41. 忍 SHINOBI
《ネタバレ》 見てきました、映画館。こちらのレビューで意外に評判がいいので期待したのがまちがいでした。台本が陳腐、VFXになんの新しさもない。サブキャラで面白そうな奴ほど、説明したと思ったらあっという間に死んじゃって、仲間由紀恵は大根でアクション映画の主人公なのにアクションせず、オダギリジョーはもともと趣味じゃない映画だからいやいや演じていて、最後の二人の対決シーンはまったく見せ場になっておらず…。「あずみ」の監督が評価されるわけだ。他がひどすぎる。自分捨てて演技した椎名吉平に2点。 [映画館(字幕)] 2点(2005-10-28 12:08:23) |
42. バンディッツ(2001)
《ネタバレ》 まったく予備知識なしに見てしまい、コメディだとは思いませんでした。正直犯罪者が勝つ映画は良くないと思います。そのせいか、最後まで笑えませんでした。しかし、ラスとのオチはありがちながら、私は最後まで気づきませんでしたので、そこだけ評価させていただきます。 [地上波(吹替)] 4点(2005-09-19 00:03:26) |
43. チアーズ!
基本的に暗い人間なので、チアの明るいノリはちょっと恥ずかしかったですが、ラストはとても誠意のある終わり方で、好感が持てました。しかしこの手のアメリカの青春映画は、男女がくっついたり離れたりするのが簡単で、軽すぎて少しついていけません。 まあ正直、こういう映画を見るには私が歳とってしまいました。 [地上波(字幕)] 6点(2005-08-22 20:39:53) |
44. 浮草
小津さんの作品を実はそれほどちゃんと見ていません。昨年は、なんでも生誕(?)100周年だったそうで、そんなにありがたく感じなかった私ですが、この映画は、かなり面白く見ました。旅芸人が自らをものすごく社会的に下に見た表現に痺れます。女の嫉妬に酔います。落ちてゆく青年に参ります。小津さんって、ものすごく泥臭い人なんだなあとちょっぴり共感しました。 [地上波(字幕)] 8点(2005-08-09 01:03:33) |
45. アンダー・サスピション
実に大人の映画です。ジーン・ハックマンひさびさにかっこいい映画に出ていたんだなあと思いました。 [地上波(吹替)] 7点(2005-08-09 00:51:40) |
46. 5シリングの真実
とても、地味な映画でした。あまりにも淡々としていて、あまり好きじゃありませんでした。まるで、昔の映画みたいでした。 [地上波(字幕)] 3点(2005-07-04 21:52:48) |
47. ペギー・スーの結婚
内容もノスタルジー全開ですが、私としても懐かしい映画でした。タイムスリップものとしては伏線の使い方などが、BTTFほど小気味よくありませんが、おばさんがタイムスリップしたと思えば、このぐらいのテンポではないでしょうか。何より久しぶりに見直してびっくりしたのはチョイ役で出ている俳優陣です。キャスリン・ターナーの娘役に「恋愛小説家」や「ハート・オブ・ウーマン」のヘレン・ハント、ニコラス・ケイジのコーラス仲間にジム・キャリー、そしてターナーの妹役にはなんと、幼き日のソフィア・コッポラ監督が配役されているではありませんか!みな大物になる前の姿で、これこそまさにタイムスリップ! [地上波(吹替)] 7点(2005-05-05 02:07:08) |
48. レイジング・ブレット/復讐の銃弾
エド・ハリスにキーファ・サザーランドは、なぜこの映画に出たのか理解に苦しみます。この映画から、アメリカのものすごく嫌な部分、銃社会の抜け道を見せ付けられます。どうして、映画のエンディングがこう描かれなければならないのか。がっかりします。 0点(2005-01-05 12:52:51) |
49. シャンプー
《ネタバレ》 色あせた印象をもつ昔の映画。「俺たちに明日はない」のような今見ても色あせない感じはこの映画にはないですね。ビバリーヒルズで、雇われ美容師をする主人公は、彼女がいながら、金持ちの奥さんや昔の彼女と本能のままに情事を重ねる。映像センスに光るものは感じないし、ストーリーもなんか単純。主人公の描かれ方も単純で、成り上がりたい男が、結局女で身を滅ぼしていく・・・のかな?同じシノプシスでも、いまの監督たちが描けばもっと面白くなりそうだいけど。ウォーレン・ビィーティは、「俺たち…」以外にあまりいい作品はない感じしますね。 7点(2005-01-05 12:27:40) |
50. キル・ビル Vol.1(日本版)
年は4つ上だけど、タランティーノが少年時代に見てきた番組って自分に近いんだろうなあと感じてしまった。カンフー映画も、時代劇も、熱かったもんなあ。そんな大好きな世界を自分のなかで見事にパロディ消化して、それでいて音楽の使い方とか、編集センスとかがいいから、変なのにへんじゃない。ここまで徹底して変だと逆に感動的だとおもいました。圧巻です。 10点(2004-12-03 17:06:06) |
51. 突入せよ! あさま山荘事件
長野県警のあの描き方は、ひどすぎるだろう。県警から文句は来なかったのかね。またストーリー的に警察側の見方のみの非常に一方的なところは、警察官僚が描いた原作から考えればある種のリアルさ(あの事件における警察官僚の見解)を感じるが、この右極化する時代にこれを映画化することに薄ら寒さも感じる。作りもいかにも日本映画、もっとスケールの大きな演出は出来なかったのか。これがリアリティなのか。よくわからない。 5点(2004-09-13 18:49:37) |
52. オルランド
バージニア・ウルフってこんな物語を書く人なんかいとびっくりしました。ティルダ・スイントンが非常に美しく、奇妙な物語も彼女の魅力で最後まで引っ張られました。ある種のSFでしょうか。 5点(2004-09-13 18:36:45) |
53. アタック・ザ・ガス・ステーション!
