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コメント数 895
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自己紹介 ハリウッドのブロックバスター映画からヨーロッパのアート映画まで何でも見ています。
「完璧な映画は存在しない」と考えているので、10点はまずないと思いますが、思い入れの強い映画ほど10点付けるかも。
映画の完成度より自分の嗜好で高得点を付けるタイプです。
目指せ1000本!

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461.  ホワイトハウス・ダウン
破壊王エメリッヒのフィルモグラフィの中では"控えめ"な方。過去にホワイトハウスが巨大UFOに破壊されたり、世界が凍結されたり、終末世界までやってきたので驚きはしない。なのでリアリティ無視の荒唐無稽な展開だろうが、脚本は意外と悪くないので比較的話に集中できる。ほとんど『ダイ・ハード』的テンプレートなのは目を瞑っておこう。個人的には未見の『エンド・オブ・ホワイトハウス』とセットで、ビッグサイズのファーストフード片手に、頭空っぽで最高の贅沢を楽しみたい。
[地上波(吹替)] 6点(2018-07-20 19:30:00)
462.  クラッシュ(2004)
現在でも燻ぶる人種問題において2時間でまとめた脚本は巧い。人間は脆くて弱くて、恐れから威嚇して、それでも人間の善性と希望を信じる。しかしながら、テーマ以上に心動かされるものが少なかった。面白いけど切り口がどこかで見たことがあって新しい発見がない。普遍的とも言えるが、「だから何?」で済まされる話でもある。「同性愛映画に作品賞あげたくないから、仕方なくそちらにしました」という印象が拭えない。
[映画館(字幕)] 6点(2018-05-21 22:06:47)
463.  エタニティ 永遠の花たちへ 《ネタバレ》 
極力台詞を抑え、絵画のように艶やかな映像に徹した作りは、フランス映画には珍しくないことだが、これが今までアジアを舞台に映画を撮ってきたトラン・アン・ユンだとすると意味合いが違ってくる。上流社会の多生多死を一定の穏やかさで淡々と描く点では初期作品『青いパパイヤの香り』に似ており、原点回帰と言える。現代みたいに医療が発達していない19世紀末、早死にする子供も少なくない。女は命を賭けて繁栄の象徴である多くの子孫を残そうとする。新たな命に多く巡り会うも、先立たれてしまう命も多い無常感があり、東洋思想とは無縁ではなかろう。家族の繋がりが濃密で、人と人との繋がりを大事にし、お互いに助け合う当時において、女性の社会進出、他者との関係が希薄になっていく現代の多様な価値観とは相容れない部分がある。それでも、いくら裕福で幸せの形が時代と共に変質しても、出会いと別れは人間の器を大きくする。
[DVD(字幕)] 6点(2018-05-06 18:06:41)
464.  ラスト、コーション 《ネタバレ》 
冒頭、麻雀に興じる女たちに象徴されるように、相手の心を如何に探り、撫で操るか。孤独と空虚を抱えた男は娘の肉体を求める。娘はそこから心を開かせて破滅へ導く。ところが愛してもいないのに、「逃げて」と言ってしまったのだろう。彼女もまた肉欲に耽るうちに、その孤独に共鳴してしまったのか。いつか訪れる終わりを拒絶した娘には、復讐が形だけのものであることに気付きながら意思が揺らいでしまい、成功後の虚無感を受け入れる覚悟はなかった。ごっこ遊びの域から出られなかった彼女ら活動家は死に、敗戦濃厚な日本を前にした男にも破滅が待っている。「肉欲を戒めよ」。ひとときの愉しみを求めてしまったために、胡蝶の夢のようにただただ虚しかった。
[DVD(字幕)] 6点(2018-04-23 19:17:38)
465.  エネミー・ライン
先に『ブラックホーク・ダウン』を見てしまうと迫力負けするかも。全責任を背負って主人公を救出しようとする上司役のジーン・ハックマンが画を引き締め、反面、主人公役のオーウェン・ウィルソンの終始情けない顔で安心感なくて良い。MVPはどこまでも追ってくるジャージ姿のセルビア兵スナイパー。陰の纏い方が半端ない。
