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41.  舟を編む 《ネタバレ》 
言葉に対して、改めて真摯な気持ちで生きていこう…。 そう思わせてくれた この映画に感謝しています。 宮崎さんの「嬉しいけど、読めないじゃん!」は、見事でした。 その後に続く「辞書で調べなさいよ!いや、調べないでいい」 やり過ぎるとコミカルになってしまう難しい台詞・流れだと思うが、 絶妙な雰囲気でした。女性の気持ちの揺れ動きがヒシヒシ伝わって来る。 それにしても「愛」に「あ・い」の音を充てた人は、誰なんだろう。 それって、50音順が確定する前の時代なのかな?。 母音のトップ1・2じゃないですか。そこまで考えて名付けたのか?。 最も大切なものに、その2つの音を充てた人を尊敬します。偶然?。
[映画館(邦画)] 8点(2013-04-16 18:41:05)(良:1票)
42.  ハスラー 《ネタバレ》 
今観ると、少し長いような…。 粋がってる男の成長物語かと思わせつつ、あんまり成長しない主人公。 大負けしても友と別れても女と出会っても指折られても、 相変わらず「もう少しで勝てたのに~」が続く。 「人生、大切な事は、勝ち負けじゃない」とか「金じゃない」とか悟る訳でもなく、 結局「ほら、最後には俺が勝ったぜ~」という結末。 結局「ハスラーは、こんな生き方しか出来ません」というダメ男の物語。 金持ちにも勝ち、ファッツにも勝ち、最後に少し苦悩を言うが、 「俺(達)が彼女を死なせてしまったんだ~」いや、遅いよ。遅過ぎる。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2012-12-15 18:28:17)
43.  ロスト・イン・トランスレーション 《ネタバレ》 
「東京は、こんな風じゃない」と言う人も沢山いらっしゃると思いますが、 すみません、こんなもんですよね?。実にサエない東京の町並み。 他の映画で実際以上にカッコよく日本が写ってると嬉しくなったりするもんですが、 この映画は、そのまんまの正直な東京。雑多で汚く品の無いネオン、ダサいタクシー、 ゲーセンで太鼓たたいてる若者、変な英語のマッサージ女、マニュアル通りの病院受付、 違いが分からないメニューの写真、アホっぽいバラエティ、アホっぽい司会者。 あ~、恥ずかしい。これがローマ、パリ、ロンドン、ニューヨークだったら、 旅行者は、むなしい虚無感に襲われたりしないのでは?。 そういう街が持っている奥行き、歴史、活気が伝わって来るのだと思う。 この映画を薄っぺらと批判するより、東京という街の薄っぺらさに気が付きたい。 戦後ドタバタと作って来た子どもの街なのよ。ソフィア、見抜いたんだね。 それにしても、スカーレット・Jの美しさが際立つ。ごめんよ、こんな街で。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2012-12-07 02:19:48)(良:1票)
44.  デイブレイカー 《ネタバレ》 
そんな映画があったんだ…ぐらいの気持ちで鑑賞。 そしたら、いやはやメッケモノじゃーありませんか!。 数あるヴァンパイヤ物の中でも、なかなかの傑作だと思う。 人類が皆ヴァン化し過ぎて食料(生き血)が足りない…そんな筋が新しい。 現実の国際社会における食糧問題を皮肉っているようにも見える。 ヴァンパイヤは想像上の生き物だが、妙な超人ではなくリアルに描いて欲しい。 この作品では、寿命こそ延びるが、異常な怪力になったり跳び回ったりはしない。 紫外線に弱くなる、通常の食物を受け付けなくなる、人間の血液を欲し血から養分を得る、 ストローみたいな犬歯で吸うのではなく出血した血を普通に飲み込む…など、描き方が自然だ。 そんなこんなはDNAが変化すれば有り得るんじゃないかと思えるギリギリのライン。 でも、ほんの一瞬だったが「鏡に映らない」という描写は止めて貰いたい。 いくら体質が変化したとしても、それは物理的にオカシイだろ?。 軍人たちが人間に戻った途端、次々と旧友に喰われるシーンは見事だ。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2012-12-07 02:16:11)(良:1票)
45.  きみに読む物語 《ネタバレ》 