いかにも韓国映画が突き抜ける前のちょっとダサい感じ。ただのバイオレンスではなく、過去話にもって行くあたりが実にアジア的な感じがします。ただ過去話がバイオレンスに向かうための説得力として欠けていると思う。あと、最後のロールで、どうしてそんな風になるのというその後の物語がいまいちです。コメディならコメディで、過去話はいらなかったのでは? 3点(2004-09-13 18:31:24) |
54. PARTY7
鮫肌があまりにもだめだったので、まったく期待していなかった。しかし、意外にもかなり楽しめた。前作は、原作への思い入れが強かったために、受け入れられなかったのかと思ってしまうほど、笑えた。特に、バラバラだった登場人物が、壁一枚隔てて、つながった瞬間は、まいった。過去話とのカットバックも非常に効果的。『茶の味』が楽しみではある。 5点(2004-08-30 13:20:44) |
55. ダメージ
ルイ・マルの健在っぷり感じた一作。ジュリエット・ビノシュの出ている作品としては、カラックスの作品以外では一番好きです。ビノシュの汚れ役っぷりが、カラックス作品から入った私には衝撃的でした。主人公の堕ちて行く姿に、興奮したものです。 8点(2004-08-19 18:31:16) |
56. ショコラ(2000)
ファンタジーです。ハルストレム監督にしては、ちょっといまいちでした。 4点(2004-08-19 18:19:27) |
57. サイダーハウス・ルール
「シッピング・ニュース」を見て、同じ監督のものをと思い見ました。「シッピング・ニュース」が自分好みのストーリーだったので、この作品はどうかなあと思っていたのですが、何度か泣きそうになりました。トビー・マグワイアの抑えた演技は、非常に好感が持て、マイケル・ケイン演ずる孤児院の院長の愛情に、胸を締め付けられました。また、華を添えるシャーリーズ・セロンの美しさにやられました。やはり、孤児院の子供たちと言う愛情に飢えた子供たちが主人公と言う時点で、泣けます。それをうまく泣かしてくれる映画にしているのがさすがハレストレムと思いました。また、「堕胎手術の成否」という、もう一つの難しいテーマを嫌味なく表現している点でもすぐれた作品だと思います。 8点(2004-08-19 18:09:32) |
58. ココニイルコト
《ネタバレ》 真中瞳が家にきたら、とりあえず押し倒すだろう。押し倒さないところが偽善的で男が書いた台本とは思えない。あと真中瞳が広告代理店クリエーティブ局のコピーライターというのもまったく納得できない。どう見ても普通のOLだろう。クリエーティブでのし上がるようなオーラが映画の中でも、まったく感じなれない。最後、上司の奴らは真中瞳の才能を認める(?)くだりがあるけど、彼女の何を見て認めた設定なのかまったく分からん。キャスティングと台本が全くあっていない、真中瞳の役には辛酸なめ子を推薦する!3点! 3点(2004-08-16 22:14:08)(笑:1票) |
59. アクシデンタル・スパイ
《ネタバレ》 なんか、まとまりがない映画。ビビアン・スーが、ヒロインで出てきているのに、死に方があまりにも呆気なく、始めは、記号を読み解いていく推理ドラマ、途中から麻薬組織と戦うカンフーアクション、そしてみなさんご指摘通り最後はなぜか「スピード」になってしまう。まあ、ある種のパロディを意識しての作りとは思うが、客はきっと気持ちについていけないだろう。ジャッキーの変わらぬアクションスターぶりに4点。 4点(2004-08-16 21:53:22) |
60. シッピング・ニュース
結構、厳しい意見が多いのにびっくりしました。私は結構楽しめました。生きていることに喜びを感じないトラウマを抱えたダメ男が、父親の故郷であり、一族の因縁を抱えた地、ニューファンドランド島で魂の再生をしていく。ある種、日本人にも共感できるテーマのような気がします。ケビン・スペイシーのダメ男演技は、前回作、「アメリカン・ビューティ」で培われたものでしょうか。ジュリアン・ムーア演じる未亡人の後半での告白は、女性のプライド、心の痛みをとてもよく表現しているような気がします。是非30歳以上の既婚者に見てもらいたい佳作です。 8点(2004-08-10 14:24:26) |