[DVD(字幕)] 6点(2018-03-12 20:28:26)
466.  フローズン・リバー 《ネタバレ》 
非常に低予算の映画だ。だからこそ、荒涼とした土地に並ぶトレーラーハウスと、寒さと貧困に疲れ果てた低所得層の姿がリアリティを生む。最初は対立していた二人が、一度捨ててしまった赤子を救ったことから、母親しての連帯感が生まれる過程と、不法入国の斡旋による「見つかるかもしれない」というサスペンスが共鳴する。凍った川を隔てる現実と希望がいつかは氷解し、絶体絶命に陥った時、男勝りでタフなメリッサ・レオの決断は、彼女たちの家庭に春が訪れるのだろうか。疲弊していくアメリカの現状を低い目線で捉え、他人事ではいられなくなる。たとえ社会から見捨てられても、悩んでいる暇もなく、彼女たちは逞しく生きていく。
[DVD(字幕)] 6点(2018-03-02 18:20:43)(良:1票)
467.  オール・イズ・ロスト 最後の手紙 《ネタバレ》 
登場人物はたった一人。台詞も背景説明もほとんどない。ロバート・レッドフォードが老体に鞭を打ち、ひたすら生に執着する姿を追う。難破することによる海水の恐怖がジワジワ迫ってくる演出、その時間との闘い、八方塞がりな絶望感の描き方が上手い。退屈させないように違和感なく幾多の困難を挿入してくるところにリアリズムの極致を見た。海とは無縁の生活をしている自分にとって、自然が如何に畏怖に満ちあふれ、人がどれだけ無力な存在かを再確認できるが、たったそれだけ。このような死の恐怖に直面しなければ、主人公に共感することは難しい。
[DVD(字幕)] 6点(2018-02-14 00:03:46)
468.  プリズナーズ
某レビューサイト(ここではない)で警告なしにネタばらしした輩がいて、そのせいで本作の面白みが半減してしまった。それだけネタばれ厳禁の映画で、過程を楽しむも2時間半は流石に長い。ドゥニ・ヴィルヌーヴらしい一筋縄ではいかない完成度である反面、様々な要素が入り組んで、登場人物を徹底的に掘り下げた結果、良くも悪くも行間を描きすぎて観客が多様に解釈する余白がほとんど残っていなかった。つまり何度も見たいと思える魅力がないということ。エンドロールに続く引き際は良い。
[DVD(字幕)] 6点(2018-02-13 20:32:48)
469.  エレファント・マン 《ネタバレ》 
子供は顔も環境も選べない。ジョン・メリックのような風貌で生まれてしまったら、奇異の視線と差別は避けられない。この悲惨な環境で純粋な心を持ち続けるのは理解者なしに不可能なものだろう。たとえそれが偽善に満ち、利用されるだけのものに見えても、彼にとっては"人間"を取り戻すための十分なプロセスとも言える。彼は人間として死んだ。幸福に包まれて、全てをやり切ったように。本作は大ヒットしたが、見世物として存在を知ることで同じ病気に苦しむ人の治療のきっかけになるかは分からない。ただ、この不条理な世界において、死んで救われる人が多くいるのも事実なのだろう。感動するだけで何もしてあげられない偽善者だらけなのだから。
[DVD(字幕)] 6点(2018-02-05 20:07:56)
470.  アンストッパブル(2010) 《ネタバレ》 
暴走列車を止めるだけ。敵らしい敵も存在せず、組織の体質をチクリと風刺しつつも、たったそれだけの内容を飽きずに魅せるトニー・スコットの演出が冴える。実話モチーフ故に仕方ないが、多少の地味さは否めないか。
[DVD(字幕)] 6点(2018-02-05 20:04:18)
471.  BLOOD THE LAST VAMPIRE 《ネタバレ》 
セーラー服と日本刀というマニアックな組み合わせながらも、スタイリッシュなアクションで痺れさせてくれる。 パイロット版に近い扱いのため、世界観を提示しただけの中途半端な作品だが、 後のTVシリーズの政治的要素、腐向け、冗長ぶりを見るに本作のストイックさには絶対に敵わない。
[DVD(邦画)] 6点(2018-01-05 14:55:23)
472.  欲望の翼 《ネタバレ》 
