541. エスター
《ネタバレ》 トム・ハンクス「ビッグ」など、大人の姿をした子供の話はとても夢のあるファンタジー映画。その逆に、子供の姿をした大人の話は悪夢のようなホラー映画にしかならないことを認識しました。どんでん返し、というよりはミスリードの仕方が秀逸だったように思う。パッケージや映画の雰囲気から、これは絶対に悪魔憑きの話と思ってましたから。 [ブルーレイ(字幕)] 6点(2013-10-08 21:41:10) |
542. たそがれ清兵衛
真田広之さん、いい映画に主演できてよかったですね。彼の代表作だと思います。井上陽水さんの「決められたリズム」は、意外とハマっていました。 [DVD(邦画)] 6点(2013-10-02 15:06:33)(良:1票) |
543. ゴーン・ベイビー・ゴーン
パトリックよ、あなたは勇敢で正義感が強くて、本当に立派だ。頭も切れる。ケンカも強い。大したもんだよ。 でも道徳は小学校一年生からもう一度お勉強した方がいいね。 [ブルーレイ(字幕)] 5点(2013-10-02 14:59:58) |
544. 食べて、祈って、恋をして
Borrow Pay Loss 借りて、払って、損をして [ブルーレイ(字幕)] 3点(2013-09-29 21:16:51)(笑:1票) |
545. ホリデイ
《ネタバレ》 良質なロマンチック・コメディでした。過去の名作のオマージュを随所にちりばめており、監督の映画に対する敬愛が感じられます。そして間違いなく監督はエンニオ・モリコーネの心酔者でしょう。アーサーのスピーチ、まるで監督の映画論を代弁して話しているようでしたが、なかなかの名演説でありました。ジャック・ブラックがケイトをレンタルビデオ店にエスコートするシーンはかなり笑えました。このシーンで名前が出た、「ミッション」という映画が気になって仕方がないのは私だけではないはずだ(笑) [DVD(字幕)] 7点(2013-09-29 20:42:02) |
546. ファミリー・ツリー
《ネタバレ》 家族のためにと仕事に明け暮れて、ふと気が付けば娘とうまく接することすらできなくなっていた親父の物語。ホームドラマとしてはあまりにも使い古された題材ですが、ハワイが舞台というだけでどこか新鮮な感じの映画となっています。家族が当たり前のように一緒にいることの大切さを、さらっと感じさせるラストが秀逸でした。 [ブルーレイ(字幕)] 6点(2013-09-26 21:56:19) |
547. トゥ・ザ・ワンダー
テレンス・マリック監督の映画は、人物たちの表情の変化が乏しいし、台詞が極端に少なくて退屈です。本作も、ハビエル・バルデム牧師さんが語れば語るほど眠気を誘う映画でしたが、その度に閃くような映像美に救われて、何とか最後まで持ちこたえることができました。本当に映像美は別格。そこだけは映画館で鑑賞してよかったと思えます。そびえ立つ幻想的なモン・サン・ミシェル、オクラホマの広大な大地、神秘的なカトリック教会。地球が誇る様々な景観の迫力にはただただ圧倒されます。物語の随所で暗示的に「水」が映しだされます。水・・羊水、全ての生命の起源、形のないもの、地球上の全てにとってかけがえのないもの、、要するに多次元的な「愛」を示唆していると思われます。総括すると、愛という教えを説く宗教のイメージビデオのような映画、としか言いようがない。 [映画館(字幕)] 6点(2013-09-16 23:10:59) |
548. 人生の特等席
《ネタバレ》 ガスは正に昔気質の職人。自分のやり方を頑なに変えようとしない石頭で時代遅れの男です。その生きた化石のようなじいさんが、経験と情熱だけで最先端のITベースボールに一泡吹かせる。何だかすごく気分がいい。スポーツの世界にテクノロジーを導入することは、全く悪いことだとは思わない。でも、私はガスじいさんのやり方を圧倒的に支持する。古臭いけど人間味があるし、何より選手への愛が感じられるから。いくつか見られた強引な展開はご愛嬌ということで目を瞑りましょう。期待通りの幸せな結末がむしろ心地よい映画でした。なお、本筋とは関係ありませんが、俳優業を引退していたクリント・イーストウッドは、本作が監督デビューである愛弟子ロバート・ロレンツの為にスクリーン復帰を果たしたそうです。微笑ましいエピソードということで、蛇足ながら記しておきたい。 [映画館(字幕)] 7点(2013-08-26 18:31:47) |
549. ふたりにクギづけ
《ネタバレ》 結合双生児という難しいテーマをさらりと笑えて泣ける映画に仕上げた手腕はお見事です。あのメリル・ストリープが本人役で出演を承諾したことも、この内容ならば納得できます。大きな身体的障害をかかえていても、楽しく前向きに生きている二人を見ていたら、小さなことでくよくよしていてはいけないな、などと元気をもらいました。 [DVD(字幕)] 6点(2013-08-26 12:35:18) |
550. マイレージ、マイライフ
《ネタバレ》 一人を謳歌する人生を選んだ男が、だんだんと家族の暖かさ大切さに気が付いていく話です。このテーマの映画は結構多い気がします。映画の中であるように、一人でいることの虚しさを最も痛感するのは結婚式だというのは同感です。結婚する仲間を祝福する時って、嬉しい反面、なぜか孤独を感じる一面もあります。ライアンの心境の変化を丁寧に描写していて、心変わりしていく過程に不自然さもあまり感じられませんでした。観て損のない好作だと思います。 [DVD(字幕)] 7点(2013-08-26 12:23:37) |
551. リトル・ロマンス
