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プロフィール
コメント数 97
性別 男性
年齢 58歳
メールアドレス r1100gs@u01.gate01.com
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41.  デビルマン
物語という意味では「キャシャーン」よりマシ、もちろん「デビルマン」という原作をそれなりになぞっているからであって、決して脚本が優秀なわけではない(わざわざ書くまでもないと思うが)ミーコと少年のエピソードも原作からインスパイアされているとはいえ、この「映画」のオリジナルとしてそんなに悪くない、また監督なり、脚本家なりの思惑がどこかで狂って迷走してしまったようにも見えない(キャシャーンは明らかに迷走していた)役者が大根でもよい作品は存在する、CGがショボくても「ローレライ」はがんばっていた、それでは何がいけなかったのか?それは壊滅的なセンスの悪さとやる気の無さ(上手い下手ではない「やる気」である)だと思う。職業(やる気)監督(センス)として最も許されない仕事なのではないだろうか?作品のレビューとしては関係ないが、ニコニコしながら舞台挨拶に立つ永井豪の姿には正直彼の神経を疑った。(本来なら原作に敬意を払って1点ぐらいつけるところだが、そういうこともあって0点)
[DVD(字幕)] 0点(2005-04-23 00:52:41)
42.  トルク
なんといってもY2Kが出演してるってだけでも私みたいな「おたく」はたまらんもんがあるのですが、ほとんどCGだし音もなんか違ってた、実車はもとっと「ヒューーーーン」っていう耳障りな高周波なんだけどなあ、Y2Kに限って言えば実車のほうがバカ度が高いです(排気圧で人が吹っ飛ぶシーンはよかったです)で、作品ですがバカ映画だと割り切れば楽しめます、と言うか私の場合割り切ってなかったけど途中から割り切れましたから、それなりにデキはいいんだと思います。それにしてもダートを走っていたオフバイクがよく出来てるなぁ、静止画で確認しようとしたけどプロポーションとポジション(ハンドル位置ね)が違うのとタイヤが細いぐらいでベースがなんなのか全くわからないほど作りこんである、基本的にアクションシーンでのバイクの「吹き替え」はあまり好きじゃないんだけど、これだけ作りこんであったら許しちゃいます。あと気になったのが登場人物達がバイクのことを「バイク」と発音していること、あれってほとんど和製英語でどっちかと言えば「自転車」のはずなんだけど「バイク」って聞こえる、でも警官などはちゃんと「モーターサイクル」(もしくは「モト」)って言ってるし、最近は「バイク」って言うのかなあ?
7点(2005-03-23 23:22:52)
43.  クイール
まぁ、個人的には決して劇場には足を運ばない類の作品なんですよね、たまたまテレビでやってたので家族で観たんだけど、素直に「いいなぁ」と思ってしまいました、私などは汚れすぎていてこういう素朴な作品を評する資格なんか無いんだろうけど、それでも単純に「いいなぁ」と思うことができるほど、まだ青臭さが残っていた自分に7点
7点(2005-03-21 21:16:03)
44.  ローレライ 《ネタバレ》 
まぁ、80年代アニメブームの申し子達があの時代を単なるブームではなく「映画」の歴史に繋げたのが平成ガメラ3部作であり、その歴史は「キャシャーン」「デビルマン」へと続く「はず」だったのだが、ご存知のようにこの2本が大コケしたために、もはやこれまでか!?という切れ掛かった糸を本作がかろうじて繋いだ感はある。その重い責任を果たしたということで「日本映画」という冠を付けるのならば10点満点をあげたいところであるが、ここは冷静に「映画」としてレビューしたい。まずいくら映画化前提で書き下ろされたと言っても、原作を読んでしまえばアレを2時間の尺に収めるのにはちょっと無理がある・・が、まぁダイジェストとまでは言わないがギリギリの線で踏みとどまったシナリオではあり、登場人物の設定を大胆に変更しながらも原作と同じ結末へとうまく繋げている(無理矢理な感がないでもないが・・・)ただその「変更」は成功しているのだが、個人的に納得がいかないのも事実で、特に浅倉大佐などは本来彼が福井氏の代弁者であるにもかかわらず、未来の日本を語るシーン以外はただの狂人として書かれている、原作にあるカリスマ性を再現できればもっとストーリーに重みが出たのではないだろうか?