ウォン・カーウァイの出世作らしく、今後のスタイルが確定したもののそれほど尖がっていない分、懐かしさと受け入れやすさがあった。緑色を基調にした、暑苦しさと湿気に満ちた'60年代の香港で描かれる孤独と喪失、象徴的に挿入される時間の存在、それぞれが満たされない想い、どことなく分かる気がする。身勝手で破滅的な自由人・ヨディの行く末がレスリー・チャンの人生と重なる。当時、彼に代わる男が果たしていたかどうか。後の『ブエノスアイレス』の危うさに近いものを感じた。監督特有の行き当たりばったりなストーリーは、上手くいかない人生を思わせるようで、今回に限っては良い方向に向かっていた気がする。実母との再会が果たされていれば、ヨディの人生も恋も別の結末があったかもしれない。脚のない鳥の話が映画に深い余韻を残す。
[インターネット(字幕)] 6点(2018-01-02 01:48:35)
473.  天使の涙 《ネタバレ》 
『恋する惑星』で描き切れなかったエピソードを一本の映画にした姉妹編らしく、前作を見ていると楽しめる要素はある。カッコつけて中ニ病臭さがあるのに違和感なく香港の空気を的確に捉えるオリジナリティは健在で、ポップだけどどこか閉塞的で退廃に満ちている。そう、描かれる物語は人はバンバンと死ぬし、かと思えば口の利けない青年がコメディリリーフを請け負ったりする極端さなのだ。5人の男女が織りなす群像劇のため、中身はそれほどなくても他の作品と比べれば退屈ではない。足を洗おうとする殺し屋と別れる際に腕を噛む女に、ビデオに撮っていた父を亡くし大人になることを悟る青年の、そんなエピソードが印象に残る。別れても誰かに覚えて貰いたい切なさ。"Only You"をバックに、ハイウェイでバイクで流すラストにただただしびれた。
[インターネット(字幕)] 6点(2018-01-01 22:32:19)
474.  わたしは、ダニエル・ブレイク 《ネタバレ》 
本当に受給されるべき人々が「まずはオンラインで書類作って」と冷たくあしらわれ、回りくどい方法で手続きするうちに諦めてしまう。深刻な題材を下手すれば過剰に描きそうなところを一歩踏みとどまって、ドキュメンタリーのように撮っている。税金を払っている人を助けるべきの制度が人を殺す制度になってしまったとき、国家は社会的弱者を搾取する存在でしかない。日本でも社会保障の崩壊危機や見えない貧困が取り沙汰されている以上、希望の持てる社会にしなければならないのに声をあげないでどうする? 誠実すぎる監督の怒りがあの落書きと手紙に集約されているのだろう。彼とシングルマザーの家族との交流が理不尽な社会の中での微かな救い。将来、人生100年社会と言えども、強者の論理が物を言う絶望的な日々が続くなら早死にした方がマシに思える。社畜だらけで「社会に迷惑かけるな」の日本らしい考えかもしれないが・・・
[DVD(字幕)] 6点(2017-12-31 17:10:53)
475.  ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女 《ネタバレ》 
原作、ハリウッドリメイクはノータッチ。洗練されていない分、スウェーデンの厳粛で凍てついた世界が、血生臭い猟奇的世界を濃縮させていく。謎解きよりもリズベットのミステリアスで強烈なキャラクターが目を引く。男たちに蹂躙された過去から拒絶するような毒々しいファッションと言動。かなり頭が切れるのだから、こうなる前に手を打っていると思うのだが。逆にミカエルは垢抜けない情けないオッサンに見えて影が薄い(国民的俳優なのに)。前述したようにリズベットで引っ張っていくため、そのエピソードが強烈すぎて、メインの事件がそれほど頭に入ってこない。残虐で濃さもあるのに、地味とリアリティの擦り合わせが足りなかったかもしれない。
[DVD(字幕)] 6点(2017-12-31 00:12:29)
476.  裏切りのサーカス
