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自己紹介 ハリウッドのブロックバスター映画からヨーロッパのアート映画まで何でも見ています。
「完璧な映画は存在しない」と考えているので、10点はまずないと思いますが、思い入れの強い映画ほど10点付けるかも。
映画の完成度より自分の嗜好で高得点を付けるタイプです。
目指せ1000本!

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481.  スター・ウォーズ
『スター・ウォーズ』以前と以後で、映画史が大きく変わったと言っても過言ではないし、仮に本作でコケても一本の作品として完結している。それだけ娯楽映画としての基礎はしっかりしていて、今日においても古さを全く感じさせない。シンプルだけど複雑さを敢えて見せないから奥が深い。"お子様ランチ"と揶揄されることはあれど、それだけ映画通ではない、あまり映画を見ない人からも絶大な支持がされている証拠である。流行に飛びつくミーハーたちが今日の映画を形作っている。せめて映画の世界だけでも夢を見てみたい、辛いことは現実だけで十分。大多数が娯楽目当てで見る以上、支持される本質がそこにあるのではないか。これがアカデミー賞で作品賞・監督賞を獲っていたら今後の映画史はさらに変わっていたはずである。
[地上波(吹替)] 7点(2017-12-31 01:19:33)(良:1票)
482.  ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女 《ネタバレ》 
原作、ハリウッドリメイクはノータッチ。洗練されていない分、スウェーデンの厳粛で凍てついた世界が、血生臭い猟奇的世界を濃縮させていく。謎解きよりもリズベットのミステリアスで強烈なキャラクターが目を引く。男たちに蹂躙された過去から拒絶するような毒々しいファッションと言動。かなり頭が切れるのだから、こうなる前に手を打っていると思うのだが。逆にミカエルは垢抜けない情けないオッサンに見えて影が薄い(国民的俳優なのに)。前述したようにリズベットで引っ張っていくため、そのエピソードが強烈すぎて、メインの事件がそれほど頭に入ってこない。残虐で濃さもあるのに、地味とリアリティの擦り合わせが足りなかったかもしれない。
[DVD(字幕)] 6点(2017-12-31 00:12:29)
483.  超高速!参勤交代 リターンズ 《ネタバレ》 
前作と比べて脚本が雑。メインの参勤交代が前半で終了し、その設定があまり活かされていない。最終決戦もただ突っ込んで、情で懐柔しようとするだけで、脚本重視の映画においてこれでいいのか? やっぱりヒロイン要らない、敵の親玉がステレオタイプで深みがない、味方側ほぼ無傷・・・あとは肩に力を入れず、勢いで勧善懲悪とチャンバラをやってるだけ。いろいろ盛り込んじゃって、余計なものを捨てる潔さがないのが邦画の悪いところだ。どこが"超高速"なのか。
[地上波(邦画)] 4点(2017-12-31 00:02:08)
484.  鉄コン筋クリート 《ネタバレ》 
原作未読。猥雑で無国籍なスラム街の背景がグリグリ動く、実写映画風のカメラワークは面白い。アニメの表現技法として最高峰だろう。独創すぎる世界観のため好みが非常に分かれ、心の闇をくどくどと観念的に描きすぎてついていけない。だからハッピーエンドを迎えても素直に喜べない感じ。
[DVD(邦画)] 4点(2017-12-20 21:25:56)
485.  es[エス](2001) 《ネタバレ》 
題材は違えど、日本の熾烈な労働環境に通じるものがある。閉鎖的で逆らえない上下関係に、普通の人間でも特別な力を持ってしまうと誰もがこうなりうる普遍さ。ムラ社会体質の少ないドイツなら、囚人役の感情が爆発してああいう結末になったかもしれないが(それでも非現実的)、日本ならもっと酷くなっていたはずだ。ショッキングな舞台装置の割に、御都合主義と、余計なエピソード(恋人の存在、研究員への強姦未遂)が目立つため佳作止まり。外の情報は一切断ち切って、ストイックに描いて欲しかった。
