41. 変身(2005)
原作の、というか純一の持ち味を生かせてない点が最大の失敗。 事件前の不遇ながら「気弱で優しい」地の彼をしっかり認識させる 場面があったなら、悪の京極との落差もより際立ったろうに残念。 あれじゃただのどこにでもいる青年ではないか、と思った。 あとも原作の上っ面をなでただけ、という印象で惜しすぎる。 ただ初めはミスキャストでは?と懸念していた蒼井優ちゃんの好演 は嬉しい誤算だったのでその5点です。(大和もそうだったけど) 彼女は泣きが入る演技がむっちゃいいなあ。 [DVD(邦画)] 5点(2007-02-28 06:24:00) |
42. 日本沈没(2006)
「ローレライ」に続く実写アニメの第二弾という印象。 設定といい、カットといい、ご都合展開といい、 もうアニメ臭プンプンですから。 (リアリティより俺の萌えを優先するという感じで) 主演二人もどうせラブコメだろ~という観客の予想を 裏切るストイックな配置にしてほしかった。 せっかく日本が舞台なのだから、 当たり前のように享受している平和な日常のありがたみを もっと感じさせてくれる映画になってたら良かったのに。 唯一良かったのは主題歌くらいかな。 草薙君は主役という器じゃないし、柴咲さんも「やる気ある?」 と今回は思ってしまった。 [映画館(邦画)] 4点(2006-11-29 09:02:26) |
43. 男たちの大和 YAMATO
博識な皆様のツッコミもうなずけるのですが、私は好きです。 レンタルで借りたら一発でハマり、限定版を買っては時々見ています。 自分としては下士官や水兵が主役だったり、 炊事場や銃座という地味なポジションが メインの舞台になっていたのも新しくていいと思いました。 付属の冊子を見ると「これは反戦を声高に叫ぶ映画ではなく、 あくまで青春映画なのだ」みたいなことを書いてあってやっぱりね~と。 私は映像の作りにも(及ばずながらも)ハリウッドに真っ向から挑む! みたいな大和魂を感じました。良質な映画であることは間違いないので、 今後もこういう作品はどんどん出てきて欲しいです。 あ、ちなみに水兵たちのメイキングも見応えたっぷりでした。 [DVD(邦画)] 8点(2006-11-29 08:47:42) |
44. 妖怪大戦争(2005)
太もも&アギがええという評判につられて、どれどれと見てみました。 子供向けという前提で見ても「つまんねー長えー」という感想でした。 特にアギは存在意義がようわからんままで・・栗山ファン以外は誰も 納得しないのでは。飛行機につかまって移動する辺りだけはクスッと なりましたけど、あとはただ田舎の風景しか楽しめませんでした。 また鬼太郎が実写化されるようですが、大丈夫でしょうかね。 [ビデオ(邦画)] 4点(2006-08-30 11:02:44) |
45. 逆境ナイン
「それはそれ!これはこれ!」は至言ですね。 私も愛用してます。田中さんが派手に初登場して、 全体がスローモーになる辺りが一番面白かったかな。 あと試験勉強をするキャプテンに合わせて 夜の町中で練習するナインとか。 最後の試合も明らかにあり得ませんが、許せました。 島本さんの漫画を映像にするとこうなるのね、という見本ですか。 (個人的にはガッツマンもやってほしい。主演はもちろん・・w) あと掘北真希ちゃんは確かにかわいいです。 [ビデオ(邦画)] 6点(2006-08-23 11:20:45)(良:1票) |
46. リンダ リンダ リンダ
けだるげなギターの香椎由宇と茶髪が大人っぽい三村恭子、 か弱そうなのにドラム!の前田亜季ちゃんの女子高生ぶりが見所という感じ。 全体としては言いたいことはわかるけど、あまりにゆるいムードに 「一度見たら十分」とすぐ返しちゃいました。 メイン四人かブルーハーツのファンでないと辛いものがあるかもしれません。 [ビデオ(邦画)] 6点(2006-08-23 11:10:09)(良:1票) |
47. 深紅
《ネタバレ》 掘北真希ちゃんの八年後が内山理名さんになるとは どうしても思えない・・それ以外は面白かったです。 殺戮シーンも手加減されていたのが ちょっと物足りなかったかな。 なぜ都築が保証人になったのかも 原作を読まないとフォローできないので、それも損してる印象。 ラストは二人の新たな門出で爽やかでした。 [DVD(邦画)] 8点(2006-07-30 17:16:45) |
48. 春の雪
