41. 小さな中国のお針子
《ネタバレ》 ちょっと期待はずれでした。お針子が街へ出て行くのが唐突すぎるというか、妊娠するに至るまでの相手になんの一言も残さずに行こうとするのがちょっと理解できない。確かに本を朗読してもらったり、文字を覚えたことでお針子の未来は開けたんだけど、もともと彼女の中には上昇志向があったのだと思う。それを目覚めさせたのがあの二人。お針子を変えたいと思ってしたことなのに、最後にはお針子を失うなんてなんだか皮肉ですね。 6点(2004-03-05 18:04:07) |
42. ある愛の詩(1970)
《ネタバレ》 ラストシーンにあの音楽が重なってこその映画だと思います。あの音楽がなかったらここまで名作と言われていない気がします。主役2人の演技はよかったと思います。過剰じゃないところが逆にいい。ただ、病気がわかってから亡くなるまでが早すぎ・・・ 7点(2004-03-05 17:48:45) |
43. フィラデルフィア
《ネタバレ》 トム・ハンクスの役なりきり度、デンゼル・ワシントンの演技のすばらしい切れ味はすごくよかった。でも、なんとなく今ひとつスッキリしない気分。同性愛、エイズというものすごく重いテーマで、特に法廷シーンで上半身裸になって発疹を見せるというとても辛いところがあったりしたせいか・・・。とても難しい、考えさせられる辛い映画でした。 7点(2004-03-03 17:35:57) |
44. プレイス・イン・ザ・ハート
《ネタバレ》 すごく地味なんですけど、しっかり作られているよい作品という印象です。主人公が小柄で華奢で世の中をあまり知らなくて、だから余計に突然人生の岐路に立たされた姿を応援してあげたくなる。人生には、相手を尊重し、偏見を持たず、自分に与えられた試練をすべて受け入れて、そこからどう生きるかが大切なのだとこの映画が言っているような気がします。ジョン・マルコヴィッチが主人公に「あなたがどんな人か教えてください」と尋ね、主人公が自分の容姿を説明する場面がすごくよかった。 8点(2004-03-03 17:23:28) |
45. ノイズ(1999)
よくない評判ばかり聞いてましたが、そんなにものすごく悪いわけじゃない気がするんですけど・・・。ジョニーの表情の冷たさ、二人がニューヨークで住んでいた家の温かみのなさが、映画になかなかよい緊張感を与えてくれています。でも、最後に観ている人を不安にさせるような終わり方はイヤです。出ている映画の出来はともかく、ジョニーってほんとにいろんな人になれる役者ですね。月9に出ている某人気男性タレントにも見習ってほしいです。 6点(2004-03-01 17:41:38) |
46. グッドフェローズ
《ネタバレ》 一番現実味のあるマフィア映画だと聞きましたが、ほんとに恐ろしい世界です。あの奥さん、たいしたもんですね。私にはとてもこんな世界に身を置く男とは一緒になれないです。最後は仲間を売ってしまったけど、正直私はホッとしました。マフィアとしては最低な男なんだろうけど・・・。デ・ニーロ、素敵でした。 7点(2004-03-01 17:28:03) |
47. クレイマー、クレイマー
《ネタバレ》 夫が仕事で家庭のことに無関心。だから自分が壊れそうになって、自分を取り戻すために、そしてこんな精神状態では子供を育てられないから・・・という理由で突然家を出る。そして、ある程度自立できたらまた突然自分が子供を引き取りたいと現れる・・・。私も子供いますが、メリル・ストリープの母親役には全然感情移入できない。気持ちわかるところもあるけど、やっぱり自分本位だと思う。子供は置いていってはいけないでしょう!ていうか、置いていくのを想像するだけで涙出ます。今、草なぎ君がやっているドラマの母親役にも頭きてるので。出ていく前になんとか話し合うべきです。夫の足にかじりついてでも、そういう時間を作るべきです。子供には罪はないんですから。でも、ラストのメリル・ストリープはなんだかかわいかったな。あのあと復縁して、またあの家で親子3人で暮らしたら結構うまくいくんじゃないか・・・と想像しています。 8点(2004-02-25 14:12:35) |
48. 追憶(1973)
《ネタバレ》 ひさびさに心にしみる恋愛映画に出会えました。ちょっと前までは昔の映画って敬遠していた。もっと早くに観たかったです。生きるスタイルが違っても、相手を心からずっと愛していられるなんて・・・素晴らしいことだけどものすごくせつないです。ラストでバーブラから「家に訪ねてきて」と言われ、「行けないよ」とレッドフォードが言うところがせつなくもよかった。愛してるから訪ねてなんていけないんですよね・・・ 10点(2004-02-24 19:39:09)(良:1票) |
49. ワイルドシングス
《ネタバレ》 騙しすぎで逆にしらけました。でも、おばあさんも関係していると自分が途中で推理したのが当たっていて気分よかった! 5点(2004-02-23 17:10:31) |
50. エリザベス
