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 > Dream kerokero さん
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プロフィール
コメント数 870
性別 男性
年齢 61歳
自己紹介 前情報を出来るだけ仕入れずに観ることを心掛けています。評価の基準は、その時々によって変わります。辛めだったり甘めだったりと。なので広い心で受け止めてやってください。

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521.  キングスマン 《ネタバレ》 
最近の「007」がリアリティ路線にいっていることに対して本作は、その真逆をいく仕上がりになっている。昔のスパイアクションにあったトンデモな武器や小道具、キテレツな悪役たち、そしてブッ飛んだ設定。もはや過去の産物と化したこれらを、どうぞ楽しんでください、と提供してくれたことに感謝したいです。大人が童心に返って楽しめる映画。やっぱりいいですね、こういうの。世界中のお偉いさんやリッチな連中の頭が、打ち上げ花火のようにポンポン飛んでいくシーンが個人的ツボでした(笑)それとただバカをやってるだけでなく、ちゃんと脚本の土台がしっかりとしている点も評価したいです。続編を熱望します!
[DVD(字幕)] 7点(2016-02-02 06:29:10)(良:2票)
522.  白鯨との闘い 《ネタバレ》 
この映画は観終わってしばらくしてから、じわ~っと、こう胸の中に何かがこみ上げてくる、そんな映画です。邦題である「白鯨との闘い」と予告の映像を見て誰もが思うのはたぶん、巨大な白鯨と船乗りたちとの壮絶な闘いでしょう。ところがどっこいそうではないんです。白鯨の襲撃で母船を破壊され、やむなく小型ボートに退避、そしてひたすら海の上を漂流し続けるだけなんです。白鯨とはその後ほとんど闘いません。ほぼほぼ漂流しています。だから巨大モンスターと死闘を繰り広げるようなものを期待して観に行くと、肩透かしをくらいます。かくいう私もそんな一人でした。たしかに肩透かしはくらいました、くらいましたけどそれをマイナスにさせないだけの深さがこの映画にはあります。人々の生活に必要不可欠となっている鯨油。鯨油のために鯨を殺す。この世界の支配者である人間なら許される行為。鯨を殺し油を摂取し文明のひを灯す。そんな時代。しかしそんな傲慢な人間の前に一頭の白鯨が現れる。その白鯨は彼らから大事な船を奪う。わずかな水と食料で生死の間を彷徨うこととなった人間たち。白鯨は彼らの行く末を見守るかのように後を付いてくる。殺そうと思えばひと思いに殺せるのにそうはしない。なぜ?その答えはやがて分かる。その答えがこの映画の深さ。この映画の魅力。物語の終盤で捕鯨に人生を掛けてきた一等航海士と白鯨が対峙する。闘いが始まるのか!?そう思った瞬間、一等航海士は手に持った銛を静かに置いた。彼の中で何が起きたのか。人間のエゴを悟ったのか。とにかく彼は闘いをやめた。やがて生還した彼らは口封じを頼まれる。化物鯨の存在が、捕鯨産業に悪影響を及ぼすことを恐れてのことだった。だが、家柄や血筋に価値観を持っていた船長が査問会で述べたのは、真実だった。その後話は石油が発掘されたことをほのめかして幕を閉じる。分かりますか、この深さが。人間の愚かさが。私はそれに気付くまで少し時間がかかりました。ただR指定になるくらいキワどいシーンが、もっとあっても良かったんじゃないかな。なんか全体的に小奇麗なんですよね。まあロン・ハワードですからね。分かっちゃいるんですけどね。は~もったいない。
[映画館(字幕)] 6点(2016-01-17 15:15:30)
523.  クリード チャンプを継ぐ男 《ネタバレ》 
