41. 嫌われ松子の一生
《ネタバレ》 中谷美紀ファンだけに、この作品は見ないで置こうと思っていたのですが。やっぱり、見ないとけばよかったわね。とても暗くなりがちなストーリーをミュージカル仕立てで、コミカルに演じているのだけれど、どうもなあ。相手役のくどかんや劇団ひとり、荒川ららなんかは個性的で面白かった。一番好演していたのは、弟役の香川照之かなあ。私は、筑後川も荒川も近所に住んでいたから知っているんだけど、確かに河川敷が広くて、とりとめもなく広い川という点が似ています。一緒に、見ていた中学生の子どもに、こんな人間にはなるなよと最後に教訓を垂れました。 [DVD(邦画)] 5点(2007-11-13 17:14:24) |
42. 俺は、君のためにこそ死ににいく
《ネタバレ》 作者は、タイトルに思いを込めているのだろうけど、なんか覚え難くありませんか。それだけ、どうでもよい作品でしたね。やはり、岸恵子はどうかな。田舎町の食堂のおばちゃんにはスマート過ぎて見えません。それから徳重君。印象の薄い人ですよね。まあ、あまり俳優のインパクトが強すぎると岸恵子みたいに嘘っぽくなるから、その意味では適役なのかも。筒井君の隼が離陸直後に失速して墜落するんだけど、あれは事故か、それとも覚悟の自殺なのか。この作品からの収穫は、特攻機は海軍のゼロ戦というイメージが変りました。特攻は陸軍もしていたんだ。だから、軍服も階級の呼び方も違うし、乗ってる飛行機は隼なんだ。もっとも、隼っていわれなければ、ゼロ戦と思ってみていたと思うんだけど。 [DVD(邦画)] 5点(2007-10-30 12:33:06) |
43. 鬼畜
《ネタバレ》 岩下志麻がとっても怖かった。赤ちゃんが死んでしまう場面では、泣けてしまいました。この映画は、銀座の名画座で松本清張シリーズと銘打ち「砂の器」と2本立てで見たのですが、この映画でとても情けない父親を演じる緒方拳が、「砂の器」で善人役の警察官役で登場してきたときはなぜか館内、大爆笑でした。それだけ、この情けない父親はインパクトありましたよ。 [映画館(邦画)] 5点(2007-10-26 14:46:44) |
44. シコふんじゃった。
《ネタバレ》 この映画は、ビデオで借りて何回も見ました。80年代前半の学園風景やその当時の大学生気質がよくでていて、とても懐かしく見ることができました。ミスターの伝説はとても面白かったのですが、立教大学では語り継がれているものなんでしょうね。山形の田園風景で流れるフォークルの名曲もよいです。柄本明が笑わせない役を演じた最初ではないでしょうか。デブ役の田口君。これで終わるのかと思ったら、なんとまだ役者を続けていますね。竹中直人のトウのたった大学生は、最高です。周防監督の最新作のレビューを書いていて、この作品を思い出して書き込みました。 [DVD(邦画)] 10点(2007-10-05 11:50:10) |
45. サウンド・オブ・サンダー
《ネタバレ》 マントヒヒとトカゲの化け物は、いただけないわな。 [DVD(邦画)] 5点(2007-10-02 00:38:37) |
46. それでもボクはやってない
《ネタバレ》 これは、誰にでも起こりうることだけに、主人公と一体になって、最後まで見ることができました。比較的冷静だった主人公が、だんだん苛立ちを隠そうとしなくなる様子や判決が出た後でのモノローグが印象的です。結末は、このレビューでわかっていたのですが、無罪になるのではと思わせておいて、最後に落とすところはあざといです。裁判官や検事が組織の人間であり、やはりそこには先入観や自己防衛が働くなどということが、この作品を見てわかりました。裁判での有罪率が99.9%というのもショックです。裁判官や検事役の俳優の憎たらしいこと。普段、いい人キャラを演じているだけに少し怖いです。周防監督の作品は、今までなんだか浮世離れしていて、そこが好きだったのですが、この作品で見方を変えました。蛇足ですが、弁護士役の瀬戸朝香さん。私はこの人が出ると、彼女の左利きが気になってしようがありません。最近、採点が辛いので10点をつけました。 [DVD(邦画)] 10点(2007-09-26 11:46:31)(良:1票) |
