41. クレイマー、クレイマー
何度観ても心に染み入る。父子2人の生活が始まって、お互いに少しづつ成長して行く姿が何とも切なく、微笑ましい。母親は悪者のように描かれているけど、実際、離婚だの恋人と別れようだのって時は、本人が気付かないだけで、誰だってこんな風に身勝手だと思う。そんなリアルさがただの父子物で終わらせない要因かもしれない。ダスティン・ホフマンのちょっととぼけた演技とテ-マ曲がアクセントになってます。 9点(2003-09-10 23:25:02) |
42. ユージュアル・サスペクツ
初めて観た時は、衝撃のラストに愕然。速効巻き戻してもう一回見直して「あぁ、なんてこった…」。この映画ほど、ドンデン返しされる喜びを感じられる作品も少ないでしょう。深読みしてラストの衝撃を体験出来なかった友達が可哀想になりました。この映画を観て以来「サスペンス映画は下手に深読みしない」が私のル-ル(笑)。深読みしなくてもラストがわかっちゃう映画は問題外ってことで…。 9点(2003-09-10 23:04:19) |
43. セブン
見せ方巧いですね~。しっかり釘付けです。ケビン・スペイシーはこの映画で初めて見たのですが、いや~も~「何なんだよ!この俳優は!」って衝撃でした。内容はアメリカ人にとっては洒落にならないものだったそうですが、無宗教感覚の日本人にはうってつけのサスペンスになってしまうのが何だか複雑。 7点(2003-09-10 22:49:47) |
44. アナトミー
標本とか物凄く力入ってるのに全体は詰めがあまい…。凄い技術を感じるのに、そのベクトルの方向がチト間違ってると言うか…。医療を題材にしている辺りも含め、実にドイツらしい映画。 5点(2003-09-09 22:30:06) |
45. トリプルX
この手の映画はあまり興味が無く、人に薦められて「まあ、話のネタに」とレンタル。見始めたらロックのスピ-ド感とアクションの軽快さに、意外にも引き込まれてしまった。ヒロインがまた妖しくて魅力的。ハラハラドキドキで大詰めを迎えたころ、何とビックリ!『星条旗柄のパラシュート』登場…。あぁ、一気に興醒め。ストーリーの中にもアメリカ万歳な台詞が結構ちりばめられていて、まあ、それはそれとして許せる程度だったのに、パラシュート見た瞬間に嫌悪感が爆発。主人公を若者代表のアンチーヒーローの位置付けにして、結局はアメリカ万歳ってか…。激しく脱力。 5点(2003-09-08 07:54:01) |
46. 誘拐(1997)
最後に人気の無い所で、追う者と犯人が(涙しながら)回想映像を交えて犯行のタネ明かしをするのは、TVの2時間ドラマだけで結構です。これはもはや、サスペンスの様式美なのか? 3点(2003-09-04 08:40:21) |
47. スモーク(1995)
タバコは体に悪いです。自分だけで無く、他人にまで迷惑かけちゃいます。うん、わかってるさ、わかってるけど言わせてっ!喫煙って何て言うか「特別な呼吸」なんです。仕事の手を休め、指先のタバコに小さな火を灯し、煙りと共にゆるい会話を深く吸い込み、吐き出す。この映画は全編「特別な呼吸」で綴られていて、とてもゆるやか。冴えない人物達のとるに足らない日常の中のちょっとした出来事ってだけなのに、どうしてこんなに引き込まれるんだろう。 8点(2003-09-04 08:27:40) |
48. エリン・ブロコビッチ
女性向けの映画かな。でもエンドロールみながら笑顔で拍手してしまった(笑)。出来過ぎのサクセスストーリーだけど、損得感情無しに真実と向き合った人間にしか見えない事があるのは事実かもね。訴訟大国のビジネス感覚にカウンターパンチだ(恥)!後味爽やか。 7点(2003-09-04 07:00:51) |
49. ルパン三世(1978)
ルパン映画の最高峰。世界観もゾクゾクするほどぶっとんでて結構洒落てて、うむ、こうでなくっちゃ!ラストを「ルパン音頭」で締めくくるあたりのダサさがまた最高! 8点(2003-09-04 04:48:11) |
50. ルパン三世 カリオストロの城
宮崎監督の作品として好きです。アニメーションの背景画の美しさに驚愕。しかし、ルパン三世作品としてはどうだろう?小悪魔不二子が描けなくてどこがルパン三世なの?ルパンがコナンになっちゃってるし。素敵な作品だとは思うけど、ルパン三世の世界が好きなだけにモヤモヤしたものが残る。宮崎監督はけなげな少女を主軸にしないと作品作れないのか、などとイヤミなことを言いたくなる。宮崎監督はルパン三世パート2TVシリーズの最終回でもとんでもないことしでかしてくれましたよね(涙)。口喧しいルパンおたくでごめんなさい。でも6点。う、複雑。 6点(2003-09-04 04:41:02) |
