンスのない邦題には毎回辟易する。たかが邦題、されど邦題。過去の名作を見ればあきらかだが、基本はやはり直訳が理想的だろう。「バケットリスト」ではさすがに厳しいが、もう少し作品の個性を感じさせる題名を思いつかないものか。二大名優の共演、この映画はそれだけに尽きると思う。
[映画館(字幕)] 4点(2014-10-30 16:20:14)(良:1票)
445.  明日の記憶 《ネタバレ》 
荻原浩氏の原作は既読です。原作の設定を大きく変えることなく、内容をほぼ忠実に映画化していると思います。渡辺謙さん、樋口可南子さんは言うまでもなく抜群の安定感、その他の配役も適格なキャスティングだったように思います。自分も一介の会社員ゆえに、物語の中でも特に憤りを感じたのは会社側の佐伯の扱いである。どうやら会社は時として、社員の長年の功労を都合よく忘れるアルツハイマー病を患うようだ。その反面、妻枝実子の献身や同僚たちとの別れの場面の何と温かいことか。彼が今までに注いだ愛情や築いた信頼はいつまでも皆の心にある。結局は常日頃の生き方こそが未来への記憶であり、明日の記憶になるのだ。若年性アルツハイマー病。もし自分がなったら?あなたの家族がなったら?大切な社員がなったら?誰もがこの物語の"誰か"になる可能性はあると思う。映画や本のお話とは言え、決して遠い世界の絵空事ではない。明日の記憶というよりはまさに"明日は我が身"を感じる映画でした。
[DVD(邦画)] 7点(2014-10-19 19:39:45)
446.  ロスト・ハイウェイ
もはや、デヴィッド・リンチという映画のジャンル。
[DVD(字幕)] 6点(2014-10-15 02:00:04)(良:1票)
447.  ジャージー・ボーイズ 《ネタバレ》 
あのフォー・シーズンズの大ヒットミュージカルを、クリント・イーストウッドが映画化すると聞いて非常に楽しみにしていましたが、その期待を裏切らない素晴らしい内容でした。楽曲の質は今さら改めて言うまでもありませんが、今回特に印象的だったのは、バンドメンバーが視聴者に向かって語りかける演出です。この実験的な試みに序盤は違和感を覚えましたが、観ていくうちに次第に慣れ、いつの間にかこの語りを楽しみに待ち構えるようになり、そして最後はラストのメンバーたちの粋なスピーチに思わず顔がほころぶこと間違いなし。舞台版に対する監督ご自身の思い入れもよく伝わり、この演出は結果的に大正解だったように思います。彼らが楽しそうに歌う姿はしばらく忘れられそうにありませんが、私はその彼らを楽しそうに撮影する監督クリント・イーストウッドの姿もついつい想像してしまう。映画のジャンル変われど質の高さ変わらず。老練クリント・イーストウッドの匠の技、まだまだ健在です。
[映画館(字幕)] 8点(2014-10-09 22:06:21)
448.  エレファント・マン 《ネタバレ》 
怪奇趣味的な映像の中に、ジョン・メリックの慟哭が重く心に響き渡る。見てはいけないものを見たような息苦しい感覚、初めて映画を観て"罪悪感"に近い感情を覚えた。ここにあったのは人間の尊厳と偽善と少しの愛。その昔、心が美しい怪物のような人がいて、それを多くの人が寄って集っただけ。この映画はただそれだけ。救いは何もなかった。もし私が当事者たちではない第三者のつもりなら、たぶんリンチは笑うでしょう。この映画を観たあなたはもう、見世物小屋を覗きに来た見物客と同じなのだと。
[DVD(字幕)] 8点(2014-09-04 00:26:20)
449.  スマイル、アゲイン
ジェラルド・バトラー&恋愛ドラマ、またこれかと食傷気味に思いつつも結局鑑賞。たぶん私はジェラルド・バトラーも恋愛ドラマも好きなのでしょう。(ちなみに男ですが・・)今回は主演よりもむしろ豪華な脇役たちが面白かったなア。まずはサッカーコートが全く似合わないデニス・クエイド。昔はベースボールをやっていた、などとベースボールに未練たらたらなセリフまでしっかり言うし。ベッドに寝そべるユマ・サーマンの姿はパルプ・フィクションのポスターそのまんま。そして、男を漁るキャサリン・ゼタ・ジョーンズの肉食系不倫妻は、なぜか彼女の実生活が目に浮かぶ(笑)。映画ファンなら、監督の遊び心を大いに楽しめること請け合い。
[ブルーレイ(字幕)] 6点(2014-09-01 21:56:28)
450.  代打教師 秋葉、真剣です!