大湊にいたっては登場させる必要があったのかどうかも疑問であり、案の定尻切れトンボでストーリーから退場してしまっている。高須に関しては土谷のキャラを合成して思ったよりもよくまとまっていたが、それでもフリッツの存在を削除してしまったのは解せない、(単純に尺の問題だろうが、まさかSSの制服がまずいとか・・・?)そして最も解せないのがイ507の最後、若者たちに未来を託しN式(このネーミングも謎、なぜナーバルではダメなのだろう?)を切り離したのなら、それは自分たちの死を覚悟していたわけであって、その最後をキッチリと書かなければお話にならないのではないか?ラストの「作家」の存在も微妙、彼が時計をチラッと見るまではよかったのだが、その後の「いい時計だな」のセリフが全てをぶち壊している。更にいえば歌が「椰子の実」でなかったことも残念、モーツアルトなんか持ち出すからあの感動的な合唱シーンが無くなっちゃったじゃないか!・・・・・とつらつらと不満を並べたが、他の人も書いておられるとおり新しい日本のエンターテイメントとして素直に評価したい、というより評価すべき作品である。
9点(2005-03-12 19:17:53)(良:1票)
45.  スクール・オブ・ロック
ディズニーばりに、かなりヌルイ脚本だったが、そこそこ楽しめた。脚本はヌルイが、全編ロックしていることに異論は無い。ただ、時代の真っ只中を生きたおじさんに言わせてもらえば、ロックってのは、こんな爽やかで気持ちのいい映画のテーマになるくらい「無害」なモノになってしまったんだなぁ・・とちょっと寂しくなってみたり。
7点(2004-10-31 00:07:36)(良:1票)
46.  ブラック・レイン
その後の松田優作の死というショッキングな要素を除外しても彼の演技には鬼気迫るものがあった(いや、病ゆえなのかもしれないが?)作品としてマイケルダグラスや健さんら主役級を完全に彼の怪演が喰ってしまい、全体として少々バランスが悪いことは否めないが、何かが突出することによる弊害というものを本来は否定するべきではないのであって、だからこそ世界に通用する新しいタイプの個性が生まれたのである。そういう意味においても彼の死はやはり残念でならない。名監督リドリー・スコットにして、「最高も悪役」の座をルドガー・ハウアーから奪い取った男、松田優作になら10点どころか100点ぐらい献上したい。
8点(2004-10-28 02:04:29)
47.  ダイ・ハード
メジャー俳優(当時はそれほどでもないが)主演でハリウッド大作で、非道なテロリストが悪さする勧善懲悪モノで、巻き込まれ型の熱血刑事モノで、って、こう書くとツマラナイ作品の説明をしているようですが、文句なしの傑作、いや奇跡の作品と言ってもよいでしょう。これでもかと詰め込まれたプロットがひとつも破綻せず、それぞれが、それぞれの仕事を完璧にこなしている神業とも言える脚本の完成度、やっぱ映画ってまず脚本ですよね、ブルース・ウイルスが生理的にダメな私でも9点献上させていただきます。(ファンなら文句なしの10点満点) 惜しむらくは、これに続く2、3、がイマイチなこと。
9点(2004-10-28 01:50:05)
48.  アルマゲドン(1998) 《ネタバレ》 
細かい事を言えば、冒頭、海底油田プラントの上で銃をブッぱなしているあたりで「ああ、SFじゃないんだ、」と思った。 核爆弾でロデオしているシーンを見て「ああ、やっぱりコメディだったんだ」と思った。 ラストは「ええから、はよ押せ!」とマジメに思った。 コメディとしてなら4点ぐらいあげてもいいかな。 
2点(2004-10-28 01:35:17)(笑:1票)
49.  ロード・オブ・ザ・リング
この作品のレビューを記すべきかどうか、かなり悩んだのですが、こんな人間もいるということで、あえて書いてみたいと思います。実は私、ファンタジーがダメなんです。好きとか嫌いとかじゃなくて、生理的に受け付けないんです。努力はしました、よい、と言われる作品は結構見ました、この作品もそのひとつです。でもダメなんです、どんなに雄大な素晴らしいシーンを前にしても「ファンタジー」という冠が付くだけで、なんだか絵葉書のような、血の通っていない単なる「絵」に見えてしまうのです、なんというか、自分と繋がっていない、接点が感じられないんですよね、これがSFならば大丈夫なんです、遠い未来、または遠い世界に思いをはせることができるんです、「スターウォーズ」をファンタジーと呼ぶなら、あれは例外的に楽しめました。で、この作品ですが、やはりダメでした、その作りこみや技術に目を向ければ満点だと思います、間を取って5点ということで・・・早く私の曇った目を開いてくれるファンタジーに巡りあいたいです。
