521. オデッセイ(2015)
《ネタバレ》 主人公を置き去りにしてしまったクルーの自己満足的リスキー行動は理解できなくもない。リアリティは無いけど仲間を救う犠牲的精神はやっぱり心を打つ。「またチャイナか」の違和感は、エンドクレジットの「I Will Survive」で目をつぶる。 [ブルーレイ(字幕)] 7点(2016-07-12 21:37:33) |
522. ローマの休日
随分ファンタスティックなストーリーだけど感傷的に感じてしまうのはオードリー・ヘプバーンの可憐さからか。ちょっとカマトトっぽいけど新人だったので目をつぶる。 [CS・衛星(字幕)] 9点(2016-07-04 23:15:31) |
523. 野いちご
人づきあいや他人を論評することを人生の大いなる無駄と考えている主人公、孤独を好んでいるかのように人との交流を意図的に避けてきたが、結局みんなと同じ承認欲求人間。いくつになっても人恋しくなったり煩わしくなったり、社会なくして個人は存在しないことだけは伝わってくる。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2016-07-03 18:45:05) |
524. トッツィー
女性の魅力は演技力だけでは伝わってこないのが分かった。 [CS・衛星(吹替)] 5点(2016-06-30 21:54:07) |
525. 野獣死すべし(1980/日本)
冷徹なハードボイルド映画を期待していたけどなんじゃこりゃ。いかにも演技してますの連続にウンザリ。 [CS・衛星(邦画)] 2点(2016-06-29 22:27:02) |
526. ロンゲスト・ヤード(1974)
《ネタバレ》 主人公の徹底した荒っぽさが出だしから快調で、刑務所の中もフットボールの試合も痛快。ただ、所長との取引に応じちゃうあたりに痛快コメディに徹しきれない物足りなさを感じる。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2016-06-27 22:52:02) |
527. 大統領の執事の涙
歴代の大統領をいろんな人が演じていて面白かったが、こういう作品を見るにつけ差別とか優越感の根っこの部分はなかなか無くならないことを思い知らされる。限度を超えた理不尽には普通の人なら強烈な嫌悪感を抱くはずだけど、昨今の英・米・露・中の動向や世界の潮流を目にすると、歴史が繰り返されていくようで非常に面白くない。 [CS・衛星(吹替)] 6点(2016-06-26 00:07:56) |
528. マイ・ガール
小さな主役たちは魅力的で中味もいい感じなのでまあいいか。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2016-06-24 20:48:54) |
529. ボディ・スナッチャー/恐怖の街
出だしからミステリアスな展開だったけど温室で「さや」が出てくるあたりから緩んでしまう。主人公も頑張っているので眠ってはダメだと思いながら見てたけど、現実感の薄さと非科学的っぽさがちょっと残念。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2016-06-23 21:52:47) |
530. 寒い国から帰ったスパイ
いかにも演技派のリチャード・バートンがちょっと鬱陶しいけど、当時の東西冷戦の緊張はしっかり思い巡らせることができる。国家の安全が人権より優先されるのは分からないでもないが、ラストで主人公が選択する行動の切なさが後を引く。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2016-06-21 21:38:33)(良:1票) |
531. スケアクロウ
いかにも70年代って感じ。この年代も大好きな作品多いけど、喧嘩っぱやくて人間不信の男が自分とは真逆の性格の相棒を想うようになっていく過程に作り物っぽいクサさを感じてしまい、響き方も弱かった。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2016-06-19 00:30:03) |
532. ラーメンより大切なもの~東池袋大勝軒50年の秘密
体はボロボロなのにただただおいしいラーメンを作り続けるひたむきさは結構響く。奥さんを亡くしてからの生き方がとてもロマンチックで切ない。大勝軒は池袋系も永福町系もあちこちで食べたけど、早朝から並んだり閉店の日に9時間も待つ気にはなれない。しかし、何時間待っても山岸さんのラーメンを食べておくべきだったと思わせてくれる映画である。 [地上波(邦画)] 7点(2016-06-13 17:34:06) |
533. SUPER8/スーパーエイト(2011)
母親の事故死を思わせる出だしからとてもいい感じだったが、途中までいい感じの多くの映画同様やっぱり尻すぼみ。大事件への対応やSF観があり得ないくらい非現実的で、いくつもの人間ドラマも空々しく映る。エンドクレジットで主人公たちの自主製作映像が流れるが、まるで彼らが作ったようなシナリオの中味に途中から義務感だけで見ていた。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2016-06-07 23:53:21) |
534. ソラリス
人間の意識を特別視すればこんな世界観もあるかと思うが、SFの中味や結末は哲学的というよりファンタジーに近い。 [地上波(吹替)] 5点(2016-06-04 23:32:56) |
535. 突破口!
《ネタバレ》 いかにも70年代みたいな頑丈なアメ車と緩いBGMのハードボイルド映画。歯医者に忍び込んで自分のカルテを相棒のものとすり替えるあたりでラストの察しがついてしまうが、冷静な主人公と冷酷な殺し屋の絡みが決まっている。最後の突破口は随分リスキーだけど、中味はダーティハリーより面白かった。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2016-06-03 23:12:09) |
536. 里見八犬伝(1983)
やたらと出てくるテーマパークのアトラクションのような仕掛けに英語の歌とキスシーン、さすがは角川時代劇。当時の配給収入邦画No.1らしいけど、ヌードが薬師丸or岡田さんだったらもっとウケたかも。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2016-06-01 23:34:34) |
537. マスク(1994)
《ネタバレ》 抑圧解放マスクなのでストーリーは爽快そのもの。そんなマスクを着けても飼い主に忠実なジャックラッセルがいじらしい。 [CS・衛星(吹替)] 7点(2016-05-31 22:14:18) |
538. RAILWAYS 愛を伝えられない大人たちへ
夫が定年を迎える熟年夫婦の立場や気持ちがリアルに伝わってくる。自己実現ができない積年の欲求不満なのか何でも仕切りたがる夫からの逃避なのか、終末期セラピーに生きがいを求める妻の姿がイマイチピンとこない。価値観の相違というよりは優先順位とか相性の問題のように思うけど、よくある普通の夫婦危機ドラマを期待していただけに、電車のトラブルに患者の救助のようなドラマチックな展開で生々しさが色あせる。立山連峰の素晴らしさは鮮明だったけど。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2016-05-30 22:58:29) |
539. 日本の黒い夏 冤罪
被害者を加害者にしてしまう生々しさに引きつけられる。論理的思考を欠いたこうあるべきという思い込みと、村八分社会に根を下ろした世論の後押しが冤罪を作ってしまう過程がよく分かる。「人間ならば誰にでも、現実のすべてが見えるわけではない。多くの人は、見たいと欲する現実しか見ていない」という古代ローマ人の言葉が蘇る。自分も含めて偏向や誘導に馴染んでしまっている社会での冤罪根絶の限界を感じてしまう。作品としての出来はパッとしないが、とても心に響く映画だった。 [CS・衛星(邦画)] 8点(2016-05-26 20:13:59) |
540. 海街diary
対人関係の悩みがいろいろ出てくるが基本は穏やか。女優陣の演技も自然で癒し系の中味もいい感じ。こんな現実もなくはないんだろうけど、きれいごとではすまない人間の本性みたいなものが伝わってこないので映画としては物足りなく感じてしまう。 [地上波(邦画)] 6点(2016-05-26 15:58:04)(良:1票) |