41. エグゼクティブ・デシジョン
特殊部隊が1人を残して全滅というパターンはよくあるが、隊員はただのやられ役のようで正直あまり好きではない。でもこれはリーダーを失った特殊部隊がどう敵を攻めるために動くかがポイントで、それぞれのキャラがよく生かされていたと思う。チームワークを生かした作品は個人的に好感が持てる。これを単独のヒーロー物としないためには、セガールには早々に退場してもらってよかった。アクション物といっても飛行機という空の密室が舞台だけに銃撃戦は少なく、緊迫感ある水面下の攻防戦を楽しむことができた。 8点(2004-04-19 00:51:00) |
42. 新世紀エヴァンゲリオン劇場版 シト新生
DEATH編/TV版を再編集した劇場版は珍しくはない。ビデオなど記録メディアが普及した現代はTVシリーズも繰り返し見れるので、目新しさのない再編集は正直つまらない。でもそこはさすがエヴァ。TV版でも見せた独自の映像表現は再編集でも冴える。もちろんあくまで再編集だから傑作にはならないが、あの羽目を外したようなエヴァの映像表現はツボにはまっていたしクラシックも好きなので、個人的にはなかなか見応えがあった。でも好みなので、途中で寝てしまうのも腹を立てるのもアリだと思う。 REBIRTH編/アスカ復活。これに尽きる。その見事な復活とダイナミックな戦闘シーンは圧巻。でも確かに夏の劇場公開を見たらこっちはいらないでしょ、と思うよね。同じだもの。 7点(2004-04-15 02:25:38) |
43. 古畑任三郎vsSMAP<TVM>
「古畑任三郎」は普段ドラマを見ない私も毎週見ていました。その一番の魅力は普段犯人役なんてやらないであろう大物や有名人が犯人役をやる、古畑に追いつめられていく、という作品のスタイルでした。だからSMAPが実名で登場し古畑と対決するとなれば、その設定だけでも大いに楽しめました(SMAPファンの友人は嫌だと言っていましたが)。犯人が複数ということで今までにない対決が見られたと思います。でも推理やトリックに多少粗があるのはかまわないのですが、確かに古畑が出てくるまでが長~いですよね。 7点(2004-04-15 02:02:03) |
44. ギフト(2000)
神秘性のあるサスペンス…と思ったけどホラーだった?どうも中途半端で印象が薄いです。でもラストであの人の意外な正体がわかった時は驚きでした。切ない余韻が残ります。あとマトリックスでは救世主しているキアヌの暴力男は見所でした。脇役なので出番は少ないですが。 4点(2004-04-12 23:33:13) |
45. バック・トゥ・ザ・フューチャーPART3
3までくるとさすがに若干のパワーダウンは否めません。でも西部開拓時代やドクの恋愛など新しい要素を加味してあるので新鮮な気持ちで楽しめました。そしてラストのタイムスリップはやはり盛り上げてくれます。デロリアンが大破した時は一抹の寂しさを感じましたが、ハッピーエンドで良かったです。マーティ&ドクの時間を越えた壮大な旅の終着点としては申し分ないと思います。ところで3まで見ると、実は1955年のある時間軸に4台のデロリアンが同時に存在していることを発見(1でマーティが乗って来たもの/2でビフ老人が乗って来たもの/2でビフ老人を追ってマーティ&ドクが乗って来たもの/3で地中に封印されていたもの)。いろいろな発見ができて本当に楽しいシリーズです。 8点(2004-04-12 00:07:44) |
46. バック・トゥ・ザ・フューチャーPART2
現在・過去・未来をまたにかけた2はシリーズ中もっともバラエティーに富んでいると思います。必見は飛行能力を身につけたデロリアンとホバーボード。個人的には1955年に戻った後半が意外な展開で面白かったです。1のストーリーの裏で別のストーリーが進行していた!という舞台裏的設定が面白かった。ところで、この頃私はまだ映画を見始めて間もない頃でした。だからこれを見て“続編は面白い”ものだと思い込んでしまいました。その後幻滅するほどつまらない続編をたくさん見て、“続編はコケる”というのが定説だということを身をもって知ることになりました。 9点(2004-04-11 23:52:57) |