[ビデオ(字幕)] 7点(2017-12-20 21:19:31)
486.  インデペンデンス・デイ 《ネタバレ》 
異星人交流を掲げて滅ぼされるお花畑民間人、自ら前線に向かう『エアフォース・ワン』よろしくな大統領、異星人撃退を「独立記念日」と言ってのけるあたり、アメリカの脳筋ぶりが際立つ。マイケル・ベイと並ぶ破壊王エメリッヒらしい作り。ジャンクフードの極みなのでそれほど記憶に残らないのは当然として、今見ると特撮のチープさが目立ち、時代の流れを感じた。良レビューで「ドイツ人監督ならではの感性で、アメリカの傲慢さ、馬鹿さ加減をガラス越しから風刺した映画」として狙って作られたのなら高評価なのだが・・・そんなわけないか。
[地上波(吹替)] 4点(2017-12-20 21:13:09)
487.  愛のむきだし 《ネタバレ》 
2日に分けて視聴。それだけ変態と猛毒に満ちた237分は気合がいる。壮絶な描写の数々で、合間に挿入されるユーモアと主演の若手三人(特に満島ひかりの取り憑かれたような怪演)によって幾分見易くなっている。園監督特有の悪い意味での行き当たりばったり感は、本作に限ってはプラス働いている。壁にぶち当たり、時には廻り道をしながらもぶつかり合い、やっと真実の愛を手に入れた二人。圧倒的パワーの4時間を見届けた心地良い疲労感、そして、ゆらゆら帝国の連呼する"空洞"に自分自身の持っている虚無感と向き合うような余韻が残る。
[DVD(邦画)] 7点(2017-12-20 21:03:43)
488.  昭和歌謡大全集 《ネタバレ》 
『バトル・ロワイアル』meets『OUT』で若者チームvsオバサンチームの殺し合いバトルもの。と言えば面白そうかもしれないが取ってつけただけの退屈な凡作。表題の歌謡曲に乗せた殺戮が少ないから名前負けしているような。段々荒唐無稽になっていき、核兵器で締めるラストは思ったほどカタルシスもなく。暴力が暴力を呼び、無関係の人間も死んでいく負の連鎖を伝えるにも、双方の人々が表面的で描き切れてない、または魅せ方が滑っているから、昭和は良かった的な明るい共感と、それと隣り合わせの虚無感が素通りしていくだけだ。
[DVD(邦画)] 4点(2017-12-20 20:56:56)
489.  地獄甲子園
『少林サッカー』みたいな漫画的トンデモスポーツ映画ではない。野球はどこへ行ったやらのルール無用の残虐ファイトを描いた不条理ギャグ映画。前者みたいな映画を期待していた自分が悪いが、そもそも漫☆画太郎の漫画は未完当然の、読者を良くも悪くも裏切る作風のため、そのネタを熟知し、寛容な余程の信者でない限り、笑えないのではないだろうか。いや、制作陣ですら本質を理解できているのか? 笑えない。そして、合わない。
[DVD(邦画)] 1点(2017-12-20 20:52:15)
490.  レザボア・ドッグス
出世作の『パルプ・フィクション』同様、会話主体の面白さに気付かないと置いていかれる。宝石強盗のシーンは一切描かず、ほとんど廃工場の中で展開される様は演劇そのもの。しかし、次々決めていくスタイリッシュなカメラワークの数々と、時系列に囚われない編集、選曲の数々によって、ミニマムさ、安っぽさは感じられない。特に本編とは無関係の無駄話はリスキーでしかないのに、あえて使うことでアウトローたちの人間味を面白おかしく引き出していることがタランティーノの才能であり、強みだろう。要するに噛めば噛むほど味の出るスルメみたいな作品。
[DVD(字幕)] 7点(2017-12-20 20:49:21)
491.  ぐるりのこと。 《ネタバレ》 
