461. グッドフェローズ
《ネタバレ》 よくあるきれい事物語ではない裏社会の人間臭さがとてもリアルで、実話らしい実話作品。イカレタ男トニーを演ずるジョー・ペシの助演男優賞も納得。マフィアのやりたい放題を他人事として観るのも悪くはないが、当事者目線になると生きた心地がしない。裏切らないことで認められた主人公が最後に恐怖から仲間を売ってしまう。中味は殆ど感じられないけど、ある種の人間に本能の赴くままに行動させると一直線に破滅に向かう事がよく分かる映画だった。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2016-11-04 20:04:19) |
462. 迷子の警察音楽隊
登場人物同士の距離感の描き方がユニークだけど、それがコメディへのこだわりなのか、歴史や文化を越えた人間性がイマイチ伝わってこない。 [地上波(字幕)] 6点(2016-11-01 22:11:39) |
463. インセプション
《ネタバレ》 夢の中でこれは夢ではと感じる時はあるが、さすがに夢の中でさらに夢を見るというのは記憶にない。 夢を単なる脳内ニューロンの電気化学的反応としか捉えていない夢の無い人間なので、なかなか共感しづらいストーリーだけど、何層もの難解な迷路には引き込まれる。 夢からなかなか抜け出そうとしない愛妻を現実に引き戻そうとした行為が、現実を夢だと思い自殺してしまう皮肉がとても印象的。 ラストのコマが回転するシーンを見て、コマが止まってしまう夢は見ないのかという違和感を抱きながら見終えた。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2016-10-28 23:37:26) |
464. 羊たちの沈黙
《ネタバレ》 3度目になってしまうけど投稿のために改めての見直し。レクターの脱走劇、バッファロー・ビルのアジト突入のすれ違い、真っ暗闇の中の殺人鬼との銃撃戦等々、初見の時のハラハラドキドキ感が鮮やかに蘇る。と同時に、細部の見落とし(ただ忘れていただけかもしれないが)に結構気付かされる。救急車で脱出するレクターが剥ぎ取った看守の顔面をマスク代わりに使っていたり、ラストシーンのレクターからクラリスへの電話で「古い友人と夕食」ってひょっとしてチルトンを食べるってこと?等々。3回目でも色々楽しませてくれる映画はやっぱり最高。 [CS・衛星(字幕)] 9点(2016-10-26 16:13:54) |
465. オリヲン座からの招待状
「加瀬亮→原田芳雄」はどう見ても同一人物に見えない。宮沢りえと樋口可南子はすごくがよかったけど、他の人たちのいかにも演技しているような表情と感傷を誘うようなBGMがちょっと鬱陶しい。生ぬるいストーリーも物足りなかった。 [地上波(邦画)] 6点(2016-10-24 22:49:56) |
466. 闇金ウシジマくん
それなりに引き込まれるけど、丑嶋も未來も純も半端なく中途半端で違和感大。 [地上波(邦画)] 4点(2016-10-21 22:27:18) |
467. ザ・ロック
これぞ90年代ハリウッドアクション映画。中味は殆ど感じられないけど。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2016-10-19 22:34:30) |
468. ボビー・フィッシャーを探して
囲碁や将棋と比べると明らかに底の浅そうなチェスだけど、トップを極めるには同情や手抜きは禁物。少年の才能は不明だが、性格や価値観は勝負師向きではないようだ。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2016-10-17 23:44:27) |
469. ボーン・スプレマシー
再見。長いカーチェイスに偽善的なラスト。主人公のキャラも中途半端だし、視覚より想像力で見てくださいと言わんばかりのブレブレ映像が次第に鬱陶しくなる。1作目以上に期待してしまったのが悪かった。 [地上波(吹替)] 6点(2016-10-16 22:49:45) |
470. ボーン・アイデンティティー
CIAものの行動探知システムは凄過ぎるけど、このミステリアスな展開がたまらない。評価のために改めて鑑賞したけどハラハラドキドキは相変わらず。続編にも期待したけどストーリー性で1作目を超えられないのが残念。 [地上波(吹替)] 8点(2016-10-16 22:49:00) |
471. オズ
あちらでは誰もが知ってるドロシーなんだろうけど、相性が悪いのか「オズもの」の面白さが理解できない。ブロードウェイで「シカゴ」を見ようと思って「ウィキッド」にしてしまい後悔したことを思い出す。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2016-10-15 22:46:40) |
472. 戦争と平和(1956)
文学の薫りがまったくしない「戦争と平和」。こんな深みのない作品があってもいいとは思うけど、評価のためだけに観るのは長過ぎる。能天気なオードリーも風情がなかった。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2016-10-15 00:05:40) |
473. ザ・フライ
《ネタバレ》 どんどんグロくなっていくセスを平気な顔で抱擁するベロニカ、彼女の優しさが凄過ぎる。妊娠した彼女からサナギが出てきたり(夢だったけど)、セスが口から消化液を出してベロニカの元彼の手足を溶かしてしまったり、中味はずいぶん嘘くさいけど、あまりのグロさに思わず吹きだしてしまう。 [地上波(吹替)] 7点(2016-10-13 23:06:10) |
474. 利休にたずねよ
海老蔵はミスキャストでは?演技でカバーしようとしているんだろうけど、野性的過ぎて全くそれらしくない。それでも途中までは何とか我慢できるが、高麗女との回想シーンあたりからこれはギャグかと思わせるような中味に苦痛感だけが増してくる。 [地上波(邦画)] 3点(2016-10-11 23:31:03) |
475. ラッシュ/プライドと友情
常に死と向き合ってトップを争う二人のレーサーの壮絶な精神と素直でない友情に引き込まれる。F1に興味はないけど実話のドラマチックなライバル関係は見応え十分。雨の中の最終戦、ジャパングランプリに富士山が見えないのが寂しい。 [CS・衛星(吹替)] 8点(2016-10-10 23:12:10) |
476. あの子を探して
13歳の少女の無知からくる無謀さがとても強烈。彼女の自己中的一途さが微妙に変化していく違和感はあるが、その健気でひたむきな行動が次第に心に響いてくる。貧しさの中の逞しさ、大人達の悪意の無い本音や優しさが人間臭く伝わってくるが、同時にこの国の図々しさの源を垣間見た気がする。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2016-10-09 23:56:00) |
477. ブラック・ウィドー(1987)
次から次へとホイホイ引っかかる資産家、粗雑なシナリオにそれなりのオチが付いた2時間ドラマ風サスペンス。 [地上波(吹替)] 4点(2016-10-08 00:13:17) |
478. 夢(1990)
《ネタバレ》 狐の嫁入り、桃の節句、雪女、一人生き残った中隊長、ゴッホの絵、富士山に原発汚染、鬼になった人間、水車村の葬式、延々と巨匠の夢が続く。人は一度名声を得るとずっと引きずるものだということが伝わってくる。 [CS・衛星(邦画)] 3点(2016-10-07 09:01:57)(笑:1票) |
479. ショウほど素敵な商売はない
歌とダンスは古き良きミュージカルだけど、中味がなんだかねぇ・・・ [CS・衛星(字幕)] 4点(2016-10-06 20:47:01) |
480. おしゃれ泥棒
アラフォーで年を重ねてもかわいいね。軽妙洒脱で楽しい作品でした。 [CS・衛星(吹替)] 7点(2016-10-05 22:36:05) |