●主人公がボクシングを始めるキッカケが曖昧。偉大なチャンプの血がそうさせる、という裏設定があったとしてもそれを納得する形で見せてくれてない。●劇中曲が印象に残らない。これは痛い!ロッキーシリーズは名曲揃いが故に残念。結局試合後半でかかったお馴染みのテーマ曲が一番盛り上がるという皮肉。●主役のマイケル・B・ジョーダンがイマイチ。今時の若者感はあるがそれだけ。苦悩していても苦悩している感じが伝わってこない。大根とまでは言わないが、この大役をやるには力不足に思えた。ただ、目元はアポロの雰囲気があって良かった。●正直言って設定が分かりにくい。まず主人公の彼がプロボクサーになったのはいつなのか?メキシコで試合をする前?でも彼は自己流でボクシングの練習をしてきたと言ってた。自己流でもプロになれるのか?分からない・・・。でそんなまだまだ駆け出しの彼が、たった数ヶ月ロッキーの指導を受けただけで、歴戦の強者ども相手に互角やそれ以上の結果を出せるものなのか?素質が元々あったとしてもいくらなんでも急成長しすぎじゃないか?ボクシングが安っぽくなっちゃうよ。あとプロが素人を殴って何もなしって・・・オイ!いくら何でもそれはダメでしょ。●とにかくこの映画に一番足りないものそれは、なぜ闘うのか?そこですね。はい。そういえば、精肉工場はなぜ出さなかったんだろう?う~ん気になるな~・・・。蛇足:エクスペンダブルズには笑えたw
[映画館(字幕)] 5点(2016-01-10 18:04:34)(良:1票)
524.  神さまの言うとおり 《ネタバレ》 
安っぽCGもアイデア次第。使い方によってはその安っぽさが逆にいい味になる。この映画がまさにそう。ブッ飛んだ設定でもうほとんどマンガ。マンガだからこそ安っぽいCGがマッチする。結果的に違和感がなくなる。そして変なリアリティが生まれる。なので何の抵抗もなく受け入れられた。テンポもよく飽きさせないのも良い。次々現れる遊びをどうクリアしていくのか。その辺のアイデアも良かった。ただダルマはちょっと強引過ぎかな。ラストのオチさえ何とかしてくれたらもっと高評価できたかも。広げた風呂敷をたたまずに終わるのって嫌いなんで。
[DVD(邦画)] 5点(2015-12-20 17:56:51)
525.  スター・ウォーズ/フォースの覚醒 《ネタバレ》 
良くも悪くもまんま、STAR・WARSですね。正直言って斬新さや真新しさはありません。焼きまし、あるいはノスタルジアといったとこでしょうか。見たような衣装・小道具・武器・エイリアンたち。話の展開も、襲撃→逃亡→出会い→旅立ち→別れ→反撃、と一作目の新たな希望と同じ流れ。デジャブかよ!てなりました(笑)それと昨今のCGをふんだんに使ったド派手な映画と比べて、やや物足りなさも感じましたね。もっとスゲェ映像を期待してました。ハン・ソロの死は予想できちゃって、なんか逆に違う意味で悲しくなりました。だってさ、まずあの吊り橋ね。落ちますよ~って言ってるようなもんじゃないですか。それに登場したばかりの暗黒面の彼が簡単に戻るわけないやん!もうバレバレすぎ。ハン・ソロの死が儀式的すぎて泣けちゃいました。それにその暗黒面の彼。ハン・ソロの息子さん。マスクを外すとまあ優男で拍子抜けですわ。もっとキャスティング考えて欲しかったです。一瞬イスから転げ落ちそうになりましたからね。あとストームトルーパーの彼ね。自分の故郷を襲うのをためらってそんでもって逃亡。殺せないよ~て言ってる割には、元仲間のストームトルーパー殺しまくりなんですが。ええ!?ですよ。彼の設定ユルユルすぎです。そもそもルークが消えた行動原理が理解しがたい。というか強引すぎ。甥っ子であり弟子である彼が暗黒面に落ちたからって責任とって隠れちゃったんですか?大の大人が。ジェダイが。許されないでしょそんなの。てかさ隠れるんなら地図とかヒントとか残すなって。男らしくない。とまあ色々と言ってはきましたが、この作品自体は5点ですが、やっぱSTAR・WARS好きなんでオマケで+1点です。次回作は良い意味で、旧作の呪縛から脱皮して欲しいですね。PS:レイ役のデイジー・リドリーちゃん、めっちゃキュートでもうお気に入りです。