原作は未読ですが、清顕のひねくれっぷりが女として不可解でした。 子役の時と顔が違うし。妻夫木君の気取ったエリート学生という役どころは ハマってたと思いますが。聡子は大人しそうで芯は強い、という所がよく わかりましたし、行動も一貫していて、主人公としては彼女の方が好きだと 思いました。この二人はドラマ「ランチの女王」でも共演していますが、 全然向き合う雰囲気が違うのはさすがですね。竹内さんもお嬢様ぶりが素敵。 で、聡子が脱がなかったのに失望という件ですが、 あれは当時の女性の奥ゆかしさを表現したのかも・・と取りました。 裾の中を他人に見せるくらいなら自害していたであろう時代の話ですから。 本命の前でもコトが終わったらさっさと着ていたんだろうと。(苦しいですか?) しかし松枝父子はそろって何ちゅう親子や、と思いました。 DVD購入の人だけが見られる「未公開シーン」もなかなかえがったですよ。 [DVD(邦画)] 7点(2006-05-13 16:36:11) |
49. 忍 SHINOBI
《ネタバレ》 日本の四季や風景など映像は綺麗だなと思いましたが、肝心のお話が薄いです。 主演二人もセリフを言い合ってるだけで、恋人同士という印象がありません。 会ったこともない忍びの最期がなぜわかるの? 朧が眼を突いたぐらいで止める甘い作戦なら初めからしないでしょー?とか 脚本家の感覚を疑ってしまう内容でした。 いいところもあるだけに半端な出来が残念です。 あとOPのしつこい鷹?のCG映像はいらないと思う。 キャラでは天膳がクールで良かった。 朧の仲間さんも衣装などはハマってました。 女性陣は特に美形ぞろいでしたよね。 [DVD(字幕)] 6点(2006-03-17 19:48:58) |
50. 日本沈没(1973)
リメイク版の予習に見ました。結構昔なのにSFXとか頑張ってるなぁという印象が 却って新鮮。冒頭の深海探索と大地震のパニックシーンが一番ドキドキしました。 「エヴァ」や「トップ」のガイナックスファンにも別の意味で盛り上がる要素 たっぷりです。今の映画は綺麗だけど退屈というイメージがあるので、しばらくは 昔の邦画をもっと見ようかなと思いました。(この映画の樋口さんのリメイクには 期待してます)丹波さんの首相は人間味溢れてて良かったです。あのウルウル場面 には私もウルウルしました。あと、日本人の観客はこんな状況になったら自分は どうするかな~と無意識にでも考えるかな?と思いました。(あっさり飛び出す人、 愛する母国と心中する人、色々でしょうね) [ビデオ(字幕)] 8点(2006-02-05 13:26:54) |
51. ジョゼと虎と魚たち(2003)
「障害」はあまり意識せず、男女の一つの恋物語として見ました。 恒夫は同情ではなくジョゼの風変わりさと料理に惹かれたんだろうし、 ジョゼは単にカッコいい恒夫の人懐っこさに気を許したんだろうと。 二人とも「障害者は壊れ物」なんて意識が無かったからこそ芽生えた恋 なんだ、だから終わりも淡々としてるんだ(これでいいのだ:笑)と思いました。 恒夫は何人も掛け持ちしてけしからん、という意見もあるかもしれませんが 恋の多さも彼の人間味を増す助けになっている筈なので、 ジョゼとの別れも彼の心の肥やしになっているでしょう。 別れの後、ジョゼが日中に堂々と外に出て行くようになったように。 何だかんだ言っても「恋はええのお☆」というのが結論です。 あ、あとジョゼが脱ぐシーンは自然で可愛いと思いました。 当方女ですけど、数々のラブシーンはオマケ程度に見てましたね。 ラブホのシーンが一番綺麗だったかな。 あの兄ちゃんも柄は悪いけどいい人だ(笑) 恒夫がいなくなっても彼がいるじゃん、なんて思っちゃいました。 [DVD(字幕)] 8点(2005-12-22 16:45:39) |
52. 海猫
いくら希な美人でも、 漁師の嫁なんて気も体も強くないと務まらないだろうに。 性格が暗くて、船酔い体質で、二人目を生んだ後は寝たきりで・・ よくもらったよなという感じ。それでも薫はけなげに頑張っていたのだけど。 「邦一はあとでグダグダ文句たれるぐれぇなら、初めっがら小島聖さんの方と 結婚してれば良かったんだよな」「んだ」(←正直な気持ち) 一番悪いと思われる人が被害者面をしているのはどうなんだとも思いつつ、 薫たちが飛び降りた後のエピローグは割と好きだったりします。 [DVD(字幕)] 8点(2005-12-22 16:28:11)(良:1票) |
53. スケバン刑事(1987)
いかにも「お祭り映画」的な話とキャストでしたね。 TVは二作目の途中で挫折したのですが、支障なく見られました。 今考えると確かにヨーヨーでヘリ撃破はあり得ません(w あの時戦ってたのもお決まりの岩場でしたし。 当時は初代の斉藤由貴はどうして出ないんだろうという疑問を感じてましたが、 メインは南野さんみたいだし、出ても手持ち無沙汰かな。 (それとも初代は亡くなったのか?思い出せません) しかしあの杉本哲太の妹役はトロくさい上に足手まといの裏切り者キャラで かなりイライラさせられました。兄のピンチ電話もはよ出んか!と思いましたよ。 南野さんの私服も時代を感じさせます。 [地上波(字幕)] 6点(2005-12-06 17:06:51) |
