541. アザー・ガイズ 俺たち踊るハイパー刑事!
おとなしいコメディだな~というのが率直な感想。ストーリーどうこうの映画ではないから、細かいネタで笑えるかどうかの問題だけど、残念ながら…。TLCとか知ってると笑えたのかもしれない…。内容を忘れた頃に吹き替えで見直そう。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2012-09-22 20:01:04) |
542. 花とアリス〈劇場版〉
蒼井優は本当に天才なんじゃないかと思った。不思議な魅力に溢れている。彼女あってこその映画といえそう(鈴木杏もなかなか)。岩井監督らしい演出・映像も雰囲気が出ていて良いと思うけど、肝心のストーリーはどうしてこれほど冗長になってしまったのだろうと…。広末涼子の無駄遣いなんかも、どういう意図があるのかちょっと分からない。あんまり面白くなかった…。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2012-09-21 19:00:52) |
543. エターナル・サンシャイン
《ネタバレ》 脚本・編集の妙。クレジットタイトルを見終えて、すぐに最初の15~20分間を見直した。「気持ちを変えて振り返ってごらん 気持ちが違えば世界も変わるから」の歌詞の通り、同じ内容なのに1回目と2回目でこれほどまでに違うものかと驚いた。人が人を好きになり、やがては別れる。その記憶とは何なのか? なぜ記憶を消してはいけないのか? この映画は明確な答えを出す。記憶消去後、想い出の場所で再び出会い、惹かれあった二人。運命的でありながら、やる瀬なさを感じたのは遅かれ早かれ同じ結果にたどり着くのが明らかだから。喜びも悲しみも怒りも後悔も自分を成長させる糧なのに、記憶を消せばリセットされてしまう。だから同じ事を繰り返して終わる。これではただのバッドエンド。これをハッピーエンドとまではいかないが、希望を持たせてくれたのがメアリーの暴走だった。二人が上手く行くかは分からない。でも(不完全ながら)過去を取り戻した二人は少なくとも以前の繰り返しではない次のステージに進んでいる。過去があるから次に進める。大切なメッセージがこの映画にはあった。 [CS・衛星(字幕)] 10点(2012-09-20 18:08:38)(良:1票) |
544. ケープ・フィアー
オリジナル「恐怖の岬」は未見。逆恨みではなく一応は正当な恨みなのかぁ…。マックスは14年間の刑務所生活で体を鍛えただけではなく、字を学び、法律も頭に入れた。知恵をつけちゃうとやっかいな例で、法ギリギリのところで脅してきたり、サムを嵌めたりと、まずは静かな怖さが展開され、面白い。特にマックスを誘い出した時の張り詰めた空気は秀逸。二人の会話の間や表情に見入ってしまった。そういう意味ではジュリエット・ルイスも良かったと思う。クライマックスとなる船上での戦いはシュールなくらいだったけど、それらも含めてデ・ニーロの凄さを改めて感じた。オリジナル版の主演グレゴリー・ペック、ロバート・ミッチャムが少し出演しているのは粋なファンサービスだ。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2012-09-18 20:14:25) |
545. 127時間
痛い場面が苦手なのもあるけど、それ以前に映画にするには少し足りないと思った。30分くらい?の尺でナレーションも付く「世界仰天ニュース」や「アンビリバボー」などで見たい内容。映像も最近の映画にしてはそれほどでもないような…。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2012-09-16 09:17:49) |
546. ネバーエンディング・ストーリー
基本的には子供向け映画なんだろうけど、子供の頃、読書が大好きで、それこそバスチアンにように時間を忘れて読みふけることも多かった、という大人なら当時を思い出して懐かしくなるんじゃないかな。しかし、自分はテレビっ子だったんだよな~…。まあ、それはそれとして壮大かつ、CGとは違う独特の映像は一見の価値がある。かわいいんだか気持ち悪いんだかよく分からないドラゴンは夢に出てきそう。テーマソングはホント最高。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2012-09-13 18:07:13) |
547. モンスター上司
《ネタバレ》 これは面白かった。掘り出し物。結構なパワハラを受けてる三人だけど「情報収集」とか凄く楽しそうで、仲間に入りたいと思っちゃった。意図しない形で上司同士が絡んだり、思わぬ人がヒーローになったりと、脚本もしっかりしてる。マザーファッカー・ジョーンズの助言もちゃんと役に立ってるんだよな~。(料金分の価値は絶対に無いけど)。上司役三人は大物揃い。安定のケヴィン・スペイシー、もはやコント用メイクのコリン・ファレル、そしてジェニファー・アニストン。あの下着姿… ウエストのくびれセクシー。デール羨ましいぜ。NG集&アウトテイク集もなかなかでした。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2012-09-11 13:52:39)(良:1票) |
548. 居酒屋兆治
《ネタバレ》 酒でも飲みながら観たいって感じの大人の映画かな。後から考えれば、さよちゃんの件は救いようがない話なんで常連さんたちとの人間関係とか、そっちも丁寧に見せていくのは正解だったのかもなぁ。病んじゃったんでしょう…。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2012-09-11 13:51:20) |
549. 明日に向って撃て!