[映画館(字幕)] 6点(2015-12-20 14:57:40)(良:4票)
526.  図書館戦争
原作未読。敗戦して民主主義となったこの腰抜けな国日本では、絶対にありえない設定。無理ありすぎ。本物の銃器を使っての戦争ごっこを見せられても、だから何?としか言いようがない。というか逆に、あれだけ乱射して死者が出ないのが不思議。何年か前に起きた日野事件。一般人の死者をあれだけ出して知らんぷりって、いくらなんでも非現実すぎっしょ。なんか全体的にただいい大人達が銃を振り回してカッコつけてるだけの、中二病丸出しのイタイ映画ですね。あと栗山千明のあの役は似合わない。大根すぎやん。
[DVD(邦画)] 3点(2015-12-18 23:14:51)
527.  予告犯 《ネタバレ》 
手の込んだ仕掛けで驚かせてラストでお涙頂戴、そうなるはずなのになんか泣けなかった。あまりにもうまく行き過ぎだから。ゲイツが思い描いた通りに事が運びすぎだから。だってそうでしょ、もしネットカフェの店員が通報してたら?戸田恵梨香がめっちゃ足早くて捕まってたら?のび太の通報がバレてなかったら?それとターゲットとなる政治家が現れなかったら?その政治家にやましい事がなかったら?あまりにもね、うまく行き過ぎなんですよ全てが。まあね、エンターテイメントなんだからと思えばいいだけのことなんですけどね。あ!そうそう、メタボは議員の事務所、かんさいは漫画喫茶で仕事してましたね。だったらあんな過酷な労働を選ぶこともなかったのにね。それと戸田恵梨香の人物描写が弱すぎ。そのため、彼女とゲイツとのラストの抱擁シーンにグッとこなかった。全体的に人物描写があっさりし過ぎです。で、個人的に許せないのがゲイツの死です。だってさ、死ぬってことは逃げでしょ。罪を償わずに逃げたことになるでしょ。いくら不法投棄の親方がゲス野郎でも、殺していいことはない。背負った罪はちゃんと償わないと。それに生き残った他の3人。どうすんだよ、ネットに顔出してこの先の社会復帰は?大変だぞ~。世間は容赦ないぞ~。世の中舐めてますね。殺したいほど憎い奴がいても、死にたいほど辛いことがあっても、必死にもがきながら生きている人たちがいるんです。せめてラストの終わり方が違っていたら・・・そう思うと非常に残念です。発想が良かっただけに。
[DVD(邦画)] 4点(2015-12-17 21:17:56)
528.  海街diary
なんか映画を観ているというよりも、人んちの日常を覗き見しているみたい。まさに「diary」ですね。とくにこれといってドラマチックなことがあるわけでもないけれど、四姉妹のそれぞれの心理描写をわずかなエピソードでテンポよく掘り起こしてくれるので、退屈することなく作品の世界に浸ることができた。監督の職人技に拍手です。それと綾瀬はるか史上最高の演技じゃなかろか。正直言って彼女の演技力はあまり褒められるようなものとは思えなかった。ところが別人!?ていうくらいいい演技をしてましたね。ビックリです!他の演者さんたちもみなイキイキとしていて、みていて清々しく気持ち良かったです。人の生涯って結局死んだあとに何を残すか、そこなのかな・・・。そう感じました。
[DVD(邦画)] 6点(2015-12-16 21:20:06)
529.  インサイド・ヘッド
単なる子供向け映画ではなく、むしろ大人向けの映画ですね。外面ばかりに気を使い、ストレスの溜まる日々。そんな大人たちへのメッセージのように感じました。かくいう私も、自分の感情を半ば押し殺すように人付き合いをしています。それが大人だと思うから。感情任せでは波風立ち放題だから。でもね、限度もあると思うんですよ。まるっきり自分を捨てちゃったら自分でなくなる。それでいいのかと。「個人」とは「個性」ある「人」ではないでしょうか。個性のない人間なんてつまらない。誰もがもっと自分らしくありたいと思ってるはず。個性と社会適合のバラスをいかにとるか。それができるのが魅力ある大人、なんでしょうね。と、こんな深いことを考えさせてくれたこの映画、大したもんです。はい。
