501. ポケット一杯の幸福
ベティ・デイヴィスの良品を探して、これだけ高評価だったので期待したのですが、話が綺麗すぎて、私には合いませんでした。展開も最後までどうなるか、観客を裏切ることもなく、テンポが悪すぎます。吹き替え収録されていましたが、日本語部分は90分程度しかありませんでした。それくらい短縮できる映画であり、カットしていい部分が多いのではないかと思います。グレン・フォード演じるギャングのボスまでハッピーエンドに終わるのは個人的に納得できなかったです。 [DVD(字幕)] 5点(2014-08-11 22:06:50) |
502. ザ・ディープ(2012)
《ネタバレ》 限りなく事実に基づいて作られたせいか、船はひっくり返っても、ストーリーがひっくり返ることはありません。だからつまんないです。 冷たい海に漂流されたときは、痩せている人より太った人の方が生存率が高いようです。 最初の25分、何も起こりません。55分頃まで、孤独な主人公の辛いさまを共有させられます。 ドラマは、それに耐え抜いた人のみが観れます。 でも、観終わって辛い気持ちだけが残る映画でした。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2014-07-29 13:20:30) |
503. チャイルドコール 呼声
衛星放送では「サスペンス特集」として放送されたので、この夢オチ以下のラストにはガッカリでした。ホラー、オカルト的な要素があります。 ラストを観るまで、主人公、子役、登場人物全てに感情移入できません。 ノオミ・ラパスは、とりあえずいい演技しています。 子役の裸を見たとき、随分肥満体だなって思いました。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2014-07-29 07:34:46) |
504. ヒプノティスト-催眠-
《ネタバレ》 まず7歳くらいの女の子が惨殺されているシーンにドン引きです。あんなに小さい子がナイフで刺されるシーンを作っただけで、私の点数は下がります。 医者と刑事の目線で進行するので、主人公が誰だかよくわかりません。なので感情移入しづらいです。 登場人物は、こいつが犯人だなと思わせるだけの駒使いが多いので、観終わって印象に残るキャラクターが全て薄いです。 タイトルの催眠も上手く生かされていません。 ここぞという時に役に立たない刑事にストレスを感じました。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2014-07-17 19:19:45) |
505. キャビン
冒頭でTシャツにパンティ姿のクリスティン・コノリーが、メチャクチャ可愛かったです。 女子大生の処女を演じていますが、この時、既に31歳なんですね。とてもそうとは見えません。 で、本作なんですが、過去に作られたホラーの要素をそのまんまパッケージして、イライラさせ、そこんとこを最後に滅茶苦茶にしてスッキリさせてくれるので、鑑賞後の後味は悪くないです。 ただ、何度も見る作品ではなく、一度で結構。 来年の今、この作品について覚えてるか自信はありません。 最近の驚かすだけのB級ホラーを見るよりはマシだと思います。 一度ご覧あれ。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2014-07-13 04:20:33)(良:2票) |
506. エクスタミネーター
今流行りの主人公が格好つけるだけのアクション映画よりは、ずっと面白い。 ていうか、主人公に魅力が全然ない(笑)。 それから、ダサい刑事とおばさんのメロドラマは必要ないと思う。 マスコミを通じて世間に「処刑人」と名乗る割には、やることのスケールが小さいように思った。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2014-06-27 01:43:24) |
507. 新・刑事コロンボ/殺意のナイトクラブ<TVM>
コロンボ最後のエピソード。 旧コロンボが全て終わった翌週に、突然76歳のフォークに変わったせいもあって、この老け込みぶりに愕然。 吹き替えも、小池朝雄さんに比べちゃうと、わざとらしくて、やっぱりオリジナルにはかないません。 肝心のストーリーは人間ドラマがほとんどなく、正直つまらない。 [CS・衛星(吹替)] 3点(2014-06-23 21:30:36) |
508. アンコール!!
