481. クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲
《ネタバレ》 「三丁目の夕日」はある意味、20世紀博だったワケで。そう考えれば、とてつもなく価値の高い本作ではないでしょうか。 [インターネット(邦画)] 9点(2017-04-24 21:18:06)(良:1票) |
482. 超高速!参勤交代 リターンズ
《ネタバレ》 心優しい湯長谷藩の皆さんにまた会えた喜びはありました。しかし、メリハリのない話ですな。悪役・松平信祝の造形が、なんか単純なんですよ。ワル一辺倒。「超高速!参勤交代 リターンズ」って言いたかっただけなんじゃないかと思いました。 [DVD(邦画)] 5点(2017-03-05 21:33:45) |
483. サバイバルファミリー(2017)
《ネタバレ》 なるほど。鑑賞前にはもしかして、いわゆる「推進派的」映画?とか疑心暗鬼になりつつも、矢口監督の映画なら見てみたいと劇場に足を運んだモノです。観終わった今も、それが杞憂だったかのかどうか分からないんだけど、家に帰ってきて、思ったよりも気持ちがいいんですよ。例えば、大地康男氏の農家のくだり。今時の農家はとてもじゃないが電気なしでは赤の他人の面倒を見るほどのキャパないんじゃないかと思いながらも、まあ観終わった気分はいいんですよ。それは、劇中、サバイバルテクにはかなり心もとない父親でしたが、あのくらいの早い段階で、自転車での鹿児島行きの方針を示し、叱咤はしつつもグチを吐かず、ブレもせず、目的地まで家族を導いた父親の姿を見たからだと思います。なんせ、コメディだから、いろいろとアレだったけど、小日向父は良くやったと思いますよ。グッジョブ。電気がないと、ほんとに家族って協力するしかないんですね。やっぱ、うらやましい。 [映画館(邦画)] 7点(2017-03-01 22:31:52)(良:1票) |
484. ハドソン川の奇跡
《ネタバレ》 シミュレーションとの違いが問題だったのだとしたら、おそらくそれほど世間的には大きな事案になることではなかったのではないでしょう。機長しか判断できないことを、責任回避することなく行い、それで結果、死者をださなかったのだから。いわゆる疑惑の部分は、わりとあっさり解決します。しかし。本作でワタシが恐ろしかったのは、英雄的なことを成し遂げた後の憂鬱、あがりきったテンションから日常に落ち着いたときに現れるやるせないだるさ。凡人のワタシ、日常レベルでも今日は年に何回あるかないかのうまくいった日の高揚の後のなぜか寂しい感じ。あれが、国家レベルの事だったら、どれだけきついことかと。ワタシ、芸能人やスポーツ選手が薬物に手を出してしまうのは、このような高揚があったがゆえの憂鬱のせいだと思っています。って、何を言ってるんだ、オレ。 [DVD(字幕)] 7点(2017-02-26 17:05:36) |
485. 正しく生きる
《ネタバレ》 ああ、これは好きじゃないです。もう、いい年した大人(岸部一徳さんや、柄本明さんではなく)が、若者の「若気の至り」の威を借りて、こういうコトすんの勘弁してくれませんか。京都造形芸術大学の学生さんのうち、どなたかの作であるのならいいんです。しかし、公式ホームページの「監督の言葉」。なんすか、それ。観客の「わからない」という言葉は、「つまらない」の婉曲表現である場合がほとんどじゃないでしょうか。 [DVD(邦画)] 2点(2017-02-26 10:04:28) |
486. 葛城事件
《ネタバレ》 これは…。もっと、絶望的にも出来た赤堀監督ではないかと思います。1時間40分頃の稔の吐露は、観客をそこまで落とし込まないためのセーフガードのように思いましたね。三浦友和だったから見てられたけど、温水洋一さんだったら、見ていらんなかったかもなあ。でも、温水さんみたいなお父さんなら、こんなことにもならなかったのでは、などといらんこと考えました。ああ、見なきゃ良かったと思いつつ、9点です。 [DVD(邦画)] 9点(2017-02-11 22:47:53)(笑:1票) |