《ネタバレ》 とても綺麗な映画。名曲「雨にぬれても」をバックにブッチとエッタが歩いた野原の美しさよ。ブッチとキッドが追われる身になってからもアカデミー撮影賞に輝いた美しい映像を楽しめる。アメリカの雄大な自然が準主役とも言えそうだ。しかし、二人はそんな景色を楽しむ余裕はなく、徐々に追いつめられていく。レフォーズたちのしつこい追跡は適度な怖さがあって面白かった。三人がボリビアに逃げてからは失速した印象だけど、全体としてはなかなか。あと、ウッドコックはいいキャラだな~。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2012-09-08 20:00:25) |
550. 夜叉
《ネタバレ》 元ヤクザの男が家族や村のためではなく、惚れた女のために15年ぶりにミナミに戻る。友人で留まっていればともかく、体の関係を持った以上、美談にはならないなって感じ。かといって、知らんぷりできないのもよく分かるけど…。修治、冬子、蛍子の渋い三角関係にマッチした情緒的な映像と音楽は見事。居酒屋のシーンは特に好きだな~。高倉健も相変わらずのカッコよさ。かつて仁侠映画で一時代を築いた人だからこそ、この役に説得力がある。そして、なんといっても田中裕子の存在感。当時まだ30歳、いやぁ本当に凄い。 [CS・衛星(邦画)] 7点(2012-09-08 18:06:10)(良:1票) |
551. 妖精は花の匂いがする
《ネタバレ》 少し時代が進んだ「青い山脈」みたいな…。お金に困っている女学生・小溝田鶴子が絵画モデルのアルバイトに応募。最初は座っているだけでいいと言われたが、途中でヌードになることを求められる。田鶴子はこれに応じた上、不運にも現場を同級生に目撃されてしまう。時代が時代だけに騒動に発展。田鶴子、そして丹下はどう向き合ったか、という話で、なかなか見応えがあった。丹下を見送った駅のシーンは雰囲気が出ていて素晴らしい。 [CS・衛星(邦画)] 7点(2012-09-07 18:30:53) |
552. 君よ憤怒の河を渉れ
《ネタバレ》 これは2時間半もあるけど、もっともっと削ってスピーディーな展開にすべきだったと思う。BGMにも違和感があって、一部は旅番組風になってる。濡れ衣を着せられた主人公の逃亡は東京から北海道、そしてまた東京へと。その中でセスナ操縦とか、新宿を馬で駆けるとか、いろいろ大胆なことをやってるけど、どうもイマイチ…。ついでだけど熊は最悪。あれはやめておくべきだった。やたら濃い原田芳雄や、黒幕か?とも思わせる池部良など俳優陣はわりと好みで、特に岡田英次、西村晃といったあたりが目立ち始めてからは結構楽しめた。この胡散臭さがイイ。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2012-09-04 20:02:00) |
553. 12モンキーズ
《ネタバレ》 タイムトラベル系の醍醐味である練られた脚本と、ブルース・ウィリスのむさ苦しさと、ブラピ演じるジェフリーのいかれた行動。そして賛否ありそうなラストと充実の内容。未来からやってきた男とそれを信じない精神科医という、よくある構図が逆転する、なんてのも面白いと思う。思い返せば冒頭の映像からトリックが仕掛けられていたし、そういう映画だったんだな。ジェームズの脱走を手助けしてくれたジェフリーが50億人殺しじゃなくてホッとした。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2012-09-03 18:18:50) |
554. あ・うん
《ネタバレ》 <原作未読・TVドラマ版も未見>なんか、全然面白くないなと思いながら見ていたけど、門倉(高倉健)と水田(板東英二)の仲が険悪になってからはなかなか面白かった。和解、さらにさと子の件と畳み掛けるラスト。終わり良ければすべて良しじゃないけど、ちょっと感動しちゃったんで、一応及第点。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2012-09-01 12:35:39) |
