521. ギフト(2000)
予備知識なしでの観賞でしたが、人間ドラマがしっかりしていたので、ドキドキ感は凄かったです。 サイコサスペンスっていうんでしょうか? スティーヴン・キングとジョン・カーペンターがタッグを組むと、こんな仕上がりになりそうな…そんな映画でした。 極力VFXに頼らずに進行していったのも面白かった要員の一つです。 ケイト・ブランシェットは最高でしたが、キアヌ・リーヴスはミスキャストのような気がしました。 主演がケイト・ブランシェットではなく、昔、テレビに頻繁に顔を出していた、おばさん占い師だったら、また違っていたかもしれませんね(苦笑)。 ヒラリー・スワンクの時代遅れのヘアースタイルに、携帯電話が全く出てこなかったことから、原作は80年代なのかなって感想も持ちました。 2時間のサスペンスものとして考えるとショボいかもしれませんが、感情を揺さぶることを考えれば、見て損はない作品です。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2014-05-21 23:23:20) |
522. ドライビング Miss デイジー
《ネタバレ》 劇場で観たときは若かったせいか、この映画の魅力がわかりませんでした。今回、20年ぶりの観賞で、これほど可笑しくて感動した自分を発見でき、心底良い映画を観たなぁって思っています。 冒頭のお婆ちゃんが、車をバックさせてしまうところから、掴みはOK! モーガン・フリーマン演じるお爺ちゃんも、あの独特な嫌らしい笑い方には、こちらも笑いを誘われてしましました。 ジェシカ・タンディ演じる、お婆ちゃんが、3個1ドルのサケ缶が一つ無くなっただけで、大騒ぎするところは爆笑してしまいました。 黒人の老人とユダヤ人の夫人のアラバマ旅行、私は最近「アラバマ物語」を観ていたので、夜のシーンは怖かったです。 アカデミー・メイキャップ賞を獲っただけのことはあります。ジェシカもモーガンもダン・アイクロイドも、どんどん歳を取っていく。 車が変わっているのにも気が付きました。 劇場で観たとき、モーガン演じる運転手が字が読めないのに新聞を読んでいる(見ている?)シーンが印象的だったけど、それは今回も同じだった。 家も売却され、お婆ちゃんもいなくなったと思ったら、そこまで終わりにさせなかったところで、エンドマークを打ったところも感動を呼びました。 現在、DVDも入手不可能ですが、いつかブルーレイで、完全吹き替えとボーナストラックをつけた状態で再発してもらえることを、切に願います。 小ネタてんこ盛りの最高の映画です。 [CS・衛星(字幕)] 10点(2014-05-21 16:20:30)(良:1票) |
523. デタッチメント 優しい無関心
アート系映画のようです。 荒れた学校に勤める教師と路上生活している少女の話しのように解説されていますが、主人公のモノローグが多く、90分の中に様々な問題を詰め込みすぎて焦点がぶれてしまっているようです。 英語が理解できないと、肝心なモノローグは字幕だけに頼るしかないので、本当にこれで正解なのか疑問が残ります。 内容がイマイチ理解できず、盛り上がりに欠けます。 路上生活している少女、エリカ役のサミ・ゲイルは当時15歳。魅力ある演技をしています。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2014-05-13 10:02:39) |
524. ブルーサンダー
VFXが大嫌いな私ですが、久々にテレビ放送の完全版吹き替えを観賞し、堪能しました。 サスペンス部分がチープですが、高層ビルで悪役たちが密室会議をしていて、マルコム・マクダウェルがカーテンを開けたら、ブルーサンダーが見ているシーンは、かなり印象的です。 こういう映画を若い人たちに、「本当のアクション映画とはこれだ!」って叫んでみたくなりますね。 内容はあまりありませんけど(笑)。 [CS・衛星(吹替)] 7点(2014-05-13 06:10:58) |
525. 偽りなき者
《ネタバレ》 久々に、ずっしり重いテーマの映画を観た気がします。幼な子の嫉妬からきた嘘で性的虐待と疑われた主人公が周囲の悪態と戦うという、もしかしたら自分にも降りかかりそうな内容でした。 日本でも電車の中で痴漢と訴えられた人が、正義感ぶった周囲のサラリーマンに押さえつけられる映像が浮かんできますが、本作を観ると「正義」って何だろうという疑問が湧きます。 キリストが娼婦に石を投げた人たちに対して「この中で本当に罪を犯したことがない人はいるのか」と訴えかけたシーンも思い出します。 一度疑われると、こういった疑いは一生消えません。 ですが、性的に変態な人間がいるのも現実です。 もし、私に、この映画に出演したクララと同じ歳の女の子がいて、猥褻なセリフを言わせ、こういう演技をさせたいとは絶対思わない! それが一番の感想かもしれません。 [CS・衛星(字幕)] 9点(2014-05-13 05:39:27) |