54. あずみ2 Death or Love
これは映画じゃない、彩ちゃんのプロモビデオなんだと思えばどんなに酷くても 腹も立たないんでしょうけど・・グロスの輝くぷるるんな唇を見せたいだけ?な 食堂での意味のないバストアップの長写しとかは「何なんだこれは!」でした。 いくらアイドル映画でも、アクション時代劇という建前がある以上は前作程度の ストイックな演出を通して欲しかったです。あとこずえが間抜けすぎで悲しい。 説明台詞の多さは一見の観客への配慮か、前からのファンをバカにしているのか? すべてにおいて半端な映画だな~という印象でした。棒読みの安住アナもいらね。 [DVD(字幕)] 3点(2005-10-16 07:57:16) |
55. 千里眼
心理学のマメ知識などなかなか勉強になりましたし、意外性のある展開も良かったです。まさかと思う人が敵のボス、というのは定石といえば定石ですがうまく騙されましたね(単純だから)。水野さんのアクションも確かにマトリックスばり。あれだけやりあって傷一つつかない辺りは凄いです。その後の基地の仕切りっぷりも。リアリティなどそっちのけで主演二人のカッコよさを描きたかった映画なのかなと思いました。 柳葉さんの患者→復帰の経緯はよくわからないままでしたが・・細かいことは考えないでおこう。東京湾観音なんて本当にあるんですね。名所になってるのかな? [ビデオ(字幕)] 7点(2005-09-14 09:18:32) |
56. ゴジラ×メカゴジラ
評判通りゴジラの影が薄いですね。冒頭からいきなり出てきた理由は何だったのか。 ちょこっと暴れては帰る、の繰り返しで目的がよくわかりませんでした。 この映画の為に体を鍛えたという釈さん目当てで借りてみましたが、制服関係以外は 特に印象に残るものはなかったです。メカゴジラ作る時もわざわざ初代の骨を使わなくても100%メカでいいじゃんとか、こんな展開だったら操縦もリモコンじゃなく初めから乗り込めばいいじゃんとか突っ込みの嵐でした。音楽は良かった気もするけどいつもこんな感じなんですよね。これからはテレビ放映だけ待ちます。 [ビデオ(字幕)] 5点(2005-09-13 12:48:40) |
57. 最後の晩餐(2004)
原作の脚色は構いませんが、もっとうまく調理してくれてたら・・ Vシネレベルのチープさ。ワクワクできてたのは三輪さんが食べられてる辺りまで。 あとはどうでもいいようなご都合シーンの連続でげんなり。 上げ底のカツサンドを買ってしまったような残念さです。 これならそのまま忠実に映像化した方がもっと面白かったと思います。 肝心の解体描写もユルユルで不満が残りました。 ということで加藤さんの美形さとラブシーンだけ評価します。 [ビデオ(字幕)] 3点(2005-09-12 17:49:27) |
58. 東京タワー
映像もお話もキレイごとで埋め尽くした映画です。 劇中の修羅場もどっか白々しくて。 ましてやラストは絶対あり得ないだろうと! トオルちゃん、この期に及んでまだ詩史さんに尻尾を振るのか? 詩史さん、結局アンタはトオルより自分が可愛いだけじゃん。 夫と別れて寂しいからすがっていたいだけなんだろ、と激しくツッコミました。 トオルにも捨てられたらどうする気なんだか。 夫もトオルも諦めて一人で生きていく、というオチなら受け入れられましたけどね。 不倫云々は個人の問題なので語りません。 ついでに言うとトオルのママも息子の溺愛ぶりが凄すぎて引きます。 「私の一部」なんて言う所は何か気持ち悪いと思いました。 お話より全編の映像の美しさに7点です。 [ビデオ(字幕)] 7点(2005-09-12 17:40:12) |
59. アルスラーン戦記
文庫本第一巻をアニメにしたというそれだけの映画。 これのおかげで各キャラクターのビジュアルイメージが固定されましたが・・ 有名なテーマ曲「王都炎上」以外はこれといって唸るものがありませんでした。 [映画館(字幕)] 5点(2005-06-07 13:40:29) |
60. ラブ・ストーリーを君に
映画自体はベッタベタのお涙ちょうだいモノです。 原作もあまり好きになれなかったし。 当時はゴクミファンだったのでタイアップも含め それなりに楽しみましたが、 彼女は本当に女優よりセレブの嫁さんが似合っていますね。 [ビデオ(字幕)] 4点(2005-04-14 14:22:24) |