《ネタバレ》 サンセットキスから別れを迎えるまでの展開が、心臓をわしづかみされたように心に残りました。若さゆえの情熱、悲恋、いつの時代も大人たちの事情には逆らえない少年少女。時とともに失っていく大切なもの、我ら大人たちがどんなにお金を積んでも二度と経験することはできないかけがえのないものが画面を通して私の心に刻み込まれました。一生忘れられない映画です。 ジョージ・ロイ・ヒル監督、ありがとう。ありがとう。 [DVD(字幕)] 10点(2013-08-21 21:30:11)(良:1票) |
552. マーサの幸せレシピ
《ネタバレ》 私的、完璧な料理映画の一つ。 ドイツ人のマーサ。美人でシェフとしても一流、でも料理に対するプライドが人一倍高くて、他人と衝突することを恐れません。しかし、こっそりとカウンセリングに通っていて、弱い一面も併せ持つという、とても人間味のあるキャラクターになっている。 イタリア人のマリオ。得意料理も仕事ぶりも、性格も、何から何まで、マーサと対象的。陽気な彼の登場によって、店 (厨房) の空気のみならず、映画自体の雰囲気が劇的に変わった。彼は、得意のパスタで、心を閉ざしていたリナの心も開いた。マーサも、そんな彼に魅了され、次第に心を開いていく。 二人のキスシーンは、いつになくロマンチックだ。そういえば、音楽も上品で美しい。調べてみたら、やはり女性監督だった。本作は、女性ならではの「美的感覚」が随所で感じられる。見て、聴いて、感じて、食欲どころか、「五感」を満たしてくれる、幸せな映画だ。 おいしい「料理」は人を喜ばせ、やがて人と人を結びつけていく。料理は、国籍やパーソナリティを越える愛と友好のキーワードだ。 さぁ、この素敵な映画をぜひみなさんも、Bon Appetit!! と、なぜか最後はフランス語で締めくくることにしよう。 [DVD(字幕)] 9点(2013-08-18 21:06:00) |
553. オー・ブラザー!
《ネタバレ》 南部のにおいが終始漂う、何とも土臭い映画です。どうやら原作がホメロス「オデュッセイア」で、時代背景などもよくよく奥深い映画のようですが、私は肩の力を抜いてコメディ映画を楽しもうと割り切って観ました。ジョージ・クルーニーは都会のプレイボーイを演じることが多いが、私は本作のような役こそが彼に一番よく似合うと思っています。脱獄囚であり、別れた女をあきらめきれない情けない男、そして伊達男への執着心(笑)。まさに愛すべきダメ男でした。 [DVD(字幕)] 6点(2013-08-18 20:49:26) |
554. シカゴ(2002)
レンタルDVDで初めて鑑賞しましたが、これは映画館の大スクリーンで観たかった!と心底から思いました。楽しい気分になれるミュージカル映画は大歓迎です。 [DVD(字幕)] 6点(2013-08-18 20:39:48) |
555. 恋のロンドン狂騒曲
《ネタバレ》 先ずは言わせていただきたい。この邦題、センス抜群です。協奏曲ではない、狂騒曲笑。相変わらずブラックユーモアが満載であるが、実は意外と優しい視点でダメ人間たちを描いていて後味のよい映画でした。短い時間の中で、たくさんの登場人物、洪水のようなセリフ、セリフ、、。これが散漫にならずにスパッとまとまる。この作風はもはや職人芸ですね。アルフィを演じたアンソニー・ホプキンス、本当に生き生きと絶倫じいさんを演じていて観ているこちらまで元気が出てきましたよ。 [映画館(字幕)] 6点(2013-08-16 22:25:56)(良:1票) |
556. 獄門島(1977)
《ネタバレ》 市川崑監督がこのスタッフで金田一作品を撮ったなら、それはもう品質保証マーク付きの映画です。安心して楽しめます。「犬神家の一族」でファンになった人は裏切られることはないでしょう。おどろおどろしい物語の中、常連キャストである石坂浩二さん、加藤武さん、坂口良子さんあたりが画面に映るとなぜかほのぼの、観ているこちらもニンマリしてしまいます。 [DVD(邦画)] 7点(2013-08-16 21:45:06) |
557. ブラウン・バニー
主演が別の俳優であればもう少し評価が上がったと思います。この内容で監督、脚本、主演が同じだと何だかナルシストの自作プロモーションビデオにしか見えない。ちなみに、公開当時に私はある女の子との初デートでこの映画を観に行きました。 悲惨でした。映画館出たあと気まずくて仕方なかった。心に傷を負った彼女とはこれ以降会っていない。このトラウマも含めて0点になります。 [映画館(字幕)] 0点(2013-08-16 21:06:35) |
558. アンダーワールド(2003)
《ネタバレ》 雨が降り注ぐ暗い近未来、狼男と吸血鬼の抗争、そのダークな世界観はなかなか見応えがあるのだが、肝心の内容が。。ケイト・ベッキンセールは恐ろしいくらいにこの世界にピッタリとはまっていました。 [映画館(字幕)] 4点(2013-08-16 20:51:49) |
559. 座頭市(2003)
《ネタバレ》 面白いです。テンポがよく、すんなりと観れます。最後のタイマン、あっけない勝負であったが、達人同士の一騎打ちなんて実際はあんなものだろう。 [映画館(邦画)] 6点(2013-08-15 13:45:00) |
560. レッド・ドラゴン(2002)
《ネタバレ》 本作でのレクター博士はある意味狂言回しのような役回りでしたね。しかし、さすがアンソニー・ホプキンス、出番こそ少ないが、他の数多い名優キャストたちを一つ高い位置から見下ろすような、余裕綽々の演技であります。 [映画館(字幕)] 6点(2013-08-15 13:38:10) |