純愛ド直球ラブ・ファンタジー。 今回2度目の鑑賞だが、かえって2度目の方が良かった。 1度目は「この先、どうなるの?2人は、大丈夫なの?」と、観ている間、ずっと気にし過ぎていた。 科学的な検証は横に置き「現代版おとぎ話」として受け止めたら、どうだろう。 こんな風に人を愛せたら、こんな風に生きられたら、そして、こんな風に2人で一緒に死ねたら…。 美しい映像と王道のストーリーをなぞるうちに、なぜだか無性に泣けて来た。 しかし、一方でロン。金持ちなのに徴兵され、戦争でボロボロ。 病院で出会った天使の様な女性と婚約。性格も良さそう。 でも、あんなこんなで結婚寸前にフラれる。元カレとヨメが…。マジで?。 ああ、もう、それは恐ろしいほどのホラーだよぅ…。慰めようが無い。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2012-10-03 23:33:13)(良:1票)
46.  “アイデンティティー” 《ネタバレ》 
90分にまとめてくれて、ありがとう。そんな感じ。 2時間モノにしていたら、ダレてしまっただろう。 題名からして多重人格モノだろうと分かってしまうのだが、 それでも、90分しっかり楽しませてくれる。 都合よく人が集まったり、都合よく洪水だったり、 都合よく電話も無線も通じなかったり…その辺の諸々も、 おっさんの頭の中なら合点が行く。 他の映画なら御都合と批判されがちな点を逆手に取った脚本は、見事だ。 やっぱり殺人人格は、最後まで残るんだろうな…と予感させるわけだが、 この女が意外と凶暴なのか?と思っていたら、あらま、ボウヤだったのね。 複数の人格が脳内で出会い殺し合う…いいんじゃないスか?。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2012-10-03 23:22:59)
47.  ジャンパー 《ネタバレ》 
ヒロイン見て「相川七瀬か?」と思いつつ鑑賞。 全然、正義に目覚めない珍しい主人公。それならそれで悪くは無いのだが、 彼の曖昧な表情と一緒で、最後まで善悪が中途半端に進む。 いっそジムキャリーみたいなイタズらっ子面で、 世界中で悪い事さんざんやっちゃうもんね!という笑い話にするか、 ウィル・スミスの「ハンコック」みたいに(少し内容、忘れてるけど)、 渋々ながら世の為に活躍するようになる話の方がいいのでは?。 母親も不思議だ。「お逃げなさい」と言うだけで「正しい事に使うのよ」程度の言葉もない。 あの母こそが「身を潜めつつ世界を救ってる政府公認ジャンパー」だと思ったのに…。 あれれ?。サミュエルは、アイアンマン同様で得体の知れない秘密組織のトップ役が似合う。 この映画の続編は止めて、ジャンパー君も「僕は、すっかり改心したよ」と アベンジャーズに参加すればいいのでは?。ところで、あの能力をフルに使い、 しかし世間にバレず、道徳的にアウトじゃない金の稼ぎ方は、何でしょう。 え~、取り合えずマフィアの隠し金庫から盗むってのは、どう?。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2012-10-03 23:12:56)
48.  プロメテウス 《ネタバレ》 
人類の起源を探る…が余計な大風呂敷だろう。予告ゆえの先入観が返って邪魔をする。 他の人も書いているが、単に「エイリアン誕生」でいいのに。 そう思った方が素直に楽しめる。太古の地球で自爆テロ的にDNAを撒く白マッチョ。 あの人、宇宙人(人類祖先)が造ったアンドロイドって事なんじゃないの?。 宇宙人本人が「地球って星に知的生物を発生させてみようぜ」という科学的試みの為に、 わざわざ遠方の星まで来て命を投げ出すだろうか。NASAの火星探査車と同じで、 「お前、ちょっと行って撒いて来いよ」とプログラミングするだろう。 長期冬眠装置から出て来た途端、会話も無しに暴れ出す。白くてデカいだけで賢くない。 そもそも何も発言しない。あれがアンドロイドなら、まあ仕方ない。 じーさんとロボットの「無駄でしたね」の会話が皮肉たっぷりで良い。 女性主人公が「きっと地球に行くつもりだわ、きっと人類を滅ぼすつもりだわ、 きっと大変な事に…きゃー」とか言ううちに、特攻決定。マジで?。 さて、黒オイルって入り込んだ生命体の遺伝子をイジって環境に適応するらしい。 男に入って女に入って白いタコになって、白マッチョに入って、 そんでベビーエイリアン誕生。解せねえな…。 全自動手術室に、あんなにタコが巨大化する栄養素は無いと思うのだが。 あの星は、究極生命体(黒オイル)を造ってみた実験場・保管庫なのでは?。 セロンとベビーエイリアンが、なんとも美しい映画だった。
