4661. 星の王子ニューヨークへ行く
《ネタバレ》 基本に忠実なコメディで無難な出来なのですが、王様と庶民のギャップがもたらす笑いはもっと考えられたような気がします。あと、最後はきちんと自力で落としてほしかった。テーマ曲に+1点。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2003-08-19 00:39:07) |
4662. マスク・オブ・ゾロ
《ネタバレ》 こういう単純勧善懲悪ものは単調な展開に陥りがちなのだが、初代と二代目を配置して世代交代というテーマを織り込み、さらにホプキンスとバンデラスという対照的なキャラクターを入れたのが成功している。ゼタ=ジョーンズも、こういう時代がかったお姫様役でこそ輝きを発していますね。悪役があまり格好良くないのが難点。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2003-08-17 23:14:43) |
4663. ティファニーで朝食を
こんなに暗い話だったとは・・・。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2003-08-17 19:02:19) |
4664. 13デイズ
興味深い題材なのですが、場面のほとんどは会議室でみんなが協議をしているというものの繰り返しであって(論点もほとんど1つしかない)、映像的あるいはストーリー的にはまったく面白くありません。つまり、ドキュメント・フィルムと本質的な違いがなく、表現として中途半端なのです。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2003-08-07 02:31:15) |
4665. ブレックファースト・オブ・チャンピオンズ
すみません、何を意図した作品なのかさっぱり分かりませんでした。 2点(2003-08-06 02:31:53) |
4666. 恋人たちの予感
《ネタバレ》 今から考えると、後のノーラ・エフロンが自分で監督もした作品と違って、この作品ではロブ・ライナーのコントロールが十分利いているため、脚本の説明的な部分の弱点が比較的小範囲に収まっている。ただそれにしても、登場人物が言葉だけで動いているというか、自分の心理を自分で説明しちゃってる感は拭えないんだけどな。「夜中に電話一本ですぐかけつけるハリー」みたいな、そういう「行動」の部分をもっと見たかった。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2003-08-06 00:25:15) |
4667. 冷静と情熱のあいだ
テンポが悪く台詞にも深みがない脚本。無意味にだらだらと長く、無駄なシーンを切るということをしていない編集。ほとんど全員が下手としかいいようのない演技。雰囲気と全然あっていないエンヤの曲。これほど分かりやすい欠陥だらけの映画も珍しい。フィレンツェの景色の無駄遣い。 1点(2003-08-05 00:43:12) |
4668. ザ・フライ
《ネタバレ》 装置が開いたらいきなり蠅男登場!ではなく、徐々に崩壊が訪れるところは良かったです。砂糖とか筋肉とか何気ないところで変化を積み重ね、終盤に向けて加速し、最後もうだうだ引っ張らずばっさり終わらせるというテンポ配分も絶妙。ただし、最初の主人公はもっとまともな一般社会人の設定にした方が、後半の悲劇性が増したはず。あれではもともと蠅男の一歩手前です(・・・)。 [DVD(字幕)] 7点(2003-08-04 02:34:49) |
4669. ローマの休日
《ネタバレ》 この脚本が優れているのは、甘く切ないラブロマンスの中に、情報戦の側面を入れて、その観点からラスト直前まで一直線に統一していること(互いに自分の正体を隠しており、しかもジョーの側はアンの正体を知っているという片面的関係)。「真実の口」のシーンにしても、ペックが仕掛けたドッキリの方が有名になっているけど、その前にアンが説明を聞いて一瞬見せる複雑な表情も考えると、ここの意味は深い。ローマの街をあれこれ遊び回っているときに、それぞれ脳内で考えていることを文字起こししたら、口で言っているものとはまったく別のシナリオになるはずだ。しかもそのドキドキ感が、いつの間にかラブロマンスのドキドキ感に変容しているという語り口の巧みさ。そういった観点から見てみると、一番重要なのは、車での別れの1つ手前、ジョーのアパートのシーンではないかと思う。ここで飛び交っている心理戦の重さはただごとではないし、これがあるからこそ、その後の門前の別れのシーンや記者会見のシーンが輝いている。もしかして、アパートの段階で、アンはジョーの正体に薄々気づいていたのではないか?といった点も含めて、興味は尽きない。 [映画館(字幕)] 8点(2003-08-03 23:06:41) |
4670. 真夏の出来事