韓国映画『シークレット・サンシャイン』に匹敵する映画は現れないと思っていたが、すぐ目の前にあった。同じく喪失のテーマを扱いながらも、宗教を強調しないあたり見易い。監督の鬱病体験を元にしているだけあって、描かれている夫婦が身近に感じる。同時に周囲の他者に対する無知も無理解さも。法廷画家として携わる夫が見た重大事件の裁判の数々は、奪った者、奪われた者の負の感情が凝縮されている。全て人・人・人が生み出した側面に対して達観しているからこそ、長い時間をかけて妻を癒せたのかもしれない。物語は911直前で終わる。歴史も日常も先の見えない暗澹さはあれど、明けない夜はきっとない。そうやって世界はぐるりと廻っている。
[DVD(邦画)] 8点(2017-12-11 20:46:16)
492.  裏切りのサーカス
登場人物はそこまで多くなく、時系列を必要以上に組み替えるほどではない。わざと難解で複雑そうに作っている(原作そのまま?)ところがウィークポイント。コリン・ファースとトム・ハーディがどこに出ているのか分からないくらいに、入り組んだ物語に集中しようとしても振り落とされる。蒼くくすんだトーンの映像に差し色として金色やピンクの壁紙が映えるクラシカルな美術、冷戦当時を再現した空気が良いだけに残念。過剰演技のゲイリー・オールドマンが本作では打って変わって抑制された演技で、スパイの悲哀と孤独を体現している。仲間だがお互いに誰も信用しない。陽の目を見ない世界で孤独な戦いに身を投じる姿は渋くカッコよく思えた。
[DVD(字幕)] 6点(2017-12-11 20:42:04)
493.  モールス 《ネタバレ》 
"リメイク"としては良く出来ている。物語を主役二人に絞り、枝葉のエピソードをごっそり削除した贅肉のない構成。オーウェンがアビーと運命を共にする理由づけも境遇もオリジナルより明確で納得できるものになっている。だからこそ"たどたどしさ"が失われてしまったことで、オリジナルを超えられなかった。主演二人は熱演だが、計算されているが故にたどたどしい素朴さがリメイクには感じられない。また、議論されている、エリの"ある設定"がアビーにはなかったことになっているが、この映画には余計で必要なかっただけだ。変更点が多いのだから、いっそのこと、スウェーデンの芯の冷える寒さが再現できないなら、夏場を舞台にして更に差別化しても良かっただろう。それでも、『ぼくのエリ』と『モールス』はそれぞれの欠点を補い合うような形で完成された、リリカルなダークファンタジーであることに異論はない。
[映画館(字幕)] 7点(2017-12-11 20:34:16)
494.  ぼくのエリ 200歳の少女 《ネタバレ》 
冒頭の無音の雪景色に一気に引き込まれる。 抒情的で静かな語り口ながらも、時として牙を向けるようなホラー演出にハッとさせられる。 少年と少女の儚さと、人間と吸血鬼の歪さ、 二つの要素は相反しながらも凍てつくストックホルムの街にお伽のように溶け込んでいる。 例のシーンを知っているかいないかで映画の印象は大きく変わるだろう。 それでもオスカーは個としてエリに尽くすことを選んだ。 自分の置かれている地獄から抜け出してくれる救世主。 ロマンチックな男の子がリアリストの"女"にただ利用されて捨てられることを知らずに。 ラストの微笑ましいモールス信号のやり取りに、ふたりぼっちの血みどろの未来が広がる。 切なくも残酷なのに、美しさすら感じさせる引き際だ。 説明過多にならず、想像力を膨らませる、その"たどたどしさ"が映画の質と余韻を一ランク上げているのである。
[DVD(字幕)] 8点(2017-12-11 20:21:51)(良:1票)
495.  山の郵便配達
