41. 感染
長年のトラウマだった「急患」のリメイクと聞いて、期待に胸を膨らませて待っていた甲斐があった。これは想像以上の出来。「駄目なときは何をやっても駄目」という言葉があるが、この作品のストーリーが正にそれ。夜勤続きで疲れきった医師、医療ミスによる死亡事故、担ぎ込まれる急患、院内に蔓延する謎のウィルス・・・と畳み掛けるように不幸が連鎖していく。そのうえ人間関係も劣悪と来たもんだから、全く救い様の無い絶望的な雰囲気が全編を支配している。この押し潰されそうな圧迫感は、和製ホラーならではと言えるかも。今後のJホラーシアターにも期待が高まる。 7点(2004-10-03 02:54:19) |
42. VERSUS/ヴァーサス
樹海を舞台にゾンビvs荒くれ者達の血で血を洗う壮絶バトル。最高ですな。邦画の中で唯一面白いと思えるゾンビ映画。それだけに後半の「宿命」とやらの話は死ぬほど退屈だった。アルティメット版だと対ゾンビ戦が増えているので良い感じ。 6点(2004-09-20 01:01:39) |
43. バイオハザードII アポカリプス
ゲームまんまの衣装で登場するジル・バレンタインに、やたらめったら短足で背の低い追跡者…。伝説の「実写版ストリートファイター」が脳裏をよぎったが、ストーリー部分が割としっかりしていたので悪夢の再来にはならなかった。ストーリーは完全オリジナルだが、ゲーム版3のOPを完全再現していたり、アリスがベロニカのクレアそっくりなアクションを披露していたりと原作へのオマージュも忘れていないところも良い。ただアリスと追跡者のボクシングだけは興醒め。その後、追跡者が○○になる安い展開にも疑問。それでも「ゲームの映画化」でしかも「2作目」という悪いジンクスが付きまとう中で、これだけ面白い作品に仕上がった本作は十分評価に値すると思う。さて、3作目はどうなることやら…。 7点(2004-09-19 19:32:45)(良:1票) |
44. アンデッド
《ネタバレ》 正統派ゾンビ映画と思わせといて、途中から何でもアリのSFホラーと化す。しかし微妙に伏線が張ってあったりするので思ったよりも唐突さは無い。逆に思ったよりも唐突だったのが武器屋のデブ親父。いきなり前宙かまして天井にぶら下がりながら2丁拳銃したり、いきなり背中からボヨーンと銃が飛び出してきたり、いきなり全裸で車から降りてきたりするので、観ているこちらは気が気でない。しかも最後はあっさり退場。次回作では是非「ブレインデッド」のカンフー神父と共演させてほしい。 7点(2004-09-01 23:42:34) |
45. 28日後...
見始めてからグイグイと引き込まれた。前半の終末的な雰囲気も見事だが、軍隊と合流してからの「死霊のえじき」的な展開も良い。この乾いたタッチはある意味「ドーンオブザデッド」よりも本家「ゾンビ」に近いかも。 7点(2004-08-10 18:42:00) |
46. スチームボーイ STEAM BOY
大きな力をめぐり三つ巴、四つ巴の大乱闘。最後はひたすら破壊の大スペクタクル。良くも悪くも「AKIRA」から全く進歩していないストーリーは大いに結構だが、それだったら強烈なバイオレンス描写も盛り込んでほしかった。ロイドとエディには本気で殺しあってほしかったし、スカーレットは暴走したスチーム城の歯車に挟まって血まみれで圧死すべきだった。勿論、音楽は芸能山城組で。もしそうだったら「AKIRA」を越える大傑作が生まれたかもしれないのに・・・。 [映画館(吹替)] 5点(2004-08-07 11:15:26) |
47. Avalon アヴァロン
冒頭の戦闘シーンからOPクレジットまでの流れが泣ける程カッコイイ。ズンチャズンチャズンチャズンチャ♪ア~ヴァロ~ン!ってな曲も素敵すぎ。あーやっぱ川井憲次氏の曲はスゲェや。だがその後はひたすら睡魔との闘い。食ってる人間の口元ドアップで見せんなよ!また犬が出てきたよ!とか突っ込んでるうちに迎えるスタッフロール。ズンチャズンチャズンチャズンチャ♪ア~ヴァ~ロ~ン!あーやっぱ川井憲次氏の曲はスゲェや。って印象に残ったのは音楽だけかよ! 5点(2004-07-15 14:25:59)(笑:2票) |
48. ドーン・オブ・ザ・デッド
やられた!ロメロ版より断然アルジェント版を好む私にとって、このスピーディな展開は堪らないっす。特に後半、武装バス2台でゾンビの山を蹴散らしながら爆走するシーンは、ゾンビ映画史に残るであろう名シーンだと思います。かつてのピーターとロジャーも(そして勿論サビーニ様も)見れたことだし、もう言う事なし! 10点(2004-05-20 09:41:59) |