当時、レンタルビデオを借りて観ました、、と言うか観てしまった。正直、テレビドラマで十分な内容です。内容や役者の質を度外視してでも、トレンド俳優を起用して話題性を最優先。映画製作で一番やってはならないことを教えてくれる反面教師のような映画。
[ビデオ(邦画)] 1点(2014-08-29 21:10:45)
451.  居酒屋兆治 《ネタバレ》 
まず何よりもキャストの豪華さには恐れ入る。皆、味のある演技と存在感であったが、やはり本作ばかりは大原麗子さんに全て持っていかれた印象。抜群の存在感は言うまでもないが、3737さんが言われているように、その役柄が彼女の実際の人生を暗示しているようで恐ろしい。その美貌と謎めいていたと言われる私生活、彼女は本物の映画女優であったと思います。題名のわりには居酒屋の場面で料理はほとんど映さないが、これは意図的だろう。居酒屋の主役はマスターであり、そしてそこに集う常連客たちの人間模様だと思うから。
[DVD(邦画)] 6点(2014-08-29 21:08:11)
452.  思い出のマーニー 《ネタバレ》 
湖畔にひっそりと建つ屋敷、窓にぼうっと浮かび上がるように佇む白い少女の姿、決して近寄ってはならない禁断の場所。これらが物語にもたらすオカルト的な空気はジブリ映画としてはとても目新しい。私の記憶では杏奈はジブリ映画史上のヒロインでは最も地味で平凡な少女だと思う。だが、そんな少女杏奈の一夏の成長と再生の物語は、置かれた境遇に泣いて、学校や家で自分の居場所を見つけられずに苦しんでいる、多くの少女たちに向けた応援歌のようにも思えた。私は、近年のジブリ作品は大人向けな内容に傾倒ぎみで、子供たちのような若い世代の視聴者を置いてきぼりにしているように感じていた。子供たちが観ても大人が観ても面白い映画をスタジオジブリには期待したいので、米林監督のような感性の若々しい後進たちにバトンを譲ったのは正解であったと思う。本作は、近年の作品には見当たらなかった新鮮な空気に満ち溢れており、ジブリ新時代の始まりを感じた。
[映画館(邦画)] 7点(2014-08-11 23:00:51)
453.  あぜ道のダンディ
邦画界が誇る名バイプレーヤー光石研さんを主演に抜擢した石井監督の男気に5点。光石さんの愛すべき親父の痩せ我慢に1点。そして、、あわよくば主役を食ってやろうという危険な存在感の田口トモロヲさんに1点。計7点。
[映画館(邦画)] 7点(2014-07-20 00:17:36)
454.  恋人たちの食卓 《ネタバレ》 
完成した料理よりは料理される直前の鯉や鶏の生きた姿を映したショット、またそれらを料理する場面に拘っているようで、"食は命の恵み"といったアン・リー監督の教えが伝わる映画です。食卓の場面は、家族たちが食を共にする場所というよりは重大な告白をする場所として描かれていたのがとても印象的でした。食べるということはすなわち、心が解放されることなのか。中華のようでどこか和食のテイストを持ち合わせた台湾料理の数々、学校や交通網に人間が所狭しとひしめく雑踏から、"台湾"という国の情景が画面を通して十分に伝わってきました。最後蛇足ながら、驚愕のラスト(笑)はどんでん返し系映画の隠れた名作としても一つおススメしたい。
[DVD(字幕)] 7点(2014-07-13 15:36:52)
455.  渇き。(2014) 《ネタバレ》 
グロさと暴力描写が尋常じゃない。時折インサートされるアニメーションやポップな場面がなければ、これは園子温監督の映画?と錯覚してしまうほどです。作品を根本から否定する意見になりますが、加奈子が明らかな人格異常者であることを、親たちがこの年齢になるまで全く気が付かない、という事実に違和感を感じました。幼少の頃から何年も共に暮らしていれば、奇行の数々はあるだろうし、その兆候は少なからず感じるはず。特に母親です。その辺にいる不良とはワケが違う、このような犯罪者と一つ屋根の下で暮らしていて、何も知らなかったではあまりにも不自然です。藤島の行動に全く賛同できないことも大きなマイナス。娘をこれだけ愛しているならば、娘のためなら何をしても許される、では日本中が犯罪者で溢れてしまいます。過度な暴力描写は他の監督に任せて、「下妻」「嫌われ松子」路線をもう一度。渇きではなく、これは私の渇望です。
[映画館(邦画)] 2点(2014-07-03 23:43:48)(笑:1票) (良:2票)
456.  キツツキと雨 《ネタバレ》 