47. バック・トゥ・ザ・フューチャー
この超一級の娯楽エンターテインメントを私は映画を見始めて間もない頃に見ました。ラストの落雷とタイムスリップの瞬間のエクスタシーは今でも忘れません。私に映画を見ることの楽しさを教えてくれた作品です。その楽しさを求めて今に至るまでたくさんの映画を見てきたけど、最初にこの作品を見たことが幸か不幸か、その後幻滅するほどつまらない映画もたくさん見ることに…でも私にとってはやはり娯楽映画の原点であり最高傑作。タイムスリップ物は数あれど、決して他に類似の作品が出てこないこと、誰にもマネのできないことが本物の証だと思います。今後もこの作品で感じた“映画の醍醐味”を求めて、生涯に1本でも多くの映画を見たいものです。 10点(2004-04-11 23:19:48)(良:1票) |
48. ポルターガイスト(1982)
キャロル・アン役の少女が3作目直後に急死、という事実が何より怖くて、小学生の時はこの映画を見たら呪われるのではないかと思った。高校生頃にようやく見れたけど、長年の不安とは裏腹にさほど怖くはなかった。むしろ家族愛を描いたホラーで後味は悪くない。ポルターガイスト現象はなかなか良く出来ていたと思う。 7点(2004-04-06 18:54:07) |
49. 世にも奇妙な物語 SMAPの特別編<TVM>
草彅君の話が一番良かったです。癒しのストーリーだと思うけど、最後は皮肉で落とすのがいかにも“世にも奇妙な物語”らしい。木村君の話は異色で、自分にはついていけませんでした。自分的には失敗したんじゃ?と思ったけど、結構絶賛されているので驚きました。中居君の話は、実際に自分でもこういう話を発想したことがあったので面白かったです。後は忘れてしまいました…好きなシリーズの特別企画で全体的には面白かったです。またやってほしいですね。 7点(2004-04-05 20:42:14) |
50. 火垂るの墓(1988)
夏(終戦記念)になれば毎年放映されることで有名です。時が過ぎ時代が変わっても戦争で犠牲になった者たちへの慰霊を忘れないため、新しい世代にも知ってもらうため、その追悼映画として今や定着していると思います。何度も見たいとは思いません。何度も見るには辛すぎます。特に子供好きというわけではないけど、小さい命が失われていく様を見るのはやりきれないものです。しかし一度は見て心のどこかに刻んでおくべき作品だと思います。 7点(2004-04-05 20:12:36) |
51. ライオン・キング(1994)
元ネタは「ジャングル大帝」らしいが、私は全然知らないので「ライオン・キング」はとても面白く見れました。ディズニーは人間以外のキャラがとても魅力的で、自然の描写も美しい。人間が1人も出てこない大自然を舞台にした物語はディズニーの真骨頂だと思います。最初と最後に丘の上で子ライオンを掲げるシーンが好きです。 7点(2004-04-02 02:23:48) |
52. 陰陽師
見た理由は野村萬斎主演だから。以前朝ドラに出演していたのを見て、とても個性的な俳優さんだと思いました(その後狂言師だと知りました)。平安のカリスマ安倍晴明はハマリ役でした。そして悪役・真田広之も好対照の存在感。総合的に見ると彼の方が好きでした。トボけた役が魅力的だった伊藤英明、今井絵里子の蜜虫も可愛かったです。バトルもあるけど、全体的に静かでのんびりした雰囲気。悪くはないと思います。でもストーリーが浅いと思います。そしていかんせんCGがアニメっぽくて違和感がありました。でも続編も見たいとは思ったので、まずまず及第点です。 7点(2004-03-30 02:53:40) |
53. ドラえもん のび太とブリキの迷宮