487. 探検隊の栄光
《ネタバレ》 政府軍の扱いが惜しい!ぜひとも、インチキからくりの一端を担って欲しかった。もちろん、なんかのハズミであり、探検隊チームにとっては「たなからぼた餅」なんですけどね。ワタシにとって藤原竜也さんは、いままでは「上手い役者」でしたが、本作以降は「好きな役者さん」に変わりました。懐の深い演技。「ウインナーの会社とタイアップしているな」って、したり顔をする観客を織り込んでいる演出。悪ふざけがすぎる。でも、オレは好きだよ。 [DVD(邦画)] 9点(2017-02-04 19:34:52)(良:1票) |
488. 新・刑事コロンボ/奇妙な助っ人<TVM>
《ネタバレ》 コロンボは清濁あわせ飲むというのであれば、最後はごちそうになるってのはもちろんないんだけど、コロンボのおごりで一杯ってのでも良かったかもね。 [CS・衛星(吹替)] 5点(2017-01-29 16:31:51) |
489. スーパーの女
《ネタバレ》 気にはなっていたのだけれども、手が伸びなかったのは、予告編で観たあの変なダンスですよね。いい年をしたオッサンとオバチャンがはしゃいでる映画。鑑賞してみて、予感的中。何故、津川雅彦と宮本信子にしたんだろうと思わざるを得ない。ズボンのポケットに手を入れて店の中を歩く津川雅彦。これはきっと、後半で胸を張って歩く姿を鮮やかに見せる前振りと思っていましたが、津川は最後まで、そうでもない人のままでしたね。 [DVD(邦画)] 5点(2017-01-28 14:59:04)(良:1票) |
490. 7500(2014)
《ネタバレ》 ホラー映画あるあるなのかもしれませんが、いろいろなことを電気つけてやれよ、と言いたくなる作品でした。神経質なのに(だから?)、無神経な新婚の奥さんが、興味深いキャラクターでした。イヤなヤツなんだけど、あれだけ傍若無人ならむしろうらやましいなあ。オチは、乗員全員が○○してたというより、運悪く生き残ってしまった人たちの絶望という方が良くはないか。 [DVD(字幕)] 6点(2017-01-24 21:35:14)(良:1票) |
491. ザ・ビッグ・ワン
《ネタバレ》 ワタシ、マイケル・ムーアのファンなんですけど、ここまで正義の味方然としているとなあ。ロードムービーのドキュメンタリーなんだったら、もう少し含羞が欲しい。 [DVD(字幕)] 6点(2017-01-09 09:05:47) |
492. CURE キュア
《ネタバレ》 はじめから、高部刑事の妄想だった的なもんかと思いました。皆さんのレビューを拝見して、ええっ、そうだったのかと。意味ありげなシーンがあるなとは思いましたが(ラストのファミレスのシーンなど)。我ながら未熟な鑑賞者だとイヤんなっちゃうけど、やっぱ、わかんなかったなあ。残念でした。 [DVD(邦画)] 5点(2017-01-08 18:45:54) |
493. マネーモンスター
《ネタバレ》 爆弾が○○なのを大オチでバラさないところがウマい。彼女になじられ、憔悴する犯人をみてから、どうかこの馬鹿たれの悪夢を早く解いてやってくれと願っていました。イタむず痒いんだ。娯楽作品として観ていられないくらい。オレは稼いだ分だけで、コツコツやっていこう。 [DVD(字幕)] 5点(2016-12-29 14:18:28) |
494. この世界の片隅に(2016)
《ネタバレ》 向田邦子ドラマスペシャル(久世光彦演出)のアニメ版のよう。いや、向田ドラマも嫌いじゃないんです。すず役は、田中裕子です。つつましい人々の暮らしのいじらしさやかけがえのなさ。本当に、北條家でくるくる働くすずをずっと観ていたい本作です。ただ、最後に直接的に原爆のシーンを描いたのは必要だったのか。孤児をあっさりと引き取ることが当時よくあることだったのか。晴美の場所に、すんなり納まってしまっているかのようなところに違和感が残りました。 [映画館(邦画)] 8点(2016-12-28 23:19:50) |