526. 機動戦士ZガンダムIII 星の鼓動は愛
三部作イッキ観賞だったが、長かったなぁ…。ロボットが出てきて、チュー、ドドドドン、バッキュ~ン、ドッカーンの連続だもん。登場人物のほとんどが命令に従わず、自分勝手に動くし、行動が幼すぎると思う。シャアは結局何やったかっていうと、ウ…ン、何にもやってなかったね。アムロも顔だけ。そもそも「Ζガンダム」自体、面白くないんだよ(笑)。 [DVD(邦画)] 3点(2014-05-06 02:19:31) |
527. 機動戦士ZガンダムII 恋人たち
ゴールデンウィークにテレビ版をイッキ観賞していたから、何となくついていけたけど、テレビ版を知らない人には、ついていけないと思う。でも、イッキ観賞したので、観る必要もなかったような…。 [DVD(邦画)] 3点(2014-05-06 02:13:15) |
528. 機動戦士Zガンダム 星を継ぐ者
たまたま友人と「Ζガンダム」の話しが出て、ゴールデンウィークにレンタルショップで一枚50円だったので、テレビ版と映画版3部作をイッキ観賞しました。 正直、中学生の時、「Ζガンダム」は途中でギブアップしたのですが、今改めて観賞して「そりゃそうだ」と思いました。毎回ロボットがドンパチやって、敵が「覚えてろよ!」って退却…。その繰り返しだもん。富野氏が「40過ぎてアニメなんか見るな!」って言う意味、わからなくもないです。 で、本作はというと、テレビと何ら変わることなく、ロボットがドンパチやるだけの内容のないストーリーで、90分で終わってよかったという感想でした。 [DVD(邦画)] 4点(2014-05-06 02:10:03) |
529. サイレントヒル
ストーリーは、あってないようなもの。 私はTVゲームはやりませんが、なんだか人がやってるゲームの横で、ポカンと口を開けて見ているような気分でした。 今の時代、CGで怖さなんて出せるんでしょうか? ほぼ全てCGだけで2時間を超すのは、違う意味で拷問を受けているようでありました。 クリエイターは「怖い」っていう感情を、もっと勉強すべきです。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2014-05-06 02:03:06)(良:1票) |
530. PARKER/パーカー
まぁ、私自身、アクション映画って、あまり観ないんですが、つまんなかったです。主人公のバックボーンが全く描かれてないし、シーンにメリハリがないから疲れました。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2014-04-17 19:50:20) |
531. コマンドー
ディレクターズカット版とオリジナル版の違いがわかりまんが、どれだけ家のシアターシステムが発達しようと、当時の映画館で観た感動には勝てません。 CGが当たり前になってしまった今、30年後に観賞しても、きっと同じ感動を得ると思います。 90分、久々に手に汗握りました。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2014-04-17 18:42:50) |
532. 緋色の街/スカーレット・ストリート
もしかしたらフリッツ・ラング監督の最高傑作ではないでしょうか? 1945年という何とも言い難い年に、ハリウッドでは、こんな映画が作られていたんですね。 彼は客が満足するようなハッピーエンドより芸術性を貫いたことが十分伝わってきます。洒落たセリフ、小道具、シャレード、伏線、使われた音楽が見事と言っていい、「本当に面白い映画とはこれだ!」と言いたくなります。 心温まる映画かと思いきや、人間の汚い部分を見事に描いてあり、笑い、エロス、涙、恐怖、全てが含まれています。 私にとって永遠に残る逸品となりました。 ヒロインが画家を演じるシーンでは笑ってしまいました。だって、佐村河内氏と新垣さんと同じなんだもん! 当時のハリウッド特有のオールセットなのも見どころの一つです。 [CS・衛星(字幕)] 10点(2014-04-17 15:50:55)(良:1票) |
533. ブギーナイツ