5点(2004-10-26 01:02:29)
50.  フルメタル・ジャケット
なんだかんだ言っても戦争の狂気を描ききったのは、こいつと「地獄の黙示録」ぐらいではなかろうか?しかし「地獄の黙示録」が直接的に戦争を描いているため、どうしても絵空事と捕らえられかねない(私達戦争を知らない世代はとくにそう、作品の質はまた別問題)のに対して、「フルメタルジャケット」は日常の延長としての戦争そしてその恐怖、狂気がある。前半の題材として直接的な戦闘ではなく海兵隊の訓練所を舞台にしたのもそのためだろうし、(しかしこの作品で私は「言葉の暴力」というものを始めて知った・・)冒頭のバリカンシーンなどは正に日常と非日常の境目を表現している。このような前半があるからこそ戦場を舞台にした後半になんともいえないリアリティを感じる事ができるのだろう、ラストの行進は正直ゾッとした。キューブリックの仕掛けた罠にまんまとはまった感じ。
9点(2004-10-26 00:49:09)
51.  恋の門
いやあ、今年はどうも思わぬトコロから秀作が降ってくる年ですな。 「マインドゲーム」同様、期待していない、つーか、存在さえも知らなかった作品なんですが、人から薦められて見てみると、これがなかなか。 松田龍平って大根なのであまり好きではないのですが、この作品の場合はキャラ設定とシナリオと演出に助けられてますね、とはいえ主人公である門が美しくなければこの話は成立しないので、このキャスティングは正解だと思います、まぁ父親譲りの美貌はいいとしても、演技力がイマイチでもこの存在感はスゴイ、石原裕次郎などもそうですが、「スター」ってのはこういうわけのわからないオーラみたいなものが無いとダメなんでしょうねぇ。龍平君の今後の精進に期待する意味で-1点。で、ここまでは普通のレビューなんだけど、その他にもヲタクネタがツボにハマリ過ぎ、ユウキ・コスモとキッチ・キッチンのコスプレをした中年レイヤー(キッチンは大竹しのぶ!)が、20年前にホコテンで竹の子族とどーのこーの、ってこんなネタいったい何人の人間が理解できるねん、映画版のイデオンが公開されたのが22年前で大竹しのぶが47歳だから公開時は25歳、20年前に27歳で当時はまだアニパロ漫画家だったゆうきまさみなんかが参加していた「明るいイデオン」に参加していたとしても矛盾はないわけですが・・・(って、やっぱ誰もわからんゾ!)
9点(2004-10-25 00:30:42)
52.  MIND GAME マインド・ゲーム(2004)
あえて感想を言えといわれれば、フランス映画的な不条理な展開(実際はそれほど不条理でもないのだが)がどうこうということになるだろうが、正直言って、この作品を評する言葉を俺は持っていないのかもしれない、なんだかよくわからないけど胸に響く・・・いや違う、俺の胸なんか突き破ってどこかに飛んでいってしまった、そんな作品。ただひとつ確実に言えるのはネイティブな関西弁の恐るべきパワー、俺自身が関西弁ネイティブだからだろうが、現実離れしたシーンの数々にこの「言葉」が有無を言わせぬリアリティを与えている、これだけは間違いない。(関西圏以外の人がはついていけるのか、ちょっと心配) 先に書いたようにこの作品を評する言葉を俺は知らない、すなわち批判する言葉も持たない、それでも観て損をしたという気持ちは無い、少なくとも未知のものに触れることはそれがどんなジャンルのものであってもハッピーでスリリングだ、というわけで採点放棄の10点満点。 ps近いうちにもう一度劇場へ足を運びたいとおもう。
10点(2004-09-04 20:01:42)(良:1票)
53.  華氏911 《ネタバレ》 
う~む、テーマがテーマなだけに評価し難い作品ではある、不謹慎、と言われるのを覚悟のうえでエンターテイメントとして評価するなら前作より劣るのは間違いない、なぜなら前作には「銃」という明白な「悪(もしくは「必要悪)」がテーマだっただけにコロンバイン高校の事件は悲惨ではあるのだが、悪と分っていながらも銃を持たざるをえないアメリカという国家の滑稽さを笑うことができた。また監督も過度に主張するのではなく、終始「なぜ?」という疑問を投げかけていたのがエンターテイメントしていい方向に働いていたと思う、言ってみれば前作は「誰もわかっている」事をおもしろおかしく監督が代弁していたに過ぎないのだ(だからと言って作品の質が低いわけではない、念のため)しかし本作は監督の主張の映画である、政府の主張はウソだらけだ、と批判するのは結構だが、監督であるマイケル・ムーアは真実だけを話しているのか?