大事件もドラマティックな展開も起きない。ただ、手紙を届けるだけなのに、緑が映える山々のように情感豊かに紡がれていく。80年代当時の一人っ子政策で次男坊が犬であるあたり、中国のお国事情を覗かせながらも、素朴で忘れかけていた人々の繋がりがそこにあった。スマホやメールで一瞬で繋がる現代だからこそ、長い道のりを越えてきた手紙で想いを受け取ったときの感慨も深い。あれから30数年、急激に成長していく中国において、その社会から取り残されたような世界に住む彼らは今でも心を失わずに郵便配達をしているのだろうか。
[地上波(字幕)] 7点(2017-12-05 00:14:42)
496.  ナポレオン・ダイナマイト 《ネタバレ》 
あの邦題が原題に戻されて良かった。ローカル色の強い、無名俳優による超低予算コメディで、笑えると聞かれたらそれほどではないし、アメリカの片田舎らしい、排他的な地域で奮闘するマイノリティの日常として見た方が正解な気がする。あるあるだからこそ、同じ世界に住む人々が共感して大ヒットしたのだろう。自分には退屈だし記憶が飛び飛びだけど。主人公はダサくて当初は魅力すら感じないほど、クライマックスのダンスが際立ってくる。それで大きく変わるわけではない。ただ、憧れの女の子とちょっとだけ距離が近づき、「頑張れよ」と応援したくなるラスト、好き。
[DVD(字幕)] 5点(2017-12-05 00:11:24)
497.  ゴモラ 《ネタバレ》 
現実のマフィアには美学も仁義もない。あるのは、よれよれのシャツを着た汚らしい中年男が御山の大将気取りで犯罪行為で生計を立てているに過ぎない。ハリウッドのセレブ愛用のイタリア製ドレスが実は中国からの不法移民によるものだとか。メイド・イン・ジャパンの100円グッズをありがたる日本からすれば笑えない。外国人労働者を安くこき使えばそれも日本産だからだ。『スカーフェイス』に憧れる少年二人も愚かそのもので、死体を天に掲げるブルドーザーが、旧約聖書に記されたゴモラに対する皮肉に思えた。暴露した作者は現在も警察に保護されているという。先進国ですら一歩道を踏み外せばこんな世界があり、声をあげてもかき消される現実。今日もテレビには、上っ面のナポリが映し出されている。
[DVD(字幕)] 6点(2017-11-27 20:02:54)
498.  ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い
二日酔いの恐さは知らないわけがない。ただ、こういう悪ノリを延々と見せられても、元は彼らの自業自得であり、それを紐解く過程に興味が持てなければ退屈な"ミステリー映画"でしかない。3部作だそうだが、同じことに何度も付き合わされるのは御免だ。
[DVD(字幕)] 3点(2017-11-27 19:42:45)
499.  トロピック・サンダー/史上最低の作戦 《ネタバレ》 
畑違いの監督に大作を任せる、酷評された作品が海外では大絶賛、人種を変えるほどの行き過ぎた役作り・・・迷走するハリウッドへの痛烈な風刺と警鐘と憂いを織り交ぜながらも、「それでも俺達はハリウッドが大好きなんだ」とラブレターを送る。ハリウッドで絶大な支持を得たベン・スティラーだからこそ出来た、映画愛に満ちた作品だろう。ただ、アメリカンコメディらしいノリが強く、予告編のような笑いには期待したが正直厳しい。マニアックでブラックな内幕ものとして振り切っている分、ある意味清々しいが・・・。監督爆死→本物のゲリラを俳優だと勘違いするコントみたいなやり取りが唯一の笑いどころ。
[映画館(字幕)] 4点(2017-11-27 19:20:08)
500.  ズーランダー
『トロピック・サンダー』の予習として見たのだが・・・どこで笑えば良いのか分からない。正直、記憶も遠い彼方に飛ばされるほど印象に残らない(桃色トリップ映像くらい)。これ以降、アメリカンコメディと距離を置くようになった。突き抜けたバカ映画には違いないが、笑いの価値観が違うのだから仕方ない。
[DVD(字幕)] 3点(2017-11-27 19:13:44)
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