51. フィフス・エレメント
ミラ・ジョヴォヴィッチに4点!…それだけ。 4点(2003-09-03 20:17:46) |
52. ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ
これはあくまでフィクションで、登場人物も音楽もこの映画の為に(もとはショーだったそうですが)作られたもの。なのにどうしてこれほどまでに「心」を感じるんだろう。まさに心の叫び。巷でよく聞くロック風の音楽とは全然ちがうのよっ!劇中の「かつらの歌(正しいタイトル不明)」で、初めてドラッグクイーン達が異様なまでに着飾る意味がわかった気がした。…せつない。ヘドウィッグが小鳥のように首をかしげる仕草がとてもチャーミングです。 8点(2003-09-03 20:10:53) |
53. バッファロー'66
キング・クリムゾンの曲を使ってるなんてニクイと思って観たんですけどね…。なんつーかー、ダメ男の恋愛ファンタジー???クリスチーナ・リッチはとても魅力的。彼女の雰囲気は他の女優は出せないでしょう。 6点(2003-09-03 19:37:35) |
54. テルマ&ルイーズ
《ネタバレ》 ラストは正直、唖然としてしまった。崖っぷちにダイビングしていく車を「ポカーン」と見つめてしまいました。ラストまでは感情移入も出来たしそこそこ面白かったのに…。なんでそうなるかな?結局私は二人の心を理解出来てなかったのね。しょぼん。 6点(2003-09-03 19:29:20) |
55. チェブラーシカ(1969)
…イチコロです。もう、メロメロです。ロシアには強烈なカワイ子ちゃんがいたんですね~。まいった。 8点(2003-09-03 19:05:23) |
56. ドライビング Miss デイジー
大好きな作品。以前、老人介護をしている人が、私からすればただのガンコじいさんのことを「長く生きて来られた分、私達よりこだわりや個性が強くて当然でしょ」と言っていたのを思い出した。自分の視野の狭さや心の小ささを思い知った一言です(汗)。個性の強い老人二人だからこそ、少しづつ心を開いてゆく過程にドラマがあり、あたたかさがある。そういや、学校さぼって、映画館で立続けに3回観たんだよな~。またあらためて見直したいです。 9点(2003-09-03 18:58:28)(良:3票) |
57. ベティ・ブルー/愛と激情の日々
観た時はまだ若かったので、あの激しさにあこがれた部分もありました。とはいえ、激しすぎるよね…。良くも悪くもフランス風味。展開や劇中の会話について行けないところも多かった。ベアトリス・ダルが魅力的だったな。彼女の若さが切ない映画でした。 6点(2003-09-03 09:41:26) |
58. シザーハンズ
設定とかキャラクターとか、細かい所にケチつける気持ちはないんだけど、なんとも馴染めない映画でした。ファンタジーは全般に好きなんだけどな。ティム・バートンが苦手なのかな。私の周りにはリピーターも沢山いて、大絶賛でしたけど。ジョニー・デップはこの時点ですでに存在感あるんですね。名優を発掘した作品としての評価です。 5点(2003-09-03 09:29:44) |
59. デッドマン・ウォーキング
俳優として大好きなティム・ロビンスが、監督として正面きって問題提起してくれたうれしい作品。アメリカでは積極的に論じられる「死刑」の問題ですが、日本では本当に曖昧なままですよね。理由や背景を考えない訳には行きませんが、強姦殺人も、死刑執行も、人が人を殺める事にかわりはないわけです。私は加害者側も被害者側も経験が無いので、断言する事は出来ないのですが「死刑があって当然」と、当たり前に思う事だけはしたくない。こんな話、友達にでもしようものなら即刻ウザがられてしまうのですが、この映画を観て少し心のわだかまりが解けた気がしました。 8点(2003-09-02 09:18:39)(良:1票) |
60. マイノリティ・リポート
ものすご~くムダの多い近未来アイテム(嘔吐棒とか)が、妙におかしかった。どんでんがえしがあったり、映画館で観た時はそれなりに楽しんでたのに、あまり心に残っていない…。スピルバーグの映画ってそういうの多いな…。 6点(2003-09-02 08:53:22) |