[DVD(字幕)] 7点(2015-12-14 20:49:12)
530.  ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション
敵の悪役の親分、めっちゃ頭脳派かと思いきや最後のあれは何?頭悪すぎてガッカリです。ただただトム・クルーズを満喫する作品ですな。まあ退屈はしなかったしヒロインもお美しかったので、それなりに満足はしたかな。
[DVD(字幕)] 5点(2015-12-13 12:15:04)
531.  レフト・ビハインド 《ネタバレ》 
スケール感ゼロのパニックムービーほど観ていて辛いものはない。たとえ予算がなくてもアイデア次第で面白くもできるだろう。なのにアイデアのアの字もありゃしない。なんなんだこの映画は!人をおちょくってんのか!ここ最近観た中で断トツのつまらなさですね。はい。それとすっげぇ気になったことが。世界中から子供たちが消えました。子供たち・・・さて基準は?何歳までですか?10?15?18?次の日が誕生日の場合は?どこで線引きするんですかね。それにさ、親から引き離されたら子供たちだって可愛そうじゃんか。泣いちゃうよみんな。いいのかよそれで!けっきょく天国行っても不幸やんけ!以上!
[DVD(字幕)] 1点(2015-12-12 21:27:36)
532.  映画 ビリギャル
昔あった「積木くずし」な世界を想像していました。ポジティブで前向きな性格と、恵まれた環境が揃っていて、なんだか出来すぎな印象を受けた。しかしそんな無難な設定にも関わらずこの作品には「再生」というテーマ以上に、もっと大きな意味合いを感じることができた。それは他人との接し方です。慶応に行くと決めてからも友達との付き合いをやめなかったさやか。そんなさやかの義理堅さはまるで、当たり前っしょ、と言われてるみたいで、人間関係に気を使いすぎる私には眩しくうつりました。たしかに泥臭くもなく熱い青春群像でもない。実際のビリギャル本人がどうだったかも問題ではない。映画「ビリギャル」がどうなのか?良いのか?悪いのか?面白いか面白くないのか?そこだけに焦点を当てたならば、間違いなく良い映画だと思います。
[DVD(邦画)] 6点(2015-12-10 22:17:04)
533.  脳内ポイズンベリー
もっとコミカルなものかと思ってました。結構マジメなのね。脳内会議の描き方にもうひとひねり欲しかった。共感できるところも多くそれなりには楽しめました。振り回されているように見えるヒロインですが、よくよく整理してみると振り回してるのは実はそのヒロインだったりします。女の気紛れって、恐ろしい・・・(^_^;)
[DVD(邦画)] 5点(2015-12-07 21:41:46)
534.  駆込み女と駆出し男 《ネタバレ》 
駆込みが成就するまでがやや退屈。そこからはテンポもよくて飽きずに観れた。ただそのテンポのせいか全体的にオムニバスな仕上がりとなり、個々の話に強い感情移入は出来なかった。平均点止まり。そんな平均点止まりに貢献した役者さんたちの演技は、片意地張らぬ自然体な感じでこの作品に大きな魅力を吹き込んでくれてます。そして大泉洋はいつもの大泉洋のままなのだが、それが功を奏している。彼だからこその味がとにかく気持ちいい。まあ結果的に「大泉洋」という役者が好きか嫌いかでかなり評価の分かれるとこかな。得意の話術が見せ場となる回数の多いこと多いこと。吉原の連中を追い返す行はお見事としか言いようがない。あと想像妊娠の治療も面白かった。現代言葉を流用するとこも好きだし、それと対になる方言の暖かさも好き。じょごとお吟の別れのシーンでのあの方言にはやられました。
[DVD(邦画)] 5点(2015-12-06 16:55:48)
535.  イニシエーション・ラブ
頭空っぽの状態で観たせいか、私は素直に騙されました。前田敦子の設定が、憎たらしいほどしてやられたりでした。男と女の恋愛に対する接し方の違いを、ラストの笑顔で叩きつけられたみたいで、単なる騙しだけでない点も評価したいです。ただ2度は観ないですが(笑)