私は、こういった、お約束の映画に、涙も出なけりゃ感動もしない。 以前から同じものをたくさん見てきた。 イギリスでは「ブラス」。 邦画では「フラガール」「スウィング・ガール」。 いい加減、勘弁してくれっつぅーの! [CS・衛星(字幕)] 3点(2014-06-21 21:27:44) |
509. 黒いスーツを着た男
《ネタバレ》 社長令嬢との結婚10日前に轢き逃げをした男の話なんですが、冒頭から「これ、面白くなるのかなぁ…」なんて疑問を抱きながら観ていました。普通なら轢き逃げをした主人公が犯行を隠す展開になるだろうと思ったのですが、この男が、以外にいい奴で、良心の呵責に悩まされるんです。現場を目撃した女性が、被害者の奥さんと主人公の間に入って葛藤するんですが、これが唐突に、男とカーセックスしたりして、何考えてるかわからなくなったりします。エンディングは、如何にもフランス映画らしく、自首するのはわかるのですが、ハッキリしないので、やっぱりこんなもんかなぁって、意外性は全く感じませんでした。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2014-06-19 21:00:59) |
510. ラブ・オブ・ザ・ゲーム
野球好きが喜ぶようなゲーム展開に付け加えた、観ているこっちが恥ずかしくなるようなベタベタなラブストーリーです。 当時、2流映画ばかり作っていたサム・ライミが「スパイダーマン」を制作したくて、真面目に作った3本のうちの一本だそうです。「俺、こんなんのも作れるんだぞ!」って。(因みに残りの2本は「シンプル・プラン」と「ギフト」) それを知ったら、なんだか「スパイダーマン」の監督になるためのノルマを達成させただけの映画だったのかなって思いました。 それなりに楽しめましたけど、野球を知らないと感動は半減します。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2014-06-10 01:01:32) |
511. バレット(2012)
スタローンは「ロッキー・ザ・ファイナル」より若く見える。今回字幕で見たが、なんでスタローンは、頭が悪い人間にしか見えないんだろう。それはシナリオで「俺は殺し屋だ」とか「女と子供は殺さない」とか、説明セリフが多すぎる点にあるからだと思う。こういうので娯楽感覚を私は感じることができない。内容が全くない。正直、娯楽映画というより、苦痛映画にしか思えなかった。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2014-06-09 22:20:25) |
512. ファイヤーウォール
前半、悪人たちの完全犯罪に、かなりドキドキ感があったのですが、進行するにつれ、上手くまとめあげすぎて納得がいきませんでした。 囚われた家族を救おうとするハリソン・フォードの父親役は格好よかったですが、始まりと終わりで全く別人格になっているのも変でした。 「24」のクロエ役の女性に「ジャック」と呼ばせていたのは、パロディなんでしょうか。だとしたら吹き替えの声優さんも同じにしてもらいたかったです。 日曜の暇なときに観る映画です。 何も残らない、一年後には忘れそうな気がします。 [CS・衛星(吹替)] 5点(2014-06-08 18:14:09) |
513. ファイナル・カウントダウン
本物の空母と戦闘機に頼っただけの駄作です。 無意味な戦闘機の発進や燃料の補給など、ストーリーに交わらないシーンが多く、登場人物たちがタイムスリップしたことを理解するまで、1時間かかります。 何が起こったとか、そういうものが全くなく、終わった気分でした。 製作者たちは何がしたかったのでしょう。 カーク・ダグラスやマーティン・シーンのキャラクターもハッキリせず、もったいなかったです。 因みに岩崎宏美さんの「聖母たちのララバイ」の元ネタになったメロディーが劇中に流れます。 [CS・衛星(吹替)] 4点(2014-06-08 04:17:10) |
514. 地上より永遠に(1953)
「ちじょうよりえいえん」と書かれてあるものを「ここよりとわに」なんて読める人がいるだろうか。それに加えてジャケットの、海辺でのキスシーンは、この映画の趣旨と何も関わっていないから、この映画、いろいろな点で損してると思います。で、感想はというと、軍用機地を舞台にした、二組のメロドラマってだけで、何も残るものがない。オスカー8部門受賞というのは、当時アメリカが戦争に勝ったことへの、お祝いってことんじゃないでしょうか。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2014-06-02 16:17:01) |
515. ニキータ