[映画館(字幕)] 7点(2012-09-02 00:51:34)(笑:1票) (良:1票)
49.  コンテイジョン 《ネタバレ》 
余計な演出を省いたパンデミック・シミュレーション映画。 原発事故の後、アタフタするばかりだった日本政府・関係機関の対応を考えると、 もし、今これが日本で起きたら…と思うとゾッとする。 次の大地震や富士山の噴火が予想され、備蓄を心掛けましょう…と 一部で呼び掛けていたが、そう思ってる所へ発生するのが大規模感染かも。 政治力・経済力ともに弱体化しつつある今の日本で起きたら、 厚生省が「事態を注視している」うちに数週間経過しそうだ。 お子ちゃまの国・日本じゃマトモな対応出来ないだろう…と WHOから人が来るんだろうな。震災後のIAEAみたいに。 第2トモダチ作戦でオスプレイが患者を運んだら、とてつもない皮肉だ。 そうならない為の備えや仕組みが今の日本にあるのだろうか…と猛烈に心配。 やばい。明日、備蓄の飲料水を買い増ししておこう…。
[DVD(字幕)] 7点(2012-08-05 00:41:16)(良:1票)
50.  恋におぼれて 《ネタバレ》 
かわいいメグが、意地悪し放題。素晴らしい。 そりゃ確かに法律違反の連続だけど、それをステキに描くのが映画でありフィクション。 盗撮、盗聴、営業妨害、なんでもアリ!。良い子は真似しないでね状態。 嫉妬に狂う盗撮魔だけど、壁に白いペンキのシーンは美しい。 メグの腹黒いブラック・モードから白いワンピへの対比。やっぱりカワイイ。 いろいろ仕掛けて彼女を取り戻しても、サムは本当の幸せを感じられないし、 マギーも、あれほど復讐しまくったのに心が満たされない。 その辺が、まあ一応ギリギリの良識かな。 昔の誰かに執着しないで。大事な人は、ちゃんと他に居るでしょ?。 人生、前向きに!…って事で。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2012-08-05 00:35:48)
51.  ファーゴ 《ネタバレ》 
十数年ぶりに再視聴。そうそう、この雰囲気。やっぱり独特ですね。 とにかく、ダメな男たちのオンパレード。主人公、犯人2人は、もちろん、 4ドル払えの駐車場職員もDLRを誤解する警察官も含めて。 忘れちゃいけない、マイク・ヤナギタ。隣に座らないでっ!。 「世の中、こんなバカな男ばっかりでスミマセン映画」って感じ。 先の見通しないくせに「任せておけ!」と言いがちな男の虚勢。 湖上で撃たれ転ぶパンケーキ大男も、これからママに叱られる子どもの様。 極めつけは、逮捕のシーンで泣きじゃくるジェリー。 妊婦の女性警察官だけが唯一マトモ。 ラスト「ねえ、分かってる?」と世の中の全男たちへ問い掛ける。 「人生の幸せって、3セントの切手にあるのよ」かな?。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2012-07-29 15:49:35)(良:1票)
52.  ぼくのエリ 200歳の少女 《ネタバレ》 
ああ~もうっ!、オレなら、もっと上手くカクマってあげるのにっ!と思わずにいられない。 エリ「わたし、女の子じゃないよ」えっ?!え~っと、それは、ちょっと…。 それにしても、パパの血狩り雑過ぎ。そんな見晴らしの良い所で吊るさなくても…。 でも、もう彼は疲れていたのかな。終わりにしたかったのだと思う。 今まで、何百何千と手に掛けて来たのだから。 やはり、きっと彼も幼い頃あの子に恋した少年なのでしょう。 しかし、もっと上手い方法があるような気がするのだが。 あの子の身体能力が有れば、人里離れた場所で足が付かない様な獲物を見付けるとか。 輸血・献血が一般的な現代社会なら、その手の医療関係の仕事にパパが就くとか。 ラスト、オスカーと2人の生活が上手く行く事を願いつつ終わる。 希望と不安とが揺られつつ。最後のモールスは、なんて言ってるんだろう。 それを表示せず、観た人に考えさせるラストで正解なのかな…。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2012-07-27 03:20:07)