[DVD(邦画)] 5点(2015-12-05 22:34:58)
536.  リピーテッド
照明やカメラアングルなど、映像的には手の込んだ作りになっていてそこは評価したい。ただ脚本はありきたりで凡作。血だらけの状態でホテルからマネキン工場まで行った経緯が不自然すぎ。で普通そこからホテルのチェックインや血痕や指紋等で浮気相手がすぐに警察に分かるはず。リアリティをあまりにも無視しすぎです。ただ全体的な雰囲気だけは良かったです。
[DVD(字幕)] 4点(2015-12-05 07:57:58)
537.  ハンガー・ゲーム FINAL:レジスタンス
原作は読んでないけど多分、多感な少女の成長物語に主軸を置いてるんでしょうね。まあアクション青春ムービーですね。次回の完結編ではド派手なアクションに期待したいです。
[DVD(字幕)] 4点(2015-11-23 20:00:38)
538.  映画 暗殺教室 《ネタバレ》 
漫画原作の実写化にしては良く出来ている方だと思います。テンポもよくあまり間延びしないのもGOOD!殺センセイも違和感なく溶け込んでてこれまたGOOD!脇を固めるベテラン俳優さんたちの演技力もこれまたGOOD!そしてなによりも、羽住監督がこの原作に対して「リスペクト」をしているのがひしひしと感じられたのが嬉しかった。原作の持っている「らしさ」を損なうことなく、短い時間の中で非常にスマートな仕上がりになっており、尚且つ見せるべきものをしっかりと抑えていてまさに職人技ですね。ただラストの脱出は種明かしをして欲しいかったな~。それがこの作品の肝なんだから。まあ何だかんだでそこそこ楽しめました。次回作の卒業編は劇場に行こうかな・・・。
[DVD(邦画)] 6点(2015-11-08 14:57:18)
539.  フォックスキャッチャー
非常に地味な映画です。地味が故に監督の手腕が問われます。その難問をベネット・ミラーは見事にクリアしてくれた。淡々と物語が進む中にきっちりと登場人物たちの内面を、丁寧に丁寧に、これでもかというくらい丁寧に描ききった。なのでどっぷりと感情移入することができ、常に緊迫感を維持しながら鑑賞することが出来た。ジョン・デュポンを演じたスティーヴ・カレル。どこを見ているのかよく分からない生気のない視線はとても印象深く、まるで機械人形のようだ。おかげでラストの発砲にいたるまで気が抜けませんでした。ほんと、見事な演技には脱帽です。ジョン・デュポンという人物ですが、彼が抱えていた闇は、多くの人達の中にあるものだと思う。他人事ではなく、写鏡のようで正直怖くなりました。明日は我が身かと。偉大な兄の存在にジレンマを抱えるマークもまた、他人事ではなかったです。この映画は非常に地味で、観る人によって評価は分かれると思います。ただ私は登場人物たちと怖いくらいシンクロ出来てしまったので、この点数を付けました。あと、テーマ曲のピアノの旋律も淡々としていて効果倍増でしたね。
[DVD(字幕)] 8点(2015-10-25 08:34:39)
540.  風に立つライオン 《ネタバレ》 
B級テイストの作品を得意とする三池崇史監督が、まさか壮大なヒューマンドラマを手掛けるなんて・・・。もうビックリ!でその感想ですが、確かに感動はしますし、いいお話だな~とも思います。主役の大沢たかおもなかなか良い!しかし何というか、大沢たかおの日本の恋人さん関連のシーンがちょっと多すぎで、少々ダレます。その分をカットしてもう少しコンパクトにまとめた方が良かったかも。まあそうは言うても原作がそうなら仕方ないのかも。サンダーバードがシュバイツァーの伝記になってしまったとこは、良い終わり方でした。好きです、こういうの。
[DVD(邦画)] 5点(2015-10-22 22:33:59)
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