47. トゥモロー・ワールド
《ネタバレ》 DVDのパッケージのあらすじに引かれて、見たのですが、はっきりいって退屈でした。なんか、暗くて人が死ぬシーンも多くて、ついていけなかったです。イギリスえいがって、どんだけって、感じです。 [DVD(字幕なし「原語」)] 2点(2007-08-23 17:22:51) |
48. 椿山課長の七日間
《ネタバレ》 今までに見た浅田次郎作品の映画のなかでは、そこそこかなあ。ただし、西田敏行の存在感の負うところが大です。浅田作品の主人公は、中井貴一や堤真一などではかっこよすぎてだめ。まして、高倉健なんてとんでもない。やっぱり、西田です。余貴美子も、はまってました。でも、和久井映見さんはなんか違うんだなあ。癒しケイなのかも知れないけど、この役には合わん。 [DVD(邦画)] 5点(2007-06-14 19:27:15) |
49. 7月24日通りのクリスマス
《ネタバレ》 主人公の変身ぶりに疑問。メガネをとって髪型を替えて、ださい服をブランド物にすれば美人になれるというのは、安直過ぎて、いかにもひきこもりの少女漫画家の世界です。「電車男」の女版なんていうから、大概期待はずれでした。中谷美紀さん、最近、映画出すぎですよ。 [DVD(邦画)] 3点(2007-06-02 12:28:23) |
50. 地下鉄(メトロ)に乗って
《ネタバレ》 映画と小説は別物。この辺を弁えた上で鑑賞しないといつも失望させられる。ご多分にもれず、とても違和感を感じてしまった。浅田次郎のこのての小説の主題はやさしさであるのだが、いままで「鉄道員」も「壬生義士伝」も「ラブレター」も失望の連続でした。まあ、それも私の主観に違いないのだが。丸の内線は、赤に白のライン、波型の線が入った昔の形がよかったわなあ。この主人公は地下鉄そのものなのだが、なぜ岡本綾の住む場所が方南町で、中野坂上で乗り換えて、新中野には絶対いかないのか。なぜ、出征前の父親が、銀座線に乗っているのか。なぜ、主人公が恩師に会うのが永田町の駅なのか。この辺は、東京に住んでいても地下鉄お宅でないとわからない。まして、地方の人は地理がわからないし、その蓋然性は分からないと思う。このあたりを丹念に説明すると、違う見方ができると思うのだが、限られた時間で作られた映画では無理。私は、この小説で地下鉄お宅になったので、わけのわからないことを書いてしまいました。ごめんなさい。 [DVD(邦画)] 6点(2007-04-16 15:27:46) |
51. フラガール
《ネタバレ》 蒼井悠は将来の大物を感じさせます。岸部一徳は、存在感のあるいい俳優になったなあと思います。しずちゃんのお父さん役は志賀勝。きづかんかったわ。なにせ、実話を基にしている映画といわれるとそれだけで感動してしまう癖があります。 [DVD(邦画)] 7点(2007-04-05 16:41:52) |
52. トンマッコルへようこそ
《ネタバレ》 毎日新聞の社評がよかったので、楽しみにしていました。ほかのレビュワーの方も書かれていましたが、村長が「村人をまとめるのは、腹いっぱい食わせたこと」。これは真理ですね。とても印象に残りました。最後のシーンも、想像していたラストとはぜんぜん違っていて、なんだか国連軍が侵略者のような扱いを受けていました。この監督は、左に傾斜しているように見えるのは僻目でしょうか。それとも、私が右に傾いているのでしょうか。 [DVD(字幕)] 5点(2007-04-05 16:36:25) |
53. 間宮兄弟
塚地が賞を取っていたので、見ましたけど、私はこの監督の作風は好きになれません。とても独りよがりが、押し付けがましく感じてしまいます。ただ、この映画を見て分かったことは、「おたく」と「趣味人」の違い。おたくは、女性にもてないんだ。沢尻エリカは、バッチギからかなり成長しています。 [DVD(邦画)] 3点(2007-03-01 17:01:16) |
54. 出口のない海