53.  八日目の蝉 《ネタバレ》 
揺さぶるなあ。自分の中のいろんな価値観を。 他人の子を誘拐して良い訳が無いのに、なんだろう、この気持ちは。 あんなにも悲しい「よろしくお願いします」は、未だ見た事が無い。 女性は単に産んで母になるのでなく、乳幼児期を共に過ごしてこそ精神が母になるのだろう。 その機会を奪われる残酷さ。他の人も書いているが、森口瑶子さん見事だ。 奪われた時間は、希和子が死んでも取り戻しようが無い事だと分かっている。 それでも「死んでしまえ!」と。それ以外に叫びようの無い実母の苦悩。 この映画は「今にも壊れてしまいそうな女」ばかりが登場する。 恵津子(実母)、希和子、恵理菜、千草。それにしても、マシな男が全く登場しない。  ここで誰も触れていないようだが、冒頭の「お詫びの言葉“も”ありません」は、 「謝罪の言葉“は”、ありません」と真逆の意味ではないのか?。 原作未読だが、あのタイミングで実母から罵られると、 「ひと言の謝罪も無い・謝罪する気持ちが無い酷い犯人」に見えてしまうが、 そこには、日本語のトリックもあるのでは?。 「謝罪の気持ちは言い表せないほどある。本当に申し訳なかった。 しかし、薫と過ごした日々を思うと何より“感謝”を言わずにいられない」 そういう逆説的と言うか、複雑な立ち位置ではないのか?。考え過ぎか?。  揺さぶられた勢いで、余計な事も書こう。 不謹慎かも知れないが「一夫一妻」の価値観って、本当に正しいのか?。 一夫一妻、多夫一妻、一夫多妻。もう、こうなったら「選択制」じゃダメ?。
[CS・衛星(邦画)] 7点(2012-07-11 20:28:27)(笑:1票) (良:1票)
54.  死ぬまでにしたい10のこと 《ネタバレ》 
美しいばかりの人物・物語にしなかった事は、有意義かも知れない…と思うけど、でも、ねえ。 夫の側にしたって「君が死ぬまでに(一緒に)したかった10の事」が有るだろうに。 いつ子ども達に伝えるかは別として、告知の後、余命に関し夫には伝えるべきだろう。 この場合、事実を伏せておく事が優しさや配慮とは思えない。 たまたま隣に居た、たまたま同じ名前の女性を「自分亡き後のダンナにピッタリだわ!」と 思ってる風だが、まったくもって妻側の自己満足なのでは?。浮気の穴埋めのつもりか?。 ヒゲのオッサンも「以前から恋していた誰か。せめて死ぬ前に告っておきたい」じゃなく、 最近ランドリーで出会っただけの「どうって事ない他人」。 上手く死ねなかった女の物語…って題名の方が合ってるのでは?。
[CS・衛星(字幕)] 4点(2012-06-20 22:27:12)
55.  昼下りの情事 《ネタバレ》 
終始「そんなオッサンの何処がいいんやねん!」と思わずにいられない。 ラストも「そんなに可憐に可愛く強がったら…、ああ~やっぱり」と、残念度高過ぎ。 あのまま別れればいいのに。親父も親父だよ。微笑んで見送ってる場合か?。 オッサンと別れて「あたしったら、一時の気の迷いだった。背伸びしちゃってバカね。 パパ、今回の事は勉強になったわ」「次は、いい恋するんじゃぞ」でいいのに。 これって名作なの?。オッサンは、カリオストロのルパンを見習えってんだよ。 耳に残った単語は「thin doll」。おヤセさんって、今でもそう言うのかな…。
[CS・衛星(字幕)] 4点(2012-06-20 22:20:37)
56.  メン・イン・ブラック3 《ネタバレ》 
アバターを3Dで観た時に「字幕と3Dは、相性が悪いな」と感じたので、 今回は吹き替えで鑑賞。主役2人の声優が合っていて違和感が無い事と、 ヒロインの登場が無いので本人の声じゃなくてもいいや…という事も理由です。 さて、字幕派の私が珍しく吹き替えを観た訳ですが、吹き替え良いですね!。 「お、ガガが写ってる」とか「今のは、ベッカムか?」など画面に集中出来て楽しい。 見間違いかも知れないけど、ウォーホールのパーティって、J・レノンっぽいの居ました?。 高層ビルからの飛び降りシーンなど、建築物の立体感は良く出てるんだけど、 人物となると難しいですね。紙の人形を前後ズラして置いた様な絵になってしまう。 もしかして、もともと3Dカメラで撮ってない?。 あとからソフトで3Dに変換すると、ああいう感じになるとか?。 映画そのものは、楽しかった。1作目のスカウト場面を見直したくなる。 でも、3Dで観る必要は無かったかな…。 そうそう、ラストISSっぽい構造物で運良く隕石を防いだって事らしいけど、 乗ってる人居なかったのか?。「良かったね!」の意味なのか微妙だったんだが…。 