555. 4デイズ
《ネタバレ》 うわあああ。やっぱりこの世には「正しい」とか「間違ってる」とかで片付けられないものがあるなぁ…。いきなり小指切断から始まる拷問。「存在するのはHとヤンガーじゃない、勝利か敗北だ」しかし、この映画「拷問のプロvsテロリスト」から次第に「Hvsヘレン・ブロディ」の色合いが濃くなる。ヘレンが正しいとしても、実際、救った命の数はどうなんだ。この投げかけに倫理観が一部崩れた。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2012-09-01 12:35:23) |
556. 無宿
勝新太郎と高倉健が共演した唯一の映画! 玄造と錠吉、お互いに得意とする役どころだろうし、サキエ役の梶芽衣子もまた素晴らしい。一応ヤクザものだけど、ロードムービーのような時間の流れ方を感じた。舞台となる昭和初期の質感というのか、そのあたりも綺麗に撮れていると思うけど、めちゃくちゃ面白かったわけではない。特にお宝探しで海に出てからは失速してると思う。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2012-08-30 22:15:58) |
557. キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー
《ネタバレ》 チビでガリガリで病気持ちのスティーヴ。国のために戦いたいと思っても軍に入隊することさえできない。しかし、拾う神もありで、ある日アースキン博士の目にとまり、スーパーソルジャーの候補となる。そして博士は新兵十数名(?)の中から一番の落ちこぼれであるスティーヴを選んだ。その理由が科学的なものではなく、内面を重視した結果だというのが良い。「弱者は力の価値を知っている」これは良い言葉だ。しかし、マッチョ化しても順風満帆だったわけではない。ダサいタイツを着せられ、国債購入のキャンペーン回りをさせられるなど、不本意な日々が続く。もうアメコミ原作だってことを忘れて凄く真面目に見ちゃってた。でも楽しめたのはここまで。捕虜救出作戦からは平凡なアクション映画になっちゃうし、シュミットの本当の顔があらわになった瞬間、完全にアメコミの世界に引きずり戻された。ついでに「ラスボスは主人公の手で倒せ!」とも言いたい。「アベンジャーズ」への繋げ方はまあ、こんなものかな。トニーの親父、若き日のハワード・スタークが出てくるのは嬉しいね~。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2012-08-28 18:00:53) |
558. 南極物語(1983)
苦労して撮られた映画であろう事はよく分かるが、それは面白さとは別問題だし、逆に映像への愛着から編集が甘くなったとすれば本末転倒。退屈だった。 [CS・衛星(邦画)] 4点(2012-08-26 12:30:15) |
559. 八甲田山
《ネタバレ》 大作、力作、そんな言葉がぴったりの映画だけど、正直それほど楽しめなかった。簡単に言えば「八甲田雪中行軍遭難事件」の単なる再現映像になってはいないか?ということだ。映画ならば人間ドラマを見せてほしい。そこが希薄だと感じた結果、せっかくの豪華キャストもありがたみが無くなってしまった。加山雄三は当時落ち目だったのかもしれないが、緒形拳、丹波哲郎あたりは役不足でしょう…。苦難の連続も、徳島大尉も神田大尉も、その他の人らも面白みに欠ける。ただただ雪との闘いでこれだけ長いとかなり疲れる。 [CS・衛星(邦画)] 4点(2012-08-26 12:30:12) |
560. タンポポ
どうして関係ない話が入るのかな? 全部「食」に関係してはいるけど…。これには賛否あるようだが、私は「否」の側で。特に変態プレイは要らなかった。タンポポさんとゴローさんたちの話は面白いです。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2012-08-25 16:30:24) |