《ネタバレ》 「俺たちの大和」に比べて、地味だった印象があったんですけど、作品的にこちらのほうが好きです。まず、大言壮語する威張る軍人がでてこない。戦闘シーンがあっても、血が飛び散ることもない。潜水艦の閉塞感と緊張が伝わってきます。ローレライとは、大違いです。好きだったシーンは、最後、主人公が事故で閉じ込められての手帳に思いをつづるシーンです。三浦友和は、背中で演技ができるまでになりました。だんだん畑を耕す上野樹理もよかったです。優秀で人情のある艦長が、「回天戦、用意」と、部下を死に追いやるのに機械的に命令を下すシーン。これが、戦争なのだなと思います。最後に、竹内マリアの歌が流れるときは、涙が出てきました。ちなみに、私はこの大学の出身です。 [DVD(邦画)] 9点(2007-02-28 18:10:39) |
55. 硫黄島からの手紙
《ネタバレ》 去年の暮れに、NHkの硫黄島のドキュメントを見たので、少しものたりなかった。主人公のパン屋まで死んでしまったのでは、あまりに暗くなるので、生き残れて、やったあと思いました。やっぱり、玉砕を義務付けられた戦場では、いろいろなことが起きるのですね。潔いやつや卑怯なやつ。いろんな日本人を描いていて、これがアメリカ映画であることを忘れそうになりました。英雄が一人も出てこなくて、よかった。 [DVD(邦画)] 7点(2007-01-10 17:20:52) |
56. イズ・エー
《ネタバレ》 津田、内藤と結構しぶいところが出ていたので、借りたのですがなんだこりゃって。ぜんぜん滑ってるやンケ。殺人事件が起こって、火薬が盗まれたのに、容疑者を連想したのが、主人公だけそんなことはないだろう。小学生だって、犯人に辿り着くぞ。最後のほうで、主人公の奥さんも死んでたことがわかるんだけど、ああそれでプレゼントがそのままなのかと思うんだけど、これ狙ってたとこなんだけど、なんか滑ってましたよ。とても暗い主題を俳優が一生懸命から回りで演じていました。 [DVD(邦画)] 2点(2007-01-04 21:33:22) |
57. 僕の、世界の中心は、君だ。
ほかのレビューアーが書いているように、現在のシーンが少なくてわかりやすかった。韓国の農村風景や海の景色がとてもきれいだった。最後に、平井健の曲が韓国語で流れるあたりは、よかったなあ。まあ、本家の映画の肝は、かっこよくない、普通の高校生にかわいい女子高生が「好き」と告白するあたり。このシーンを最後に持ってくるあたり、とtめおするどいぞ。 [DVD(邦画)] 6点(2006-12-26 15:36:00) |
58. パッション(2004)
なんか最近歴史物ばかりをレンタルしています。結局、キリストを殉教者として高めていったのは、残された弟子のペテロやパウロたち。この人たちが、キリスト教を作り上げていったのだと改めえて、考えてしまいました。ただ、ユダの描き方はあれでよかったのでしょうか。もう少し、彼を掘り下げても良かったのではないでしょうか。とにかく、あまりに血が流れるので、後半は気持ち悪くなってしまいました。 [インターネット(字幕)] 6点(2006-12-25 14:38:39) |
59. ハイド・アンド・シーク/暗闇のかくれんぼ
1週間前に、レンタルで見て、さあいざコメントを書こうとしたけど、ストーリーをほとんど憶えていません。やっと、やっと、思い出していますけど、最近のデ・ニーロの映画は、「おれは、演技がうまいんだ」というのが、鼻についてぜんぜん面白くありません(あれ、これはほかの作品にも書いたかな)。ということで、「タクシードライバー」はよかったなあ。 [DVD(邦画)] 3点(2006-12-12 16:31:07) |
60. フライトプラン
《ネタバレ》 この映画を見た後、偶然NHKの番組でジョディーのコメントを聞きましたが、もともと主人公は母親でなくて、父親だったそうです。ジョディーがこの役をやりたくて、大幅に脚本を書き直したそうです。これで、この映画はよくなったのか、どうなのか。ぼくは、ジョディーはイラン事をしたなあと思います。 [DVD(邦画)] 5点(2006-11-27 21:27:45)(笑:1票) (良:1票) |