《ネタバレ》 重厚な雰囲気と豪華な衣装がすばらしかったです。これだけでも観る価値ありです。退屈しないで観ることができましたが、誰が誰なのか途中でちょっとわからなくなるので、人物相関図がほしいと思ってしまうのが難点です(私だけ?)。ケイト・ブランシェットの演技にみとれてしまいました。白塗りの顔の下に、すべての感情を封印してしまったかのようなラストが心に残ります。 7点(2004-02-20 16:41:55) |
51. スティング
暗くなく、明るくテンポよく作られているからいいんだろうなぁと思う。テーマ曲が普段いろんなところで耳にするあの曲とは、恥ずかしながら初めて知りました。騙す手口は予想がついたり、「えっ?でももしかして違うかもしれない」とも思ったり、結構ハラハラしておもしろかったです。ロバート・レッドフォードはほんとにブラピにそっくりです。 8点(2004-02-20 16:24:27) |
52. レジェンド・オブ・フォール/果てしなき想い
《ネタバレ》 美しい大自然のおかげで少しはカムフラージュされているけど、結構ドロドロのお話でした。スザンナには最初は同情していたんだけど、長男と結婚したところから「う~ん」と思ってしまった。内容のわりには時間も長いし・・・ブラピの役は確かに野性的で魅力あるし、弟を救えなかったというトラウマもわかるけど、あんなにフラフラされたらやっぱり自分の好きなようにしか生きられない男と思ってしまう。でも、なぜか数ヵ所でポロポロ泣いてしまいました。 6点(2004-02-17 07:53:48) |
53. アウトサイダー(1983)
手紙の部分は少し泣きそうになりましたが、音楽の使い方とか撮り方とかも古い感じがするし、なによりもう今年36歳になる私にはちょっと感情移入できませんでした。豪華メンバーなのに残念・・・「ステイゴールド」っていうんですか?あの曲。この映画の中でこれに一番感動したかな? 5点(2004-02-16 16:54:28) |
54. ラスト・オブ・モヒカン
《ネタバレ》 ダニエル・デイ・ルイスってこれ以外に2本しか出演作品を観てないんですが・・・かっこいいですね。他の作品もこれから観てみたいです。内容としては残虐な場面もたくさんあったけど、ああいった時代を経て今のアメリカがあるということを再確認できました。アリスを助けようとして弟が戦って死んでいく場面は泣きます。崖から飛び降りる寸前のアリスの表情もせつなくて悲しいです。 8点(2004-02-14 16:01:17)(良:1票) |
55. 二十日鼠と人間(1992)
最後はああなるとは直前まで思っていなかったのでものすごく驚きましたが、ああするしかなかったし、あれが一番よかったのだと納得できます。納得させる作り方をしてくれてうれしかった。3人が牧場を持つ夢を語る場面、うれしそうに語れば語るほどせつなくなります。決して幸せな結末ではないけれど、イヤな感じを残さないよい作品です。 8点(2004-02-10 19:07:02) |
56. 父の祈りを
《ネタバレ》 ほんとにひどい話だなぁ~というのが観ながら感じたことです。実話と知らずに観たので驚きました。ダニエル・デイ・ルイス、すごくいいです。ピート・ポスルスウェイトも優しく強く慈悲深い父親役がとてもよかったです。欲を言えば、再審で無罪を勝ち取る法廷シーンをもう少し長く観たかったです。 8点(2004-02-05 16:57:15) |
57. トリコロール/青の愛
ジュリエット・ビノシュはやっぱり演技がうまい。でも、だいぶ退屈してしまいました。期待しすぎていた分、こんな点数になってしまいました。 4点(2004-02-04 21:55:56) |
58. アイリスへの手紙
《ネタバレ》 題名の通り、「アイリスへの手紙」の中でプロポーズするのかと思いきや、面と向かって言ってましたね・・・アイリスが書いた手紙をたどたどしく読み上げるところは感激しましたが、その後急になんでも読めるようになるし、急に出世するし、ちょっとしらけてしまいました。デ・ニーロはなかなか素敵でした。 5点(2004-02-02 19:10:20) |
59. 僕のスウィング
なんだか思っていた感じと違くて、ちょっと期待はずれでした。スウィングとの淡い恋の描き方がぼやけてしまっていて、今ひとつ感情移入できませんでした。ただ、音楽はとてもすばらしくて聴き入ってしまいます。 5点(2004-02-01 21:55:53) |
60. イングリッシュ・ペイシェント
《ネタバレ》 途中ちょっと長いなとも思ったけど、怪我をしたキャサリンを洞窟へ運ぶあたりから(ほんとにラスト近くですよね)自分の気持ちが一気に集中していきました。砂漠上空での飛行シーンがせつなさを増しています。ラストの音楽がなんとも言えない余韻を残してくれます。「愛人/ラマン」と同じ人が音楽担当だったんですね。あの映画も同じ感じで余韻が残ったので妙に納得しました。ジュリエット・ビノシュってたくましさもあり、不思議な色香もありですてきです。 8点(2004-01-31 17:12:02) |