登場人物はそこまで多くなく、時系列を必要以上に組み替えるほどではない。わざと難解で複雑そうに作っている(原作そのまま?)ところがウィークポイント。コリン・ファースとトム・ハーディがどこに出ているのか分からないくらいに、入り組んだ物語に集中しようとしても振り落とされる。蒼くくすんだトーンの映像に差し色として金色やピンクの壁紙が映えるクラシカルな美術、冷戦当時を再現した空気が良いだけに残念。過剰演技のゲイリー・オールドマンが本作では打って変わって抑制された演技で、スパイの悲哀と孤独を体現している。仲間だがお互いに誰も信用しない。陽の目を見ない世界で孤独な戦いに身を投じる姿は渋くカッコよく思えた。
[DVD(字幕)] 6点(2017-12-11 20:42:04)
477.  ゴモラ 《ネタバレ》 
現実のマフィアには美学も仁義もない。あるのは、よれよれのシャツを着た汚らしい中年男が御山の大将気取りで犯罪行為で生計を立てているに過ぎない。ハリウッドのセレブ愛用のイタリア製ドレスが実は中国からの不法移民によるものだとか。メイド・イン・ジャパンの100円グッズをありがたる日本からすれば笑えない。外国人労働者を安くこき使えばそれも日本産だからだ。『スカーフェイス』に憧れる少年二人も愚かそのもので、死体を天に掲げるブルドーザーが、旧約聖書に記されたゴモラに対する皮肉に思えた。暴露した作者は現在も警察に保護されているという。先進国ですら一歩道を踏み外せばこんな世界があり、声をあげてもかき消される現実。今日もテレビには、上っ面のナポリが映し出されている。
[DVD(字幕)] 6点(2017-11-27 20:02:54)
478.  ヴェルクマイスター・ハーモニー 《ネタバレ》 
DVDが絶版していたため、やっとのことで見れた。後の『倫敦から来た男』『ニーチェの馬』が"静"なら、本作は"動"と言える。一貫してモノクロ長回しが主体だが、画のダイナミックさと哀切な音楽が一際目を引く。その装飾を削ぎ落として、神経を研ぎ澄ませた結果が『ニーチェの馬』になっていくのだろう。何度も見ないと寓意的意図は掴めないが、海のないハンガリーでは海の生物であるクジラが異形の存在に見える。扇動する存在かもしれない"プリンス"もまた、不安な21世紀を象徴するカリスマであることも、本作での先見の明はあったかもしれない。既存のブロックバスターとは対極で、決して楽しい映画でもなく、退屈だ。それでも目が離せない衝撃が静かに調律を乱すように伝わってくる。
[インターネット(字幕)] 6点(2017-11-18 20:00:55)
479.  憎しみ 《ネタバレ》 
希望と豊かさを求めてフランスに来たはずが、社会の隅に追いやられ、親の貧困を引き継いた若者たち。いつ放たれるか分からない弾丸のように、鬱屈が全編を充満している。今や移民抜きでは国家が成り立たないのに、「郷には郷に従え」の極端な解釈が断絶を発生させる矛盾。発展のため、都合の良いように扱い、切り捨てていく白人主体のグローバル社会のなれの果てが今日も亡霊のようにフランスに憑依しているのは周知の通り。日本も決して絵空事ではないのだ。幸せになるためが経済のためにすり替わっていないか? 当時25歳のカソヴィッツ監督による瑞々しさが、同世代の若者を覆っている残酷さをより強調させる。
[ビデオ(字幕)] 6点(2017-09-11 19:07:49)
480.  ウォッチメン 《ネタバレ》 
第2の『ダークナイト』の成り損ない。ギリアム、アロノフスキー、グリーングラスが降りた企画からしても、『ウォッチメン』の世界観を911以降に再現させるにはあまりにも複雑すぎたのだろう。だからと言って、原作のトレースで済ませ、冷戦時代の話を今更語られてもね・・・。痛覚を喚起させる暴力描写、スタイリッシュなカメラワークがなかなか良いだけに退屈な構成が残念になる。ロールシャッハが魅力的だ。チビで不細工なのにも関わらず、絶対的な信念を持った反面、妄執に満ち溢れイカれてる。「真実こそ正義」。今ある社会は自分たちにとって正しいのか。誰もが自分の正義を持っている以上、民主主義的に多数決だから事なかれ的に"正しい"と選んでいるだけだ。3時間以上のノーカット版を見れば印象が変わるかもしれないが、そこまで入れ込むつもりはない。挑戦を恐れた監督の限界を露呈させた結果がこれなのだから。
[DVD(字幕)] 6点(2017-08-02 23:05:02)
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