今回になって初めての鑑賞です。前々から「レオン」と同じ監督だけっていうのは知っていましたが、やはり「レオン」と比べてしまいますね。どうしても突破できない展開のクライマックスは、やはり「レオン」のほうに軍配があがるかも。でも、女性が主役のアクション映画っていう意味では、本作が最高ではないでしょうか。まだ未見の方にはオススメします。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2014-06-02 04:52:25) |
516. ポゼッション(2012)
21世紀版「エクソシスト」です。私にはサムライミの匂いが全く感じられませんでしたが、昔観た「エクソシスト」や「悪魔の住む家」を思い出しました。 若い人には、こういったオカルトホラーは、返って新鮮なのではないでしょうか。 無駄のないシナリオで楽しめました。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2014-06-02 02:06:28) |
517. コズモポリス(2012)
久々のクローネンバーグ監督のバイオレンスものかと思いきや、ほとんどがリムジンの中の会話劇という、つまらない内容でした。 セリフも冒頭から何を言いたいのか全く伝わってこなくて、もう10分すぎてからは、ただ字幕を追うだけの鑑賞でした。 「危険なメソッド」と同じで、監督が、ただ自分の好きなように作っただけにしか感じられません。 私は「ヒストリー・オブ・バイオレンス」や「イースタン・プロミス」みたいなものを要求します。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2014-05-31 03:56:38) |
518. 俺たちに明日はない
《ネタバレ》 その昔、テレビの洋画劇場の予告編で「衝撃のラストシーン、何百何十何発!」という、まだ未見だった私を完全に怒りにかられたのを覚えていますが、この映画、ラストシーン以外でも、全てにおいて完璧なのが理解できます。 毎回衣装が変わるフェイ・ダナウェイは、この時点で最高のファッションモデルでした。 映画評論家の町山智浩さんの本で知ったのですが、ウォーレン・ベイテイ演じるクライドが何故、女性と接することができなかったのかは、クライドがゲイだったということ。(勿論設定上の話し) この時代に、ハリウッドでは、さすがにゲイ描写はできず、こうなったそうです。 バンジョーのBGMが、古臭さを感じさせますが、当時のヒッピーやカウンターカルチャー世代が喜んだ背景が目に浮かびます。 若くして死ぬことの格好良さが上手く描かれています。 私はヒッピー世代ではありませんが、10代後半に60年代の古い音楽に目覚め、ドアーズのジム・モリスンに出会いました。 当時の「30歳以上を信じるな」という言葉には衝撃を受け、ジム・モリスンの人生のように生きたいとさえ思いました。 今、30歳を遠に超えましたが、未だに私の中にはジム・モリスンが生きています。 この映画で彼を思い出しました。 「明日に向かって撃て」と比較されがちですが、あちらは常に未来を夢見た男性二人なのに対し、こちらは、まだ未来ある若者、実際には現実に未来を持てなかった若者二人の設定が、全く違う点だと思います。 [CS・衛星(字幕)] 10点(2014-05-29 01:44:40) |
519. 天井桟敷の人々
3時間以上にもかかわらず、とても楽しめました。バチストのパントマイムは今見ても、高度なテクニックではないかと思います。ラストが印象的でした。ヒロインのガランスにむけた、ナタリーの名台詞は感動的です。 [CS・衛星(字幕)] 9点(2014-05-29 01:22:25) |
520. スパイダーマン(2002)
《ネタバレ》 主人公のピーターがヒロインのМJに対して、スパイダーマンがMJのことをどう思っているのか伝えるシーンがあるんです。叔母さんが入院している病室でのシーンです。 「MJのすてきなところは、彼女をみつめると、彼女に見つめ返される。すると、何だか急に不思議な気持ちになる。自分がとても強くなったようで、それでいながら弱く感じる。うれしくなり、それでいて怖くなる。正直どんな気持ちか分らないけど、どんな男になりたいかわかる。ムリして手の届かないものに手を伸ばしてる感じだ。」 この時、MJはピーターがスパイダーマンなんじゃないかと思って、手を握ったのかと思いました。 でも、よく見ると、MJは、ラスト、ピーターとのキスシーンで、唇に手を当て、その感触がスパイダーマンとキスした時と似ていると感じるんです。 このへんがイマイチはっきりとしないんですよね。 今、WОWОWで、パート1を観たところです。 これから、パート2を観て、それについて、じっくり考えていきたいと思います。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2014-05-25 03:52:09) |