[映画館(吹替)] 7点(2012-06-01 19:42:45)
57.  バトルシップ(2012) 《ネタバレ》 
意外と宇宙人が「専守防衛」でしたよね?。それって、どうなの?。 ハッキリ「無慈悲な侵略者」として描かないと都合が悪いのでは?。 ああ見えて「これからは、一緒に暮らして行こう。ウチにもおいでよ」な連中だったら、 どうするんだ?。警笛ならした後、大音量返されちゃったからパニくってたけど、 あの時点では、誰かが殺傷されたわけじゃなかったよね?。 そりゃ、コンニチワも無く「アンテナ借りまっせ」な人たちだったけど…。 地上基地の並んだ軍用ヘリを串刺し的に破壊するけど、民間人を故意に撃たない。 一応「そっち(地球側)が撃って来ないなら撃たないよ」という姿勢だった様な。 やっぱり地球外生物とのファースト・コンタクトを、軍人に任せちゃダメだな。 「うわー、得体が知れない!撃っちまえ!」になりがち。 いや、ちゃんと「悪者」だったと思うけどサ。 それならそれで、バリア内の駆逐艦に向けて「イキナリ撃って来る敵」って事で 良かったのでは?。なんで専守防衛っぽく描いたんだろう。 しかし、真珠湾周辺で日米が力を合わせて戦う…、もはや戦後じゃないね。 ラスト、あっけない様な。「XメンFジェネ」のキューバ危機のアレみたいに、 バリヤ外に居た他艦隊が皆来て「一斉砲撃!」でミサイル飛びまくりな「締め」だと思ってた。 提督だって撃ちたかっただろうに…。
[映画館(字幕)] 7点(2012-04-20 22:31:21)
58.  レポゼッション・メン 《ネタバレ》 
「それだけ、ばったばったと切り倒してピンクドアに辿り着いても、 更に殺人罪で追われるだけなのでは?」 「借金滞納データ抹消のために大量殺人って、なんじゃそりゃ…」と思っていたら、 あらま、そういう事なのね。ラスト、全く予想出来ませんでした。 そう言えば、息子が自分の味方になってくれてママを撃っちゃうし、 ボスを殴れたし、相棒が刺しちゃうし、彼女とも上手く行くし…。 いろいろと彼の願望が叶えられ過ぎなのは、そういう訳なんですね。 でも、幻想の中とは言え「回収偽装の後で爆破」なら「最初から爆破」で良いのでは?。 まあ、あの美しいシーン(男女で切り合う)を撮りたいんだろうけども…。 挿入する歌の選曲が上手いなあ。冒頭の「Sway」が特に素晴らしい。 「ダークシティ」で惚れた曲だった。こういう映画に不思議と合いますね。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2012-04-02 09:59:30)
59.  アリス・イン・ワンダーランド
3Dで、どう見せるか…に尽力し過ぎたのか?。 ストーリーが普通過ぎて、特に印象に残るものが無いのだが…。 唯一挙げるとしたら、「白の女王の両手の中途半端な高さ」かな。 あれ、けっこう疲れると思うんだよね。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2012-03-25 19:11:11)
60.  [リミット] 《ネタバレ》 
冒頭の長い暗闇から、驚かされました。あれ?ウチのレコーダー止まってんのか?…と。 途中、本国での生活シーンなど折り込まれるんだろうな…と思わせつつ、 やっぱり次も次も次も棺桶シーン。さすがです。 ニヤッと笑った監督から「こういう映画が有っても良いだろ?」と投げ掛けられている様な。 途中、ヘビが出て来ますが(月並みだけど→)「蛇足」かも。 私だったら「ヘビが出て行けるなら、周囲は砂ばかりじゃない。横は、土なのか?。 小さいけどナイフが有る。少しずつでも横に掘って行こう」と思うんですが…。 いくら精神的に追い詰められていたとは言え、自分の指を切るぐらいなら駄目元で掘る。 ラスト「ああ、助かる映画なのか…」と思ったら、主人公の幻想。上手いねえ。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2012-03-11 20:50:43)(笑:1票)
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