495. IAM A HERO アイアムアヒーロー
《ネタバレ》 ゾンビ映画はほぼ初心者。残り96発の弾を撃ち続けるシーンを見せたくて撮影された映画なんだと思います。時代劇の殺陣のよう。オラこんなことならZQNでいいよ、なんて思いながら、目を細めつつ鑑賞していたんだから、面白かったんだと思う。ただなあ、やっぱり見世物小屋に行ってきたって感じなんだ。なんかすみません、鑑賞方法を知らなくて。 [DVD(邦画)] 6点(2016-12-25 07:05:40) |
496. インデペンデンス・デイ: リサージェンス
《ネタバレ》 彼の国の、つまり日曜7時半ぐらいからの特撮番組を観ているようなちびっ子がそのお父さんと見に行くための映画とみた。学校バスを追いかける展開もむべなるかな。だから、ニッポンの大人がどうこう言うもんではないような気がしますが、やっぱこんなもんで。CGの出来のいいのが、筋の荒さを際立たせるんですよね。科学技術が進んでいるのに、モノゴトの判断や進め方が幼稚すぎる世界なんだ。 [DVD(字幕)] 2点(2016-12-10 21:44:10) |
497. ヒメアノ~ル
《ネタバレ》 幸福の絶頂から、この先は真っ逆さまにおちていきますんでと言わんばかりに、物語ちょうど折り返し地点で登場する不穏なオープニングタイトルは確かにかっこいい。実は森田がメインで、岡田とユカは狂言回し。いい年こいてオマエはと浴びせられるのを覚悟で、本作は虐げられたものの絶望のお話とワタシは言いたい。だから終幕間際で日和っちゃったのが惜しい。最後まで、容赦なく躊躇なくいって欲しかったと思っているオレは、いま、あんまり良くないかもしれない。 [DVD(邦画)] 7点(2016-12-02 23:28:36) |
498. 永い言い訳
《ネタバレ》 原作既読。これはいささかもったいないのではないか、と。妻が死んだことに泣かなかった売れっ子作家が、だってあのときオマエはああも言ったし、こんなことも思ってた(はず)、なんてグジグジと。糟糠の妻との、もう少し複雑な夫婦模様を見せていた原作から比べると、これじゃあ、もう心移りしていたから泣かなかったとも観ようと思えばそんなふうではないですか。違う違う。とはいえ、世の中のイクメンどもに爆弾を投げつける「男の子育ては免罪符」発言。風の強い日の海辺のシーンとかは、西川監督らしいエピソード。どんな海辺も世界の果て。彼岸とも通じているのでしょう。ラスト近くのパーティのシーン。竹原ピストル氏の笑顔。映画を一瞬止めてしまうほどのチカラがありましたね。 [映画館(邦画)] 6点(2016-12-01 22:53:07) |
499. 新・刑事コロンボ/4時02分の銃声<TVM>
続けて新シリーズを観てみて、なんかぱっとしないのは、コロンボが年相応じゃないことも一因じゃないでしょうかと考える。本作のピーター・フォークは66才。ホームレスに間違われるような出で立ちはコロンボ一流の姿なんだけど、年考えると痛々しいし、みじめな感じもする。愛妻家キャラだと思うのですが、ホントに奥さんに大事にされてる?とか、心配になってしまうんだ。 [CS・衛星(吹替)] 4点(2016-11-30 16:25:01) |
500. 新・刑事コロンボ/恋におちたコロンボ<TVM>
《ネタバレ》 原題からすれば、コロンボと被疑者がお互いを利用しつつも、まるで恋のような状況を演じるってモンだと思います。そんなスジの話もありかと思いますが、コロンボにそんなモノは求めないなあ、オレは。なんか、デレデレしているときのピーター・フォークはみのもんたさんみたいですね。うれしいモンじゃないなあ。 [CS・衛星(吹替)] 5点(2016-11-30 16:17:28) |