ずっとドラえもんと離れ離れなのが少し寂しいけど、その分のび太のドラえもんを思う気持ちや頑張りがよく描かれていたと思います。ロボットに支配されたチャモチャ星を舞台に道具に頼りきってはいけないというメッセージが描かれているけど、基本はのび太奮闘記だと思います。でもブリキの迷宮が物語の中であまり重要性がなかったのが残念です。もっと面白い使い方があったと思います。 7点(2004-03-30 02:39:12) |
54. ドラえもん のび太の宇宙漂流記
スケールは大きいが話は小さい。どうしても後半「スターウォーズ?」と思ってしまいます。冒頭、謎の宇宙船を追いかけるまでは良かったけど、その後テンポが悪いです。ロゴ、フレイヤ、ゴロゴロのキャラは好きでした。あとEDがドラ映画20年史になっているのは感慨深かったです。 2点(2004-03-30 02:25:06) |
55. ユー・ガット・メール
マウスでパソコンの画面をカチッとクリックして始まるOPからも、作品のセンスを感じます。軽快な音楽とテンポの良い会話とさり気ない小道具で“街角の小さな恋”を粋に仕立てたほのぼのロマンス。見る側は「メールの相手が商売敵で、実は運命の相手」という恋の仕掛けを最初から知っているだけに、2人を優しく見守る気持ちです。そして最後はやっと会えたね、とほんのり幸せな気持ちに浸りました。私はトム・ハンクス&メグ・ライアンには特に思い入れはないのですが、大人の2人が初々しい恋愛をしているのが微笑ましかったです。 8点(2004-03-18 16:49:42) |
56. 真実の行方
ラストの“皮肉な逆転劇”が衝撃的だったのは言うまでもなく、“無実の健気な少年を救おうとする法廷での戦い”という主軸のストーリーも真摯で緊迫感があり、ラストに至るまで飽きさせませんでした。だからこそ、すべてを覆すラストも生きてきたのだと思います。…結構同情していたのにな、エドワード・ノートン!私は騙されました。しかし見事に一本とられたという感じで感心至極です。というわけで、全体的に見ても映画として面白い作品でした。 8点(2004-03-18 16:39:07) |
57. 漂流教室
だいぶ小さい時に見て、怖さと不気味さを感じながらも幻想的なものを感じました。最後は子供たちが帰ってくると思っていたのだけど。原作は知らずに見て、後に少し見たけど、あのマンガの絵が怖くていまだに読んでいません。でもいつか読むぞ! 4点(2004-03-18 16:22:45) |
58. ナチュラル・ボーン・キラーズ
冒頭のマロリーのダンス&パンチはお気に入り。マロリーは金髪の方がいいと思う。映像感覚が奇抜で斬新だけど、自分の感性には合わなかったみたい。 3点(2004-03-18 16:15:51) |
59. ムトゥ/踊るマハラジャ
気持ちが高ぶれば突然歌って踊りだす、喜びを歌と踊りで表現する、そんなミュージカルの醍醐味が何よりも好きな人には特にお薦め。画面と衣装が次々に変わり、美しく澄んだ歌声とともにマスゲームの如き群舞を見せてくれます。エキゾチックな美貌のミーナと、美丈夫とは違うけど、男らしく華麗なアクションを見せてくれるラジニカーントは、やはりスターの輝きがあります。ストーリーが単純明快なわりには引っぱるので、長くは感じます。しかしハリウッド映画、ヨーロッパ映画とも違うインド映画を一度体感してみるのも良いでしょう。 8点(2004-03-16 10:59:09)(良:1票) |
60. ディープ・ブルー(1999)
「ジョーズ」以降、亜流のサメ映画が多い中でダークホースともいえる作品。いろいろ粗はあるものの、それが気にならないくらい面白かった。予想を裏切る意外な展開とスピード感、緊迫感で最後まで引っ張ったからだ。CGによるサメの瞬殺技はかなりのキレ味で、容赦のなさは残酷だけど爽快だった。水もどんどん攻めてくるので、暑い夏にちょっと冷や汗をかきたい時にはお薦め。個人的にはビデオ、DVD、字幕、吹替、音声解説などいろいろな形で何度も見ているお気に入りの作品。 8点(2004-03-08 23:24:36) |