49. ジュラシック・パークIII
さすがに3作目なのでマンネリ気味か?とも思ったけど意外や意外、前振り無しのテンポの良さに思わず引き込まれました。登場人物の具体的な紹介も無く、恐竜達にパクパク食われていくのは清々しいものがあります。 7点(2004-05-11 21:30:27) |
50. 死びとの恋わずらい
映像化された伊藤潤二作品の中ではトップクラスの出来。主人公二人の演技が学芸会レベルだけど「うずまき」に比べれば全く無問題。完全に主人公を食ってしまっている三輪姉妹の怪演も必見。 7点(2004-03-08 21:23:02) |
51. イノセンス
原作のエピソードをごちゃ混ぜにして、上手いこと一つのストーリーにしているのには感心。前作同様、大和言葉を使った歌も印象深い。お話自体はそれほど難解でも無いけど、前作を見ていないと意味不明なシーン(少佐の登場や2501云々)が多いのが気になります。一見さんには物凄く不親切なので、前作を見て楽しめた人限定の映画。 8点(2004-03-06 22:22:15) |
52. ジェイソン
ビデオジャケットを見る限り13金シリーズだと思いがちですが、殺人鬼がホッケーマスクを被ってるのと、登場人物の中に「ジェイソン」という名前の人がいるだけで関連性はありません。殺戮場面の肝心なところでシーンが変わってしまうため、まるで炭酸の抜けたコーラの様な印象。 3点(2004-02-15 20:15:43) |
53. 10日間で男を上手にフル方法
ラブコメはあまり見ないのですが、これは素直に楽しめました。後半からある程度展開が読めてしまったのが残念。 6点(2004-02-10 22:15:27) |
54. けものがれ、俺らの猿と
このテの映画は評価が難しい。「起承転結」では無く、「起承転転転転・…」と果てしなく続く感じ。徹底した不条理っぷりを楽しむ映画なので突っ込むのは野暮ってもんだけど映画としてはどうよ?コレ。 5点(2004-01-31 22:46:10) |
55. 地獄の黙示録 特別完全版
やっぱ何と言っても印象に残るのはワルキューレのシーン。ここまでヘリが格好良く見える映画を私は知りません。それと「フルメタルジャケット」のハートマン“冷凍マン庫”軍曹に次ぐ名(迷?)キャラ、ギルゴア“サーフィン狂”大佐の存在も良かったです。サーフボードを盗まれたことを根に持って、ヘリで追いかけてきたシーンには大いに笑わせてもらいました。王国に入ってからの展開は人それぞれって感じでですね。私は前半の方が好きですけど。 7点(2004-01-29 19:44:24) |
56. メトロポリス(2001)
とにかく映像が美しい。音楽の選曲も見事。手塚治虫のアニメというよりも、手塚治虫のキャラが大友克洋の世界観に存在しているという感じで、そのミスマッチさが良かった。最後のティマの「私は誰?」の台詞が印象深い。 8点(2004-01-22 11:49:07) |
57. 狗神
景色と裸体を楽しむだけの映画。 3点(2003-12-06 17:35:52) |
58. ゴジラ×メカゴジラ
パイロットが自閉的だったり、ロボットなんだけど生物だったり、暴走したりと、何処かで見た新世紀アニメに似てるのはご愛嬌。夕日をバックに停止するシーンまでそっくりだったのは笑えましたけど。でも特撮のレベルはかなり高いので、戦闘シーンは迫力満点。ゴジラ映画としてでは無く、巨大ロボット映画として見れば結構楽しめます。 7点(2003-12-02 22:08:42) |
59. キル・ビル Vol.1(日本版)
この映画の醍醐味はなんといっても青葉屋の大立ち回りでしょ。クレイジー88のメンバーを斬っては捨て斬っては捨てのエンドレス。時間と共に、青葉屋が阿鼻叫喚の地獄絵図と化していくのが理屈抜きで楽しめます。それにしても、誰一人として銃器を使って襲ってこないのが不思議でしょうがない。やはりこれもタランティーノ映画の成せる業なのか? 9点(2003-11-28 20:58:39) |
60. サトラレ TRIBUTE to a SAD GENIUS
良い作品であることは認めるけど、もっと短く出来たでしょうコレ。特に孤島に住んでたサトラレと出会うシーンは必要無いと思います。ラストのお婆ちゃんごめんねシーンも最初は泣けるけど、だんだんしつこくなってきて一気に冷めてしまいました。う~ん惜しい。 6点(2003-11-12 20:45:11)(良:1票) |