前半はかったるいだけだったのですが、終盤は森村誠一の短篇のような展開でちょっとどきどきしました。それなら、最初からそういう作りにすればよかったのに。あと、キャメロン・ディアズは、全然役に合ってないです(弱々しそうな感じがしないから)。 3点(2003-08-03 01:19:59) |
4671. 普通じゃない
設定にも無理がありすぎるが、一番まずいのは、主演の2人と天使の2人が最初から最後まで怒鳴りっぱなしで、聞いていてうっとおしいということ。 2点(2003-08-02 14:45:20) |
4672. クロコダイル・ダンディー2
1と同様、台詞のテンポが悪すぎ。しかも、やっていることはその辺の刑事ものとかと同じなので、1よりもさらに価値が落ちる。 3点(2003-07-31 23:43:58) |
4673. ルーカスの初恋メモリー
《ネタバレ》 人とのコミュニケーションは下手、運動神経ゼロ、ルックスもぱっとしない。変にプライドだけは高いから、友達も少ない。憧れのあの人は、誰が見ても自分より100万倍くらい格好良い彼とうまくいってしまう。そして、気を遣われて逆に反発する。半ば自棄を起こして、前後をまるで考えない行動に出る。このルーカスという少年は、とても他人とは思えない(笑)。葬り去ったはずの私の忌まわしいトラウマを、容赦なく引きずり出してくれる。降参するしかありません。ラストに至る流れも、これ以外にはないというくらい見事なフィニッシュです。話の結論が出た後も、きちんとその後のフォローをしているところに、製作者の優しい眼差しを感じます。●再見して気づいたのですが、ルーカスとマギーの重要な会話は、すべて「暗い場所」で行われているんですね(マンホール下、校庭の木陰、橋の下、病室)。それが作品にリズムと奥行きを与えています。それとラスト、ルーカスとリナがくっつくであろうことを、リナだけをピンで映す画面割りのみで表し切っている。この職人技術! [DVD(字幕)] 9点(2003-07-29 00:13:47)(良:1票) |
4674. JAWS/ジョーズ
前半と後半が全然別の話になっているし、主演3人のチームワークがどうみてもあまり良くないのもマイナス印象。ただ、「見えない(見せない)からこその恐怖」という概念を明確に確立した功績は、今日も色あせない。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2003-07-28 01:26:39) |
4675. モナリザ
設定は実にいいのに・・・台詞は単調だし、登場人物の誰は何をしたいのかが不明だし、一番まずいのは、ジョージはどこでシモーヌを好きになるに至ったのか、シモーヌはそれに対しどこでどのように応えているのかという心理変化がまったく見えないという点です。残念でした。 [ビデオ(字幕)] 6点(2003-07-23 23:28:36) |
4676. クロコダイル・ダンディー
ヒーロー活躍ものにしたいのか、シリアスな文化比較ものにしたいのか、主人公2人のラブロマンスを中心にしたいのか、全部が中途半端で、全然焦点が絞れていません。それと、台詞のテンポの悪さには、見ていていらいらしました。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2003-07-23 02:16:47) |
4677. マイティ・ジョー
あんな巨大ゴリラをアメリカの保護区に連れてくるという発想自体に無理があるわけで、「そんなの、パニックが起こって当たり前だろ」という気になってしまいます。なので、後で実際にそのとおりになっても、少しもどきどきしません。ただし、脳天気にゴリラを追い回す爽やか兄ちゃんにぴったりすぎるビル・パクストンには笑う。彼に+1点。 [DVD(字幕)] 5点(2003-07-22 00:00:02) |
4678. 永遠に美しく・・・
設定からしてもっとアホバカコメディになるはずなんですけど、ゼメキス監督はどこまでも真面目なのです。なので、視覚効果面が暴走する後半になると、何となく笑いも引きつってしまうのです。一方で、主演の3人も、「こういうのにも真面目に取り組むぞっ!」とばかりに、演技が重たいのです。結果、どこまでもどよんとした空気が漂ってしまっています。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2003-07-21 00:55:37) |
4679. トワイライト 葬られた過去
雰囲気は良いのですが、そもそも何が謎であって、それを誰がどのような視点で捉えているのかという点が不明確なため、見ていてまったく盛り上がりません。 3点(2003-07-18 00:19:44) |
4680. 栄光の彼方に
青春ドラマのくせに、よく見ると話が異様に暗すぎ。登場人物も、ウジウジしていたり、陰険だったり、何も考えていなかったりする人が妙に多い。制作者は実は性格が歪んでいるのではないか。ラストの無茶さにもびっくり。 5点(2003-07-15 01:03:47) |