これは別に監督の主張はウソだ、と言っているのではない、彼から私が学んだ事を実践すれば当然そういった疑問が浮かんでくる、「銃=悪」ならまず疑問は湧かないが(おそらく多くのアメリカ人も)ブッシュを含む政府高官の言う事は全てウソでマイケル・ムーアの言う事が全面的に正しい、という認識はこれはこれで危険ではある。特に日本のワイドショーがよくやる文脈を無視したコメントの引用などは、どうも素直に信じられないし笑うことも出来ない、また愛国者だった女性が子供を失ったことによって批判者に転じるくだりなどは、あまりにも話が出来すぎていると言われても仕方が無いだろう、そもそもムーア自身も「人道的な戦争」の欺瞞を指摘していたのに、息子が戦死したからといって主張を変えるこの女性の心理を私は理解できない、もちろん肉親を失うことは何よりもまして悲しいことであるが、「戦争=死」という子供でもわかる(と私は思う)認識がこの女性には欠けていたのである、息子に軍隊を薦めた責任をこの女性はどう思っているのだろう、(戦争など人道的であるはずがないのだ)こういうテーマはエンタテイメント色を削ってでも出来る限りフェアにやるか、そうでなければ安易に手を出さないほうがよかったのではないか?
6点(2004-08-22 03:00:59)(良:1票)
54.  X-MEN2
アメコミに詳しくない私は、ひたすら重く、ある意味難しい本作を観て「ほんまにええんか?」と心配になったものだが、マニアな友人の話によるとアメコミとは本来こういう話が多いんだそうだ、それにしてもB級エンターテイメントとして売るなら、前作を観ていないユーザーをバッサリ切ってしまうのはいかがなものか?とも思う。内容的には、何でもアリな展開が安直な気がしないでもないが、そこはそれ「Xメン」とはそういうものだ、という説得力がある、これは作品が優れているというよりもブランド力によるものであるのは間違いないのだが、個人的には一昔前のSFマンガ、例えばサイボーグ009なんかを見ているような感覚でけっこう楽しめた。 ただ、どうもしっくりこなかったのがウルヴァリンの戦闘シーン、あんな武器(?)で闘っているのだから、シーンはもっと残虐なものになるはずなのだが、レイティングの関係からか肝心な箇所は巧みに隠されている、別に残虐でなければいけないわけではないのだが、ウルヴァリンの場合、そういう「痛い」表現は必要なのではないか?そもそも隠しているだけでやってる事は同じなのだし、スタッフも苦労して「痛さ」を表現しようとしているのはわかる、これは本作への苦言と言うより、「見えなかったらOK」といったどっかの国のポルノ規制のような意味の無いルールへの苦言としておく。 それにしてもミスティークの夜這いシーンは凄かった、お色気シーンが大好きな私でさえ「出てけ!」って気持ちになるほどの嫌悪感(イイ意味で)を感じた。 
7点(2004-06-15 00:42:17)(良:2票)
55.  たそがれ清兵衛
「ラストサムライ」がアメリカ人向けに作られた「侍」映画(別にウソを描いているわけでもないし、これはこれで名作である)だとしたら、本作は明らかに「日本人」による「日本人」のための「侍」映画だと思う。「ラストサムライ」では、あくまで「侍」の華の部分にスポットを当て、その滅びる様を美しく描いたのに対して、「それだけが侍ではない」と本作は語りかけてくる。「侍」というものを本質的に理解していない(まぁ、現在の多くの日本人もそうではあるのだが)人たちにとっては前者のほうが受けがいいだろうし、少なくともエンターテイメントとして成立しやすいのは間違いない、しかし「たそがれ清兵衛」はそこから一手踏み出して、スーパーマンではない、等身大の「侍」というものを描き出した。(まぁ。結局はスーパーマンであるのだが・・)「侍」に未知なる神秘性などを求めるものには理解できないだろうし、オスカーを逃したのもわかる気がする。技術的には全体的に暗い画面つくりや逆光で顔面を潰した表現など、どれも文句は無いのだが、余五善右衛門のギョロリとした目の表現などはもう少しオーバーにやったほうが、組織というものに理不尽に潰された哀れな侍の狂気が際立ったのではないだろうか、むしろそのあたりでエンターテイメント性を高めたほうが、より多くの人に受け入れられたと思うのだが(黒澤監督の「乱」みたいに・・・)「寅さん」シリーズが肌に合わない私は山田洋次監督の作品は「キネマの天地」ぐらいしか見ていないが、思わぬ拾い物をした、そんな感じである。余談だが、久しぶりに丹波哲郎の名優っぷりが見れて、ちょっとビックリ。