ポール・トーマス・アンダーソンの26歳の監督脚本作品だそうです。年齢の割に素晴らしいとは思いますが、なんというか…話がつまらないんです。この映画のエピソードは細かい点まで事実に基づいたものだそうです。で、それがどう結びつくかというと、私には全く理解できず、無駄に話が長いだけにしか感じられませんでした。この監督の作品は嫌いではないんですけどね。似たような映画でオリヴァー・ストーンの作品があったような気がするけど、あっちのほうが面白かったです。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2014-04-17 08:43:02) |
534. パンチドランク・ラブ
ポール・トーマス・アンダーソンって、本人が子供のころから、しょっちゅうキレやすい性格だったそうで、そのせいか、彼の映画の主人公はキレてばかりいます。本作の主人公もキレやすい性格ですが、秘密を暴露されて、トイレに駆け込み、片っ端から物を壊す場面は、私も何故か共感できます。なんとなく笑っちゃいました。誰でも一度はアダルトサイトにかけた経験ってありますよね。そこから広がっていく展開も面白くて、最後までいろいろな意味で主人公が爆発してくれて、私も気分爽快になりました。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2014-04-17 08:38:32) |
535. 危険なメソッド
???…何が言いたいのか全く理解できず。字幕が簡潔化しすぎてると思った。 [CS・衛星(字幕)] 2点(2014-04-17 08:21:08) |
536. ティファニーで朝食を
感動するのは「ムーン・リヴァー」とオープニングとラストシーンだけという、なんというか、例えていうなら、私には、ブルース・リーの「死亡遊戯」のようにしか見えません。 ほとんどの会話劇が昼メロなんですよね、これ。 オードリーも酔っぱらってる演技は下手だし、如何にもアメリカといったコメディ風なタッチ、これが私には合いません。 でも、私の部屋には本作のポスターが貼ってあるんですけどね。(苦笑) [CS・衛星(字幕)] 5点(2014-04-17 08:09:43)(良:1票) |
537. マグノリア
10年ぶりくらいの観賞だけど、面白かった。 内容もほとんど覚えていなかったけど。偶然が必然になることを言いたいのか? それにしてもポール・アンダーソンの映画は無駄に長い。 本作は群像劇だが、解決した舞台としてない舞台があるのは、なんだか不完全燃焼…。心に残るものがなかった。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2014-04-17 07:57:41) |
538. 扉の影の秘密
ヒロインのモノローグで進められる一人称の展開ですが、1947年というと戦争が終わって2年。何か製作者の意向に反して無理やり展開を変えさせられた感じがして、ラストがあっけないです。 結局誰が悪者だったのか、観終わって、もう一度考えなきゃいけない映画でした。 途中まではハラハラドキドキで面白かったんですけどね。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2014-04-17 07:35:26) |
539. ハードエイト
「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」で有名なポール・トーマス・アンダーソンの26歳の時に作った作品。 サミュエル・L・ジャクソンが出演していたからではないけど、タランティーノの「パルプ・フィクション」のような面白さがあった。 構成とかストーリーが似ていたわけでなく、セリフのやりとりや、突拍子なシチュエーションが、とても人間臭さを感じさせてくれ、作品の世界観に入り込むと病みつきになる感じがした。 グウィネス・バルトロウのネジの緩んだ娼婦の役も面白かったポイントの一つ。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2014-04-08 01:13:35) |
540. クリフハンガー
15秒のCMに、以前から気になっていた作品でしたが、蓋を開けてみたら、いい奴も悪い奴も間抜けばかりで失笑の連続でした。 何だかバカバカしくなってきました。スタジオとロケがごちゃ混ぜで、あれじゃ、本当にやったシーンも迫力が失せます。 吹き替えで観たのですが、セリフが陳腐すぎて、聞いてるこっちが恥ずかしくなるほどでした。昔の子供番組でやってたヒーローもののレベルです。 ラズベリー賞を4部門獲っただけの作品でした。 若いスタローンが懐かしかったところで3点。 [CS・衛星(吹替)] 3点(2014-04-05 22:06:32) |