沖田監督の映画は、テンポがよい。会話の「間」と、ゆったりとしたテンポにはかなりこだわっているようで、それは必ずしも万人受けするわけではないけど、2時間通してバランスがよくて、僕は観ていてとても心が落ち着くんだ。 山の天気は変わりやすい。仕事中に、突然土砂降りになり、干してある洗濯物がずぶ濡れになっていたり、こういうどうでもよさそうな光景を通して、彼らの日常や生活感にスポットを当てていることもよい。 役所さん演じる木こりの岸さん、その仕事ぶりは完璧。映画はこの立派な大人たちに対して、自立できない半人前の大人たち二人、そしてその成長という構図。しかし最終的に、若い映画監督さんは「なぜ映画監督に?」状態から一人前になったし、息子さんは木こりになったし、きっと「とりあえず、始めてみろ、結果は後からついてくる」が、迷える若者たちへのメッセージなんだ。 主要な三人以外では、神戸浩さんの走り出すゾンビがツボだった。 もう一つ、岸さんと助監督 (古舘寛治) に不思議な友情関係が芽生えていくのがよかった。 →2021/2/3追記。 DVDにて再鑑賞。この展開だと、冒頭に彼が撮ったゾンビ映画の完成品を (全編ではなくても) 上映していたら、ちょっと「カ〇ラを止めるな!」に似てるかも。
[映画館(邦画)] 7点(2014-07-02 21:50:03)
457.  キサラギ 《ネタバレ》 
練られた脚本もさることながら、状況とともに微妙に変化していく役者たちの表情や話し方など演技もとても見応えがあり、彼らの芸達者ぶりを堪能できます。その中でも序盤におけるいちご娘の挙動不審な存在感は際立っており、同じいちご娘とは思えない終盤近くのお父さんキャラと比較すれば、この変貌ぶりはやはり5人の中でも香川さんは別格の上手さ。そして、満を持して登場した映像の中のキサラギ嬢の、想像していた通りのB級アイドル全開の姿には思わずニンマリ。最終的には後味のよい終わり方であることもよい。確かにキサラギ嬢は鳴かず飛ばずのB級アイドル、しかも短命でファンもわずかでしたが、そのわずかの愛すべきファンたちに支えられて、幸せなアイドル人生を送った、と言えるかもしれません。
[DVD(邦画)] 7点(2014-06-19 20:35:21)
458.  インスタント沼 《ネタバレ》 
三木監督印の脱力系コメディ映画。期待を裏切ることなく「亀は意外と速く泳ぐ」の路線を継承、ゆる~い笑いと小ネタを織り交ぜながら、平凡な日常をちょっとだけ楽しくする"コツ"を教えてくれる映画です。河童や龍が実在する実在しないは別として、いないと決めつけてかかるよりは、本当にいると考えるくらいの想像力をもった方が人生は楽しいですよ、ということでしょう。麻生久美子さんはもちろん、キャスト全員ノリノリ演技がとても印象的でしたが、やっぱり三木監督作品では岩松さんとふせえりさん、このお二方のヘンテコ感が一番面白い。
[DVD(邦画)] 6点(2014-06-18 20:49:27)
459.  暗殺の詩/知りすぎた男どもは、抹殺せよ
全体的に謎の多い映画。と言うかわからんことばかりです。追跡者たちは何者なのか? デビッドはなぜ監禁されていたのか? そして彼らが何を知りすぎたのか? それらについて、僕らが知りすぎることのないまま映画は終わります。ロベール・アンリコ監督と言えば、確か「冒険者たち」でも謎めいた追跡者たちがいましたねえ・・。好きなんだろうか、こういうの。なんにせよ、監督は何かしら映画の見過ぎな気がします。しかし、エンニオ・モリコーネの物悲しいテーマ曲、終末的な雰囲気 (近未来のような) など、全体的には悪くないので、なぜか酷評する気になれない不思議な映画。
[DVD(字幕)] 6点(2014-06-11 19:14:11)
460.  とらわれて夏 《ネタバレ》 
次々と映し出される片田舎の風景。風にざわめく木々。そして不安感をあおる音楽。この片田舎で何かが起こりそうなことを充分に感じさせ、あっという間に視聴者を物語の中に引き込む、先ずこの冒頭から素晴らしい。 母子家庭の親子と脱走犯の交流。この奇妙な共存関係が成立し得たのは、親子には足りなかった父親の愛情、フランクには足りなかった家庭の温もり、このぽっかりとあいた心の隙間を、お互いが与え合い満たされていくことによって得る安堵感が、脱走犯と人質という関係からくる緊迫感に勝ったからと思います。 野球、車といった素材や会話によって伏線を張り、要所要所でそれを回収していく展開の中、特に "ピーチパイ" はただの小道具ではない何かを感じさせたが、まさかヘンリーの人生を変えて、フランクの未来をも救ってしまう代物であったとは驚きました。 映画の内容には満足でしたが、唯一残念なのはこの邦題です。原題も内容のよさも全く伝わってこない、この安っぽいメロドラマのようなネーミングは毎回いかがなものか。
[映画館(字幕)] 8点(2014-06-08 20:22:15)(良:4票)
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