9点(2004-06-12 18:50:32)(笑:1票) (良:2票)
56.  タクシードライバー(1976)
最初に観たのは20年近く前になる、それほど印象に残った作品ではない、しかしそれはトラビスの行動に何一つ疑問を感じなかったからだ、作品を覆う暗い雰囲気もごく自然に理解できた、というより自分自身が似たような環境にいたのだろう、それから月日がたって今見返してみると、今でもトラビスの心情は理解できるのだが、身勝手でワガママな男にも見えてくる、所詮社会なんてそんなもんさ、と達観している自分がいる、あの時代、私はトラビスのように爆発こそしなかったが(モヒカンにしてみたりはしたが・・笑)恐らく何かに(おそらく全てに)イラついていたんだろうと思う。若き日の怒れる自分に9点
9点(2004-06-07 00:04:27)
57.  生きる
観始めて10分「ちょっとキツいかも・・・」と半ば困惑していたのだが、酒場で小説家に告白するシーンあたりから無意識に背筋を伸ばしている自分がいた。ただ、志村喬の迫真の演技は驚愕に値するが、少々過剰な感じがしないでもない、エピローグ(にしては長いが・・・)の葬儀のシーンにしてもあの結論を導き出すには少々遠回りな気がする、しかし、私が今でも黒澤監督の最高傑作と信じて疑わない「7人の侍」と「生きる」どちらの志村喬がよいかと問われれば迷わず「生きる」と答える。これは黒澤作品というより志村作品といったほうが良いのかもしれない。
9点(2004-06-04 02:03:42)
58.  ラスト サムライ
「オレって最高!」男のトム・クルーズ制作とあって期待もしていなかったし劇場に足を運びもしなかったのだが、なかなかどうしてオモシロイ・・・んだけど、なんというか日本人として色々考えさせられる部分が多く、素直に楽しめない、そういう思想的なしがらみの無い外国人のほうが一級のエンターテイメントとして楽しめたのではないだろうか?と、思ったのだがアメリカ人にしてみれば今度は自分の国が自国の価値観を金のために押し付ける「悪い」国として描かれているわけであって、なんでわざわざこんな映画を作るのか、って気がしないでもない、もしかしたら日本人の心(武士道?)ってのは大国アメリカの象徴ハリウッドに「保護」してもらわにゃならんくらい絶滅の危機に瀕している・・・と言う事なのか?
8点(2004-05-25 00:33:19)
59.  アポロ13 《ネタバレ》 
まったくもって正しいCGの使い方の見本のような作品、「フォレストガンプ」などもそうだが、想像もできないようなモノを表現するのもCGだが、表現し難いものを表現するのもCGだと思う、あとジャンボジェット急降下無重力撮影など、ハイテクとローテク(?)をうまく駆使して非常にリアル(に見える)映像を作り上げている。(スタッフはゲロゲロだったんだろうなぁ・・・)見事としか言いようがない。シナリオがどこまで史実に忠実かは知らないが、これまた文句ない出来。あえて難クセをつけるとすれば、大気圏突入時に連絡が途絶え(これは事実らしい)再び無線が回復する感動的なシーン、ここは史実がどうあれ、トムの声が先で映像が後だと思うのだが、いかがなものだろう?
9点(2004-05-23 23:21:26)
60.  パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち 《ネタバレ》 
なかなかの良作、特に「呪い」がネガティブなだけのものではない、という発想がおもしろかった、ただ、ラストがキレイに収まりすぎの感がないでもない、例えば、洞窟での一騎打ちの後に3人で船出してどっかに逃げちゃうとか、で、あの提督が「追えー」とか言いながらルパンと銭型みたいなノリで終わっててもよかったのでは?個人的にはデップはやっぱり3枚目だったのがよかった、ところで、ターナーが呪いを解いたのはスパロウが撃った後だったような気がするのだが・・・?
7点(2004-05-23 23:02:30)
022.06%
122.06%
211.03%
311.03%
466.19%
599.28%
61616.49%
71515.46%
81212.37%
92828.87%
1055.15%

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